妖(あやかし)の傘、霧雨の恋

中国ドラマ

妖(あやかし)の傘、霧雨の恋 全24話あらすじ キャスト・相関図

放送予定

●【日本初放送】2026年5/19(火) 17:30~ 2026年5/24(日) 27:05~ 月・火・水

妖(あやかし)の傘、霧雨の恋
2024年 全24話
原題:一伞烟雨(いちさんえんう / Yī Sǎn Yān Yǔ) A Love Story of Oiled Paper Umbrella

目次

あらすじ

夢西洲(リー・ズーシュエン)は高名な妖魔ハンター・李拾遺の娘。父のようになれることを夢見ているが、父の才能には遠く及ばず、その夢をひた隠しにしている。大理寺の役人である南鳳意(ユー・モンロン=アラン・ユー)は、ある事件がきっかけで夢西洲と出会う。そして、ともに妖怪退治の師弟関係になった。お互いに惹かれ、彼らの愛が深まった頃、夢西洲の真の姿が徐々に現れる。彼女は内なる妖魔に魅了され、支配されていた。南鳳意は、自分の体の中に夢西洲が昔失った妖魔の丸薬が隠されていることを発見する。恋人を救うために南鳳意は、自分の体を切り開いてその丸薬を彼女に返し、命をかけて妖と戦うと決心する。南鳳意は夢西洲を救うことができるのか…。

引用元:アジアドラマティックTV 妖(あやかし)の傘、霧雨の恋

相関図

一伞烟雨 相関図

引用元:《一伞烟雨》人物关系图

キャスト

南風意(ナン・フェンイー) 于朦朧(ユー・モンロー)

南風意(ナン・フェンイー) 于朦朧(ユー・モンロー)

引用元:baidu.com/一伞烟雨

妖怪ハンター

彼は白澤宮の跡継ぎで本名は白澤意。白澤家は一族滅亡の災難に遭い、おじ・南思勖の養子になり、皇帝に黙認され名前を隠して成長した。北斗元陣法を学んだ優秀な妖怪ハンター。

彼は以前水中の妖怪を探った時夢西洲を助けてケガをし、身分を打ち明けた。

朝廷で郭籍に身の上を暴露されると、自ら大理寺卿の職を辞して去る。

そして彼と夢西洲は南思勖の冤罪を晴らそうとして、郭籍に妖族と結託した罪で逮捕され牢に入れられた。

彼は心魔に支配された夢西洲を救うために、本来夢西洲のモノだった妖丹を体から取り出して還し、最後の力を振り絞り連携して敵に対抗した。

※妖丹=妖怪や精霊が、長い修行を経て体内に形成した霊力・妖力の結晶

夢西洲(メン・シージョウ) 李子璇(リー・ズーシュエン)

夢西洲(メン・シージョウ) 李子璇(リー・ズーシュエン)

引用元:baidu.com/一伞烟雨

妖怪ハンター

父親は妖怪ハンターの李拾遺、母は妖王。妖怪ハンターと幽霊屋敷の売買で生計を立てる。天师府に入門するために、猫の妖怪を捕まえる仕事を請け負って、大理寺正・南風意に弟子入りした。すると邪悪なモノを見抜く能力が覚醒し、同時に南風意の法力もまた飛躍的に上がった。

妖王の身分を現して心魔に支配を受け、南風意が自分の体から彼女の妖丹を取り出して還した。2人は決裂するが再び手を取り合い、運命の難局に立ち向かう。

最後は万妖を開放するために皇帝・北宮朔に嫁ぐ。南風意が「山海図」を起動した後、心の底にある執念のせいで彼女は仁光に身体を乗っ取られる。

北宮朔(ベイ・ゴンシュォ)呉俊余(ウー・ジュンユー)

北宮朔(ベイ・ゴンシュォ)呉俊余(ウー・ジュンユー)

引用元:baidu.com/一伞烟雨

皇族の一員

北宮朔は「すべての生き物は平等」と信じる熱血漢。素直で善良、義理人情に厚く「長楽城の放蕩息子」と言われ、ドラマを動かす需要人物。

長楽城妖化人事件では、動揺する皇帝をなだめた。梦西洲が妖族の本身を現すと黙って側に寄り添い、太医に治療させて東宮に住ませる。

母親は渺雲に陥れられて死んだと知り、復讐を誓う。皇帝は臨終に際して北宮朔に皇位を託し、即位後人と妖怪の共存を宣言した。そして夢西洲に干ばつと水害の解決を命じ、彼女は妖力で雨を降らせた。

北宮朔は夢西洲を国師に封じ皇后に迎えようとしたが、儀式の際彼女は仁光に取り付かれる。

杜月怜(ドゥ・ユェリィエン) 鐘麗麗(ジョン・リーリー)

杜月怜(ドゥ・ユェリィエン) 鐘麗麗(ジョン・リーリー)

引用元:baidu.com/一伞烟雨

南派妖怪ハンター

代々妖怪ハンターの家の後継者で天师府の府尊・杜風雷の一人娘。彼女も幼い頃からハンターとしての訓練を受け、家族に伝わる妖怪識別法や術法、応用技術を体系的に学んだ。南風意が母親の形見である雨傘を修理して、2人に深い感情のつながりが生まれた。

「愛しているのに報われない」ジレンマを経験して、最後は南風意と肩を並べて戦い夢を叶えた。

紫霧事件、蟲虫事件を捜査し解決するなど、妖怪ハンターとして論理的思考力と事件調査のカギとなる作用をもたらす。

父からは天师府は妖怪事務において中立の立場なので、手を出すなと言われる。

司徒寒山(スートゥ・ハンシャン) 馮荔軍(フォン・リージュン)

司徒寒山(スートゥ・ハンシャン) 馮荔軍(フォン・リージュン)

引用元:baidu.com/一伞烟雨

大洲国右相

経験豊富で思慮深く、残忍で手口が悪どい鮫人妖。心から愛する主人・渺雲皇后のためなら自らを犠牲にして宦官になることも厭わない。渺雲皇后を頼りに、最終的には強大な権力を持ち政治を動かす右相になった。

妖族と結託して毒虫を使って百官の顔を変えて、自分の傀儡にしようとした。この計画が失敗すると、杜風雷の顔の皮を剥いで彼になりすまし、捲土重来を計画する。

その杜風雷の遺霊に脅されて、彼と娘の杜月怜との父娘関係に介入して仲を修復した。

渺雲皇后(ミャオユンこうごう)何花(ハェ・ファ)

渺雲皇后(ミャオユンこうごう)何花(ハェ・ファ)

引用元:baidu.com/一伞烟雨

皇后

一見万民の母たる温和で善良な皇后で、前皇后の息子・北宮朔を自分の子同様に大切にしている。だが実際は残酷な手段を使い本音を見せない鮫人で、前皇后を殺害し得意な幻術で人を惑わせる。子供の頃妖族が人に迫害されるのを目撃して、復讐を決意した。

宮中で自身の身分と幻術を使い、秘かに陰謀を計画する。夢西洲含め妖族の力を結集し、海の妖を引き寄せて妖力を増強しようとした。数多くの魔物を率いて、人族への復讐を企む。

寒衣節事件では、皇太子が兵を連れて宮中に入り陰謀を暴露して激しく衝突し、南風意が自らを犠牲にして『山海図』を開き、彼女を制圧した。

仁光(レン・グゥァン) 李柏言(リ・バイイェン)

仁光(レン・グゥァン) 李柏言(リ・バイイェン)

引用元:baidu.com/一伞烟雨

妖王の残魂

仁光は妖族の王で、本体は中国の伝説上の巨大魚・鯤鵬。人族の妖怪ハンター・李拾遺と結婚して夢西洲を生んだ。出産で身体が弱った時に、本身を現して夫の李拾遺に間違って殺された。臨終前夫に「山海図」中の兄弟姉妹を開放して欲しいと訴える。

死後その意識だけが娘の体内に残り、母として娘に人妖混血の身分を受け入れるように諭し、また「阿喜」の名で娘を復讐へと導く。「仁光」として自分の死を決して忘れないよう、常に言い聞かせる。肝心な場面で夢西洲の身体を制御して「黒い悪夢」を発動し、人類を危機にさらした。

最後は南風意が「山海図」の中に、彼女を取り込んだ。

===ここまでBaiduキャスト紹介にあり===

明宗(ミンゾン) 林森(リン・セン)

明宗(ミンゾン) 林森(リン・セン)

引用元:baidu.com/一伞烟雨

大洲国君主

北宮朔の実父。彼は在位期間中、継皇后・渺雲皇后を大変寵愛して、彼女が朝廷を牛耳ることすら黙認した。この特殊な関係はドラマの中心的な諍いの一つになった。

唯一の後継者で、息子の北宮朔との間には壁がある。

皇帝として後宮の政治干渉を黙認して、政治的決断力の欠如を露呈した。その一方朝廷内の派閥争いには直接関与せず、これを黙認して政局の行方に影響を与える。

郭籍(グゥォ・ジー) 葉开(イェ・カイ)

郭籍(グゥォ・ジー) 葉开(イェ・カイ)

引用元:baidu.com/一伞烟雨

大理寺正

天师府府尊・杜風雷の弟子で杜月怜の兄弟子。杜月怜を秘かに思っているが、反応はない。師匠の命令を受けて、南風意を調査し彼の母親が妖族か否かを確定しようとした。実際はこの機に乗じて、南風意と夢西洲を陥れようと考える。杜月怜が法廷で罪を暴露し破門されると、渺雲皇后陣営に身を投じて大理寺正の職を狙い、皇后のコマになり果てて南風意と夢西洲に対抗した。

彼の行動の中心には私利私欲がある。だが、最後は皇后から杜月怜を守ろうとして、皇后の手で殺された。

白澤宮(バイゼェァゴン) 趙文龍(ジャォ・ウェンロン)

白澤宮(バイゼェァゴン) 趙文龍(ジャォ・ウェンロン)

引用元:baidu.com/一伞烟雨

南風意の父親

妖族を封印する力を持つ法具「山海図」を守護する、白澤一族出身。かつて彼の一族は天下一の妖怪ハンター・李拾遺と協力して妖族を「山海図」の中に封印した。

白澤宮は息子の南風意を救うために、夢西洲の妖丹と「山海図」を交換しようとした。息子を救うためなら、妖族と取引することも厭わない複雑な性格を示す。そして「山海図」を紛失して、朝廷の命令で一族は滅亡し李拾遺も無残に死んだ。

李拾遺(リー・シーイー) 鄭拓疆(ジョン・トゥォジィァン)

妖怪ハンター

夢西洲の父親で、長いハンター歴がある。白澤宮と手を組んで、危害を加える多くの妖怪を白澤家代々の法具「山海図」に取り込み妖族の乱を収めた。

ところがしばらくして、李拾遺は自宅で惨殺されて見つかった。李拾遺は娘を守るために「山海図」を夢西洲が身に着けている傘の中に隠し、生涯をかけて身に着けた法力を彼女に授けて、最後は白澤宮に殺された。

実は李拾遺の妻が妖王・仁光で、彼は出産後にその正体を見て誤って殺してしまった。

杜風雷(ドゥ・フォンレイ) 譚天銘(タン・ティェンミン)

杜風雷(ドゥ・フォンレイ) 譚天銘(タン・ティェンミン)

引用元:baidu.com/一伞烟雨

南派妖怪ハンター

代々ハンターで天师府の長、杜月怜の父親。各種捕獲器を使いこなし、抜群の捕獲能力を持っている。妖怪退治に忙しく、妻との約束が果たせず間接的に彼女を妖怪族に殺されたので、娘の杜月怜に恨まれた。

司徒寒山に顔の皮を剥いで殺されて、その無念は「執念」として留まった。「執念」の願いは、杜月怜が「お父さん」と呼ぶのを聞くこと。杜月怜が司徒寒山を殺すのを見て、「執念」は消えた。

彼の死後、杜月怜が天师府の府尊に就任した。

南思勖(ナン・スーシュ) 雷達(レイ・ダー)

南思勖(ナン・スーシュ) 雷達(レイ・ダー)

引用元:baidu.com/一伞烟雨

南家傘坊の主人

南風意のおじ。「山海図」を失い白澤一族が滅亡した後、南風意を保護して育てた。常に南風意の感情を気に掛けて、北斗元陣法の修行をするように促した。

王娘子の死に関して冤罪を受けて牢に入るが、夢西洲等の助けで疑いを晴らした。後に態度を変えて南風意が紛争から離れて普通に暮らすことを望み、「天下第一の妖怪ハンター」の看板を持ち去った。

王娘子(ワン・ニャンズ) 汪晴(ワン・チン)

武館経営者

南家のお隣さんで大洲国に武館(武術道場)を開き、武芸が得意。張三郎と個人的に遭っているとき、相手が突然妖怪化したので驚きのあまり亡くなった。

 

各話あらすじ 全24話

第1話 あらすじ

永長年間、妖族が世を乱す中、天下第一の捉妖師・李拾遺は、白沢家の至宝《山海図》に万妖を封じ込め、混乱を収めた。しかしその直後、李拾遺は自宅で謎の死を遂げ、さらに《山海図》を失った白沢家は、明宗皇帝の命により一族皆殺しという悲劇に見舞われる。

それから十数年後。凶宅専門の仲介人として生きる夢西洲は、父・李拾遺の志を継ぎ、捉妖師になることを決意する。彼女は一人で凶宅に潜み猫妖の退治に挑むが、そこで偶然、身分を隠して生きる白沢家の生き残り・南風意と出会う。

この出会いをきっかけに、夢西洲は妖を見抜く特別な力「辨妖瞳」を覚醒させる。しかしその直後、大理寺卿・裴逡の死亡事件に巻き込まれ、夢西洲は殺人犯として疑われてしまう。南風意は彼女を捕らえ、二人の関係は最悪の形で幕を開けるのだった。


第2話 あらすじ

夢西洲は、大理寺によって殺人の罪で拘束されるが、その裏では右相を中心とした妖族が関与する「傀霊案」という大きな陰謀が進行していた。自身の無実を証明するため、彼女は捉妖師でもある南風意に協力し、事件の真相解明に乗り出す。

共に行動する中で、夢西洲の辨妖瞳はさらに力を発揮し、南風意の修行も異様な速度で進展していく。二人はまるで運命に導かれたかのような関係を築き、やがて師弟として行動を共にするようになる。同時に、互いへの想いも少しずつ深まっていく。

しかしその裏で、夢西洲の正体が明らかになり始める。彼女は覚醒前の妖王であり、南風意の体内には、かつて父により奪われた彼女の妖丹が存在していた。二人の力が高まる理由もそこにあったのだ。

すべては妖丹を取り戻すための運命。真実を知った二人は決裂し、夢西洲は妖王として覚醒。かつて想い合った二人は、人と妖の戦いの中で敵同士として対峙することになる。


第3話 あらすじ

右相・司徒寒山は、夢西洲が辨妖瞳を持つことを知り、強い警戒心を抱く。彼は策略を巡らせ、南風意と夢西洲を宮中に招き、妖の見極めをさせようとする。夢西洲は一目で司徒寒山が鮫人の妖であることを見抜くが、軽々しく暴露すれば命の危険があるため沈黙を貫く。

宮中では傀虫に操られた仙鶴を見破ることに成功するが、司徒寒山は逆に彼女たちを陥れ、罪を着せる。皇帝もまた別の思惑からこの流れを利用し、二人はそのまま天牢へと投獄される。

やがて司徒寒山は刺客として九尾狐を送り込み、牢内で暗殺を試みる。九尾狐の幻術により、夢西洲は得られなかった父の愛という幻想に囚われかけるが、南風意の呼びかけで正気を取り戻す。

一方、南風意も幻術を逆手に取り、九尾狐から司徒寒山の計画の一端を聞き出すことに成功する。その後、夢西洲は南風意の秘密を盾に弟子入りを迫り、彼もやむなくこれを受け入れるのだった。


第4話 あらすじ

夢西洲は引き続き「傀霊案」に深く関わりながら、南風意と共に事件の解明に挑む。彼女は辨妖瞳の力を駆使し、妖の存在や陰謀の痕跡を見抜いていく。一方で南風意もまた、彼女と行動することで術の進歩が加速し、二人は互いに欠かせない存在となっていく。

やがて二人は正式に師弟関係を結び、妖を討つための最強の組み合わせとして活躍を始める。しかし、共に過ごす時間が増えるほど、二人の間には師弟以上の感情が芽生えていく。

だがその関係は長く続かない。夢西洲の正体が、覚醒前の妖王であることが徐々に明らかになる。さらに南風意の体内には、彼女の妖丹が宿っているという残酷な真実も露見する。

二人の出会いは偶然ではなく、妖丹を巡る運命に導かれたものだった。ついに対立は避けられなくなり、夢西洲は妖王として覚醒。かつて心を通わせた二人は、世界の命運を賭けた戦いの中で敵同士となる。


第5話 あらすじ

夢西洲の存在が南風意の力を大きく引き上げることを知った彼の叔父は、これまでの態度を一変させ、彼女を屋敷に迎え入れる。こうして二人は表向きには師弟関係を装いながら、互いの立場を守る協力関係を築くことになる。

南風意は「傀虫案」の詳細を皇帝に報告し、その結果、この事件は天師府が主導し、大理寺が補佐する体制で捜査が進められることになる。夢西洲もまた、皇帝の命により天師府の試験に参加する機会を得る。

一方、重傷を負った司徒寒山は地下水城に身を潜め、謎の存在から与えられた血珠によって回復する。彼は他の鮫人妖と共に、新たな陰謀を企て始める。

家を追い出された夢西洲は、修行のため南風意の家にある傘工房に住み込み、符術の習得に励む。南風意もまた彼女の存在によって修行が進むが、強力な秘術の反動により身体への負担が増し、危うさも増していくのだった。

 

第6話 あらすじ

夢西洲は南風意の助けを受け、天師府の厳しい試験に見事合格し、正式な捉妖師となる。続いて開かれた捉妖大会では、参加者たちの意見が対立する中、それぞれが独自に妖の捜索を進めることとなる。南風意と夢西洲は、鮫人が水辺を好む性質に着目し、水路を手がかりに調査範囲を絞り込んでいく。

やがて標的は法恩寺へと絞られる。同じ頃、太子・北宮朔がこっそり宮中を抜け出し、偶然にも鮫人妖の隠れ家を発見してしまう。命を狙われる太子だったが、護身の龍気が働いたことで異変に気づいた南風意たちが駆けつける。

夢西洲の神秘的な姿に太子は一目で心を奪われる。一方、鮫人妖の韓企は南風意に敗れ、水中へ逃亡。追跡する中で一行は地下水城へと入り込むが、内部で分断されてしまう。夢西洲は単独で韓企と対峙し、覚醒しつつある力でこれを撃破する。

離れ離れになった南風意と再び繋がるため、夢西洲は太子の助言を受け、意念での交信を試みるのだった。


第7話 あらすじ

夢西洲は、危機に陥った南風意を救うため、自身の霊力を遠隔で送り込むという大胆な行動に出る。その結果、彼は幻術の空間から脱出し、現実へと戻ることに成功する。直後、杜月怜も駆けつけ、天師府の面々が合流。劣勢に立たされた司徒寒山は一度は追い詰められるが、謎の紫煙の力により再び逃走を許してしまう。

追い詰められた司徒寒山は、神秘的な後ろ盾の支援を受け、最後の大勝負に出る決意を固める。彼は尚書府に潜入し、傀虫の母体を使って礼部尚書に成り代わり、太子の冠礼という重要な儀式の場で暗殺を狙う計画を立てる。

一方、勝手に宮中を抜け出したことで太子は皇帝の怒りを買うが、皇后のとりなしにより処罰は免れる。しかし太子の関心はすでに夢西洲へと向いており、命を救われた恩を理由に彼女へ接近しようとする。

その一環として、冠礼に使用する貢ぎ物の傘の注文をすべて南家の伞坊に与えるよう願い出て、皇后もこれを許可する。こうして夢西洲と太子の距離は急速に縮まり、南風意の心にも複雑な感情が芽生え始める。


第8話 あらすじ

太子は夢西洲に会うため、貢ぎ傘の注文を口実に天師府を訪れる。彼女に対して積極的に接する太子の様子を見て、南風意は明らかな嫉妬を覚える。杜月怜はその気持ちに気づき、夢西洲に南風意の想いをそれとなく伝える。

その夜、夢西洲は酒の勢いを借りて、南風意に自分への想いを問いかける。過去に彼女が告白を軽く流したことを思い出しつつも、南風意は覚悟を決め、雨の中で真剣に気持ちを打ち明ける。しかし翌朝、夢西洲はその告白を完全に忘れてしまっていた。

その後、夢西洲は貢ぎ傘の見本を持って宮中に入るが、そこで宮廷内の多くの人物が傀虫によって成り代わられている事実に気づく。急ぎ紙人形を使って南風意に知らせるが、それは巧妙な罠だった。

南風意は幻術にかかり、太子を殺しかけるが、間一髪で夢西洲が止める。だがこの騒動で南風意の妖の血が露見し、皇帝は彼を「鎖妖塔」に閉じ込めるよう命じる。連行される直前、夢西洲は昨夜の告白を実は覚えていたことを打ち明け、二人の想いがすれ違ったまま別れが訪れる。


第9話 あらすじ

夢西洲と南風意は、これまでの事件を通じて強い絆を築いてきたが、その裏には避けられない運命が潜んでいた。二人は協力し合いながら「傀霊案」の解決に近づいていくが、同時に互いの秘密も明らかになっていく。

夢西洲の辨妖瞳はますます力を増し、南風意の修行も異常な速さで進む。その理由は、彼の体内に存在する夢西洲の妖丹にあった。この事実が判明したことで、二人の関係は大きく揺らぎ始める。

夢西洲は本来、覚醒すれば妖族を統べる存在――妖王であり、妖丹はその力の源でもあった。父によって奪われた妖丹を取り戻すため、彼女の運命は最初から決まっていたとも言える。

互いに惹かれ合いながらも、その運命から逃れることはできず、ついに二人は決裂する。夢西洲は妖王として覚醒し、人間と妖の対立構造の中で重要な存在となる。

かつて愛し合った二人は、それぞれ異なる立場に立ち、世界の行方を左右する戦いへと足を踏み入れていくのだった。


第10話 あらすじ

夢西洲と南風意の関係は、妖丹の存在によって決定的に変化していく。これまで協力し合ってきた二人だが、互いの運命を知ったことで、その絆は試されることになる。

夢西洲は、自身が妖王であるという宿命を受け入れつつあり、力の覚醒も進んでいく。一方の南風意もまた、彼女の妖丹を体内に宿すことで強大な力を得ていたが、それは同時に危険を孕むものでもあった。

二人の関係は単なる師弟や恋人ではなく、「奪う者」と「奪われる者」という残酷な構図へと変わっていく。かつての穏やかな日々は失われ、互いに相手を意識しながらも距離を置かざるを得なくなる。

やがて夢西洲は完全に妖王としての姿を現し、人間と妖の均衡を揺るがす存在となる。南風意もまた、自身の立場を選ばなければならなくなり、二人は避けられない対立へと進んでいく。

愛と宿命が交錯する中、二人はそれぞれの信念を胸に、対立の道を歩み始めるのだった。

 

第11話 あらすじ

豪雨によって河川が氾濫し、各地で深刻な水害が発生する。天師府は朝廷の命を受け、被災地の救援と妖退治に向かうことになる。そんな中、南風意のことが気がかりで落ち着かない夢西洲も現場へ急行し、そこで彼が樊詠の配下「九子」によって川へ引きずり込まれる場面を目撃する。

夢西洲は迷わず水中へ飛び込み南風意を助けようとするが、今度は樊詠の奇襲を受けてしまう。危機的状況の中、南風意は命を懸けて夢西洲を守り、九子を討ち取って二人は辛うじて脱出に成功する。一方、計画が失敗した司徒寒山は、自らの身体の崩壊を止めるため、樊詠の妖丹を奪って吸収するという冷酷な手段に出る。

この事件を通じて、杜月怜は夢西洲が妖である事実を知ってしまう。天師府から除名された夢西洲に対し、杜月怜は本来なら討伐すべき存在として向き合うが、情を捨てきれず、妖丹だけを抜き取り見逃そうと考える。しかし、夢西洲の体内には妖丹そのものが存在していなかった。

さらに夢西洲は、「人と妖は共に歩めない」と考え、南風意から距離を置こうとする。そんな彼女を引き止めるため、南風意は無数の油紙傘で飾られた部屋を用意し、真っ直ぐに想いを告白する。夢西洲は彼が白沢家の末裔であることを知り、《山海図》に封じられる恐怖を抱くが、南風意は決して彼女を傷つけないと約束し、二人は再び心を通わせるのだった。


第12話 あらすじ

司徒寒山は、杜風雷の残された執念によって行動を制限されていた。杜風雷は娘・杜月怜とのわだかまりを解消できないまま死んでおり、その未練が司徒寒山を苦しめていたのである。やむなく司徒寒山は、父娘関係を修復するために動き始める。

杜月怜は、母親が杜風雷を恨む妖族の報復によって命を落としたことから、父を長年許せずにいた。司徒寒山はその事情を知り、杜夫人が生前使っていた油紙傘を南風意に修復させ、それを誕生日の贈り物として杜月怜へ届ける。これをきっかけに、父娘の関係は少しずつ和らいでいく。

しかし杜月怜は、父が香菜を食べられないことを司徒寒山が知らなかったことに違和感を抱き始める。一方、郭籍もまた、現在の杜風雷が本物ではなく、人皮妖によって入れ替わった存在であると見抜いていた。彼は自身の出世欲から、その秘密を利用しようと考え、偽の杜風雷に忠誠を誓う。

やがて杜月怜は、母の命日に杜風雷を浔陽楼へ誘い出す。それは親子の再会ではなく、人皮妖となった司徒寒山を討つための覚悟の場だった。小啾の助けを借りながら、杜月怜は涙を流しつつ、自らの手で“父”を斬るという辛い決断を下すのだった。


第13話 あらすじ

杜風雷の死後、朝廷では大きな波紋が広がる。そんな中、郭籍は皇帝と文武百官の前で、南風意が白沢一族の末裔であることを暴露する。本来、皇帝はこの件を大事にしたくなかったが、郭籍は執拗に南風意を追及し続け、朝廷内の空気を悪化させていく。

南風意は皇帝を困らせまいと、自ら罪を認める形で責任を背負う決意をする。その態度を見た皇帝は、これまでの功績を考慮し、一族への連座を免除するという温情を下す。しかし騒動を鎮めるため、南風意は自ら大理寺卿の座を辞し、平民の立場へと身を落とす。

一方、郭籍は杜月怜に再び想いを伝えるが、卑劣なやり方を嫌った彼女に厳しく拒絶される。「あなたが天師府府尊になることは永遠にない」とまで言われ、郭籍は深く傷つく。

そんな彼に目を付けた謎の人物が現れ、大理寺正の地位を餌に取り込みを図る。郭籍は権力への欲望から、その誘いに応じてしまう。

その頃、南風意は修行中に《山海図》が長楽城内に存在していることを感知する。さらに夢西洲の小さな傘にも新たな力が宿り始める。二人は表舞台から離れながらも、密かに長楽城を守る決意を固めるのだった。


第14話 あらすじ

新たに大理寺正となった郭籍は、就任早々に権威を振りかざし、周囲へ威圧的な態度を取る。しかし実力が伴わないため失敗も多く、周囲からは冷ややかな目で見られてしまう。それでも彼は南風意を排除することに執着し、巧みに世論を操作していく。

その結果、かつて英雄視されていた南風意は、長楽城の民衆から次第に罪人として扱われるようになる。

冬乞節の夜、南風意の叔父は恋人との時間を優先するため、南風意と夢西洲に外出を勧める。二人は鬼の面をつけ、市場を巡りながら束の間の穏やかな時間を過ごす。そこで西域の傀儡師・玄虚嬌娘と出会い、「烏膏口脂」という恋人向けの不思議な品を勧められる。

だが夢西洲の辨妖瞳は、長楽城全体に不穏な妖気が漂っていることを察知する。一方、杜月怜は父の遺品を整理する中で、炁刀と《山海図》にまつわる秘密を知る。さらに炁刀が激しく震え始め、《山海図》が再び世に現れようとしている兆候が現れる。

その頃、五叔たちは妖獣事件の噂を広めており、街には不安が広がっていた。そして南風意と夢西洲は、王夫人殺害事件と、南思勖が容疑者として逮捕されたという知らせを受けるのだった。


第15話 あらすじ

夢西洲と南風意は、これまで数々の事件を共に乗り越え、強い信頼関係を築いてきた。しかしその裏では、「傀霊案」を巡る陰謀がさらに深く広がっており、人間と妖の対立も激化していく。

夢西洲は辨妖瞳によって妖を見抜く特別な力を持ち、南風意も彼女と共にいることで急速に術を高めていく。周囲からは二人が“運命に選ばれた捉妖師”のように見え始めるが、その力の源には残酷な秘密が隠されていた。

実は夢西洲は、まだ完全に覚醒していない妖王であり、南風意の体内には彼女の妖丹が存在していたのである。二人の力が共鳴し合うのは、その因縁によるものだった。

やがて夢西洲は、自らの宿命と向き合わざるを得なくなる。一方の南風意もまた、人間側に立つ捉妖師として、彼女を止めるべき立場に追い込まれていく。

愛し合いながらも、世界の秩序のために敵対せざるを得ない二人。夢西洲は妖王として覚醒し、南風意もまた彼女に対抗する覚悟を決める。人と妖の戦いは、ついに避けられない局面へと進んでいくのだった。

 

第16話 あらすじ

杜月怜は長楽城で妖の被害が拡大している現状を皇帝に報告し、あわせて南風意の無実を訴える。これを聞いた皇帝は激怒し、南風意が不当に拘束されていたことを問題視。太子に命じて彼を牢から解放させる。

一方、夢西洲は南風意に対して嘘をつかず、仁光に体を操られた結果、南思勖を治療したことを正直に打ち明ける。南風意はその話に強い危機感を抱き、仁光の存在に警戒するよう忠告する。さらに二人は海蛮妖の扱いについて意見が対立し、互いの正義にズレが生じ始める。

夢西洲は辨妖瞳の力を頼りに、海蛮妖が本当に討伐すべき存在なのかを確かめようと動き出す。調査を進める中で、怪しい「烏膏口脂」と海蛮妖の出現が密接に関係していることに気づき、その流通経路を追う。

その裏では黒幕が玄虚嬌娘に指示を与え、彼女の操りによって海蛮妖たちが次々と殺戮を繰り広げていた。事情を知らない夢西洲たちは、真相に近づきながらも、知らぬ間に危険な陰謀の中心へと踏み込んでいくのだった。


第17話 あらすじ

夢西洲と霍霄は、玄虚嬌娘の潜伏先を突き止めるが、海蛮妖が操られている事実を知らなかったため油断し、霍霄は命を落としてしまう。この出来事は南風意に大きな衝撃を与え、彼は仲間の仇を討つため、海蛮妖を徹底的に滅ぼす決意を固める。

さらに宮中では皇后失踪という新たな事件が発生し、夢西洲たちはその調査に乗り出す。やがてその裏にも玄虚嬌娘が関与していることが判明し、彼女をおびき出すため変装作戦を実行する。しかし逆に罠にはまり、定身術によって動きを封じられてしまう。

夢西洲は妖王の血によって術の影響を免れ、南風意も棺に身を隠して難を逃れるが、二人は玄虚嬌娘の用意した毒の花園へと誘い込まれる。そこには巨大な海蛮妖が待ち構えており、二人は絶体絶命の危機に陥る。

救出に駆けつけた霍霆もまた命を落とし、仲間を次々に失った南風意は怒りに飲み込まれ、妖の力を暴走させて花園を破壊する。そして彼は海蛮妖への無差別な討伐を開始する。

止めようとする夢西洲だったが力及ばず、さらに陰謀により正体を暴かれ、最終的に南風意の手で《山海図》の中へ封じられてしまうのだった。


第18話 あらすじ

夢西洲が《山海図》に封じられた後、太子はそれを盗み出し、彼女を救い出すことに成功する。二人は西州へと逃れ、太子の叔父である孫将軍を頼るが、彼はすでに絵の中の世界に閉じ込められていた。

夢西洲と太子は、導きを担う提灯の小妖を倒し、ようやく鉄老という人物に出会う。彼は夢西洲が李拾遺の娘であることを知ると、過去の真実を知るために「李拾遺大战妖王図」の中へ入るよう促す。

夢西洲は絵の中で、かつて自分の家に仕えていた小間使い・阿喜の視点を通して過去を追体験する。そしてそこで、自らの出生に関わる衝撃の真実に辿り着く。

彼女の母は、かつて李拾遺が討ったとされる妖王その人であり、人間として身分を隠して彼と夫婦となっていた。しかし出産後に正体が露見し、李拾遺はそれを知らぬまま彼女を討ってしまったのだった。

愛と誤解が生んだ悲劇を知った夢西洲は、自らの存在の意味と向き合うことになる。


第19話 あらすじ

南風意は功績を認められ、白沢一族の名を取り戻し、「天下第一捉妖師」の称号を得る。一方、夢西洲は絵の世界から戻り、自身の出自と過去の真実を仲間たちに語る。その内容は衝撃的でありながらも、彼女の苦しみを知った周囲は深い共感を抱く。

鉄老はさらに、《山海図》が偽物であることを明かし、かつての弟子・渺雲の過去について語り始める。その頃、宮中では渺雲が太子の行方を追って暗躍していた。

太子は孫将軍を救うため「思妹図」の中へ入り込むが、その中で語られる物語は、渺雲がどのように宮廷へ入り、前皇后――すなわち太子の母を害したかという恐るべき真実を含んでいた。すべてが明らかになり、孫将軍は無事救出される。

一方、南風意は渺雲の残した方法を用いて《北斗元辰法》を完成させる。しかし渺雲は彼の体内にある妖丹を狙っており、奪おうとするが、本人の意思がなければ不可能であることが判明する。

母を殺された真実を知った太子は激怒し、孫将軍と共に帰還して宮廷の腐敗を正す決意を固めるのだった。


第20話 あらすじ

夢西洲と南風意は、これまで幾多の事件を共に乗り越え、強い絆で結ばれてきた。しかしその関係の裏には、逃れられない運命が横たわっている。

夢西洲は覚醒前の妖王であり、南風意の体内には彼女の妖丹が存在している。この事実が明らかになったことで、二人の力の源と関係性の本質が露わになる。互いに惹かれ合いながらも、その力は同時に対立を生む原因でもあった。

二人は師弟として、そして仲間として妖を討ってきたが、やがてそれぞれの立場を選ばなければならなくなる。夢西洲は妖としての宿命を受け入れ、南風意は人としての責務を背負う。

こうして二人は同じ道を歩むことができなくなり、ついに決裂の時を迎える。夢西洲は妖王として覚醒し、人と妖の均衡を揺るがす存在へと変わる。

かつて心を通わせた二人は、それぞれの信念のもとに立ち、世界を巡る大きな対立の中で再び向き合うことになるのだった。

 

第21話 あらすじ

妖王として覚醒した夢西洲の存在は長楽城に大きな恐怖をもたらし、人々は混乱と不安に包まれる。圧倒的な力で迫る夢西洲に対し、杜月怜は南風意が自らの意思で妖丹を差し出したという真実を明かす。その言葉によって夢西洲の心は揺らぎ、彼女はついに南風意への攻撃を止め、その場を去る。

その後、渺雲は単独で夢西洲のもとを訪れ、人族への復讐を共に行うよう持ちかける。しかし夢西洲にその意思はなく、争いを望まない姿勢を示す。これに失望した渺雲は、自らが妖の王となる決意を固め、独自に行動を開始する。

渺雲は海底に潜む妖たちを呼び集め、水族の精元を用いて南風意の妖丹を再構築し、彼を意のままに操る傀儡へと変えてしまう。一方、郭籍は杜月怜を守るため命を落とし、《山海図》は渺雲の手に渡る。

寒衣節の日、太子と孫将軍は兵を率いて宮中に突入するが、到着は遅く、皇帝はすでに瀕死の状態にあった。太子と対面した皇帝は、かつての過ちを悔い、太子の母への罪を告白する。やがて渺雲は《山海図》の力を利用して皇帝の龍気を奪い、万妖すら寄せ付けない無敵の存在へと変貌するのだった。


第22話 あらすじ

夢西洲は太子を救うため宮中へ駆けつけ、渺雲との激しい戦いに挑む。しかし龍気を手にした渺雲は圧倒的な力を誇り、妖王である夢西洲でさえ傷一つ与えることができない。逆に夢西洲は深手を負い、絶体絶命の状況へと追い込まれる。

その瞬間、操られていた南風意が突如現れ、夢西洲を庇って致命的な一撃を受け止める。彼は残された最後の力を振り絞り、《山海図》を開いて渺雲を封じることに成功するが、その代償として力を使い果たし倒れてしまう。

夢西洲は人族を救ったにもかかわらず受け入れられず、意識を失った南風意を連れてその場を離れる。彼女は必死に霊力を注ぎ続けるが、南風意は目を覚まさない。彼に生きる意思がないと知った夢西洲は、内なる存在・仁光に助けを求め、自らの魂の一部を差し出すことで彼を蘇らせる。

ようやく目覚めた南風意の前で、弱りきった夢西洲は天師府に包囲されるが、皇帝が直々に現れ彼女を守る。その光景を見た南風意は、彼女を守れるのは皇帝しかいないと悟り、自らの想いを胸の奥に封じ込める決意をするのだった。


第23話 あらすじ

戦乱の後、人と妖の共存を図るため、朝廷はある条件を提示する。それは夢西洲が皇帝と婚姻を結ぶことを前提に、《山海図》を開き万妖を解放するというものだった。人族の不安を鎮めるための政略的な決断に対し、魂の一部を失っている夢西洲は静かに受け入れ、皇帝の勅命が下されれば結婚することを承諾する。

やがて彼女のもとには太子・北宮朔からの豪華な婚礼の品が届く。しかし婚礼を前に、夢西洲は淡茜から、自分と彼女がかつて南風意に救われた過去を聞かされ、複雑な思いに揺れる。

一方の南風意は、かつて夢西洲と交わした約束を思い出し、《山海図》を一振りの油紙傘へと変え、それを結婚祝いとして贈る準備をする。雪の降る日、彼は自ら夢西洲を宮中へ送り届けると同時に、《北斗元辰法》を発動し、《山海図》を開いて万妖を解放する。

皇帝は妖族に新たな居住地を与え、人と妖が共に生きる未来が見え始める。しかしその裏で、夢西洲の心の奥底に潜んでいた執念――仁光が再び目覚め、彼女の身体を乗っ取ろうとしていた。


第24話 あらすじ(最終話)

人々の強い執念を糧とする仁光は、その力を増大させ、再び夢西洲の身体を支配する。暴走する妖王の力は制御不能となり、世界は再び崩壊の危機に瀕する。

事態を止めるため、南風意は究極の決断を下す。《北斗元辰法》を用いて、仁光とそれに操られた夢西洲を《山海図》の中へ封じ込める。絵の中で意識を取り戻した夢西洲は、この状況を終わらせるには自分を殺すしかないと告げる。

南風意は激しい苦悩の末、飛白筆を手に取り、自らの手で彼女の命を断つという選択をする。しかし最後の瞬間、彼は夢西洲の金色の魂の欠片だけを救い出すことに成功する。仁光は消滅し、世界には再び平穏が戻る。

その後、南風意は海蛮妖討伐で得た力をすべて手放し、無念の死を遂げた者たちを一時的に現世へ戻す。五叔は彼に「許した」と告げ、静かに別れを迎える。

やがて南風意もまた、夢西洲の魂を手にしたまま息を引き取る。その魂は小さな鲲鵬の幼鳥へと姿を変える。二十年後、世は安定し、人と妖が交易を行う時代が訪れる。悲しみの果てに、ようやく共存の未来が開かれるのだった。

 

動画配信

※配信は記事作成時のものです。(2026/5)配信期間が終了している可能性がありますので、該当サイトにてご確認ください。

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