高潔なあなた 9話・10話・11話・12話 あらすじと感想

高潔なあなた

高潔なあなた 2020年 全24話 原題:一片冰心在玉壺

dim-sumさん

第9話 あらすじ

飛鳳楼の部屋に寧晋王と李栩が戻ると、施錠されているのに無人だった。不審に思い捜索した2人は密室を探りあてる。寧晋王から飛鳳楼と張堯佐の関係を聞いた包拯は、必ず真相を明らかにすると応じた。

夜中に開封府に自首した白盈玉の供述を聞いて、包拯は動機と状況証拠に矛盾がないと判断し牢に入れて判決を待つよう命じた。莫研は部屋を訪ねてきた展昭に事件はまだ解決していない、開封府に残りたいと展昭に訴えるが、人手は足りていると突き放され、開封府を去ることに。

蜀中へ向かった一行だが、萧辰は夜中に宿を抜け出し、張堯佐殺しは自分だと開封府に自首。追いかけてきた莫研が白盈玉の供述と現状の矛盾点を指摘し、包拯は萧辰に斬首を言い渡す。

飛鳳楼の秘密の部屋に侵入した李栩は、からくりにより負傷しながらも箱を持ち出していた。そして寧晋王と呉子楚に妙な服を着た男たちが取引をしていたと伝え気絶する。

第9話感想

萧辰は、白盈玉の父の敵を討つ望みを叶え、白盈玉は代わりに罪を背負おうとした。でも情に引かれて開封府に戻ったのですね。結果包丞が、たとえ悪人でも皇帝が無罪にした大臣を殺害して白盈玉を脱獄させようとした、と斬首を言い渡しました、彼は法に厳格です。そのあと皇帝が張堯佐を有罪にしたので流罪に減刑されますが、タイミングが良すぎ…でもまあ良かった。莫研は萧辰の犯行を立証する間、何度も念押ししてましたが、侠客として萧辰の行動を理解できても、役人ならどうなのか板挟みになったのでしょうね、ずいぶん成長した感じです。

一方の展昭も、法律第一だったのに包丞に萧辰の減刑を頼んだりして、前より柔軟になったのと思いました。萧辰や公孫策から助言を受けたのが効いたのか?

そして不器用な展昭と莫研の仲を取り持ちたい秦薇薇や4大捕り方、公孫策たちの行動が優しくて、とても温かい気持ちになる回でした。

第10話 あらすじ

皇帝からは寧晋王を通じて、開封府に張堯佐の不正蓄財の行方を探せと密命が下る。寧晋王は李栩が飛鳳楼は張風の「暗花」のアジトで、交易を行っていたと包丞に知らせる。そして交易品の箱を手に入れたが、箱は作った墨家の譚彰以外には開けられないと言う。

開封府に女侠客の段青衣が現れて、展昭に約束を果たせと飛鳳楼に呼び出す。2人の様子を邪推した莫研は、自分も一緒に行くというが展昭は却下。飛鳳楼で張風に疑われないよう抱き合う展昭たちを見て、莫研が誤解する。

張風は奪われた箱を探すために朝臣を動かして、寧晋王の家を探させようとする。李栩がケガをして寧晋府に居ると知った莫研は、事件が終わるまで開封から離れろと李栩に言う。寧晋府から開封府へ箱を移そうとした莫研は張風にさらわれ、李栩は、自分のカラスの動きで危険を察知、莫研を救い出そうとする。

第10話感想

萧辰から、莫研が幼いころ死毒を吸って死体を見ると発作が起きると知らされ後を託された展昭。2人はこれまで以上に接近すると思ったら、江湖でも有名な美女・段青衣が展昭と訳アリな雰囲気で現れ、やきもちを焼く莫研がかわいい。さりげなく見守る薇薇姐さん、素敵です。

段青衣は、夫でからくり名人の譚彰が張風に捕まり細工を作らされた上監禁されていて、その救出を展昭に頼んだのです。展昭は段青衣・譚彰の夫婦に江湖の恩があり、頼みを断れないのでした。譚彰は李栩が飛鳳楼から持ち出した箱の作者で、不正を探る上でも重要人物でした、うまくできてる。

この箱は、張風曰く60台分の荷と引き換えにしたそうで相当な価値があるのでしょう。李栩は妹分のピンチを知り、危険も顧みずに張風と戦い解毒できない毒を盛られました。捕まった張風は、展昭に何度も自分を殺さないと後悔すると言います、何かウラがあるのかも。張堯佐と不仲だったと家人も言ってたし、不気味な人です。

第11話 あらすじ

李栩は張風の攻撃を受け、莫研の腕に抱えられて亡くなった。捕まった張風は法廷で包丞の取り調べを受けるが、自供はせず自分を殺せるはずがないと強がる。包丞が首切り道具で脅すと、ようやく罪を認め、密室の地図を描きその後牢に入れられた。

寧晋王が宮中へ行き、皇帝に李栩が死んだと報告する。宮中では多くの大臣が皇帝に面会を求め、不正金の捜査を包丞から刑部の担当に移すよう要求していた。皇帝は寧晋王に、大臣たちが公務を放り出してまでここに来ている、悲しんでいる場合ではないと告げた。

寧晋王と展昭は莫研に気を使い、内緒で飛鳳楼に忍び込んで不正の金を探そうとする。莫研は心配無用と合流し、3人は段青衣と共に密室に潜入。「暗花」たちの攻撃をかわして譚彰を見つけ、崩れ落ちる地下室から脱出に成功、開封府に戻った譚彰はからくり箱を開ける。

そのころ牢では張風が死んだふりをして、検死のため牢に入った秦薇薇を人質にしていた。

第11話感想

密室の仲は迷路になっていて、4人は別れて譚彰を探そうとして迷子になってしまいます。武術が苦手な寧晋王は莫研に助けられますが、それでも盾になり莫研を守ろうとする良い奴です。李栩を巻き込んだ責任もあるでしょうが、本当に莫研が好きなんですね。

大臣たちが皇帝に直訴し騒ぐのは、包丞が事件を調べると忖度なしに罪を暴き、自分たちの罪まで暴かれるから?情けないです。たぶん張風はかなりの大物に操られていて、不正も大規模なのでしょう。

譚彰が開けたからくり箱に入っていたのは「見仙石」といい、粉にして吸う麻薬のようなものでした。こんな石に荷馬車60台分の価値がある?そして崩壊した密室の壁には宗国内ではなく、遼の地図。不正金に関係しているなら探しに行くのも大変そう…。

秦薇薇が人質になり何かあったら、莫研も耐えられそうにないです、萧辰が流罪になり李栩が亡くなって辛い莫研のためにも、何とか救って欲しいです。

第12話 あらすじ

張風は秦薇薇の首筋に陶器の破片を当て、剣を抜く展昭にどちらの動きが速いかとあざ笑う。結局張風と秦薇薇2人とも死んでしまった。莫研は悲しみのあまり法があるから後手に回って証人も秦薇薇も死んでしまった、と展昭に訴える。そこに皇帝からの聖旨が届き包丞は降格され展昭は牢に入った。

莫研は刑部にすべての証拠を引き渡せと言う聖旨に背いて、「見仙石」をエサに黒幕を引き出す作戦を実行する。そして石を奪った侠客の案内で黒幕が待つ寺へ行くと、そこに包丞たちが現れ寺を包囲する。

寺から出てきたのは包丞が10年追っている汚職官吏・龐吉で見仙石を床に叩きつけて壊し、去っていった。

開封府に戻った包丞は反省する莫研に、降格は皇帝も了解の上での芝居だったと話す。龐吉に裏をかかれて悔しがり、展昭を心配する莫研に、包丞は皇帝から新しく任務が与えられ、これが達成できれば名誉挽回できると話す。それは逃げた皇女を探すことだった。

第12話感想

李栩と秦薇薇を殺された莫研は、捕快として法を守ったから2人が死んだ、悪人はすぐに殺すべきと考えます。展昭が侠客として善人を救えなかったから、悪人を殺す侠客をやめ善人を守る役人になった、と言いました。莫研は納得したけど何だか説教臭い。川に親しい子供の遺体が浮いたのを見てから水に入れなくなった、と言うのもしっくり来ないなあ…。

夫を取り返した段青衣は、去り際に展昭を焚きつけて莫研との結婚を楽しみにしていると言って去っていきました。いつの間にか結婚が視野に、早い!

莫研は役人として龐吉を追い詰める決意を固め、龐吉が割った見仙石を復元。そして中の空洞に隠された「何か」を、龐吉が奪ったと推理しました。賢い娘だなあ。

新たな目標を見つけ、ますます成長していく莫研と展昭、それから当て馬になってしまった?寧晋王、遼に嫁ぐのを嫌って逃げた皇女の行方も気になります。

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