承歓記

承歓記~人生最高の出会い~

承歓記(しょうかんき)1話・2話・3話・4話 あらすじ

承歓記(しょうかんき)~人生最高の出会い~ 2024年 全37話 原題:承欢记

1話 あらすじ

第1集「運命の交差点 ― 上海、すれ違う恋と再出発」

上海・三合里の路地裏で育った29歳の女性、麦承歓(マイ・チェンファン)。上品で芯のある性格だが、どこか古風な母・劉婉玉と穏やかな父・麦来添の間で、いまだに娘扱いされている。ホテル「ポティチェリ」で働く彼女の毎日は、地味ながら誠実そのもの。だがこの夜、帰宅が遅れたことから、母・劉婉玉の“過保護な愛”が再び暴走する。路地に響く怒声の中、恋人の辛家亮(シン・ジャリャン)とのキスを目撃されてしまったのだ。三年交際してもなお結婚を決められない二人の関係は、親の干渉と階級の壁に揺れていた。

翌朝、罪滅ぼしのようにデザートを焼き上げ、母と恋人にそれぞれ渡そうとする麦承歓。そんな彼女の勤めるホテルでは、新任の運営ディレクター姚志明(ヤオ・ジーミン)の着任準備が進んでいた。出勤途中、エレベーターで偶然出会った見知らぬ男性――それがその姚志明であることを、彼女はまだ知らない。母親の大声電話で周囲の視線を浴び、慌てた拍子に彼のコーヒーをこぼしてしまう。丁寧に弁償を申し出る麦承歓の純粋さに、姚志明はわずかに心を動かされる。

一方、ホテルでは同僚の呉優が手配ミスを隠そうと、麦承歓が恋人に贈る予定だったケーキを勝手に使用。責任を押し付けられた麦承歓は、エレベーターの男――つまり新任ディレクターの姚志明本人から、理不尽にも「即日解雇」を言い渡される。七年間の努力が一瞬で崩れ去り、彼女は絶望の淵に立たされる。

その夜、恋人・辛家亮との三周年記念日。彼女を元気づけようと尽くす辛家亮だが、麦承欢の心は晴れない。辛家亮は実は「徳珊家居」の社長令息でありながら、母の反対を恐れ、庶民のふりを続けていた。麦承欢はそれを知らず、二人の未来を信じていた。

一方、社内では権力闘争が渦巻く。姚志明は着任早々、副総経理・張氏と対立しながらも、裏では「徳珊家居」への調査を進めていた。やがてその社長が、麦承歓の恋人・辛家亮の父であると知る運命が近づいていく。

クビを免れようと必死に食い下がる麦承歓は、姚志明に再度直訴。真摯な態度が功を奏し、彼女は一日だけの猶予を得る。翌日、姚志明の急な出張に同行することになり、渋滞を避けるため地下鉄とシェア自転車で松江まで先導。誠意と機転を見せた彼女に、姚志明は再起のチャンスを与える。

深夜、麦承歓は「徳珊家居」の資料を調べて愕然とする。そこには、愛する恋人・辛家亮の名前が――。彼女が知らなかった“彼のもう一つの顔”が、運命の歯車を動かし始めていた。

やがて迎える朝。劉婉玉は娘に「明日こそ結婚の話を」と迫り、麦承歓は複雑な胸の内を隠しながら、恋人へ食事の約束を送る。しかし辛家亮は“顧客との会談”を理由に断る。その相手こそ、他ならぬ姚志明だった。偶然が重なり、三人の運命はひとつのテーブルで交わる――。

路地裏の娘、ホテルの新任上司、そして財閥の御曹司。
それぞれの嘘と誤解、すれ違いの中で、上海の恋と野心が静かに動き出す。

――愛は立場を超えられるのか。
運命の歯車が、今、回り始める。

2話 あらすじ

第2集「嘘のあとに残る甘さ」――すれ違いの恋が再び動き出す

辛家亮(シン・ジャリャン)は、ついに麦承歓(マイ・チョンファン)との交際を認める。しかし、父・辛社長は「姚志明(ヤオ・ジーミン)ディレクターがそれを知っていて、わざと彼女を接待に当てた」と誤解し、激怒してその場を去ってしまう。麦承歓は必死に弁明するが、誰も信じてはくれなかった。
3年間の恋愛がすべて嘘だったのか——。貧しいデザイナーだと思っていた恋人が、実は大企業「徳珊家居」の御曹司だった。真実を隠していた辛家亮に、麦承歓は激しい怒りをぶつけ、別れを告げる。

一方の辛家亮は、両親からも麦承歓との別離を迫られ、社交界の令嬢との縁談を勧められる。しかし彼は「麦承歓以外とは結婚しない」と断固として拒絶。恋と家の狭間で苦しみながらも、愛を貫こうとする。
その夜、路地裏に花束を抱えた辛家亮が現れ、近所中が見守る中で大声の告白をする。怒りと恥ずかしさの入り混じる中、麦承歓は頑なに背を向けたが、誠意ある謝罪と「もう二度と嘘はつかない」という誓いに、ようやく心を許した。

そんな中、ホテルでは思わぬ知らせが舞い込む。姚志明麦承歓に電話をかけ、「復職を許可する」と告げたのだ。減給という条件付きだったが、麦承歓にとっては希望の光だった。
一方、母・劉婉玉はSNSに辛家亮との写真を投稿し、金持ちの義理息子ができたとご近所に自慢。だが彼女の見栄っ張りな性格が、また新たな波乱を呼び起こす。

仕事に復帰した麦承歓は、マーケティング部の新企画「520結婚シーズン」プロジェクトに参加することになる。社内コンテスト形式の勝負で、勝者は姚志明の特別チームに抜擢されるという。
恋と仕事、希望と不安が交錯する中、彼女は再び立ち上がる。

その夜、劉婉玉は豚足スープを煮込みながら、娘の恋の行方を案じていた。辛家亮が夜食を手に麦承歓を迎えに現れると、電話越しの劉婉玉に「明日、家で食事を」と宣言。劉婉玉は大喜びし、夜更けまで家の掃除に励むのだった。

――嘘で始まった恋は、真実の一言でやり直せるのか。
それとも、また新たな試練の始まりなのか。

 

3話 あらすじ

第3集 「すれ違いの夜、試される心」

麦家のリビングは、まるで新年のような熱気に包まれていた。劉婉玉は、娘・麦承歡の恋人・辛家亮を迎えるため、夫・麦来添を巻き込み徹底的に家を磨き上げる。台所では大皿料理が並び、家族総出で準備万端。しかし当の辛家亮は、母親に張社長の娘とのお見合いを強要され、苦悩の末、断りきれずに会場へ向かっていた。

お見合いの席で、辛家亮は正直に「好きな人がいる」と明かす。張社長の娘は彼の誠実さを理解し、「あなたの気持ちを尊重する」と笑顔で応じた。胸の重荷を少し下ろした辛家亮は、すぐに麦承歡へ「仕事が終わったら向かう」とメッセージを送る。一方その頃、姚志明は祖母を見舞いに老人ホームを訪れていた。祖母は麦承歡がよく見舞いに来ると話し、姚志明は静かに笑みを浮かべる。

しかし、麦家では待ちわびる時間が続いていた。料理は冷め、沈黙が漂う。そんな中、姚おばあさんが辛家亮のお見合いの件を麦承歡に知らせてしまう。衝撃を受けた麦承歡は、家族に「先に食べて」と告げて家を飛び出した。電話で説明しようとする辛家亮に、麦承歡は冷たく「もう終わりにしましょう」と告げる。

三合里の路地で、辛家亮は必死に弁明する。「母に無理やり連れて行かれただけだ」と。しかし麦承歡は耳を貸さない。そこに親友・毛毛が現れ、事情も聞かずに辛家亮を痛烈に叱責。辛家亮は言葉を失い、路地に停めた車を警備員にどかされる始末。麦承早が妹を迎えに来て、麦承歡はようやく家へ戻る。

夕食の席には毛毛も同席し、明るく場を和ませた。だが、彼女が離婚していたと知った劉婉玉は驚く。毛毛は「今は自分らしく生きている」と笑い、麦承歡に「悩まずに一日を大切に」と励ます。その言葉に、麦承歡の心の氷が少しずつ溶けていった。

その夜、麦承歡は仕事に没頭する。「ロマンを紡ぐ」と題した企画書を作成し、520(愛の日)のイベント案を練り上げる。翌朝のプレゼンで、姚志明は彼女の案を高く評価し、全体プロジェクトを任せると宣言。麦承歡は喜びながらも、徳珊家居(辛家の会社)との交渉を命じられ、動揺する。

葛藤の末、彼女は「公私を混同しない」と決意し、営業部長・を直接訪ねた。交渉の席で毅然とした態度を見せる麦承歡の姿に、姚志明は思わず胸がざわつく。彼女がもはや“誰かの恋人”ではなく、一人のプロとして立ち向かっていることに気づいたのだ。

その頃、辛家亮の部屋は荒れ放題。麦承歡がいない日々に心を失い、彼女の存在の大きさを噛みしめていた。だが、麦承歡はもう涙を流さない。恋も仕事も、次のステージへ。彼女の“すれ違いの夜”は、やがて一人の女性としての覚醒の始まりとなる。

――恋と仕事、どちらも嘘ではない。けれど、どちらも簡単には手に入らない。

 

4話 あらすじ

第4集 「プロポーズと仕事、心が交差する夜」

麦承歡王社長主催の宴会に招かれ、営業部長三人を従えて現場入りする。何東麦承歡の酒の相手を任され、随時姚志明に報告する約束をするが、彼女は気に留めず、杯を掲げて王社長と心ゆくまで酌み交わす。酔いを頼りに価格交渉を開始すると、辛家亮から「値引きして成功すれば給料を上げる」と指示が届く。王社長は、麦承欢が辛家亮の恋人だと知るや否や即座に20%の割引を提示。麦承歡は見事に交渉を成立させる。

一方、酔いの回った何東姚志明の忠告を忘れ、姚志明は慌ててレストランに駆けつける。到着すると、麦承歡何東が値下げ成功を祝っている最中で、姚志明は一気に酒を飲み干し泥酔。二人は手押し車で彼を宿泊先に運ぶ羽目になる。姚志明が目覚めると、麦承歡は既に契約書をメールで送信済み。出勤早々、彼女を呼び出し「なぜ辛家亮のコネを使わなかった」と問い詰めるが、麦承歡は自身の努力で成し遂げたと説明し、姚志明は感心する。

報奨として、両親をホテルのカップルディナーに招待され、麦承歡は招待状を手渡す。麦来添劉婉玉を連れてドレスを買い、ディナー当日は娘が指揮を執る中、家族総出でサポート。緊張の中、来客は少なめで、呉優は冷ややかに麦承歡の失敗を待ち構えていた。

そのとき、辛家亮が騎士の姿で会場に駆けつけ、公衆の面前で片膝をつき麦承歡にプロポーズ。呉優朱正を呼び出し叱責を試みるが、辛家亮王社長に交渉の成功を認めさせ、麦承歡の努力を立証した。麦承歡は一度は席を立つが、劉婉玉が仲裁に入り、辛家亮を家に招待することに。抽選会の景品は逃したものの、辛家亮劉婉玉の心を掴み、彼女の両親にも会わせる約束をする。

帰宅した麦承歡は、劉婉玉辛家亮を連れてきたことを知り、急いで問い詰める。母は彼女にプロポーズを受け入れるよう説得するが、麦承欢は答えを先延ばしにする。辛家亮は何度も謝罪し、三年前に麦承歡が貸してくれたモバイルバッテリーを取り出す。これを「二人の縁を充電するもの」として贈り、麦承歡は涙をぬぐいながら微笑み、ついに許す。劉婉玉は娘の指に指輪をはめ、結婚への一歩が現実のものとなった。麦承歡の心は複雑ながらも、幸せの実感で満たされる夜となった。

 

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