探偵麗女 9話・10話・11話・12話 あらすじと感想

探偵麗女〜恋に落ちたシャーロック姫

探偵麗女〜恋に落ちたシャーロック姫〜 2020年 全32話 (※BS11は全28話で放送) 原題:少女大人

Arisaさん

第9話あらすじ

被害者全員が訪れていたという普華寺にやって来た蘇瓷(そし)率いる5人。この寺が縁結びの寺として有名だと知った董如双(とうじょそう)は、好意を抱く蘇瓷との関係について祈るが、董如双のことが好きな謝北溟(しゃほくめい)は、そんな彼女の邪魔をしようとする。その一方で、裴昭(はいしょう)と蘇瓷は偶然出会った占い師に「2人が結ばれれば末長く結ばれ、愛に満たされるはず」と言われるのだが、喜びを露わにする裴昭とは対照的に、蘇瓷は自分の気持ちに蓋をしていた。

そんな中、鎮遠侯(ちんえん)の娘である徐芝(じょし)は斉王(せいおう)の妃候補となり、偶然徐芝と出会った裴昭は、彼女と楽しそうに会話をしていた。そんな2人の姿を目撃した蘇瓷は胸が痛むのだが、裴昭が誰と結婚しても関係ないと自分に言い聞かせる。一方その頃、妃選びに積極的ではない裴昭を見た飛鳶(ひえん)は、裴昭が好きなのは蘇瓷なのだと気づいてしまう。

斉王の妃候補となった徐芝は宮中に入り、その数日の間、小雲(しょううん)が彼女に仕える。そして徐芝は絵師である曲臨江(きょくりんこう)に姿絵を描いてもらう。しかし翌日、小雲が徐芝の部屋に入ると、そこには花嫁姿で首を吊った徐芝に姿が。またもや被害者が出てしまった花嫁連続殺人事件を解決するため、蘇瓷は徐芝の部屋を捜査する。そして徐芝の部屋からは靴の跡がついた踏み台と口紅が見つかる。宮中にいた小雲と数名の妃候補に尋問をするのだが、曲臨江は宮中におらず、話を聞く事はできなかった。そんな中、裴昭も幼馴染だった徐芝が死んだとの報告を受け、驚きを隠せない様子だった。

徐芝の父親である鎮遠侯は娘の死を受けて悲しみに暮れ、後悔の念を抱いていた。そして彼は劉玄(りゅうげん)に対し、事件の究明を求める。

第9話感想

蘇瓷たちが花嫁連続殺人事件を捜査する中で、またもや新たな被害者が出てしまい、今回亡くなったのは斉王の妃候補だった徐芝でした。今回のストーリー前半でなんとなくフラグが立っていたので、まさかとは思いましたがやはり徐芝が被害者となってしまいました。

この事件が発生したときは、絵師である曲臨江が怪しいのではと思っていましたが、だんだん小雲も怪しく思えてきて、もはや全員怪しく思えてきました…。一筋縄ではいかないこの事件の真相が早く知りたいです。蘇瓷たちの捜査によって、犯人が誰なのか明かされることを楽しみにしています。

そして悲惨な事件が起こっている一方で、裴昭と蘇瓷の恋にまだ進展はありません。占い師に2人は末長く結ばれると言われましたが、喜びを隠せない裴昭とは違い、蘇瓷は自分の気持ちに蓋をしていました。しかし、徐芝と裴昭が話している姿を見た蘇瓷は胸が痛んでいました。花嫁連続殺人事件の犯人も気になりますが、蘇瓷がいつ自分の気持ちに素直になるのかも注目したいポイントです。

連続殺人事件の真相や裴昭と蘇瓷の恋の行方、謝北溟と董如双の関係も気になるところですが、今後どうなっていくのかとても期待しています。

第10話あらすじ

蘇瓷(そし)は、徐芝(じょし)の第一発見者だった小雲(しょううん)に話を聞くのだが、徐芝は斉王(せいおう)の妃になれることに喜びを感じており、特におかしな点はなかったという。そして杜嵐(とらん)たちとは異なり、晴れの日に雨音を聞いていたという証言も上がってこなかった。

そんな中、雲王(うんおう)に迫られた陛下は、杜嵐の婚約者だった傅子佑(ふしゆう)を降格処分に処す。そこに裴昭(はいしょう)改め、斉王が。鎮遠侯(ちんえん)が兄である斉王に恨みを抱くのではないかと不安になっている陛下に、斉王は必ず陰謀を暴いてみせると誓う。

そして裴昭は、徐芝の事件を担当することになった蘇瓷と共に事件を捜査することに。徐芝の検視をした董如双(とうじょそう)は、徐芝が首を吊った後にもがいた形跡を発見する。検視の結果、徐芝が着ていた花嫁衣装は何者かが着せたと思われ、その衣装には現場にあった口紅と同じ口紅が付着していた。

蘇瓷と裴昭はまだ話を聞けていなかった曲臨江(きょくりんこう)の元へ向かう。曲臨江は姿絵を描いたときに一度だけ徐芝に会ったと証言し、徐芝が亡くなった時は画室にいたというアリバイがあった。その一方で、董如双は徐芝の服に付着していた口紅について調べを進めていた。

事件の捜査が進む中、裴昭は徐芝の父親である鎮遠侯の元へ行く。徐芝の死は自分の失態だと謝罪する裴昭だが、鎮遠侯からは「斉王が陰謀の駒となった」と責められる。しかし裴昭は反論せず、その言葉を静かに受け入れる。

董如双は徐芝の死が自害ではないと確信しており、蘇瓷は徐芝の死が一連の事件とは無関係なのではないかと考えていた。杜嵐たちの事件と類似点も少なくはないこの事件だが、他の花嫁とは違い、現場には多くの痕跡が残っていたことや、静娘(せいじょう)と死因が同じという点から、徐芝の死は連続殺人事件ではないと考えられた。蘇瓷は犯人の目的が、徐芝の死が世間に知れ渡り、斉王との婚姻を望む家門を無くす事だと気づく。

そして閃いた蘇瓷は、小雲のことを呼び出し、小雲の手に付着していた口紅から、小雲が犯人であると暴く。妃選びに全財産かけた事から犯行に及んだと話す小雲だが、鎮遠侯は「誰に命令されたのか」と問い詰める。しかし小雲は口を割らず、獄中で自ら命を絶ってしまう。

徐芝を殺した実行犯も亡くなり、裴昭は鎮遠侯に対して必ず真相を暴き、徐芝の無念を晴らすと誓う。そんな中、蘇瓷の情報を聞いた雲王は、蘇瓷の身辺調査を命じ、問題があれば直ちに始末するように指示する。

第10話感想

徐芝が殺害された事件は一連の殺人とは異なる事件だと判明し、その犯人として小雲が捕えられました。徐芝を直接殺したのは小雲でしたが、この事件にはまだまだ闇が隠されていそうです。小雲が自害してしまったことにより、事件の真相が明かされるのはまた時間がかかりそうです。この事件がどうやって終結していくのか、気になります。

そして、蘇瓷の情報が雲王の耳にも入り、蘇瓷にも危険が迫ってきそうです。この先どうなってしまうのかハラハラしています。

第11話あらすじ

徐芝(じょし)を殺害した実行犯だった小雲(しょううん)が自ら命を絶ち、徐芝の事件は解決したものの、花嫁殺人事件についての手がかりがない事から、蘇瓷(そし)は頭を悩ませていた。そんな中、飛鳶(ひえん)と買い物をしていた裴昭(はいしょう)は、蘇瓷が女物の服を買っている姿を目撃する。

中秋節の前日、謝北溟(しゃほくめい)は中秋節に月見をしないかとみんなを誘うが、どこか上の空な蘇瓷は職務があると言い、その誘いを断る。そんな蘇瓷は、母親から教えられた中秋節に行われる一族の習わしを思い出していた。

中秋節当日、蘇瓷は女性用の服を着て月湖へと向かう。人の影すらない静かな場所で、蘇瓷は母から教わった通りに儀式を行う。そこに裴昭が現れる。斉王(せいおう)が人払いに力を貸してくれたと話す裴昭は、「君の安全は守る」と蘇瓷に伝える。

そんな裴昭に対して蘇瓷は感謝を告げ、裴昭の顔が蘇瓷の顔に近づくのだが、そこで花火が打ち上がる。慌てて離れた2人は、願いを込めて灯籠を上げることに。蘇瓷の姿を見た裴昭は、「目を治して蘇瓷と一緒に星が見たい」と願い始めていた。そして蘇瓷は服を着替え、月見をしている謝北溟たちと合流することに。

謝北溟たちと合流した蘇瓷は、道端で「迷香」という人を惑わす香を使い、人々を騙す詐欺師に遭遇する。そんな詐欺師を見た蘇瓷は、花嫁連続殺人事件についてのヒントを得る。犯人が催眠術で花嫁たちを自害させたのではないかと考えた蘇瓷は、董如双(とうじょそう)に迷香の幻覚を抑える薬を用意するよう頼む。

蘇瓷が少しずつ事件の真相に近づく中、裴昭は「蘇瓷と星座を見たい」という願いを叶えるため、危険を冒してまで目の毒を抜くことにする。一歩間違えれば失明の可能性もあるこの治療だが、裴昭は目の治療をすると決意する。そんな中、蘇瓷は「捜査の相談をしたい」と裴昭のことを尋ねるが、裴昭は目の治療中だったため、会うことはできなかった。

蘇瓷の元へ幻覚を和らげる薬を持ってきた董如双。蘇瓷は今までの事件について洗い直し、この事件の犯人が曲臨江(きょくりんこう)であることに気づく。被害者は曲臨江が美人画を描き上げるために選んだのだと分かった蘇瓷だが、曲臨江の拘束されてしまう。

蘇瓷が女であると気づいていた曲臨江は、蘇瓷を女性の姿で拘束し、迷香を嗅がせる。しかし、董如双からもらった薬は手の届かない場所に。美人画の要となる瞳を描くため、蘇瓷を利用したいと考えている曲臨江に蘇瓷は、協力する代わりに術をかけないよう持ちかける。何人もの花嫁を犠牲にしてきた曲臨江は…。

第11話感想

今回、花嫁連続殺人の犯人が曲臨江であると判明しました。なんとなく怪しいとは思っていましたが、美人画を完成させるために罪を犯したということは許されることではありません。

曲臨江が犯人だとわかった蘇瓷ですが、曲臨江に拘束されてしまいました。裴昭が助けにきそうですが、裴昭は目の治療中で目が見えない状態です。次回、蘇瓷がどうなってしまうのかハラハラします。

第12話あらすじ

目の治療中だった裴昭(はいしょう)は、飛鳶(ひえん)の助けを得ながら蘇瓷(そし)の部屋まで向かう。しかし蘇瓷は部屋におらず、荒らされたような跡が残されていた。それを知った裴昭は、失明するという危険を顧みず目の治療を中断し、蘇瓷が残した手がかりを頼りに、蘇瓷の居場所を探す。そして曲臨江(きょくりんこう)が犯人だと気づいた裴昭は、大雨の中、必死に馬を走らせる。

一方その頃、蘇瓷を拘束し、美人画を描き上げた曲臨江は完成した絵を見て最高傑作だと喜ぶ。そして用済みとなった蘇瓷は刀を持たされ、自ら首を切るように指示される。迷香のせいで術にかかっている蘇瓷は、そのまま自分の首を切ろうとするが、過去のことを思い出して思いとどまる。しかし、また術にかけられた蘇瓷が首を切ろうとした瞬間、裴昭が現れる。しかし曲臨江は美人画を持って逃げてしまう。

裴昭は蘇瓷に薬を飲ませるが、蘇瓷はそのまま意識を失ってしまう。裴昭は蘇瓷を急いで屋敷に連れて帰り、董如双(とうじょそう)に治療させようとする。しかし、蘇瓷が女性だと知らなかった董如双は、花嫁衣装を着ている蘇瓷を見て動揺を隠せない様子だった。裴昭は母親の夢を見てうなされる蘇瓷の手を握り、一晩中そばにいた。翌朝、蘇瓷が男性だと思っている飛鳶は裴昭のことを呼び出し、蘇瓷のことを諦めてほしいと話す。裴昭は戸惑う飛鳶を蘇瓷の部屋へ連れて行き、蘇瓷が女性であると明かす。

そんな中、曲臨江は明鏡署によって捕らえられる。目覚めた蘇瓷は、ずっと必死で隠してきた自分の正体が知られてしまったことに、ひどくショックを受ける。涙する蘇瓷の頬に裴昭はキスをし、慰める。しかし蘇瓷は裴昭を危険に巻き込みたくないという思いから、彼への気持ちに蓋をしていた。

そして蘇瓷を助けるために目の治療を中断してしまった裴昭の視界はぼやけ始め、まともに歩くことすらできない状態になっていた。そして遂に裴昭の視界は真っ暗になってしまう。医者は別の薬を使用してみようと話すが、この薬を使っても目が治ると断言はできないほどに裴昭の目の状態は深刻になっており…。

第12話感想

今回、蘇瓷が曲臨江に連れ去られてしまったと知った裴昭は、目の治療を中断してまで蘇瓷を助けに行きました。前回の時点できっと裴昭が助けに来てくれると思ってはいましたが、失明の危険性もある中で、治療を中断した裴昭の目の状態が心配です。

そして、裴昭に助けられた蘇瓷でしたが、迷香を長い時間嗅がされていたことから、意識を失ってしまいました。蘇瓷を屋敷に連れて帰った裴昭は董如双に治療をさせようとしましたが、蘇瓷が女性だと知った董如双はショックを受けた様子でした。

ずっと蘇瓷に好意を抱いていた董如双ですが、この先蘇瓷との関係がどうなっていくのか気になります。董如双は蘇瓷に騙されていたと思ってしまうかもしれませんが、蘇瓷にもやむを得ない事情があったということを理解してくれると嬉しいです。

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