華の出陣~麗将・阿麦(アマイ)の仇討(あだうち)1話・2話・3話・4話 あらすじ

華の出陣~麗将・阿麦の仇討

第1話あらすじ

第1話 定南候は毒殺された

物語の舞台は、太陽が昇り始めたばかりの盛都(せいと)。南の城門が開くと、街は活気にあふれ、商人や見物人たちが行き交い始める。そんな中、穆白(ムーバイ)商易之(シャン・イージー)も王家の祝宴に合わせて街にやってきた。香妮子は、特別な贈り物を受け取るためにバザーに向かう。

市場では活気ある賭博屋台が立ち並び、特に注目を集めていたのは、男装した謎の女性・阿麦(アーマイ)が開いていた屋台。彼女は珍しい千年高麗人参を景品に出していた。商易之(シャン・イージー)はその人参に魅了され、自分の財布の中身すべてを賭けようとする。

ところが、衛兵が現れてその場が混乱する隙に、商易之(シャン・イージー)は千年人参をこっそり奪って逃げ出す。しかし誇らしげに穆白(ムーバイ)に見せたその品は、実はただの大根だった。騙されたと気づいた商易之(シャン・イージー)は、阿麦(アーマイ)を追うが逃げられてしまう。

怒りに燃える商易之(シャン・イージー)は、気持ちを落ち着けるために「寧翠亭(ねいすいてい)」へと向かう。実は彼は、北南を股にかけて活躍する名将・定南候・商維(シャン・ウェイ)の息子。しかし彼の母は正妻の王女ではなく、身分の低い謎の女性だった。

そのため、商易之(シャン・イージー)の名前は何度も皇帝による征伐(せいばつ)の人選から外されていた。王女は彼を守るために度々かばってきたが、皇帝は彼の存在を快く思っておらず、重用されることもない。父の権力が大きくなる一方で、商易之(シャン・イージー)自身は朝廷で微妙な立場に置かれていた。

第2話あらすじ

第2話 商易之(シャン・イージー)、自分の人生を知る

商易之(シャン・イージー)は、育ての父である定南候・商維(シャン・ウェイ)から衝撃の事実を告げられる。彼は実の子ではなく養子であり、本当の名は「斉渙(チーホワン)」。生まれは雍西37年で、実の父はかつての皇太子斉顕(チーシエン)、母は皇太子妃だった。つまり彼は、かつての皇室の血を引く存在だったのだ。定南候商易之(シャン・イージー)に、これからは慎重に行動するよう強く言い含める。

一方、定南候の子である商易之(シャン・イージー)は、自らの出生の真相を知ったその夜、突然定南候を亡くす。定南候の死は不審な点が多く、王女は薬師に特別な薬を作らせていたが、その薬の製造に関わっていた人物たちもやがて消えていった。そして事件の調査にあたった御医(侍医)も、皇帝のもとへ呼び出された後に行方不明となり、この一連の出来事には「黒龍衛(こくりゅうえい)」という秘密組織が関わっている疑いが持たれる。

一方で、密かに動く者もいた。「凝翠閣(凝玉亭)(ぎょうぎょくてい)」の主である春娘は、阿麦(アーマイ)に知らせを送り、盛都を離れ北へ向かうよう指示する。目的は“鬼手”の異名を持つ人物「阿四(アー・スー)」を見つけること。彼がいれば、陳起(チェン・チー)という人物の居場所がわかるはずだという。

定南候が亡くなったにもかかわらず、皇帝は急いで商易之(シャン・イージー)に爵位を継がせる勅令を出そうとし、さらには朝廷の儀典を通じて彼の任官先まで準備していた。侯爵の妻である長公主・盛華は、これは皇帝の策略であり、夫の死の裏に何かあると察する。

翌日、長公主・盛華は本殿に赴き、土下座して皇帝に勅令の撤回を求める。しかし皇帝は、侯爵が生前「青州(せいしゅう)」は安全だと言っていたと語り、そこに多くの旧臣がいることから、商易之(シャン・イージー)を青州に赴任させようと提案する。長公主・盛華は内心で強く反対しながらも、表向きはその命令に従わざるを得ず、皇帝の怒りを買ってしまう。

第3話あらすじ

第3話 阿麦(アーマイ)と商易之(シャン・イージー)宿場での再会

ある日、駅馬車(宿駅のような場所)で、阿麦(アーマイ)は仲間と一緒に捕らえられていた。彼女は周囲の油断を突いて、仲間の縄をほどこうと試みるが、縄は固く結ばれていて、思うようにいかない。しかも、その最中に役人に見つかってしまい、結局さらに厳しく縛られてしまう。

夜が明ければ外に放り出され、寒さで命を落とすかもしれない——そんな絶望的な状況の中、運よく救いの手が差し伸べられる。ちょうどその時、商易之(シャン・イージー)が側近を連れて駅馬車に到着する。かつて命を救ってくれた友人である阿麦(アーマイ)が捕らえられているのを見つけ、商易之(シャン・イージー)はすぐに役人に彼を解放するよう頼み込む。

商易之(シャン・イージー)は正式な官職の証である印章を提示し、それが本物だと確認されると、役人たちは阿麦(アーマイ)たちをすぐに釈放した。

阿麦(アーマイ)は久々の再会に喜びながらも、過去の約束を忘れていないことを示し、心から感謝の気持ちを伝えた。そして、「誰でも見捨てるような状況でも、自分を覚えていてくれたことが本当に嬉しい」と語るのだった。

第4話あらすじ

第4話 阿麦(アーマイ)は罠にかけられ、刑務所に送られる

阿麦(アーマイ)は、「幽霊の手」と呼ばれる人物“鬼手”の異名を持つ人物「阿四(アー・スー)」を探すため、銀城市へと向かう。得意の技術を駆使し、関所を巧みに通り抜け、目指す街へと無事に入ることができた。

銀宝城では騎兵校尉 唐紹義(タン・シャオイー)が人々に愛され、義に厚く温かい人物として知られていた。阿麦(アーマイ)は街の人々に「阿四(アー・スー)」のことを尋ねながら情報を集めていき、やがて「阿四(アー・スー)」に会える手掛かりをつかむ。

途中、彼は仲間の春娘から託されたレンチを「阿四(アー・スー)」の部下に渡し、それがきっかけで、ついに「阿四(アー・スー)」本人から会いたいという招待状が届く。「阿四(アー・スー)」はすでに年老いて寺で隠居していたが、春娘の名前を聞くと、昔の思い出が蘇る。

阿四(アー・スー)」は、かつて北の砂漠へ旅立つ陳起(チェン・チー)のためにパスポートを作ったこと、そして春娘が自分にも同じようにしてほしいと願っていることを知り、快く協力を引き受ける。友情からの頼みであるため、報酬も一切求めなかった。

一方、唐紹義(タン・シャオイー)は宮廷からの土地割譲命令に怒りを感じていた。彼は、「平和を保つには敵を恐れてばかりではいけない」と語り、その勇気ある言葉に城主も心を打たれる。しかし同時に、自分の若さと未熟さを悔やむ姿も見せるのだった。

華の出陣~麗将・阿麦(アマイ)の仇討(あだうち)5話・6話・7話・8話 あらすじ

華の出陣~麗将・阿麦(アマイ)の仇討(あだうち)全話あらすじとキャスト・相関図 

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