大明皇妃 41話・42話・43話・44話 あらすじと感想

大明皇妃 -Empress of the Ming-

大明皇妃 -Empress of the Ming- 読み方:だいみんこうき エンプレス・オブ・ザ・ミン   2019年 全62話 原題:大明風華

dim-sumさん

第41話 あらすじ

第41話 最後の決戦

オイラトが侵攻したとの知らせを受け、瞻基は北伐へ出発。自ら出陣し、マフムードが率いるオイラトの主力軍との決戦に挑む。激しい戦いの末、明(みん)は多大な犠牲を出しながらもオイラトに勝利する。蒙古(もうこ)の他部族は明に降伏し、辺境に平和が訪れた。一方、宮廷では若微と善祥がそれぞれ男子を出産し、都に帰還した瞻基は2人の息子の誕生を喜ぶ。しかし、喜びもつかの間、高燧から文字に残せない報告があると聞き、瞻基は衝撃を受ける。

出典:kandera 大明皇妃 -Empress of the Ming- ストーリー

第41話 感想

高煦が禁足を解かれたと知り、以前の臣下たちが次々と面会に訪れました。会わないと礼を欠くと言う妃に、高煦は以後屋敷に入れるなと話します。妃は禁足を解かれ贈り物まで貰った。世間では高煦は徳高く、瞻基も頭が上がらないと言う。何を怯えるのかと不思議そうです。

戦が優利に進み、瞻基は于謙にマフムード率いるオイラト以外の部族と和睦するよう命じます。オイラトは銃や大砲を作るつもり、マフムードを排除せねば明は安心できないと話しました。

苦戦するマフムードは、瞻基に決着を付けようと決戦を申し出ます。瞻基はこれに応じ、マフムードの主力8千騎と明の騎兵8千が戦い、瞻基自ら指揮を執ることに。于謙や将たちは、皇帝が指揮を執るのは危ない、大砲を使えば決着すると反対します。しかし瞻基は、大量に殺せば敵は降伏せず交易もできないと言い、自分が前に出れば他部族は戦わずに降伏する、と説明します。

決戦は明軍の勝利に終わり、マフムードの孫エセンは西へと敗走しオイラト以外の部族は降伏しました。瞻基は大けがを負いながら、于謙に明と交易する意義を相手に説明せよと命じ、于は泣きながら拝命しました。

瞻基は都へ帰ると祖廟で祖父と父に大勝利を報告、その後皇太后に会い、皇子たちの満1月の祝いをせよと命じられます。善祥と皇子に会ったあと、若微と皇子を呼んで大喜び。そこへ高燧が報告に現れ、聞いた瞻基は高煦を殺す方法はないかと尋ねます。

マフムードは戦死したようですが、孫のエセンは13人でも捲土重来できると復讐を誓い、今後も明の悩みの種になりそうです。宮中では、高燧が遂に善祥と高煦の関係を瞻基に明かしました。瞻基は祖廟に籠り、部下たちに高煦に近い者たちを捕らえるよう命じました。朱家の者を殺さない約束は果たせそうになく、瞻基の辛い日々が続きそうです。それにしても若微と善祥の子に対する反応があまりに違い、善祥が気の毒になりました。

第42話 あらすじ

第42話叔父たちの復讐

朱祁鈺(しゅきぎょく)の満一月(ひとつき)を祝う夜、若微は瞻基から、病だと偽って宴には来るなとの言づけを受ける。皇太后も宴に呼ばれていないことを知り不審に思った若微は善祥のもとを訪ねる。すると瞻基が尋常ではない様子で祁鈺を高く掲げ、善祥に高煦との関係を問いただしていた。瞻基は善祥から、以前に高煦を北京から逃がした理由を聞かされるが、納得がいかず高煦の屋敷へ行く。そこで高煦から語られた話に瞻基は激高し、高煦を抹殺せよと命令を下す。

出典:kandera 大明皇妃 -Empress of the Ming- ストーリー

第42話 感想

善祥は、秀女に推薦した礼を返せと高煦に言われて北京から逃がしたと告白。瞻基が屋敷へ行くと、高煦は既に家族全員を殺害し瞻基を待っていました。そして祖父永楽帝や父洪煕帝を殺したと言い、更に瞻基を抹殺して皇帝になるため、敵と結託していたと告白しました。瞻基は「跡形もなく消せ」と部下に命じて宮中に戻ります。

衝撃を受けた瞻基は錯乱状態になり宮中へ戻りますが、直後に高煦が自分に殺されるために一連の事件を企てたと気付き、高煦宅へ戻ります。

すると高燧が居て、瞻基を貶めるため高煦と自分が計画を立てた笑いました。今は勝てなくても、瞻基は叔父殺しの汚名を着て、200年後は自分たちが勝つと。瞻基は自分も殺せと言う高燧に生涯の禁足を命じ、宮殿に戻り祖廟に籠ります。

高煦一族やその臣下などが一夜にして大量に処刑され、北京は恐慌状態に。困惑した大臣たちは皇太后に説得を頼みますが、瞻基は廟に籠ったまま。11日を過ぎ、お手上げの大臣と皇太后が若微に伝言を託します。

若微は「名声を守るため籠っているなら出家して皇位を譲れ」と伝えます。そして医師が祁鈺は瞻基の子だと断定し、善祥も深く反省していると言い、瞻基はようやく廟から出てきます。そして善祥を廃后し祁鈺の顔を見たくないと一緒に寺へ送りました。

自分が皇位に付くため敵に国を売り、祖父と父、自分まで殺そうとした叔父高煦の言葉に我を失った瞻基が怖かったです。祖父たちが生きていた頃は度々キレていた瞻基も、父の死後「仁義」を大切に皇帝らしく振舞おうとしていました。なのに、怒りで我を失い、于謙の言葉「王道に陰謀はつきもの」通りの叔父たちの罠にハマり、高煦の計画通り叔父殺しの汚名を着ることに。同じく野望を持っていた善祥も、折角皇子を産んだのに皇后を廃されました。若微は大臣たちにも評価されますが、逆に若微を辛い立場に追い込みそうで心配です。

第43話 あらすじ

第43話新たな皇后

皇后を廃された善祥は祁鈺とともに尼寺に送られ、新しく若微が皇后に冊封(さくほう)される。自らの死期を予感した瞻基は病弱な朱祁鎮(しゅきちん)の治療が不可能であれば別の者を皇太子に選び直し、張妍(ちょうけん)には摂政(せっしょう)となって支えるよう後を託す。瞻基は若微の殉葬を望むも、若微は祁鎮のためを思い、数年待ってくれるよう頼む。瞻基の死後、許されて宮中に戻ってきた善祥は皇太妃に、祁鈺は郕王(せいおう)に冊封される。そして善祥は祁鈺が帝位に就く可能性があることを知る…。

出典:kandera 大明皇妃 -Empress of the Ming- ストーリー

第43話 感想

瞻基は、皇后になった若微に先々代永楽帝の遺詔を見せます。内容は若微の能力を高く評価し、若微が皇子を産み瞻基が先に死んだ場合は、若微を殉葬させ謀反を防ぐよう命じる内容でした。

死を予感した瞻基は若微に、徐浜と生きなかったことを後悔していないか尋ねます。若微は、瞻基は自分に家庭と愛する息子を授けてくれて感謝している。殉葬も不満はないと応えました。

揚士奇たち大臣も瞻基に会い、政治向きの事を相談し、皇太子の体調にも触れます。瞻基は、祁鎮が治らなければ4人が藩王たちの子から善良な者を選べ、ただし皇太后に相談せよと命じます。

次に若微が現れ、自分は父母を子供の頃失い辛かった。幼い子のために殉葬を待って欲しいと頼みます。子が皇帝になれば死ぬまで補佐し、夭折したら自分も後を追い、殉葬されると誓う若微に、瞻基も許可しました。

瞻基の遺詔で善祥は皇太妃、子の祁鈺は郕王になります。ある太監は善祥に祁鎮の身体が不自由と告げ、善祥はわが子が皇帝になる野望を抱きます。

若微は皇太后張妍に、祁鎮は治ると医師も言っている、皇太子のままで居させて欲しいと懇願します。しかし張妍は、ではなぜ祁鈺を呼び戻す必要があったかと問い詰めました。結局若微は、自分の意思を通し朝臣たちに正式に皇太子が祁鎮であると表明しました。

瞻基は、オイラトとの戦いで受けた怪我が原因で37歳で死去、10年の短い治世でした。死の直前若微が居ない世はあり得ないとかあの世でも一緒になど言い、かなり若微に執着?していたようですね。淡々として見えて実は情熱的。皇太子のことは、身体が不自由なのは朱家が身内で殺し合った報いだと陰口を叩かれ、心残りだったでしょう、皇太后張妍も悩んでいましたね。

あの永楽帝にも脅威を感じさせたほど優秀な若微は、息子を補佐し大臣たちとどう向き合い、宮中へ戻った善祥と今後どう付き合うのか。楽しみのようで恐ろしくもあります。

第44話 あらすじ

第44話 9歳の皇帝

ただ床をはいずり回るだけの祁鎮に朝臣たちは困惑していた。若微は朝臣の心ない言葉に激高し祁鎮に自分の脚で立ち、言葉を話すよう懇願するのだった。それから数年後、祁鎮は正統(せいとう)帝となる。若微は幼い皇帝を補佐し、奏状への対応に追われる日々を過ごすが、肝心の祁鎮はわがままで横暴な振る舞いを繰り返していた。ある日、祁鎮が遊んでいた凧を祁鈺が不注意で壊してしまう。祁鎮は祁鈺のことを許すどころか執拗に責め立て…。

出典:kandera 大明皇妃 -Empress of the Ming- ストーリー

第44話 感想

若微は祁鎮が本当に話せず歩けないなら先帝に申し訳なく自分は殉葬されると叫びます。内閣の揚士奇は、大臣たちの手前冷静になるよう若微を諭しました。善祥はじめ皆が諦める中、祁鎮は突然立ち上がり宮殿まで走ります。

祁鎮に替わり政務を行う若微。女官双喜は文字も上手く若微の代筆を行い補佐します。中には若微に尊号を与え事実上の女帝に推挙する奏上があり、若微は先帝の遺詔に従って政治を行うだけ、祁鎮が結婚すれば政権を返すと応じました。

若微はある日、祁鎮が宦官に水を掛けている所を見かけ、それは遊びではなくいじめだと�り、壁に向かって立ち反省するよう命じます。祁鎮は何様のつもりだ、と反省しません。

祁鎮が自分の凧を祁鈺が壊したと言い、親族が集まる中宦官たちに祁鈺を殴るよう命じます。若微が祁鎮を殴ると、善祥は祁鈺を殴りました。宮殿に謝りに来た若微に、善祥は今は子供の喧嘩でも、大人になれば首が飛ぶ、躾けのためにわが子を殴るのは当然と言います。若微が帰った後善祥は泣きながら、祁鈺に悔しくないかと話しかけますが、祁鈺は無邪気に笑うだけ。その後若微は張妍の宮殿へ祁鎮を迎えに行き、相手の身になって考え天下を治めるよう諭します。

祁鎮は9歳で正統帝に即位。朝廷では辺境で異民族が明を侵略していると陳将軍が報告します。玉座の祁鎮は終始落ち着きがなく、若微は隣に座る張妍に解説をしながら、祁鎮が気になって仕方がありません。

若微は祁鎮を厳しく躾けますが、張妍は甘やかします。朝儀では政治に詳しい若微から説明を受けざるを得ず、報告中におならをした将軍を咎めない若微に、張妍は皇帝が舐められると罰を与えよと言い、応じない若微に反発します。公私とも嫁姑の間に溝が生まれている様子です。甘やかされた祁鎮はいじめと遊びの区別がつかない愚か者。国外では宿敵オイラートのエセンが実力をつけ、宮中でも善祥が何か仕掛ける予感。波乱が起きそうです。

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