大唐流流 33話・34話・35話・36話 あらすじと感想

大唐流流~宮廷を支えた若き女官~

大唐流流~宮廷を支えた若き女官~ 2021年 全55話 各45分 原題:骊歌行 英題:Court Lady

dim-sumさん

第33話あらすじと感想

太子(たいし)妃は太子の釈放を皇帝に直訴するも聞いてもらえず、皇后ですら皇帝を説得することができない。しかし危篤となった太上皇(たいじょうこう)が「太子を信じ、守れ」と皇帝に告げ、皇帝は太子を許そうとする。釈放された陸(りく)父子は、盈盈(えいえい)が梁(りょう)王に嫁ぐことを聞かされ、皇帝に結婚を断りに行く。陸(りく)父子は皇帝に直訴するも、怒りを買ってしまう。一方、辺境に渡った盛楚慕(せいそぼ)は戦地での任務を希望していた。

引用元:BS12 大唐流流~宮廷を支えた若き女官~

陸琪は、梁王が女性に暴力を振るうので妹盈盈を嫁がせたくないと皇帝に言ってしまい、不敬罪に問わます。死ぬまで杖刑にと命じられ、父雲戟は全財産を国庫に返納し、辞職すると赦しを乞いますが皇帝は許さず、結局盈盈は梁王に嫁ぐことに。

太上皇の遺言で梁王を託された皇后は、結婚の費用は宮廷が負担すると申し出ます。そして良家の令嬢・盈盈を側室にするのは惜しい、妃にするよう提案し、梁王も了承。盈盈は王妃の身分を得ます。

陳吉と同時に罪に問われた韓王府の芸人・熊鋭の墓に、恋人だった夏寒が手を合わせてると、熊鋭の友人と名乗り覆水が現れます。太子が罪を犯しても罰せられないのに、無実の熊鋭が殺されるのは不公平だと、敵討ちをしようと持ちかけました。

釈放された太子は、梁王と酒を飲んでいました。そこに趙王の侍者が現れ、太子に土産を献上し、趙王が元周王の教育係・銭文景(長史)から目の敵にされていると訴えました。太子は自分付きの詹軒智同様、皇子を教え諭すと言いながら、名声を得たいだけと怒ります。

そのころ銭長史は、趙王が趣味の狩りで民を苦しめていると周王に訴えていました。直接皇帝に訴えると言う銭長史に、その後趙王との関係がこじれるだろうから、自分が銭長史を側に置くよう皇帝に願い出ると言いました。

太子は洪殺害で陥れられたのに、皇帝に疑われたと恨みに思い、皇帝は太子が自分の期待を裏切り続けると怒っている。太上皇の遺言で事件はうやむやになり、まだ後を引きそうです。

一方辺境に付いた盛楚慕は、厳しい戦場で自分を痛めつけるように戦い続けます。傅柔の方も、同じように針仕事で気を紛らわせては出来た小物を破り捨てているらしく、2人の想いの強さを感じました。傅柔のそんな所に気付く周王、いくら好きでもストーカー体質なのか?

洪を子方に引き渡した覆水は、芸人の熊鋭と友人だったから太子を恨んでいたのですね。今回は失敗しましたが、また太子を陥れるのでしょうか。

第34話あらすじと感想

馬海娘(ばかいじょう)とともに思玲公主(しれいこうしゅ)府へ装飾品の営業に訪れた怜燕児(れいえんじ)は、駙馬(ふば)である侯昌(こうしょう)の前で妓楼(ぎろう)に来る男たちの悪口を言い、侯昌(こうしょう)をひやひやさせる。その頃、張合(ちょうこう)が厳子方(げんしほう)の尋問を受けていた。張合(ちょうこう)は侯昌(こうしょう)の後ろ盾があることから不遜な態度を取るが、現場に現れた侯昌(こうしょう)に裏切られてしまう。一方、辺境にいる盛楚慕(せいそぼ)は派兵された先々で敵を平定し手柄を上げ続けていた。

引用元:BS12 大唐流流~宮廷を支えた若き女官~

子方は、梁王の取り巻きでいつもつるんでいる侯昌と張合を引き離し、張合を庇うために怒鳴り込んできた父の排除にも成功。その後侯昌に、別宅と側室を世話し関係を深めます。

周王と梁王の教育係・銭文景が楽しく酒を飲み語り合う席に傅柔が合流。趙は孔子や屈原の故事を語り、誰もが国に責任を持つべきで男女の別はないと教え傅柔も納得します。

周王は傅柔を送る時、楚慕のことで自分を恨んでいるかと尋ねました。傅柔は、あの時国と家族を捨てていれば数日は楽しくても、きっと楚慕は後悔したはず、感謝していると答えます。周王は傅柔がまだ楚慕を吹っ切れていないと感じました。

朝廷では、皇帝が趙王の様子を銭に尋ね、相変わらず狩りに夢中と返答。周王はこれを聞いて、趙王には別の長史を派遣し、銭を自分の元に戻して欲しいと願います。すると太子が趙王はまともになりつつある、長史を替えるのは惜しいと進言。銭も引き続き努力すると応えました。

陸盈盈は嫁いだ翌朝梁王に男性経験があると知られ、暴力を受けます。そして今後外では王妃を演じ、府内では侍女として扱うと宣言されます。

銭は趙州に戻ると、趙王の取り巻き2人に追放を命じます。2人は趙王に趙殺害を持ち掛けした。銭は2人を捕らえますが、趙王は首謀者ではないと皇帝への告発を見送りました。趙王も心を入れ替えると誓います。

子方は、怜と連携して駙馬の侯昌を仲間に引き入れました、これも覆水の入れ知恵でしょうか。地位も政治力も得て、悪に引き込まれないか心配です。

そして父と兄を救うため梁王に嫁いだ盈盈は、辛い立場に置かれました。嫁ぐ前に不幸は自分一人で沢山と覚悟していたとは言え、気の毒です。

楚慕は辺境の地で民の為に闘い、部下も厳しく指導しています。傅柔の願い通り文武両道の立派な男性になったようですが、本当に傅柔を忘れるつもり?一方傅柔に近づきたい周王が銭との酒席に呼んだのは、傅柔のやる気に火をつけ逆効果でしたね。

第35話あらすじと感想

趙(ちょう)王が銭文景(せんぶんけい)を陥れようとしたことを知った皇帝は、事情を聞くために二人に帰京命令が出すが、趙(ちょう)王は仮病を使い帰京を拒む。銭文景(せんぶんけい)が皇帝に告げ口をしたと勘違いした趙(ちょう)王は銭文景(せんぶんけい)を排除し、仲間に唆されて謀反を起こすことになってしまう。一方、長安(ちょうあん)では周(しゅう)王が銭文景(せんぶんけい)の敵(かたき)討ちを願い出るも、私情を挟むなと太子(たいし)に反対される。太子は陸琪(りくき)、周(しゅう)王は盛楚慕(せいそぼ)を推挙し、主帥(しゅすい)には韓(かん)王が推挙されてしまう。

引用元:BS12 大唐流流~宮廷を支えた若き女官~

恩師の銭を殺された周王は、自分が趙州に出兵を申し出ますが、太子は周王には冷静な判断ができないと陸琪の派遣を進言、皇帝も許可します。傅柔は酔って嘆く周王に、盛楚慕を派遣するよう申し出ました。まだ楚慕を想い、取り立てようとすると疑う周王に、傅柔はもう縁は切れたと言い、彼は自分の信頼を裏切らない、役目を果たせると訴えます。

結局趙王征伐には、陸琪と盛楚慕が同格に並び、主帥を戦経験が殆どない韓王が務めることに。韓王妃は見送りも出来ないほど嘆きます。皇后は韓王を主帥に推薦した太子を呼び、目先の利に囚われては国が混乱すると諭しました。

戦場で再会した陸琪と楚慕は言い争い、韓王が間に入って宥めます。韓王は楚慕に、皇后から趙王を捕虜にせよと命じられたと打ち明けます。楚慕は難しいと悩みますが、戦を知らない韓王には悩む理由も解りません。

長安では馬海娘が、厳子方に梁国府内で王妃の陸盈盈が下女扱いされ、酷く殴られて食事も与えられていないと伝えました。陸雲戟の娘が報いを受けていると笑う馬を子方は叱ります。盈盈が冷遇される理由が自分だと知り、引き続き様子を探るよう命じました。

宮中の西妃は食事もとらず弱っていました。もう息子の趙王に会えないと嘆く西妃に、傅柔は皇后が趙王を捕虜にせよと命じた、韓王の側近は有能だから大丈夫と励まします。

太子は、趙王との文のやり取りがあり、痛い腹を探られないため死んでほしいのかも。更に皇帝に目を掛けられる韓王を、弟殺しの汚名を着せて排除したいんでしょうね。太子妃には綺麗事を言ってましたが、皇后は全てお見通し、流石国母の貫禄。太子は何度も皇帝に叱られていじけた小心者になってしまったのか?

趙王は、遊び仲間の取り巻き2人に乗せられて挙兵し、辰辛が逃げろと言っても籠城して宴会三昧。母の西妃には申し訳ないがどうしようもない皇子です。陸琪と楚慕を従える韓王は、難しい役目を果たせるでしょうか。

第36話あらすじと感想

趙(ちょう)王は、趙(ちょう)州城の西門に布陣した陸琪(りくき)の軍に太刀打ちできず、東門から脱出することにする。東門では盛楚慕(せいそぼ)の兵らがのんびりと食事の支度をしていた。それを見た趙(ちょう)王は「どら息子で有名な盛楚慕(せいそぼ)か」と完全に油断してしまう。そこへ矢が飛んできて趙(ちょう)王の取り巻きの1人、雲沫(うんばつ)に命中。慌てて反撃しようとするが、楚慕(そぼ)はわざわざ矢が届かない位置に駐屯していたのだ。そうして楚慕(そぼ)は、得意の兵法で城を攻撃せずして開城を試みる。

引用元:BS12 大唐流流~宮廷を支えた若き女官~

楚慕は、矢に投降を呼びかける文を付けて放ち、それを読んだ兵や民が楚慕たちが居る東門を開けて次々と投降。陸琪は楚慕が姑息な手段を使ったと悔しがります。

城に残った趙王は、火薬の山に乗り自害すると叫びます。楚慕は趙王が説明せずに死ねば、母の西妃も共謀を疑われ、一族共に処刑されると説得しました。趙王は投降し、陸琪は傅涛に、太子から趙王あての手紙を探させました。

傅柔は、皇后と勉強していた秦王から、話を聞きたいとせがまれます。傅柔と秦王のやり取りを聞いた皇后は、これからは傅柔を師と呼ぶようにと命じます。

趙州城で尋問をしていた楚慕は、辰辛が兵3千人と城を取り返しに来ると聞き、狙いは城ではなく韓王が居る本陣だと気付き、単騎で向かいます。辰辛たちに囲まれる中、楚慕は韓王を守り奮闘、間一髪で現れた陸琪に救出されました。

趙王に会った皇帝は、情に負けて処刑はせず、庶民に落とし流刑にすることにしました。しかし、趙王が決死隊あてに自分の脱出を命じる文が見つかり、趙王と、逆賊を育てた母の西妃を処刑しようとします。この場に居た傅柔は、趙王はともかく、西妃の処刑はおかしいと進言します。母に罪があるなら父はどうかと問う傅柔に、皇帝は怒ります。

楚慕が、辰辛たち3千人を相手に奮戦する様子がかっこよかった!他の皇子たちから「小デブ」とバカにされていた韓王も、キリっとしていました。戦闘シーンの盛り過ぎが気になる中国ドラマですが、今回は許容範囲かと。

皇帝は、韓王が趙王を捕虜にしたと大喜びし、韓王を推薦した太子も褒めましたが、太子は複雑な表情。その後趙王脱出と関係していると疑われ、太子はまたピンチに陥ります。

長安に戻って褒められた楚慕は、辺境に戻りたがりますが皇帝に却下されて、長安で重要任務を任されました。沢山けがをした甲斐もあったと言うものです。でも傅柔とすれ違っても、目も合わせない様子で、完全に思いを断ったような印象を受けました…

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