千輪桃花 相関図

千輪桃花〜永遠に咲き誇る愛〜

千輪桃花〜永遠に咲き誇る愛〜 1話・2話・3話・4話 あらすじ

千輪桃花〜永遠に咲き誇る愛〜 2024年 全40話 原題:千朵桃花一世开

第1話あらすじ

第1話 封印の代償と暗域の影

仙盟の首領・謝雪臣(シエ・シュェチェン)(しゃ せつしん)は、万仙陣の結界を封印した代償として膨大な霊力を失い、暗族との決戦に敗れて暗淵へと囚われていた。暗族の首領・桑歧は、どれほど仙盟が強大でも所詮は「人間」であり、不死不滅の境地に達することができるのは暗族のみだと嘲る。そこへ現れたのは、暗族の聖女・暮懸鈴(ムー・シュェンリン)。彼女は謝雪臣の無謀を責めながらも、その目には揺れる情があった。別れ際、暮懸鈴は彼に唇を重ね、謝雪臣を驚かせる。その一瞬が、運命を大きく変えていく。

桑歧の狙いは上古の神器「混沌珠」。それは天命書と並び、太古の混沌の気を二分して生まれた神物で、互いに制し合う存在だった。混沌珠は人間界に堕ち、仙盟が暗族を封じた力の源でもある。桑歧はその珠を得るため、謝雪臣を囚えていたのだ。だが、暮懸鈴は密かに彼の脱出を手助けし、捕縛の報せが届くと、自ら追跡を申し出る。実際には彼を逃がすための芝居だった。

逃亡の中で、暮懸鈴謝雪臣に「半日芳華」という薬を飲ませていた。それは一時的に全盛期の力を戻すが、十日後には霊力を完全に失う禁薬。彼女はその真実を明かし、涙ながらに「一目であなたに恋をした」と告げる。暗域を裏切り、行き場を失った二人は農家の小院に身を寄せ、暮懸鈴は周囲に「夫婦」と名乗った。かつて彼女は、かの地で命を救ってくれた男を想い続けていた——その男こそ、謝雪臣であるかもしれなかった。

やがて欲影が放つ「貪欲の檻」が二人を襲う。人の心の欲望を餌とする闇の術。暮懸鈴謝雪臣を庇い、命を懸けてその一撃を受ける。倒れた彼女の姿は突如、欲影の姿へと変わる。だが謝雪臣は欺かれなかった。暗族には心拍がない——倒れたのは確かに暮懸鈴であり、最後の瞬間に欲影と入れ替わったのだ。

「人間が最も打ち負かせないのは、自らの貪欲だ」——欲影の声が闇に響く。
封印の犠牲、裏切りの愛、そして欲望の罠。
暗域の影が再び動き出す中、謝雪臣暮懸鈴の運命は、静かに交錯し始めていた。

 

第2話あらすじ

第2集 囚われの絆と白き鼠の願い

暮懸鈴欲影(ユー・イン)(※桑岐の手下)と対峙し、自らが師匠の命で謝雪臣と協力するために来たのだと明かす。だが、そんな指令を知らされていなかった欲影は疑念を抱く。暮懸鈴は「蛇を驚かせぬため」と淡々と答え、さらに「人は皆、欲を持つもの。私は天下一の剣修・謝雪臣の“欲望”を知りたい」と語る。その言葉に応じ、欲影は彼の記憶を映し出した。——幼い日の謝雪臣が山で見つけた一匹の雪猫。愛らしいその命を育てたいと願うが、父は「無情を修める者が情を抱くな」と冷酷に諭し、猫を殺した。少年の心に刻まれたその悲しみは、いまも彼の剣の奥底に残っている。

暮懸鈴は十年前に謝雪臣の身に起きたことを知りたがるが、欲影は「ここは“貪欲の牢獄”。欲に関わるものしか映らぬ」と拒む。すると暮懸鈴は無表情のまま、「それなら、あなたはもう不要」と告げ、欲影を斬る。欲影は「私が死ねば本体にも伝わる」と叫ぶが、暮懸鈴は「幻影丹には致命的な欠陥がある。死ねば分かる」と冷ややかに言い放つ。幻影は消滅し、本体の欲影が苦悶のうちに目を覚ます。誓ったはずの任務を果たせなかった屈辱が、彼女の胸を焼いた。仲間たちは「謝雪臣暮懸鈴、どちらが殺したにせよ、殺意を抱いた証拠だ。もはや手加減は不要」と決意を固める。

その頃、謝雪臣は独りで旅立とうとするが、暮懸鈴は同行を望む。だが彼は「お前は暗域の者だ。私が霊力を取り戻せば、いずれ敵として斬ることになる」と拒絶する。暮懸鈴は「私は霊族。あんな場所に縛られる気はない」と言い返すが、謝雪臣は「ならば魔修を断て」と迫る。暮懸鈴は「霊力を修められぬ私が魔修を捨てれば、ただの無力な人間になる」と拒んだ。二人の間に横たわる溝は深く、けれどどこかに消えぬ情が揺れていた。

旅の途中、宿屋に着いた二人は、一室しか空きがないと知る。暮懸鈴は気にせず同室を提案し、謝雪臣は困惑を隠せない。そこへ鏡花宮の若宮主・高秋旻(ガォ・チィゥミン)が、嗅宝鼠を捕らえて現れた。盗みを働いたとされる鼠を愛らしいからと飼おうとする彼女に、暮懸鈴は「その耳の光は恐怖の証」と告げ、石を投げて嗅宝鼠を逃がす。

夜更け、逃げた嗅宝鼠が暮懸鈴を訪れ、人の言葉を話す。名は阿宝。父を探すため、父の遺した品を持ち出したが失ってしまったという。父の名は傅滄漓——碧霄宮の者だというが、謝雪臣の知る限りその名は存在しなかった。阿宝は「鑑霊司に登録すれば霊奴として一生囚われる」と涙を流す。そこへ再び高秋旻が現れ、戦いが始まる。だが暮懸鈴の力は圧倒的で、高秋旻を追い詰める。止めを刺そうとしたその瞬間、謝雪臣が割って入り、密かに張っていた拘束陣を発動。暮懸鈴は光の檻に閉じ込められ、驚愕の表情で謝雪臣を見つめた。

愛と疑念、信頼と裏切りが交錯する夜。ふたりの運命の糸は、静かに新たな転機へと絡み合い始めていた。

 

第3話あらすじ

第3集

強烈な陽光の下、暮懸鈴は玲瓏枷に囚われ、焼けるような苦痛に耐えていた。そんな彼女を救おうと、阿宝が「とても強い人を連れてきた」と駆け寄る。現れたのは穏やかな青年――南胥月暮懸鈴は半信半疑ながらも、その人物が只者でないことを直感する。南胥月は玲瓏枷を観察し、「これは殺さずに封じる慈悲の陣。血で書かれた救いの印があり、内には金の光が宿る。術者の修為は極めて深いが、血で描くとはつまり負傷中だ」と見抜いた。その慧眼に暮懸鈴は驚嘆し、「友人と誤解があって閉じ込められたの」と事情を打ち明ける。南胥月は解術を申し出るが、最後の符法に暮懸鈴は不穏な気配を感じ、暗に自分を殺そうとしているのではと警戒した。互いの意図が交錯する一瞬――南胥月は部下の動きを制し、敵意がないことを示す。暮懸鈴は自分の勘違いに気づき、別の出口から脱出するのだった。

容貌を変える簪を外した暮懸鈴の素顔を見て、阿宝は息を呑むほどの美しさに心を奪われる。南胥月は自らの正体を明かし、ここが蘊秀山荘であり、自身が荘主だと告げた。そして「まもなく謝雪臣も来る」と微笑む。暮懸鈴は驚きながらも、「どうしてこれが玲瓏枷だと分かったの? そして私を閉じ込めたのが誰か、なぜ知っているの?」と問う。南胥月は静かに答える。「玲瓏枷は私と謝雪臣が共に創ったもの。知る者は我ら二人だけだ」と。彼は「ここで旧友に会えると占いで出た」と語り、暮懸鈴が「会えたのか」と尋ねると、「会えたが、彼は私を覚えていなかった」と寂しげに笑った。

阿宝は暮懸鈴に付き添いたいと願うが、暮懸鈴は自分の周囲に危険が多いと感じ、離れるよう諭す。しかし阿宝は頑なに「一緒にいたい」と言い、南胥月に許可を求める。南胥月はそれを認め、三人は蘊秀山荘へ向かう。ほどなくして謝雪臣が到着し、暮懸鈴の姿を見て愕然とする。「なぜ彼女をここに?」と問う謝雪臣に、南胥月は「彼女は悪意を抱いていない」と説明する。阿宝のような嗅宝鼠は邪悪に従うことはないし、彼女が悪人なら玲瓏枷を弱めることもできなかった、と。謝雪臣は無言のまま頷き、理解を示した。

南胥月は暗域へ赴いたことを語り、謝雪臣の力なら捕まるはずがないと疑問を呈す。謝雪臣はそれを認め、「ただ現状を確かめたかった。敵を知らねば戦は勝てぬ」と冷静に答えた。万仙陣が完成しても暗域が動かねば意味がない――彼の視線は既に次の戦を見据えていた。

一方、南胥月はかつて幼き暮懸鈴と出会った記憶を思い出す。彼女は「“好き”は貴いもの。あなたが少し糖分を分けてくれたら、私も“好き”を分けてあげる」と無邪気に笑っていた。だが、穏やかな時は長く続かない。蘊秀山荘に到着した高秋旻が「師の伝言を伝える」と現れ、謝雪臣と二人きりの会話を求める。だがその身体にはすでに暗族の影が潜んでいた。静かな微笑みの裏に、謝雪臣の命を狙う冷たい殺意が忍び寄っていた――。

 

 

第4話あらすじ

第4集

外にはすでに陣が敷かれ、暮懸鈴は駆けつけて戦闘に加わる。暗族に憑依された高秋旻との戦いが始まる中、謝雪臣は敵の正体を瞬時に見抜き、「口を開いた瞬間に分かった」と告げる。南胥月は扇子を用いて敵を陣に吸い込み、あらかじめ仕掛けた罠で敵の動きを封じる。このため、欲影たちは戦影の投影体を呼び戻せず、任務失敗の恐怖に苛まれる。暮懸鈴謝雪臣に、戦影とのやり取りの詳細を問いただすが、南胥月は「高秋旻は決して謝雪臣を“謝少宗主”とは呼ばない」と指摘し、二人の間に過去の婚約は存在しないことを明かす。かつて両家の関係で結婚話が囁かれただけで、真実ではなかったのだ。

暮懸鈴謝雪臣への想いを告白し、たとえ相手が自分を愛さなくとも、彼が衆生を守ろうとするなら自分が彼を守ると決意を示す。一方、高秋旻は暗族の憑依で弱体化していたため、謝雪臣は彼女を抱えて部屋へ運ぶ。暮懸鈴は複雑な感情を抱えつつ、戦影を解き放つべきか迷う。謝雪臣は過去の記憶を反芻する。問雪崖に置き去りにされた際、父から「お前が望もうと望まざると、仲間の血を手にした。しっかり自省せよ」と言われたことを思い出すのだった。

高秋旻が目を覚まし、憑依の感覚がどれほどのものだったかを語ると、謝雪臣は彼女がかつて明月山荘の生き残りであることを知る。山荘は暗族に滅ぼされ、高秋旻だけが生き残り、謝雪臣に救われた。鏡花宮の宮主は高秋旻の母の妹で、彼を弟子として引き取っていた。高秋旻は師妹・崔婉婉の安否を案じるが、謝雪臣は彼女がすでに鏡花宮へ戻されたことを伝える。外では合図が鳴り、鏡花宮への敵襲を知らせる。帰還の決意を固める高秋旻たちに、暮懸鈴も同行を申し出る。「自分は南胥月の従妹だ」と名乗り、南胥月はこれを承諾する。

南胥月は鏡花宮の宮主が霊族を嫌悪していることを警告しつつ、彼らを見守る。高秋旻の報告に宮主は激しく動揺し、「必ず復讐を遂げねばならない」と彼を叱咤する。地図を完成させた謝雪臣は、暮懸鈴に見せずに温泉館へ赴く。暮懸鈴南胥月に信頼の保証品を求め、彼は腕輪を差し出す。「何か企てれば、謝雪臣を通じて生き地獄に落とされる」と説明し、暮懸鈴はこれを装着して信頼を証明する。

鏡花宮の玉令が盗まれ、犯人は宮主に負傷させられた経緯があり、水性法術の傷は解毒なしでは甚だしい苦痛を伴う。薬屋では誰も薬を買いに来なかったため、謝雪臣は別の手段を考える。暮懸鈴と共に温泉館へ向かうと、彼女は蛇霊を見つけ、次の行動に備える――。

 

千輪桃花〜永遠に咲き誇る愛〜 5話・6話・7話・8話 あらすじ

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