万華楼~金糸が紡ぐ運命の恋~ 2020年 全36話 原題:九流霸主
dim-sumさん |
第25話 あらすじと感想
昭(しょう)王府での療養
卜語(ぼくご)閣を出たあとに襲われた竜傲一(りゅうごういつ)は、命の危険もあったが、李昭(りしょう)に助けられ、昭(しょう)王府で療養していた。竜傲一を捜していた小芹(しょうきん)や李清流(りせいりゅう)は、杜小仙(としょうせん)の言葉を頼りに昭王府へ行くが、「いない」と追い返されてしまう。しかし李昭は改めて小芹を呼び、また竜竹幇(りゅうちくほう)の仲間を銀(ぎん)城から呼び寄せ、何かと手を差し伸べていた。一方、李清流は祖母である太妃(たいひ)と対面し、そこで姉である昇平公主(しょうへいこうしゅ)にも会い、生母について教えてほしいと頼むが…。
引用元:万華楼~金糸が紡ぐ運命の恋~ DVD日本公式サイト
昭王は、杜小仙の手前傲一を探しに来た小芹と炎彬を追い返します。炎彬から話を聞いた清流は、心配のあまり夜中にも関わらず昭王府を訪ね、傲一への面会を申し出ます。しかし昭王には傲一は居ないと言われ、小仙と婚約したなら会うべきではないと言われます。
その後傲一に聞いて、卜語閣を訪ね覆面の女性と会いました。女性は昭王の姉昇平公主で、傲一が襲われたと聞き驚きます。公主は昭王が傲一を好きだと聞いて、皇子が民間の女性を好きになると一生寺に閉じ込められ、女性は殺される。大切に思うなら諦めなさいと諭しました。
清流は宮中で祖母の太妃に面会します。太妃は清流が小仙と結婚すると聞き、嫌なら自分に言えと話しました。清流が小仙は穏やかでよい妻になると応じると、宮中には一見穏やかな女が多いと意味ありげです。
傲一がケガをしたと聞いて、銀城から竜竹幇の部下たちがやって来ます。長安は商売がしにくい、銀城へ帰ろうという部下たち。しかし傲一は、おかみや自分を襲った人物を探すため、自分は長安に残ると言います。そして必ず仇は討つ、まずは商売を軌道に乗せようと拠点づくりを急がせました。
清流は、偶然会った公主や元竜竹幇副幇主の呂将軍に自分の母親の事を聞きますが、秘密があるのか答えて貰えません。傲一を気にしながらも、今は昭王府に居るのが安全だと面会もせずに居ます。誤解したままの傲一も、今後は清流とは別の道を行く、もう関わらないと話していました。
傲一を一生懸命看病した昭王は、傲一に好物を食べさせたいと、料理まで勉強します。いつでも食べられるよとアピールしますが、傲一には拒絶され、恋が報われないのは辛いですね。小仙は太妃に贈り物をし、ご機嫌取りをして清流に尽くしています。でもこちらは底意地が悪く、あまり共感できない。
それにしても公主が賭博場のおかみとは、驚きました。傲一を賢い子だと言っていたし、2人は話が合いそうですね。
第26話 あらすじと感想
清風の宴
銀城から出てきた痩猴(そうこう)、黒胖(こくはん)、そして漕幇(そうほう)の堂主(どうしゅ)は、李昭に見つけてもらっていた場所で清滝号(せいりゅうごう)の店を構え、漕運(そううん)の輸送路の試験運行もしていた。昭王府で療養していた竜傲一も、顔を合わせた徳(とく)妃から嫌味を言われ、清滝号へと住まいを移す。そして清滝号の正式開業の日、五雲(ごうん)閣の芸妓だった湘月(しょうげつ)が現れ、大臣の屋敷の宴席に踊り子として出向くと言う。鳳(ほう)おかみが遺した白錦鯉(はくきんり)の秘密を探れると考えた竜傲一は、踊り子に扮し宴に潜り込む。
引用元:万華楼~金糸が紡ぐ運命の恋~ DVD日本公式サイト
徳妃から酷く罵られた傲一は口答えをしたと罰を受けそうになり、昭王が止めに入ります。それが益々気に入らない徳妃は、昭王を責めました。昭王は武林相手に、自分は母の期待に添えない親不孝者だと愚痴をこぼします。
漕幇の試験運行が上手くいき、大量に商品が運べる目途が立った清滝号が開業の日、五香楼に居た芸妓が傲一に会いに来ます。今は胡人の舞踊団に居るという彼女が長安中の貴族が集まる宴会に呼ばれていると聞き、錦鯉の玉佩を調べるため同行することに。
元宰相が主催したその宴には、太妃を始め昭王や均王(清流)、杜小仙も参加していました。太妃は成人になった昭王に側室を選ぼうと言い、昭王は気に入った者が居ると申し出ます。清流も自分も同じ娘を気に入ったと言い出し、太妃は2人に傲一とペアで踊りを披露させ、上手な方の側室にしようと言いました。
結果傲一が清流の側室にと言われますが、自分は束縛が苦手と拒否。太妃は清流が気の毒だと名残に一緒に酒を飲むよう命じ、2人は盃を交わします。
徳妃は、傲一のために昭王が希少な人参を盗んだと激怒し、怒りをぶつけます。傲一は卑しい身分で教養がないと酷く言われても耐えました、偉い!その上昭王を優しい子に育てた良い母、恩は返すと応じるところが江湖の人間らしくて素敵。徳妃の小ささが際立ちました。
清流は度々ミスを指摘されて、皇帝から仕事ができないと思われています。商人としてはデキる人物なので、他人の指図を受けるのが苦手なのかも。側に居る小仙は気を遣いますが拒否されて落ち込みます。そして月児に唆され既成事実を作ろうと宴会で清流に媚薬を盛るとは大胆です。その酒を傲一と清流が飲むことになり、2人を阻止しようとすると、太妃に正妻として心が狭いと言われる始末。自業自得とはいえ少々気の毒でした。折角のチャンスを逃した昭王も、つくづく残念な役回りですね。
第27話 あらすじと感想
ご懐妊
元(げん)宰相が開いた宴で、杜小仙が用意した媚薬入りの酒を飲んだ李清流と竜傲一。旅館で一夜を過ごし、婚姻の手続きを踏まずに情事に及んだとして、李清流は朝議の場で責められていた。心穏やかでない杜小仙は、再び想いを伝えるが、李清流の返事はつれない。李昭も竜傲一を想い、暴飲暴食を繰り返していた。当の竜傲一は、長安の商人を接待し飲みすぎていた。胃もたれを起こし、吐き気を催した竜傲一は、宮中に入るための奇策を思いつく。
引用元:万華楼~金糸が紡ぐ運命の恋~ DVD日本公式サイト
清流と傲一が一晩を共にした噂は長安中に広まり、皇帝は朝議で清流を親不孝者と叱ります。杜長風や龐氏が傲一を責める中、清流は自分たちは相思相愛の仲と言い出しました。皇帝はこの件をひとまず保留にします。
小仙は銀城に居た頃の思い出話をし、清流は娘盛りを新絲路で無駄にさせてすまないと謝ります。小仙は初めて会った頃から清流に嫁ぐと決めていたと告白しても、清流は応えません。
傲一と小芹は町で尾行に気付きます。振り払って卜語閣に着くと、閣主(=昇平公主)に呼ばれ話している途中吐き気を覚え、それを見た閣主は顔色を変えます。
その後清流の住まい均王府へ運ばれた傲一は、医師から妊娠中と診断を受けました。小仙は下流の者は下劣だから、妊娠しているのが清流の子とは限らないと訴え、清流は珍しく怒りをあらわにしました。
宮中に呼ばれた傲一は改めて太医の診察を受け、皇帝に妊娠が報告されます。徳妃は口を挟みますが太妃と公主、さらに傲一の機転で皇帝は説得され、均王府で養生し出産後罰を受けるかどうか決めることになります。
徳妃は杜長風宅にお忍びで現れて、絆を強めます。初めは賄賂や請願を断り、周囲の評判を気にしていた杜も徳妃に取り入り賄賂を受け取りました。長いモノには巻かれるタイプですね。傲一は清流との関係を断つつもりだったのに、妊娠していれば宮中へ入りおかみの敵討ちができると気付き、嘘をつくことにします。消化不良と香を使って脈を偽装できるとは、色んな技があるんですね。敵討ちが目的だと知らず振り回される清流や小仙は気の毒ですが、傲一も嘘だとばれれば皇帝を偽ったと重い罪に問われるでしょう。
傲一の妊娠を知るまで奪い返すと言っていた昭王。徳妃は嬉しそうですが、昭王の傷心はかなり重症で妓楼で騒ぎを起こしていました、また母子の関係がこじれそうです。
第28話 あらすじと感想
退屈な後宮
皇帝に妊娠を認められ、竜傲一は均(きん)王府で養生していた。李清流は妊婦向けの薬の用意をするなど何かと世話を焼いていたが、竜傲一には退屈でたまらない。均王の妻として宮中への出入りも認められたが、礼儀作法を学ぶのは退屈で、妃や女官たちに意地悪もされる。しかし、白錦鯉の謎を探るという目的のため、めげずに後宮で徐々に味方を作っていくのだった。その頃、李昭は竜傲一を取られたことで心が荒れ、深酒を繰り返していた。
引用元:万華楼~金糸が紡ぐ運命の恋~ DVD日本公式サイト
退屈した傲一は清流と賭場へ出掛けます。音楽を聞くより賭場の方が知力が育つと言い張る傲一を、清流は家へ連れ帰ります。一方で、許嫁だからと世話を焼く小仙に、今後も仕事仲間、兄妹として支え合うが、男女の情はないと伝え、小仙も夫婦でさえいれば良いと呟きます。
太妃が主催した食事会では、話す相手もいない傲一。対して珍しい生地を贈るなどした小仙は、宮中の妃たちと打ち解けた様子。しかし傲一が異国の珍しい風習などを話すと周りには妃たちが集まり、太妃までが興味を持ち始め徳妃と小仙は面白くなさそう。
街で食料品が不足し民が苦しんでいると知った清流は、朝議で国の蔵から穀物を出して値段を下げるべきと提案します。徳妃の兄龐氏や昭王は反対しますが、宰相の元が清流を後押しします。その後清流は宰相から、朝議での振舞い方のアドバイスを受けました。
宮中でおかみの仇を探す傲一は、宮女として働く竜竹幇の仲間の姉に声を掛けられます。規則で外出できず家族に手紙も出せないと聞き、傲一は宮女や宦官たちの手助けをするかわりに、形見の白鯉鯉について教えて欲しいと頼みます。
清流は傲一に時間通り薬を飲ませ甲斐甲斐しく世話を焼きます。傲一も清流に脚を揉ませ、打ち解けるようになりました。
傲一は、清流の子供を妊娠していないどころか男女の関係すらないとは、驚きました。妊婦なのに骨付き肉を煮たり賭場に出入りしたり、清流は気付かないのかな?その清流は、小仙に対して男女の情はないときっぱり言ってしまいましたね。ここまで言う必要があるのか、厳しすぎて小仙が気の毒になります。
傷心の昭王に苛立つ徳妃から、他の妃の前で嫌味を言われても、傲一は言い返さず我慢できるようになりました。宮女や宦官に仲間や、親しく話せる妃もでき、太妃に気に入られて徐々に味方が増えてきたようです。ウソの妊娠がばれる前に、白錦鯉の手掛かりが得られると良いのですが。
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