第56話 あらすじと感想
dim-sumさん |
第56話 君主の苦悩
葉赫那拉氏舒妃の皇子が重い病になってしまいました。避暑で紫禁城を離れている葉赫那拉氏は側に居たいと嘆願しますが聞き入れられず、結果子は亡くなりました。
欽天監のお告げを信じる皇帝は、自分のせいで皇子が亡くなったと本気で信じているようで、憔悴しています。
一方皇太后の長女の嫁ぎ先ではクーデターが起き、反乱軍は婿殿を殺害したうえ長女を嫁に、と申し出ます。「貞女は二夫にまみえず」は当時当たり前でしょう。風習が異なる「蛮族」に嫁がせた娘を不憫に思っていた皇太后は激怒し、清へ戻せと言い張ります。
しかし清朝は水害に見舞われ軍資金もなく、嫁に貰えなければ土地をよこせ、と要求する先方と皇太后の間で皇帝は困り果てていました。
如懿は皇帝に皇太后と直接話し、長女を再嫁させるよう説得すべきと言い皇帝も従いますが、これで皇太后が如懿を恨みそう。せっかく円満になっていた後宮、また騒ぎになりそうですね。
そんな中衛嬿婉は寵愛を取り戻そうと、昆曲(今でいう京劇のようなもの?)を学び始めました。大人しくして居て欲しいのに、前向きなんだなあ…
第57話 あらすじと感想
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第57話 絶望の果てに
その衛嬿婉は皇帝が通ると聞き、歓心を引こうと庭で昆曲を歌います。如懿が聞き咎め、舒妃葉赫那拉氏の子が亡くなり喪中なのに、不謹慎だと叱られました、どう至極当然です。そして子の位牌に詫びろと言われます。
進忠太監は、この機会に葉赫那拉氏に打撃を与えて皇帝の前から排除しろと勧めます。避妊薬の事を聞いた葉赫那拉氏は、当然傷ついたでしょう。何しろ皇太后に勧められたとはいえ自分から好きになって嫁いだ男性でしたから。
子を失って失意のうえ、薬の事を聞いた衝撃に耐えきれず、宮に放火して亡くなります。火事を知った如懿は予定日を前に産気づき、皇女を出産しました。でも子供は生まれつき心臓が弱く、成長は難しいと江医師が診断します。
如懿は葉赫那拉氏が何故自殺したか調べ、直前に衛嬿婉と会っていたと突き止めました。手駒を殺された皇太后も、同様に衛嬿婉の関与を調べ上げます。長く後宮で生きているだけありますね、貫禄勝ちです。
黙っている代わりに衛嬿婉が葉赫那拉氏に飲ませようとしていた薬を飲め、と皇太后から言われた衛嬿婉、今度こそ絶体絶命かな?
第58話 あらすじと感想
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第58話 抜け駆け
衛嬿婉、やり手だなあ…皇太后の手駒になる、と約束して命乞いに成功しました。但し、如懿の侍女容佩から毎日頬を10発殴られるお仕置きを受け続けます。衛嬿婉、顔が腫れあがりました。
そこへ蒙古族から新しく皇帝に巴林湄若・穎嬪が嫁いできました。皇帝は若く明るい彼女を気に入ったようで、秋の狩りに同行させるほどです。この秋の狩りには体調を崩した如懿は同行しません。
衛嬿婉は新しい娘の後宮入りを知って気が気でなく、皇太后に狩り場に行きたいと泣きつき成功。何とか皇帝に近づこうと策を練ります。
この頃皇帝は、新しく入った巴林湄若氏たち草原育ちの娘は、元気が取柄だが風情に欠けるなぞと言っています。紫禁城を離れた途端、羽根を伸ばしたくなったのか、はたまたこれが皇帝の本質なのか。自分のせいで妃嬪が自殺したのに忘れてしまったかのようです。
そこで進忠太監と作戦を練り、何と按摩士に化けて狩り場の温泉に浸かる皇帝を誘惑。最早モンスターです。
如懿は皇帝付きの李太監から連絡を受け、同席した蘇氏順貴妃や海蘭は呆れていますが、さてどう対応するのでしょうか。
第59話 あらすじと感想
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第59話 寵妃(ちょうひ)の復活
衛嬿婉の掟破りをどう罰しようか…と待ち構える?如懿の機先を制すべく、衛嬿婉は後宮へ戻るや否や如懿を訪ね、罰を受けます。皇帝も罰を受けた衛嬿婉のために医師まで手配し、如懿も叱ることができません。衛嬿婉は寵姫に復活したようです。
そして金氏嘉貴妃は、息子の第四皇子が皇帝から重用されているため、皇太子になることは既定路線と考えているようです。大臣連中や皇后の如懿にまで賄賂を贈り、息子の後押しを願う始末です。
当然第四皇子も図に乗ってしまい、他の皇子たちにも傲慢な態度をとるようになり、海蘭の第五皇子と揉めています。蘇氏純貴妃の第三皇子は子供を授かり、皇帝もご満悦です。蘇氏も「この子は優秀ではないけれど子孫繁栄には役立っています」だって、それは自慢なの?
海蘭は、甥が度々お金の無心に現れ困っており、それを事もあろうに衛嬿婉に知られてしまいます。これはまずいなあ…ずっと如懿に尽くしてきた誠実な海蘭が、衛嬿婉に弱みを握られて悪事に加担するのは見たくない、と思いました。
第60話 あらすじと感想
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第60話 誤算
皇帝は、金氏嘉貴妃が大臣たちに贈り物をしている、と第三皇子の妻から聞き、皇子を牽制します。更に狩り場から届いた野生馬を乗りこなす様子を見て、彼が頻繁に狩り場に通っていると聞き、刺客事件は第四皇子が関与していると考えたようです。やっと?!
遂に第四皇子を母の金氏嘉貴妃から引き離し、紫禁城外に追い払うことにしました。金氏は母国に協力を要請し、韓国王に清朝の皇子をまねくよう頼みます。第四皇子が派遣されれば箔が付く。そしてもし海蘭の第五皇子が招かれたら道中殺してしまおうと。というこ
息子が皇太子になり、韓国王の役に立つためなら手段を選ばない、ということでしょうか。もう妄執としか言いようがないです。しかしこれは如懿の機転で阻止されました。金氏は今まで冷静だったのに、急に周りが見えなくなっちゃったのかなあ…
第四皇子が皇太子になれないと思った金氏は気の病を発症、命を狙われていると考え身を守るために何頭も犬を飼い、犬の声に驚き心臓が弱い如懿の皇女が発作を起こします。皇女は大丈夫なのでしょうか…
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