太陽と月の秘密 29話・30話・31話・32話 あらすじと感想

太陽と月の秘密~離人心上~

太陽と月の秘密~離人心上~ 2020年 全36話 原題:离人心上(離人心上)(英題:Sleepless Princess)

NANAさん

第29話あらすじと感想

第29話 雲妃の恋人

婚儀に現れず酔いつぶれた薛曜(せつよう)に「兄を返してくれ」と言われた徐初月(じょしょげつ)。彼女は薛暮(せつぼ)の手紙を読んで初めて全てを悟り涙を流す。さらに、睡眠薬で眠らせたつもりの那溪(ナーシー)が毒に侵され死にかかっていると知り東識(とうしき)にはめられたと気づくが、潔白を証明できず毒を盛った犯人として監獄へ。そこで、予知夢を見たと嘘をついた徐初月は…。

引用元:GYAO! 太陽と月の秘密~離人心上~

那渓が毒を飲まされて危篤状態になり、飲ませた初月が捕まりました。でも薬のつもりで飲ませただけ、こういうのは作った人も捕まるのに、東識が関係してるのわかってるけど皇帝は知らん顔。自分が飲む丹薬も作ってもらってるから、自分の都合で気づかぬふり。

皇帝はおかしいよ、毒作って飲ませちゃう人なんだから自分にも毒が盛られてたらと、なぜ思わないのか理解に苦しみます。そして東識の言う事を信じる愚かさ、皇帝はいつでも自分の都合の様ように物事を考える自分勝手な人です。

それから兄の薛暮が初月を好きでいつも陰から見守っていたなんてロマンチックすぎます。しかも変身してたことも知られてたなんて驚きます。私からしたら初月を守りたかった兄としては、このことで初月が不幸になったら悲しむと思う。いつも幸せな初月を見守ってたんだから。ずっと賊たちと戦ってきてた兄上は恩人じゃん、最後の手紙も涙なしには見れなかった、私なら弟に好きな女性を託したいと思うけど。

本当に悪いのは皇帝です。兄・薛暮は西昭との戦に勝てなかったから公主とは結婚できる立場ではないと言ってたけど、実際は兄弟が協力して戦をすれば勝てるのに、薛家ばかりが権力を持つのが気に入らなくて皇帝は薛暮を人質にして閑職に就けたんだからすべて皇帝の思うまま、いいようにされてたのです。初月の為、弟・薛曜や薛家の為にいつも頑張っていた薛暮。初月もこの兄の存在を覚えていてあげて欲しいです。

第30話あらすじと感想

第30話 残酷な仕打ち

東識(とうしき)は解毒薬で密かに那溪(ナーシー)を目覚めさせるとある取引を持ちかける。また、徐初月(じょしょげつ)を救おうと皇帝に丹書鉄券を差し出した薛曜(せつよう)は、唯一の方法として那溪との結婚を迫られる。一方、徐星辰(じょせいしん)は全てを捨てる覚悟で徐初月を連れて逃げようとするが、彼の将来を考え徐初月は牢に留まる。そんな彼女の元に薛曜が現れ那溪との結婚を告げ…。

引用元:GYAO! 太陽と月の秘密~離人心上~

星辰は初月を助けるため脱獄を企てた。でも初月は星辰にはついていかなかった。それは星辰が順王の地位を捨てるという事だから、初月にはそんな事できないでしょ。どんな窮地におちいっても初月は薛曜しか愛せなのだから、自分が助かりたいからって星辰の人生を巻き込めない。

初月はどんな罪をきせられるかわからないのに、自分のことは自分でかたをつけるって、苦労して育ってきただけあって根性あります。結局薛曜は2人を助ける為、婚姻を受け入れたのだから、切なくって震えました。

那渓は毒を盛ったのが東識だと分かっていて、毒を飲ませたのは初月だと言い張ってるのは、薛曜を奪いたいからで悪い女です。初月とも先に友人関係を作ってからの薛曜略奪計画ですから良い人なわけないです。確実に初月の友情利用してますから、ズル過ぎます。

しかも婚儀の介添え役を初月にするよう皇帝に頼むなんてトドメさす気です。そんなことさせて初月は大丈夫なのかな、私なら病欠します。でも意志の強い初月はやり遂げちゃうんだろうな、好きな人の大事な時は見届けたいのもの。

でも星辰は初月の事を心配して薛曜に殴りかかったり、薛曜も落ち込んじゃって酒に逃げてるし、男はこういう時はだらしないな、次回には婚礼が行われるはず、涙なしには見られないでしょう。ここまで来て初月がこんなつらい目に合うなんて切ないです。

第31話あらすじと感想

第31話 いくつもの嘘

薛曜(せつよう)と那溪(ナーシー)の婚儀の介添えを務めた徐初月(じょしょげつ)。彼女は二人の成婚を見届けるともう泣かないと誓う。そんな彼女に徐星辰(じょせいしん)は薛曜のことは忘れてほしいと言う。そんな中、生辰石を手に入れたい東識(とうじき)は法術を使って皇帝を操り徐初月を新しい国師に任命。だが、徐星辰が咄嗟の嘘で徐初月のお腹には自分との間にできた皇孫がいると訴え…。

引用元:GYAO! 太陽と月の秘密~離人心上~

婚礼の日、初月は介添え人を務める為婚礼に出席します。その表情を見れば初月がどんなにつらい立場なのか一目瞭然。だけど涙は見せません。ただ淡々と表情を隠して儀式を振興する初月が切なすぎます。むしろいつも男勝りで強気な蘇囡囡の方が号泣。だけど初月はまだ負けを認めてない、婚礼を見届けるといいます。

とても豪華な婚礼で本当に美しい儀式。花嫁の乗る輿が美しく荘厳な雰囲気が見事でした。介添え人の初月の凛とした姿が切なげ、だけど美しい。むしろ薛曜の方が動揺が隠せない。薛曜の心の内を想像するだけで泣けてきます。

婚礼の朝、寧王は那渓を訪ねていました。すっかり那渓に惚れてるみたいで、武術はからっきしでやられっぱなしなのに那渓に絡んでいく寧王は面白い人。この寧王の見た目は私の好みのタイプ。なぜ那渓の事好きになっちゃったのか、自分にないもの持ってるから憧れなのかな、どうせなら那渓を奪ってちゃってください。みんなが丸く収まります。

婚礼の後順王府に移った初月を皇帝は宮中に戻そうとしますが、戻って欲しくない星辰は夫婦の契りを結んだと嘘を付きます。それが薛曜の耳のも入った時、皇帝が刺客に襲われ初月も毒で目が見えなくなります。2週間もすれば治ると言われたものの、その間どうやって過ごせばいいのか。生辰石の影響を受けず静かに休めるのか、薛曜が協力を申し出ますが、それを断る星辰は初月を薛曜には任せたくない様子。

もう一緒になれないと思いつつ、それでも初月を守ろうとする薛曜の気持ち、想像するだけで胸が痛くなります。

第32話あらすじと感想

第32話 愛の印

薛曜(せつよう)は毒のせいで一時的に目が見えなくなった徐初月(じょしょげつ)を密かに看病する。それを見とがめて責める那溪(ナーシー)に彼は離縁書を渡し、兄・那丘(ナーチウ)を人質に取ったと伝える。一方、徐星辰(じょせいしん)から命を守るためと説得され仕方なく妊娠しているふりを続ける徐初月は、薛曜にもその嘘をつき通す。そんな中、薛曜のおばがわざわざ徐初月を訪ねてきて…。

引用元:GYAO! 太陽と月の秘密~離人心上~

初月と薛曜の関係をやり直させようと薛曜の叔母様がお見舞いに順王府を訪ねます。そこで薛家に受け継がれる宝刀が初月の生辰石の邪気を払うと言い、口のきけない少年・小勝子をそばに置いていきます。その時部屋の様子を見て、星辰との結婚の契りは嘘だと見抜くのです。叔母様ナイスサポート、二人を仲直りさせようと、なかなかいい仕事します。感もいいし、さすが叔母様です。

初月を見舞った薛曜も自分にとっても初月が枕だったと告白します。2人共お互いの存在が必要だったのです。こんなピンチの時だけど、その言葉にはメッチャ感動しました。戦場では鬼のような将軍だったのに初月の前ではとろけるくらい優しい、そのギャップにハートを撃ち抜かれていたので、この告白には納得。やっぱり初月がいない生活なんて考えられないんです。

しかし初月と星辰は懐妊したかもなんて嘘ついちゃったことをごまかすので手一杯、でもその嘘の懐妊を初月の口から知らされて、薛曜は酒に逃げてみっともないくらい酔いつぶれてるけど、切なくって泣けます。 桃幺が初月のもとを去ったことも、じんわりと寂しく感じます。初月が一人の時は小勝子の代わりに薛曜が目の見えない初月の世話をします。一言も言葉を交わさないけど、薛曜の優しい眼差しで胸が苦しくなります。

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