蜀紅錦~紡がれる夢~ 

蜀紅錦~紡がれる夢~

蜀紅錦~紡がれる夢~ 17話・18話・19話・20話 あらすじ

蜀紅錦~紡がれる夢~ 2024年 全40話 原題:蜀锦人家

17話 あらすじ

颦児は桑十四郎の想いをはっきりと断る。彼女が求めているのは「守ってくれる人」ではなく、共に成長し、同じ方向を見て歩める相手だった。桑十四郎はその条件に当てはまらないと静かに告げ、颦児は彼を引き留めることもしない。傷つけたくはないが、期待を持たせたままにする方が残酷だと、彼女は自分に言い聞かせる。

一方、白晟は寧黛に命じ、周旺が織った紋様の写しをすべて複製させ、織機と糸を密かに南詔へ運ばせる。古北村の古紋様については「季英英の手に置いておけ」と命じ、彼女が必ず驚く成果を見せてくれると信じている様子を見せる。寧黛が于家攻略を確認すると、白晟は「今は季英英の方が重要だ」と断言し、于家よりも彼女自身を取り込む方が価値があると語る。

季英英が染糸に没頭していると、楊静澜が訪ねて来る。追い返そうとする英英だったが、彼はすでに工房に現れていた。楊静澜は「御用の錦を確認するのは錦官の務めだ」と言い、さらに白晟が狡猾な商人であることを忠告する。
英英はそれを承知の上だと答え、「人に頼らず、自分の手の中にあるものだけを信じたい」と語る。かつて同じ言葉を趙修縁から聞いたことも、彼女の警戒心を強めていた。

しかし楊静澜は、彼自身は趙修縁とは違うと英英の手を握り、「私は楊静澜だ。言ったことは一生守る。栄辱を共にし、運命を一つにする」と真っ直ぐに告げる。その言葉に英英は心を動かされ、彼の衣の色や質感から新たな錦の発想を得る。

英英はすぐさま季耀庭と共に于家を訪ね、**「錦上添花」**の新構想を于殊に説明する。季耀庭の織技も高く評価され、于殊は彼を自分の錦坊に迎え入れる。しかし問題は資金で、新しい挑戦には最低でも九十貫が必要だと告げられる。英英は「織ることに専念してほしい。資金は私が何とかする」と約束する。

その場にいた酔った桑十四郎は「金ならある」と口走るが、英英は彼を厳しく叱責する。颦児に好かれたいなら、まず自分が何を成したいのかを考えるべきだと諭し、彼に「ぴったりの仕事がある」と告げる。その言葉に桑十四郎は目を輝かせ、初めて“自分の役割”を意識し始める。

一方、趙修縁のもとには牛五娘が参湯を持って現れる。夫婦円満を装う彼女だが、趙修縁は冷ややかで、牛瑾の名を出されても動じない。彼は「趙家は自分一人で牛家に錦を供給できる。だが、私がいなければお前は何者でもない」と言い放ち、二人の関係は完全に主従と利害だけのものになっていることが浮き彫りになる。

やがて季英英は、新たに描いた錦図を玉玲珑の酒楼で競売にかける。牛五娘が二十貫を出すと、場は一気に静まり返るが、趙修縁が六十貫を提示して空気を一変させる。
しかし英英は二人ともに売らないと宣言し、各部屋に鈴を設け、鳴らすごとに五貫ずつ加算される匿名入札方式を提案する。

鈴の音が次々と響く中、白晟が百貫という破格の値を提示。英英が受けようとした瞬間、桑十四郎がさらに鈴を鳴らしてしまい、英英は内心で頭を抱える。だが最終的には白晟が最高額で落札し、英英は必要な資金を手に入れることに成功する。

こうして、新たな錦の道・資金・人材がそろい始める一方、白晟という新たな黒幕も、静かに季英英の運命へと深く関わり始めていた。

 

18話 あらすじ

白晟は、落札した錦図の制作現場を自分の目で見たいと要求する。季英英は錦坊の主は于殊だと断り、判断を委ねる。そこへ現れた于殊は「百貫は一文も負けない」「見学は許すが、口出しは無用」という条件を出し、白晟もそれを承諾する。

こうして三人は香を焚き、正式に新しい錦坊を開く。季耀庭は、かつて父と共に使っていた織機と再会し、幼少期の記憶がよみがえって胸を打たれる。
しかし工房に入ると、糸の選び方や配色をめぐって職人同士が激しく言い争っており、季英英は白晟に対して気まずい思いをする。さらに織り模様を巡って于殊と季耀庭たちも対立し、錦坊は開業早々ぎくしゃくした空気に包まれる。

夜になり、于殊は場を和ませようと料理を並べるが、誰一人として箸を取らない。怒りや不満が溜まりきっている様子を見た季英英は、即興で「遊び」を提案する。
跷跷板(シーソー)を使い、二人一組で問題を出し合い、正解すれば銭をもらえるという遊びだった。最初は季耀庭と年配の職人が挑戦し、互いの誤解や勘違いが明らかになるが、英英は「疑問は隠さず口にすべき。力を一つにしなければ良い錦は織れない」と諭す。次第に場の空気は和らぎ、笑いも戻ってくる。

やがて周囲の勧めで、季英英と白晟が一組となって遊ぶことになる。白晟は「今の自分は半分は織り手だ」と言い、勝負に加わる。その最中、楊静澜が姿を現し、ふざけて英英の朱颜酡を使って彼女を引き寄せる。
値段を巡って冗談混じりのやり取りが続き、二人の親密な様子を見た白晟は、「情に囚われる者は大事を成せない」と内心で冷静に判断し、手にしていた糸を静かに地に落とす。

その後、楊静澜は英英のために、工房内を移動しやすい滑車付きの腰掛けを作り、錦の見分け方を教えてほしいと頼む。英英は彼の目を布で覆い、「錦は目ではなく、心で感じるもの」と手を取って導く。
視界を奪われた楊静澜は、心が乱れると正直に語り、英英は一歩退いて転びそうになるが、彼が腰を抱いて支える。赤い紗が二人を包み込み、楊静澜は「君が望むなら、いつか君から歩み寄ってほしい。望まないなら、私は待つ」と静かに告げる。その言葉は、英英の胸に深く残り、夜になっても彼女は嬉しさで眠れなくなる。

一方、貢錦の押送の日が迫る。趙修縁が検分をしていると、牛五娘が蜀紅絲の箱の前で彼を制止する。警告を無視して中を確認する趙修縁に、牛五娘は季归南の死をほのめかすが、彼は聞き流して立ち去る。

楊静澜が貢錦を護送し出城しようとすると、趙修縁が同行を申し出る。さらに季英英も「蜀紅絲を自分の目で見届けたい」と現れるが、楊静澜は彼女を益州に残し、「帰る場所を守ってほしい」と諭す。

途中、護送を担当する督運官と合流し、一夜を明かすことになる。夜半、督運官が不審な動きを見せ、楊静澜はそれを捕らえるが、同時に牛瑾が差し向けた刺客が現れ、口封じを図る。
益州では高放が季英英のもとを訪れ、事の次第を報告する。楊静澜の指示により、非常時には必ず英英と相談するよう命じられていたのだ。諸葛鸿は督運官を街中で取り調べるが、そこへ牛瑾本人が姿を現し、事態は一気に緊迫していく。

 

19話 あらすじ

牛瑾は捕らえた督運官を連れて行こうとするが、季英英はそれを強く制止する。益州の人々は皆、織錦で生きており、その民を苦しめた者を密かに連れ去ることは許されないと訴える。彼女は「あなたの権力よりも、朝廷と民心の方が大きい」と言い切り、集まった百姓たちも声を上げ始める。

その場で牛五娘は、督運官の妻子を人質に取っていることを明かし、彼が何も話せない理由を示す。牛瑾は督運官に調査へ協力するよう命じ、妻子の面倒は自分が見ると約束してその場を去る。季英英は楊静澜の安否を気にかけるが、諸葛鴻から「彼は万事計画の内だ」と聞き、ひとまず胸をなで下ろす。

季英英は城門で楊静澜の帰りを待ち続け、日が暮れる頃ようやく再会する。楊静澜は、牛瑾の兵が城内の民を驚かせぬよう戻らなかったと語り、季英英だけが自分の考えを理解してくれる存在だと微笑む。今回の件で季帰南の冤罪が晴れ、自分も胸を張って「錦王」でいられるようになったと語り、二人は穏やかな時間を過ごす。

一方、その光景を遠くから見ていた趙修缘は、かつて季英英にもらった凧を手に取り、昔の思い出を振り返る。しかし、今や彼女の隣にいるのは楊静澜であることを痛感し、凧を燃やして過去への想いに決別する。

調査を進める楊静澜は、督運官の家から南詔に関係する品々を発見し、貢錦が別の目的で流されていた可能性を疑う。しかし、督運官の妻子の行方は依然として不明で、季英英は「彼らを見つけなければ真実は語られない」と焦りを募らせる。

趙修缘は督運官との面会を強く求め、制限付きで許可されるが、その直後、督運官は牢内で自害する。楊静澜は、これが牛瑾の意向であり、趙修缘が“ある人物”のために動いた結果だと察する。

その頃、趙修缘は季英英を連れ去り、婚礼衣装を着せて無理やり結婚しようとする。間一髪のところで楊静澜が駆けつけ、季英英を救出する。全てを失った趙修缘は、牛五娘から「自分と同じく捨てられた存在だ」と突き放される。

やがて趙修缘は牛瑾のもとを訪れ、督運官を殺したのは自分だと告げて忠誠を示し、牛五娘に代わって権力を握りたいと野心を露わにする。物語は、さらなる裏切りと陰謀へと深く踏み込んでいく。

 

20話 あらすじ

牛瑾は趙修缘に対し、本当に牛五娘に代わって権力を握りたいのかと問いただす。趙修缘はそれを認め、力を貸してほしいと願い出る。牛瑾は、その動機が季英英にあるのではないかと見抜き、彼女が自分の仇であることを知っているのかと問う。趙修缘は、季英英を一か所に閉じ込めてしまえば何もできなくなると冷静に答える。牛瑾は、忠誠を尽くすなら望むものを与えると約束する。

屋敷を出た趙修缘は、門前で牛五娘が跪いて面会を求めている姿を見る。しかし牛瑾は彼女に会おうとせず、趙修缘は牛五娘を連れて帰るよう促す。立場は完全に逆転し、牛五娘は無力な存在となっていた。

季英英は、父・季归南の冤罪が晴れたことを受け、家族と共に香を焚いて報告に訪れる。季母は、もう危険なことはせず、平穏に生きてほしいと娘を案じる。家族が席を外した後、季英英は父に、冤罪は晴れたものの真の黒幕はまだ捕まっていないと語り、必ず真相を突き止めると誓う。その言葉を、季母は物陰で静かに聞いていた。

その後、季母は楊静澜を訪ね、冤罪解消への感謝と、娘を支えてくれたことへの礼を伝える。そして縁談の絵姿を見せ、季英英を早く安定した暮らしに導きたいと本心を明かす。楊静澜は推薦できる人物がいると言いかけるが、「是非から遠ざけ、穏やかに生きさせられるか」と問われ、言葉を飲み込む。今の自分にはそれができないと悟り、時が来たら改めて紹介するとだけ告げて去っていく。

白晟は願いの木の前に立ち、結ばれた赤い紐を眺めていた。寧黛は「願いにすがるのは弱者だ」と言い放ち、益州に来た本来の目的を忘れるなと釘を刺す。白晟は彼女を南詔へ戻し、織錦の事業を任せ、自分の命があるまで戻るなと命じる。

楊静澜は南詔行きを決意するが、諸葛鴻は危険だと止める。それでも楊静澜の意思は固く、万が一戻りが遅れたら先に科挙を受けるよう諸葛鴻に託す。諸葛鴻は、事件が終わるまでは共に行動すると約束する。

一方、季英英たちの新しい錦が完成し、錦坊では喜びの宴が開かれる。季英英は楊静澜に喜びを伝え、手作りの腰飾りを贈ろうとするが、楊静澜は季母の言葉を思い出し、それを受け取らない。そして二人は「盟友」だと距離を置く。季英英はその態度に傷つき、怒って立ち去る。

玉玲珑は季英英に、自分の心に従うべきだと助言する。季英英は楊静澜を追おうとするが、彼はすでに南詔へ向かった後だった。それでも彼女は「帰りを待つ」と心に決める。

その頃、趙修缘は牛五娘を軟禁していた。玉缘が密かに面会に来ると、牛五娘は趙申氏を呼び、趙修缘に季英英を取り戻すよう説得させてほしいと頼む。やがて趙申氏は酒に溺れる趙修缘のもとを訪れ、生意気を捨て、再び季英英を娶るよう強く勧めるのだった。

 

蜀紅錦~紡がれる夢~ 21話・22話・23話・24話 あらすじ

蜀紅錦~紡がれる夢~ 各話あらすじ キャスト・相関図

 

 

 

 

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