唐人街探偵-DETECTIVE CHINATOWN- 読み方:とうじんがいたんてい 2020年 全13話 (※配信全12話)
dim-sumさん |
② 玫瑰的名字(薔薇の名前)5話~9話 (5話~8話)
唐人街探偵-DETECTIVE CHINATOWN- は3つのストーリーで構成されています。 つぎは ② 玫瑰的名字(薔薇の名前)5話~9話 (5話~8話)
第5話 あらすじと感想
第5話 死者と猫
林黙が女性不信に陥ったきっかけは、事件で知り合った女性のようです。当時林は、高校教師の傍ら「事件の痕跡を消す」仕事をしていました。今回は、ソファに座った男の他殺体を首吊り自殺に偽装。被害者の爪に残った加害者の痕跡を採取後、爪を切る徹底ぶりです。
その後バンコクの住宅密集地にあるアパートの最上階、そこにある小屋のような自宅で「小愛」という女子学生と朝食を取り、廃工場のようなアジトへ向かいます。今回遺体から採取した犯人の遺留品を分析し、ある人物の事件への関与を推理する様子は探偵のようでした。
一方、探偵になった後林の相棒になったサーシャは、当時警察署に配属されたばかりでした。林が自殺を偽装した現場に疑問を感じます。その理由は、現場に携帯がない、猫を飼っていた痕跡があるのにいない、そして遺書がないことでした。サーシャの主張は昇進目前の度郎課長に笑い飛ばされ自殺と処理されました。
諦められないサーシャは事件資料室へ向かい、そこで事務官の汶頌(=ウエン)と知り合いになります。一見もっさりしたウエンが実は切れ者と見たサーシャは、捜査の相棒になって欲しいとウエンに頼みます。
林は「スマイル」の指示で、背中から数か所鋭い刃物で切り付けられた、男性遺体の偽装を行うことに。男の持ち物から「薔薇の名前・IVY」の名刺を見つけ、珍しい香水を嗅ぎ取りました。男の幻影と会話するうち、林は警察に取り囲まれる中間一髪で逃走します。
切り付けられた遺体の妻アイビーは警察官も思わず見惚れる美女です。彼女は何故林を女性不信にしたのか、気になります。
第6話 あらすじと感想
第6話 容疑者 林黙(リン・モー)
林黙が、施設から逃げる途中死体を処理する「師匠」と出会い、「林黙」になった過去が明かされました。師匠もスマイルの手下で処理係だったんですね。その後スマイルの指示で殺され、林は師の復讐のため、スマイルを調べているのです。
切りつけられた遺体の妻アイビーは、夫坤塔の遺体を見て泣き、警察の度郎課長は犯人逮捕を約束します。防犯カメラ映像では容疑者が特定できず膠着状態の中、サーシャがドライブレコーダー映像を分析し、林黙が手配されました。
一方林は坤塔の所持品だった名刺「薔薇の名前」でアイビーに会いました。彼女の美しさに見惚れ、林は思わず鼻血を流すほど。そして調香師でもあるアイビーに香水「一目惚れ」を注文し再会を約束しました。
警察が来たことで林を夫の仇と考えたアイビーは、香水ができたとウソをつき林を呼び、薬で眠らせた上椅子に縛り付けて尋問します。美女の怒った顔は怖いです。林は来客に乗じて形勢逆転しアイビーを尋問しますが、そこへ教え子で転校生の安琪が花を買いに来ます。
何と安琪は林を狙う殺し屋で、アイビーの夫を殺したのも彼女。細長い包丁を振り上げ林を襲います。林とアイビーを追いかける安琪は目の周りが紅く口の端から血を流し、怖いのなんの…。走る動きもロボットじみていて、市場の雑踏を猛スピードで駆け抜ける様子は、夢に出てきそうでした。
アイビーに不審を抱いたアイビーが資料をあたると、彼女が4回結婚しており、過去3人は全て資産家で、内2人は自殺と事故死していると知ります。
安琪を振り切った林は、君は何者だ?と改めて問い質します。アイビーは普通の女で今は寡婦と答えました。
第7話 あらすじと感想
第7話 スマイル探しの鍵
アイビーは自身の経歴を告白します。脅迫されて「スマイル」に命じられ、富豪と結婚し遺産を手に入れる役目だったと言います。今の夫・坤塔は愛していたと言い、組織から抜けスマイルに復讐したいと訴えます。自分が師匠の復讐を考えたためスマイルの標的になったと考える林黙は、取りあえずアイビーと協力することに。
そこへ聞き込みに来たサーシャが、エレベーターで何と安琪と乗り合わせます。朝食後部屋を出た林たち3人とエレベーター出口で鉢合わせ!安琪は刀を振り上げ林に襲い掛かりサーシャは銃を構えます。その後アイビーが銃を奪い発砲、狭い廊下で大乱闘に。手すりから転落しかけたサーシャを林が助けます。そこへ警官隊が駆けつけ、安琪は手すりを飛び移り逃走。サーシャは林を信じ逃走を許しました。
アンジーと林は、林が自殺を偽装した探偵の身辺を洗い直そうとしますが、部屋にあったものは直前に全て警察に移されていました。何もない部屋を捜査し、探偵が警察に通報後まもなく殺害されたと推理します。
その過程が面白く、探偵が外出中雨に降られて携帯を濡らした。その水分を抜こうと自炊しないのに米を買い、米の中に携帯を埋めて水分を抜こうと考えた。米に埋めた後アパートの管理人に電話を借りてどこかへ電話を掛けたが、その時メモを見なかった。メモなしで連絡できたのは警察では?という流れです。そして警察内部にスマイルの協力者かまたはスマイル自身がいる事を意味する、という結論に達します。
一緒に逃げているアイビーは、何回か林を試すような発言をします。スマイルを憎んでいると言う彼女を、信じても大丈夫なのでしょうか…。
第8話 あらすじと感想
第8話 暴かれた正体
警察が探偵宅から運ばれた証拠品を調べる中、サーシャとウェンはアイビーの夫で作家の坤塔宅からPCを持ち出し、分析を依頼。アイビーと逃走中の林黙は携帯を取り出し分析するよう、サーシャに頼むことにします。
林の「未来の相棒」小愛がサーシャに携帯の件を依頼し、林の過去を語ります。林は幼い頃裕福に暮らしていましたが、Qの刺青がある人物に親を殺され、犯人から漂う香水の香りを記憶。復讐のため嗅覚を鍛えようと空港の貨物仕分け所で働き、分析のため化学を学んだそうです。
一方逃げている林とアイビーは所謂吊り橋効果か?関係を持ちます。アイビーは魅力的だし仕方がないかなあ。林は一目惚れだったし…
そのころ探偵の携帯から、アイビーの写真が大量に発見されます。度郎課長は、夫坤塔が林とアイビーの不倫調査を探偵に依頼、2人が共謀して坤塔と探偵を殺した、と結論付けます。
サーシャが持ち込んだPCは、パスワードを解除すると坤塔の個人情報が報道各社に流れるよう設定されていました。曰く彼がある財閥の私生児で、巨額の遺産を相続権があるとの内容です。スマイルが坤塔を狙った理由が明らかになり、アイビーの関与を確信したサーシャは、公園のベンチで黒いパーカーの男と座るアイビーの写真を林に送り、警戒するよう話します。
林は悲しげな顔でアイビーにベンチの写真を見せ、坤塔が資産家だと知り近づいたのかと聞きます。アイビーは否定しますが、林は信じません。するとアイビーは警察署へ行き度郎と面会。その後自分は坤塔のメールを見て集まった報道陣を前に会見し「夫の遺産を放棄する、大切な人から誤解される原因になるから」と話しました。
第9話 あらすじと感想
第9話 真相の先
アイビーの会見を受け、林黙は2人が出会った当初からの事を思い出していました。サーシャは林と会い、会見でアイビーが言った大切な人は林のことね、おめでとうと皮肉を言います。林は彼女が遺産を放棄したことでスマイルの計画が狂った、アイビーが襲われるかもと話します。
予感は的中し、安琪がアイビーを人質に林を呼び出しました。安琪はスマイルの命令がなくても、林を一回でも刺したいと切望している、人殺しは自分にとって快楽であり、林を指す所を何度も夢に見たと。職業病なのか、そもそもそんな嗜好だったのでしょうか。安琪はサーシャに撃たれ、アイビーは病院で命を取り留めました。
スマイルが警察官と確信する林は、警察署に発火装置を仕掛け無人にし、引き出しを探し容疑者を特定します。それがサーシャの相棒ウエンでした。
敢えて捕まった林は録音録画装置全てを撤去させ2人で対峙し、ウエンから供述を引き出しました。実は小型の録音機が仕掛けられていたと知り、ウエンはこれは全てアイビーの為?と確認し「林と自分は同類」の言葉を残し拳銃自殺しました。
事件後サーシャは、林を無罪放免にするため自分の手柄を度郎に譲り、度郎は副局長に昇進しました。3人で林が事件現場に居た理由を相談した結果、林は「唐仁探偵社」で探偵になることに…。
アイビーは妊娠2か月でした。自分は夫の遺産を放棄しても子供には相続権がある。そして彼女の耳後にあったのは、Qの刺青でした。ウエンが同類、と言ったのは2人ともアイビーを愛してしまった、ウエンもアイビーに操られていたという事ですね。
林が女性不信になったのはアイビーが原因…なるほど頷けます。
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