万華楼(ばんかろう) 13話・14話・15話・16話 あらすじと感想

万華楼~金糸が紡ぐ運命の恋~

万華楼~金糸が紡ぐ運命の恋~ 2020年 全36話 原題:九流霸主

dim-sumさん

第13話 あらすじと感想

すれ違う二人

李昭(りしょう)の手助けもあり、竜竹幇(りゅうちくほう)で作った安価な枕は完売し、予約まで入る人気ぶりだった。儲かった銀子で、新絲路(しんしろ)の職人にもごちそうする竜傲一(りゅうごういつ)だったが、李清流(りせいりゅう)が来て「模倣品を作った」と責め立て、怒った竜傲一は新絲路から出ていく。廉価版の枕を作った意図を李清流に理解されず、師匠である鳳(ほう)おかみと、やけ酒を飲んでいた竜傲一は、「七眼(しちがん)が現れた」の報に、夜半、呂乗雲(りょじょううん)とともに七眼を追うが、廃屋へ導かれ、そこで目にしたのは…。

引用元:万華楼~金糸が紡ぐ運命の恋~ DVD日本公式サイト 

傲一は、清流に枕の件で弁解しようとしますが、全く聞き入れません。そのうち昭王のことまで持ち出して非難します。傲一は、今後一切竜竹幇は新絲路と係わらない、と吐き捨てて出て行きました。

五香楼に戻り女将相手にぐちをこぼす傲一は、七眼が現れたと聞いて呂副幇主とで探しに出ます。途中呂とはぐれた傲一は、胡椒の密売人を殺す七眼を発見。そこへ大勢の兵を引きつれた杜節度使が現れて傲一を捕まえようとします。呂と昭王の助けで、傲一は逃げましたが腕に矢傷を負います。

杜は傲一を指名手配し、心配した五香楼の女将や竜竹幇の仲間が傲一を探しますが見つけられず、頼みの昭王は母の徳妃を味方につけた杜に命令できません。

新絲路でも傲一のことを知った職人たちが心配していました。しかし小仙は傲一のことを話した者はクビにする、と命令します。

清流を絹業者の代表にするため、今まで反対してきた同業者たちが推薦状を持って来ました。小仙が万華楼を借り切って宴会を開き、清流が推薦状に署名すれば代表の座は決定します。しかし出席者が傲一の指名手配の話をすると、清流は途中で席を立ってしまいました。

そして炎彬に、新絲路の職人たち全員に傲一を探させ、殺人の被害者と放火との関連を調べるよう命じます。

小仙の作戦は見事に成功、清流はニセ物を作られた怒りと昭王と親しい傲一への嫉妬をごちゃまぜにして爆発してしまいました。商品開発をして楽しそうな傲一を見て、ずっと一緒に居られると思ったのなら早く気持ちを伝えれば良かったのに。職人たちも傲一が居なくなり活気がなくなって寂しいと言っていました。

七眼は朱から銀城を出ろと言われた後、杜に乗り換えて傲一を捕まえる作戦に協力したのですね。七眼はしぶとく杜もしつこい。皇帝の妃を抱き込んでまで新絲路潰しとは、欲深い奴。

傲一は、清流が小仙の苦労をムダにしたことで、より恨まれそう。無事救助されても波乱は間違いなし、ですね。

第14話 あらすじと感想

幇主の行方

七眼が配下の行商人を刺殺した現場に居合わせた竜傲一は、殺しの嫌疑をかけられ、捕らえられそうになるが、ケガをしつつも、廃寺へと逃げ込んでいた。町のあちこちにお触書が貼られ、竜傲一を捕らえた者には懸賞金が出されることになっていた。李清流は竜傲一の行方を捜す中で、行商人殺しは竜傲一ではないと確信する。一方、七眼は、指示通りに行商人を殺したのに、役人が約束を守ってくれないことに怒り、行動を起こそうとしていた…。

引用元:万華楼~金糸が紡ぐ運命の恋~ DVD日本公式サイト

傲一は子供たちに匿われ、何とか竜竹幇の仲間と連絡を取ろうとしていました。その傲一を心配して前夜宴会を抜け出した静流は、炎彬はじめ使用人に傲一を探させます。

新絲路の小仙は、自宅で蛇幇の七眼が父で節度使の杜長風と会おうとしていると知ります。そして何故悪党と付き合うのかと父を責めました。

清流は、傲一が殺したとされる行商人が火事の当日新絲路に来ていたこと、七眼の縄張りであるアヘン窟に通い、七眼と関係があると知り、自ら傲一を探しに行くことに。そして南城で傲一が刃物を怖がると聞いて、小柄で刃物が苦手な傲一には男を殺せないと炎彬に話します。

そのころ七眼が応援を頼んだ白毛の男たちが傲一を捕まえ、七眼は清流に通関証と引き換えに傲一を返すと連絡して来ました。

清流は通関証と引き換えに傲一を解放させようとしますが、傲一を殺すつもりでいる七眼は取引きを拒否。そこで清流は七眼に賭けを持ちかけました。傲一のアドバイスで賭けに勝ったものの、七眼は2人を殺すため器を焼く窯に2人を閉じ込めます。

清流は縄を解き脱出しようと内部を調べます。しかし墓場を窯に改装した特殊な場所で、脱出できないと判明。清流は傲一と一緒に居ると常識が通じない事ばかりと愚痴を言います。

傲一がなぜ自分を助けに来たのか清流に聞くと、素直じゃない清流は七眼に腹を立てたからと応えます。恋愛に疎い傲一には、ちゃんと告白しないと通じないのに!

七眼は傲一に商売や手下を盗られたのが悔しくて、金糸泥棒の濡れ衣を竜竹幇に着せ、内部崩壊を狙ったと自白。役人の杜や朱に指示されただろうに自分が考えたと自慢します。他方で朱は七眼を切り捨てて保身に走り、怒った七眼は傲一と清流を窯に閉じ込めて殺すことに。

小仙は新絲路の東子が金糸を盗んで死んだ時から、父親を怪しんでいたようですね。なのに黙っていたのは傲一が邪魔だったのか、父を信じたかったのか。お嬢様なりに悩みもありそうです。

第15話 あらすじと感想

節度使(せつどし)の罠

竜傲一を人質にして李清流を呼び出した七眼は、通関証を奪ったうえ、2人を窯の中に閉じ込めていた。2人を捜す鳳おかみや炎彬(えんひん)たちは、見つけた手がかりから窯場がある辺りではないかと推測し、急ぎ救出に向かう。それより一歩早く、窯では火が焚かれ、李清流は身を挺して竜傲一を守っていた。一方、通関証を手に入れた七眼は、繭を売りさばくべく、郊外へと向かっていた。安値ではあったが、胡人(こじん)が買ってくれることになっていた。

引用元:万華楼~金糸が紡ぐ運命の恋~ DVD日本公式サイト

窯に閉じ込められた傲一は、毒クモに刺されてしまいました。清流はそのままでは危ないと、毒を吸い出します。傲一は清流に迷惑が掛かると断りますが、結局清流の世話になりました。

2人を窯に閉じ込めた後、七眼たちは清流から奪った通関証を使い白毛団と銀城外へ出ようとしていました。様子を見ていた鳳おかみは炎彬たち新絲路と合流して窯場へ向かうことに。

全身に毒が回った傲一は、窯に火が入ると暑さに耐えられなくなり、着物を脱ぎ始めました。清流は気を失いかけた傲一を背負い熱から守ります。そこへおかみと炎彬たちが窯の口を開けて、2人を無事救い出しました。

その後傲一と清流は七眼が繭を取引する現場に到着。様子をうかがっていると杜節度使が到着し、七眼たちを捕まえようとします。傲一が出ていくと杜は七眼を殺害。口封じを疑う傲一に、杜は事情は蛇幇の参謀から聞いた、七眼を殺したのは口封じではないと反論し、傲一の逮捕状を取り下げると言います。

清流が五香楼まで傲一を宴会に招待しに来ますが、傲一は拒否。その後小芹から清流と何があったのか質問攻めにされます。一方小仙は、迷惑な乱暴者の傲一をなぜ清流が気に掛けるのか侍女の月児にこぼしていました。

鳳おかみは、例え妓楼で育っても清く正しく慎み深くと傲一を大切にしたんですね。清流と薄着で居るのを見て激怒する様子に、深い愛情を感じました。それにしても監禁場所の見当をつけたり、清流の巾着の秘密を知っているおかみは、タダ者じゃない?多くの妓女を抱える経営者として当たり前なのかな。

袖から暗殺道具を使って七眼を一瞬で殺す杜は、手際が良く迷いも無い。ただの役人じゃなく、暗い経歴があるかも。その杜が、傲一の賢さに気付き何か仕掛けてきそうです。

死を覚悟した傲一が、呂副幇主、小芹やおかみに遺言残すところに情の厚さを感じました。でも清流に対する気持ちには気付かないのか?2人の関係が進展するにはまだ時間がかかりそうです。

第16話 あらすじと感想

七夕の夜に

李清流の心が竜傲一に傾くのを心配する杜小仙(としょうせん)に、侍女の月児(げつじ)は、「竜傲一の真似をし、皆の心をつかむほうがいい」と助言していた。杜小仙は職人たちに優しくなり、李清流との距離を縮めようと七夕の夜に遊覧船を借り切る手配もしていた。郊外の寺から戻った李昭は、竜傲一に会うため、五雲(ごうん)閣に足しげく通っていた。七夕の夜、李清流、竜傲一、李昭、杜小仙の4人で千灯会(せんとうえ)へ行くことになったが、竜傲一がそこで開かれる歌会に出ることになり…。

引用元:万華楼~金糸が紡ぐ運命の恋~ DVD日本公式サイト

小仙は、傲一にできることが自分にできないはずはないと月児に言い、女性の職人たちに化粧品を渡したり化粧法を教えて溶け込もうとします。炎彬からその話を聞いた清流は、以前は小仙が商品を汚さないよう化粧を禁じていたのに、と不思議がります。

一方傲一に会うため五香楼に通う昭王。漸く出会えた傲一は、昭王が五香楼を借り切ったと聞いて、その金で下流の人間は1年間生活できる、無駄遣いをするなと話しました。そこで昭王が下流で困っている人達に仕事や薬を与えると、傲一は庶民の苦しみが解っている、漢気があると褒められました。

織物業にとっては大切な七夕当日、新絲路では職員たちが揃って織機に祈りを捧げました。小仙から舟遊びに誘われた清流は、そこに傲一も誘い礼をしたいと話します。小仙は男女が思いを語る日でもある七夕には、傲一も予定があるだろうと昭王の存在を匂わせますが、清流はそれを聞き流して五香楼へ向かいます。

清流と小仙が五香楼へ行き傲一を呼び出すとと昭王が居ました。清流と昭王、小仙と傲一はそれぞれ互いをけん制し合いながらも4人で夜市へ行くことに。そこで行われていた詩を競う会に清流が参加し、傲一が対戦者として名乗り出ます。

小仙が詩を朗読し、さらに詩の会に清流が参加したのは、景品になった李白の詩が書かれた提灯を自分にくれるため、と得意げに話します。傲一は面白くないでしょうね。傲一をバカにするような小仙を見て、清流の気持ちが益々離れるとは思わなかったのか。その後自分を想っているでしょうと清流にダメ押し、これは逆効果だと思うなあ…。

傲一は清流がわざと詩の会で自分に勝ちを譲ったことを、教養がない自分を憐れんでいると怒ります。その割には詩の勉強をしたり竜竹幇の仲間に本を読ませ、話を聞いて教養を付けようと頑張るのが可愛い。昭王が傲一に気に入られるため頑張っても、傲一の想いは清流に向いているようですね。

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