独孤皇后～乱世に咲く花～ 読み方：どっここうごう 2019年 全50話 オリジナルリリース 2019年2月11日 2019年の中国のウェブシリーズ
第1話 あらすじと感想
| NANAさん |
この物語は隋の初代皇帝となる楊堅とその皇后・独孤伽羅が一夫一婦制を貫く愛の物語です。古代中国史上唯一側妃を持たせなかった独孤伽羅の深い愛情をうける楊堅、戦乱の時代を生き抜く二人が宇文家が治める北周の家臣から、隋を開国し皇帝にまで上り詰める道程と生涯が描かれます。
第1話は二人の運命の出会いです
灌仏会の日、楊堅の目の前で悪人に女性がさらわれます。偶然居合わせた男と二人で女性を助けるのですが、実はこの男性こそが男装した独孤伽羅だったのです。最初の登場から正義の味方の楊堅と独孤伽羅。その男勝りで気が強そうなのに笑顔が可愛い美しい娘・独孤伽羅に楊堅は一目ぼれしてしまいます。
名乗らぬまま別れた二人ですが、楊堅はその娘のことが忘れられず心が落ち着きません。楊堅の仕草がなんとも初々しいですね。兄弟たちとじゃれあう姿に優しいけど長男としての存在感も感じられます。そして訪れた寺でもすれ違う楊堅と独孤伽羅、声はかけないのですがお互いの存在に気づきます。
そんな時、親たちが決めたお見合いの席に気が進まないまま訪れ再会した二人。はにかむ二人の姿がなんとも微笑ましい、運命の出会いがほんわかと描かれています。
しかし独孤伽羅は本当に芯が強い女性ですね、お見合いの席でも結婚の条件をハッキリと付きつけていました。優しそうな楊堅は尻にひかれること間違いなしです。
こういう頭の良い女性が夫を出世させちゃうんでしょうね。どんなふうに二人が惹かれあっていくのか期待せずにはいられない出会いです。
第2話 あらすじと感想
| NANAさん |
楊堅と独孤伽羅の結納の日、結納の品を持ち独孤伽羅の屋敷に現れる楊堅の前にボサボサの髪で現れる独孤伽羅。
お見合いの日にはいい感じに見えたと思った二人ですが、独孤伽羅はまだまだ結婚する気はないみたいですね。
そんな様子を全く気にせず微笑ましく独孤伽羅を見つめる楊堅、包容力があって優しい。武術に自信のある二人は鼓舞でお互いの腕を競います。独孤伽羅は武術を得意としているので楊堅を打ち負かす気満々でしたね、でも楊堅の腕もなかなかのもの、互いを見つめあい技を披露しながら太鼓をたたきあう二人、なんだかんだといっても息の合う感じなんです。こんなところにも運命の二人を予感させるシーンです。
同じ日に独孤伽羅の父・独孤信は宇文護の策略にハマり無実の罪で捕らわれます。宇文護は息子の宇文会に独孤家全員をとらえよと命令し屋敷に押し入らせます。間一髪のところで楊堅によって独孤伽羅だけが助け出されるのです。
残虐な宇文護のことですから、一族滅亡の危機です。戦国の世はいつも残虐です。
独孤伽羅の姉・独孤般若は天王に嫁ぎ王妃になっているのですが、その王妃の父や家族までも罠にはめようという魂胆、宇文護の残忍な様子は見ているだけ震えてきます。家族を助けようと楊堅と力を合わせる独孤伽羅、二人の絆は少しずつ結ばれていきます。
第3話 あらすじと感想
| NANAさん |
宇文護の操り人形でしかない天王にはとても独孤伽羅の家族は救えそうにありません。しかし隋国公である楊堅の父楊忠は武勇に秀でた将軍で、多くの兵を持ち戦で功績を残す優れた武人。そんな楊忠や息子の楊堅には宇文護でさえ容易には手出しできない相手、楊堅の婚約者になった独孤伽羅もなんとか捕まらずに済みそうです。
そして独孤伽羅の周りには彼女を助けようとする男たちが現れます、楊堅の恋のライバルは天王の弟・宇文邕。彼には政略結婚した妻がいるのですが、幼なじみの独孤伽羅の事が今でも好きで忘れられない様子、みんなに助けられて独孤伽羅は家族を救うことができるのか目が離せない展開です。この時代でも父・独孤信の裁判はしっかりと行われそうなんですけど、どうなんだろう不安でしかないです。なにしろ極悪人宇文護の悪だくみは周到に用意されてるから怖いです。
独孤伽羅を演じるジョー・チェンは台湾の女優です、台湾ドラマで十数年前高視聴率を出した「ハートに命中100％」に主演していました。当時はそんなに美人だった印象はなかったけど中国時代劇では本当に美しい大人の女性を演じています。しかも元AKBの前田敦子さんに激似、敦ちゃんと呼んでしまいそうです。
現在42歳のジョー・チェン、この作品当時はアラフォーとは思えない位見た目若いです、ため息が出ちゃうくらい綺麗です。楊堅を演じるチェン・シャオとは以前も共演していたようですが今作で初の恋人役です、このドラマの中心はとにかく二人の愛の力、どんなふうに結ばれていくのか注目です。
第4話 あらすじと感想
| NANAさん |
宇文護はついに自ら牢に行き、独孤信をその手で殺し証拠をすべて消し去ってしまいます。そして証人となる男をおとりにして楊忠と楊堅や独孤伽羅たちをおびき出します。宇文護の手下たちに襲われ崖から落ちた独孤伽羅をみて自ら崖に飛び込んでいく楊堅。カッコいい！、本気で命がけの楊堅の行動は他の人には真似できない、こんなことしちゃう楊堅には私なら即効惚れちゃいます。崖の下で倒れていた二人、何とか命は助かりその場所で夜を過ごすことに。
二人っきりの夜でなんかドキドキ、でも父の死を思い出すと独孤伽羅はとても楊堅を意識する気持ちにはなれないようで、切ない夜だけど彼女を見守ろうとする楊堅の一途な気持ちがとっても伝わってくるシーンでした。
楊堅を演じるチェン・シャオは「月に咲く花のごとく」や「運中歌～愛を奏でる」などに出演した中国安徽省出身の人気スターです。中国版ツイッターといわれる微博（ウェイボー）ではファン数（フォロワー数）が2300万人もいるそうです、さすが人口が多い中国、日本とは桁違いのファン数です。現在34歳になるので、独孤伽羅役のジョー・チェンより8歳年下です、端正な顔立ちに優しい瞳が眩しいイケメン君です。
4話の最後に独孤伽羅は楊堅に別れの手紙を残し家族のもとに行きます。楊家の人々にこれ以上迷惑をかけないため、残った母や家族達と共に辺境の地に幽閉されることを選びます。辛すぎる、何としても助けてあげたい、楊堅頑張って!!
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