同居人は名探偵  25話・26話・27話・28話 あらすじと感想

同居人は名探偵 ~僕らの恋は迷宮入り

同居人は名探偵 ~僕らの恋は迷宮入り~ 2020年 全36話 中国 原題:民国奇探 (My Roommate is a Detective)

ARISAさん

第25話あらすじ

とあるアパートの403号室で、ナイフで刺された状態の小蓮(シャオリエン)を発見した董霖(ドンリン)は慌ててその場を去り、自宅へと戻る。そして董霖は疑われないように使用人の阿秀(アーシウ)に対し、誰かに聞かれたら9時半に帰宅したと答えろと命じる。

そこに喬楚生(チアチューション)が董霖の自宅を訪ねてくる。そして董霖は喬楚生によって、小蓮を発見した部屋と全く同じ403号室に連れて行かれる。しかしそこで亡くなっていたのは小蓮では無く、董霖の妻である銭亦茹(チエンイールー)だった。

そこに路垚(ルーヤオ)が駆けつけ、この事件の捜査が始まる。銭亦茹が自宅を留守にしている事に気づかなかったのかと聞かれた董霖は、使用人から先に寝たと聞き、客間で寝たと証言する。しかし、小蓮については何も話さなかった。

喬楚生は使用人である阿秀を取り調べることに。阿秀は事件が発生した夜、銭亦茹が丁書瀚(ディンシューハン)という人物と403号室で待ち合わせをしていたと証言する。そして白幼寧(バイヨウニン)の情報から丁書瀚は市北中学の国語教師で、既婚者だったと判明する。そのことから銭亦茹と丁書瀚は不倫関係だったと発覚する。

さらに事件の捜査を進めていく中で、喬楚生は丁書瀚を取り調べる。403号室に行くように言われた丁書瀚は、その部屋ですでに亡くなっている銭亦茹を発見したと証言する。その後、通報せずに逃げ出してしまった丁書瀚だが、彼は銭亦茹を殺してないと主張する。

そんな中で、また新たに怪しい人物が浮かび上がる。その人物とは銭亦茹の弟だった。銭亦茹は財産の全てを弟に遺しており、遺産目当てで殺害したのではと疑われる。しかし彼には事件発生時のアリバイがあった。

そして事件の全貌が分かった路垚は喬楚生と白幼寧を連れて、再び董霖の自宅を訪ねる。路垚は小蓮殺害容疑で董霖を連行すると嘘をつき、彼から本当のことを聞き出す。小蓮のいる403号室に会いに行った董霖は、銭亦茹と同じ状況で殺された彼女を発見したと証言する。しかし董霖が見た小蓮の遺体は偽物だった。小蓮は死んだふりをしただけであり、実際は死んでいなかった。そして彼女は警察によって逮捕される。

しかし銭亦茹を殺害した犯人は小蓮ではなく、この事件を企てた真犯人は使用人の阿秀だった。銭亦茹を殺害してしまった彼女の犯行動機とは…。

第25話感想

今回は銭亦茹を殺害した犯人が使用人の阿秀だったと明かされました。今回の事件に隠されていたトリックはあまりにも複雑で、とても巧妙に作られていました。阿秀が銭亦茹を殺害した動機としては、董霖が阿秀を抱きしめていた様子を見るとこの2人も不倫関係にあったと思うので、その事が関係していると思います。

その一方で路垚の姉が上海にやってきた模様です。路垚のことを連れ戻したいと考えている姉が上海に来たという事で、今後の路垚と家族の関係に進展がありそうな予感がします。この先どうなっていくのか気になります。

第26話あらすじ

銭亦茹(チエンイールー)を殺した犯人は、董霖(ドンリン)のことを愛していた阿秀(アーシウ)だったという事が発覚し、彼女は警察に逮捕される。その後、路垚(ルーヤオ)たちは董霖の自宅から帰ろうとするのだが、そこに銭亦茹の弟が押しかけてくる。姉が亡くなり、家の権利を手に入れた弟は董霖のことを追い出す。

こうして事件は終わり、路垚は自分の姉である路森(ルーミアオ)が上海に来ていることを知る。実家に連れ戻されると思い、危機感を感じた路垚は上海から逃げようとする。しかし白幼寧(バイヨウニン)は彼のことを引き止める。そして白幼寧は父親である白親分(バイ)に頼み、路垚のボディーガードを手配する。

そんな中、上海随一の財閥である大周百貨店の社長、周雲良(ジョウユンリアン)が雷に打たれて死亡する。喬楚生(チアチューション)は路垚にその事を伝え、彼はこの事件の捜査をすることに。

亡くなった妻の墓参りに来ていた周雲良は、雷に打たれて黒焦げになった状態で発見される。先月、心臓発作で緊急入院した周雲良は薬を持ち歩いているはずなのだが、遺体のそばに薬は無く、傘のみが残されていた。その傘を見た路垚はこれが事故ではなく、殺人だと確信する。黒焦げになった遺体が周雲良だと判定するのは難しかったのだが、目撃者がいたこと、そして張執事(チャン)の証言から周雲良本人であると断定する。

周雲良の自宅を訪れ捜査を進める路垚は、そこで保険契約書を見つける。その契約書の受取人欄には周雲良の跡を継いだ息子の周亜龍(ジョウヤーロン)、娘の周亜芳(ジョウヤーファン)、後妻である何巧茵(ホーチアオイン)の名前が書かれていた。

白幼寧からの情報によると3年前、周雲良の妻がまだ生きていた時、周雲良が何巧茵を娶りたいと言い出し、周雲良は妻と離婚しようとした。しかし、2人の子供は猛反対し、周雲良と絶縁すると脅した。そのことから周雲良は仕方なく何巧茵との結婚を諦めた。しかし妻が亡くなり、周雲良は何巧茵と結婚しようとしたのだが、また子供は猛反対し、娘の周亜芳は手首を切ってまで反対したという。

周雲良の検視をする中で、彼の内臓は灰化しており、かなり強い電流が体を流れていたと判明する。しかし残された謎が多いため、路垚は詳しく検査するように頼む。

大周百貨店を訪れた路垚は、家庭内のトラブルで経営にまで手が回らず、大周百貨店が倒産寸前になっている事を知る。そこで保険金が目的の殺人事件なのではないかとの疑惑が浮かぶ。そこに周雲良の検視結果が。彼の死因が発覚したのだが…。

第26話感想

今回は、周雲良が雷に打たれて死亡するという事件が発生しました。黒焦げになってしまった遺体ですが、目撃者と執事の証言から周雲良本人だと断定されました。この事件の真相がどう明かされるのか楽しみですし、彼の死因は何だったのか気になります。

そんな事件の一方で、路垚は姉が上海に来た事を知り、逃げようとしました。しかしそこを白幼寧が引き止め、彼のためにボディーガードを手配しました。路垚の家族関係がどうなっていくのかも気になります。

第27話あらすじ

路垚(ルーヤオ)は周亜龍(ジョウヤーロン)、周亜芳(ジョウヤーファン)、何巧茵(ホーチアオイン)を集め、この事件の真相を解き明かしていく。路垚が集めたこの3人は保険金のために結託し、周雲良(ジョウユンリアン)殺害に関与していた。3人は人工的に雷を作り、周雲良が雷に打たれたかのように見せかけていた。しかし3人は殺人容疑について否定する。そこに張執事(チャン)も連れて来られる。

張執事から電話を受けた3人が自宅に戻ると、周雲良はすでに心臓発作によって亡くなっていた。そして周雲良が保険をかけていたと張執事に教えられた3人は、保険金のために団結することに。そこでこの事件を起こしたのだった。

しかし、周雲良が死亡したのは心臓発作が原因ではなく、血液検査の結果から薬を過剰に摂取したことが原因だったと発覚する。そして周雲良が飲んでいたスープからその薬が検出される。周雲良は張執事によって殺害されていた。周雲良に不満が募っていた張執事は、彼のことを殺して息子たちに罪を着せようとしていたのだった。

こうして事件は解決し、路垚は白幼寧(バイヨウニン)と共に上海にきた姉に会いにいく。そこには租界工部局のアンダーソンも。白幼寧は姉に対して路垚の恋人だと挨拶し、2人は対立する。そこに事件が発生したことを伝えに喬楚生(チアチューション)がやってくる。そのことを聞いた路垚は事件が発生した現場へと向かう。

マジックショーが行われていた劇場で、薬品貿易の社長である沈昌在(シェンチャンザイ)の孫、琛児(チェンアル)が誘拐されてしまう。マジックで使われるトリックが隠された箱に大勢の観客の前にして入った琛児。しかしその箱を開けると彼は居なくなっていた。琛児が居なくなったと判明してすぐに劇場を封鎖したと、居合わせていた閘北分署の署長である江元道(ジャンユエンダオ)は話す。

路垚は捜査をするため、琛児が入った箱を警察署へ運ばせるのだが、閘北分署の人が運んだ箱は別の箱とすり替えられていた。路垚はそのことに気づき、内通者がいる可能性が浮上する。喬楚生は現場でマジックを披露していたマジシャンを取り調べるが、めぼしい証拠は出てこなかった。捜査が難航する中で、マジシャンを閘北分署に引き渡したらどうだと提案した沈昌在に対し、路垚は捜査の転機が訪れることを願って引き渡すことを承諾する。

路垚は沈昌在の車から複数の子供を乗せた形跡を発見する。そして路垚は喬楚生と共に沈昌在の自宅を訪ねる。沈昌在は不在だったため、彼の妻に話を聞くことに。そこで彼らの娘である昭児(ジャオアル)も誘拐されていたと発覚する。口止めされていた為、誰にも言えなかったと妻は明かすのだが…。

第27話感想

今回は周雲良を殺害した犯人が2人の子供でも、何巧茵でも無く、張執事だったと明かされました。そもそも周雲良の死因は雷を受けたことで死亡したわけでは無く、心臓発作でもなく、薬の過剰摂取が原因でした。張執事は彼を殺害し、この3人に罪を着せようとしていました。保険金に目がくらんで結託することになった3人。仲違いしていた3人が保険金をきっかけに結託してしまうとは、なんとも残酷な結果でした。

その一方でまた新たな事件が発生しました。今回はマジックショーが行われている中で、子供が誘拐されてしまうという事件が発生しました。この事件の真相は一体どこにあるのか、次回も楽しみにしています。

第28話あらすじ

娘の昭児(ジャオアル)を誘拐された江元道(ジャンユエンダオ)は、誘拐犯に指示され袋に入った何かを部屋まで運ぶ。その袋に入った何かと引き換えに娘を解放してもらう約束だったのだが、警察を連れてきたことが誘拐犯に知られてしまい、娘は戻ってこなかった。しかし、気が付くとその袋は誘拐犯によって持ち去られていた。そこに喬楚生(チアチューション)と路垚(ルーヤオ)が駆けつける。そこで路垚はヘアピンを見つける。

捜査が難航する中、白幼寧(バイヨウニン)から沈昌在(シェンチャンザイ)と江元道の関係にまつわる重要な情報が。7年前、沈昌在が設立した学校で陳小媛(チェンシャオユエン)という女子生徒が自殺をした。その女子生徒は幽霊を見たことでショックを受け、飛び降り自殺をしていたのだ。その自殺の捜査を担当したのが江元道だったのだが、彼はその事件後、急に昇進したという。その学校では他にも数名が何かを目撃し、退学していた。学校に何か問題があると考えた路垚と白幼寧は、退学した生徒に話を聞くため、宝山を訪れる。

その一方で、喬楚生のもとに路垚の姉がやってくる。路垚から離れさせる為、待遇の良い仕事を紹介すると言う彼女だが、喬楚生は「彼の権利とプライドを守るために全力を尽くす」と宣言する。

宝山を訪れた2人は孫茜茜(スンチエンチエン)に話を聞く。そこで数名の生徒が「スマートな薬」と呼ばれる賢くなる薬を飲まされていた事が発覚する。この薬は心拍数が上がり、長期間服用すると妄想の症状が現れるという。沈昌在は生徒を使って人体実験をしていたのだ。その事から今回の犯行は被害を受けた生徒の家族による犯行だと路垚は確信する。

閘北分署で拘束されていたマジシャンの王天成(ワンティエンチョン)は脱獄してしまう。彼の正体は自殺した陳小媛の兄だった。そこに江元道宛の手紙が。その手紙には「前回はあなたに選ばせた。次は沈昌在の番だ」と書かれていた。江元道は自分の娘を助けるために、琛児(チェンアル)誘拐に加担していたと路垚は突き止める。その頃、沈昌在が失踪したとの連絡が。

路垚は沈昌在、琛児、昭児が監禁されている場所を突き止め、急いでその場所へと向かう。警察が到着し、王天成は抵抗することもせずに逮捕される。子供たちは無傷だった。路垚は王天成の取り調べをする。一方その頃、病院に運ばれた沈昌在。彼に裏切られた江元道は、沈昌在の首を絞める。王天成の取り調べ中、本当の目的に気づいた路垚は病院に電話をかけさせるが、沈昌在は亡くなってしまう。こうして事件は幕を閉じる。

工部局のアンダーソンに呼び出された路垚は、1年間ロンドン警視庁へ派遣すると言われ…。

第28話感想

今回の誘拐事件は、妹である陳小媛を失ったマジシャンの王天成が計画した復讐でした。しかし琛児誘拐事件には娘を誘拐された江元道も関わっており、ラストのシーンでは沈昌在に裏切られた江元道が、彼の首を絞めました。結局沈昌在は亡くなってしまい、正直後味の悪い結末でした。

こんな事件の一方で、路垚はアンダーソンにロンドン警視庁への派遣を提案されました。これも姉の差し金だと思いますが、路垚はどのような決断をするのか、気になります。

【放送情報】

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