寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 2023年 全38話 原題:宁安如梦
目次
第1話あらすじ 「姜雪寧、人生をもう一度」
現代の作家・姜寧が連載中の小説『寧安如夢』は、皇后・姜雪寧が謝危に攻め落とされた皇城で自害するという悲劇的な結末を迎える。しかし作者自身がその結末に納得できず、「もし記憶を持ったままやり直せたら」という想いから物語を書き直すことを決意する。
その瞬間、物語の中の姜雪寧は、京城の酒楼で男装姿のまま目を覚まし、自分が18歳、まだ後宮に入る前の過去に戻っていることに気づく。信じがたい現実に動揺しつつ、燕臨と別れて実家へ戻る。
家では、実は乳母・婉娘に取り替えられていた出生の秘密や、実母・孟氏との確執を思い出す。夜通し帰らなかったことで家法にかけられそうになるが、雪寧は堂々と反論し、これまでとは違う態度を見せる。
さらに、かつての自分の甘さが原因で下人に財産を盗まれていたことに気づき、偽の帳簿を使って悪事を暴き、見事に取り戻す。その一部始終を、姜家を訪れていた太子少師・謝危が静かに見つめていた。
雪寧は謝危と再会した瞬間、前世で自分を死へ追いやった男の記憶がよみがえり、恐怖で身体が凍りつく。こうして、運命を知る者としての「二度目の人生」が幕を開ける。
第2話あらすじ「雪寧と芳吟、結ばれる心」
姜雪寧は、屋敷での一件を謝危に見られたことで、命を狙われるのではないかと警戒する。一方の謝危も、彼女が只者ではないと見抜き、四年前に彼女が自分の「離魂症」の秘密を知っていたことを思い出し、密かに監視を命じる。
燕臨は塀を越えて姜府に忍び込み、雪寧を重陽の灯会に誘う。だが雪寧は、前世でこの灯会がきっかけとなり、長公主・沈芷衣に恨まれた過去を思い出し、病を装って断る。
姜家には二つの宴の招待状が届く。雪寧は、前世で自分を支えた女官・尤芳吟が清遠伯府の庶女であることを思い出し、彼女に会うため単身で清遠伯府へ向かう。そこで虐待され、溺れかけていた芳吟を救い、彼女をいじめていた尤月を厳しく戒める。
宴の後、燕臨は雪寧を層霄楼で待つよう伝えるが、そこへ沈芷衣と薛姝が突然訪れる。過去の因縁を恐れた雪寧は、再び運命の歯車が動き始めていることを痛感し、逃げ道を探すのだった。
第3話あらすじ「燕臨の想い、雪寧の迷い」
雪寧は沈芷衣の目元の傷に「落桜妆」を施し、言葉巧みに彼女の心の傷を癒やす。沈芷衣は長年のわだかまりから解放され、雪寧に好意を抱くようになる。
その頃、層霄楼で謝危が刺客に襲われ、逃走する刺客は燕臨を待っていた雪寧を人質に取る。雪寧は、謝危が自分を見捨てるのではと恐れ、命がけで彼の方へ飛び込む。この行動により命は救われるが、謝危は雪寧に「燕臨を欺くな」と警告し、燕家との特別な関係を匂わせる。
夜の灯会で、燕臨は白果寺の前で雪寧に想いを告げる。その言葉は前世とまったく同じで、雪寧の心を揺らすが、彼女は口づけを避け、求婚にも答えない。
帰宅後、両親が妹・姜雪蕙を公主の伴読に推そうとしていると知り、雪寧は「自分は二度と宮中に入らない」と決意し、これを受け入れる。
一方、燕家の軍営では周寅之が暗躍しており、雪寧は前世の燕家惨劇を思い出す。彼女は周家を訪ね、言葉巧みに探りを入れ、彼が危険な人物であると確信。今度こそ、悲劇を未然に防ごうと心に誓う。
第4話あらすじ「雪寧、再び宮へ」
雪寧は周寅之への忠告で未来が変わることを願うが、ほどなく姜府に「伴読合格」の知らせが届き、本人も家族も驚く。燕臨は再び塀を越えて現れ、松の実を贈り、彼女を気遣う。雪寧は燕臨が周寅之と知り合ったと知り、強く距離を取るよう忠告する。
実は、雪寧が再び伴読に選ばれたのは、燕臨の働きかけによるものだった。彼は入宮の餞別として古琴を贈るが、雪寧は複雑な思いを抱く。
幽篁館では尤芳吟と再会し、彼女の置かれた厳しい立場を改めて知る。一方、館内では謝危が雪寧への態度を噂され、彼自身も彼女の存在を強く意識していることが示される。
宮中の考査では、雪寧は礼や香の作法をわざと失敗し、追い出されることを狙う。しかし厳格で知られる尚儀・蘇尚儀は彼女を咎めず、雪寧は沈芷衣の後押しがあったことを悟る。
それでも諦めきれない雪寧は、謝危が主宰する文試で滅茶苦茶な答案を書く決意を固める。
第5話あらすじ「宮中の試練と謝危の警告」
燕臨は雪寧を見舞い、改めて想いを示すが、雪寧は「一番大切な友人でしかない」と距離を引く。宮中では姚惜の縁談話が持ち上がり、張遮を侮辱する尤月の言葉に、雪寧は怒りを爆発させ、彼の卑劣さを痛烈に非難する。
雪寧は張遮との前世の記憶に心を乱されながらも、尤芳吟を通じて商人・許文益を助け、生糸を買い取るなど、着実に人脈を築いていく。文試では悪ふざけ同然の答案を書き、最後には亀の絵まで描くが、なぜか「上等」の評価を受け、周囲を驚かせる。
その夜、雪寧は四年前に知った謝危の離魂症を思い出し、彼に直接会いに行く。謝危は、彼女の入宮に自分も関わっていると告げ、半年間そばで観察したうえで「生かすか殺すか決める」と冷酷に宣告する。
家に戻った雪寧は、妹の落選を嘆く母・孟氏の不用意な言葉に深く傷つく。こうして雪寧は、愛と権力、そして命を賭けた宮廷の渦中へ、否応なく踏み込んでいく。

















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