成化十四年~都に咲く秘密~ 45話・46話・47話・48話(最終回) あらすじと感想

成化十四年~都に咲く秘密~

成化十四年~都に咲く秘密~2020年 全48話 原題:成化十四年(英語:The Sleuth of Ming Dynasty)

nanaさん

第45話 あらすじと感想

兵器・博浪を守ろうとする唐泛たちだったが、その行動こそ李子龍の罠だった。ついに李子龍の計画を未然に防ぐ手立てが得られないまま、暗殺が実行されるという、式典の当日がせまる。そこで、汪植は城内から皇帝を避難させる準備を進める。ついに迎えた当日、宮中は嵐の前のような静寂に包まれた。しかし昼間の宴会が無事に終わった途端、爆音と共に夜空が明るくなる。唐泛たちが見上げた空一面には無数の花火が打ちあがっていた。

引用元:bs11 成化十四年~都に咲く秘密~

皇帝は暗殺の危険が濃厚な明日の式典を中止する気はないらしい、こういう時命がけでもやらなければならないのが君主の辛いところ、皇帝の言葉「何も案じてはおらぬ、危険が迫ろうとそばにはお前がいる」と言っていた。

その言葉を聞いた汪植はどんな気持ちだっただろう、自分だったら責任の重さに心底震えて怖いと思う。そこまでの覚悟を持って皇帝としての立場を守るのかと思ったら普通に暮らしてる町の人の方が良いじゃんと思ってしまった。

汪植だって「万死に値する責任」ばっかりで命がいくつあったって足りない。最後には酒に薬を入れて飲ませ宮廷から連れ出した、でも万貴妃は宮廷に残った一緒に逃げればいいのに。汪植の事だから歓意楼へ逃げたみたいで、まだ何か起きそうな気がします、長い夜が続くあまりにも大変な一日なのです。

李子龍たちは天灯にくっつけて博浪を飛ばす計画だと気づいた唐泛達、弓矢の名手を集めておいたのがこんなところで役立つことになるとは、ウユンプラガも唐泛の頼みなら頑張ってくれるよ。44話でもウユンプラガは、祖国オイラトの人達よりも唐泛達の味方になって汪植の支持を聞き、黙って従っている姿がありました、彼は友を第一に考える本当に良い人です。

唐泛は祭典の日家族を避難させてた、44話で書き忘れてたけど裴淮 と唐瑜 の夫婦が凄く息があってきました、金三娘の怪我の手当ての時の唐瑜 のアシストぶりに驚きました、以前は何もできないただの主婦っていう感じだったのに今は看護婦さんも顔負けの仕事ぶり、たくさん勉強したんだろうな、これが夫婦の愛なんだと感動しました。

汪植は唐泛と隋州に「孤独な人生だったが2人には感謝している」って最期の言葉の様、もう絶対に全力で汪植を応援して守ってあげたい。唐泛は李子龍にすっかりやられてしまって可哀想だった切れ者の唐泛だったのに、李子龍は本当に頭のいい悪人です。

第46話 あらすじと感想

汪植が皇帝を城から連れ出し、歓意楼へと避難させている頃、城内では唐泛の指示の下、ウユンたちが爆発から都を守るため、兵器・博浪の除去に挑んでいた。その後、なんとか危機を脱した唐泛たちのもとへ兵を率いた万安が現れる。一方、花火の打ち上げ地でオシュ・テムルたちを退けた隋州の前にも万通が立ちふさがる。皇帝が避難した歓意楼もたちまち李子龍たちに包囲され、汪植は単身駆けつけた隋州に皇帝を委ねるが…。

引用元:bs11 成化十四年~都に咲く秘密~

皇帝の一大事だというのに首輔の万安と尚明、万通の3人は李子龍の味方となって唐泛達のじゃまをする始末、万安が偽金作ってた事件の時も不問に付したのにホントに悪賢い年寄りだわ、その万通に味方する尚明と万通も小悪党にしか見えない。皇帝の為に頑張ってる隋州や唐泛を捕まえようともしてるのが許せないです。

今回は隋州のアクションシーンが多めで凄く見ごたえもあってカッコ良かったです、汪植は歓意楼の地下牢にあのそっくりさんを捕らえてあったなんて用意が周到で驚きました、こんなところで役立つなんて思いもよらなかった。おかげで皇帝も逃げられたのかも、それに尚明達の謀反にも気づけたからホント大成功です。

それにしてもギリギリの戦いしてる、博浪を全部射落とせたのは運が良かったです。念には念を入れた汪植のおかげです。絶対に皇帝を助けなきゃ、汪植は万貴妃の為ならどんなことでもやってのけるはず、「あなたなら絶対にできるよ汪植!」

しかし歓意楼には地下牢やら逃げるための通路やら、凄い装備というかイザというときの為の準備がちゃんとできていて、その為に汪植はここを用意していたのかとも思います。李子龍はシナリオ通りにできていない様で、思い通りに事が運べなくなっています。あと一歩踏み込めばチャンスが来そう、最後に誰かが唐泛達を助けてくれると信じています。

物語はあと2回、隋州のカッコイイシーンが満載でしたので、最後は唐泛がカッコ良く事件を解決してくれることを願っています、仲良しの3人も見れるのもあと少し、ラストで最高の3人の笑顔を見たいです。

第47話 あらすじと感想

唐泛と汪植は、謀反を企てる李子龍とは別に、重臣の万安や万通、尚明が政変を起こして朝政を牛耳ろうとしていることに気づく。しかし、暗殺未遂で手配されている唐泛は身軽に動けず、単独行動を控えて情報収集を急ぐことに。苦労の末、互いの消息をつかんだ隋州と唐泛、汪植の3人は、着々と反撃の準備を進めていく。そして、ついに準備が整い、各自が動き始める直前、唐泛は、李子龍の養女・青歌に計画が漏れていたことを知る。

引用元:bs11 成化十四年~都に咲く秘密~

唐泛、隋州、汪植の3人はそれぞれの場所で皇帝の復帰の為の準備を整えている、その間も万安らの謀反人たちは唐泛、隋州の行方を捜している様子、見ている私まで手に汗握る展開・・・このような状態でどうやって3人は巡り合うのか、ドキドキして見ていたけど、まさか逃げたはずの冬児が戻ってきちゃうとは思わなかった。

青歌が冬児に気づき唐泛のこと聞きだした、記憶力のいい冬児の長所を逆手に取られてしまい囲碁の局面を聞きそれが作戦だと気づく青歌、まさか冬児も青歌が敵のスパイとは思っていなかった、あの局面を聞いて作戦が漏れてしまうとは誰も思うはずもない、何もかもうまくいくと思ったのに、こんな落とし穴があるなんて残念でしかないです。

唐泛達3人が歌う挿入歌「夜闌珊」 が流れると別々に頑張っている3人が一緒に戦っている様に感じ「離れていても心は一緒だよ」と言っている様に聞こえます。今までこの歌流れたことあったのかな?全然気づかなかった。挿入歌を出演者たちが歌うのは結構好きです、歌は流れているシーンと共に記憶に残りますから。

寺に隠れた皇帝も覚悟を決めたように清々しい顔で、宮殿を見つめていました、でも事態は厳しく汪植は捕まります、命を懸けて皇帝の為に宮殿を出て皇帝を迎えに行こうとする万貴妃に万安が立ちはだかりました、夫の為に命を懸け戦おうとする万貴妃の心に触れて切ない気持ちになりました。

最後の最後に現れた味方が皇太后でした・・・皇太后と万貴妃、幾度もめごとを起こしたか、絶対に交われない二人だと思ってたけど、皇帝の命の前には揉めてはいられなかった、皆命がけで皇帝を守ろうとしています。だけど作戦が李子龍にバレてることでどうなってしまうのか、胸が締め付けられる想いです。

そして汪植を裏切ってしまった丁容、汪植はいつも孤独だったと言っていた言葉がこんな形で実証されてしまうとは残念でしかないです。丁蓉はいつだって汪植の為、命を懸けて共に頑張っていた同志だったハズなのに、権力の前には人間はこんな判断をしてしまうのですね、あとは最終話を残すのみ、もう一度みんなの笑顔が見たいです。また食卓を囲む3人の姿が見たい。

第48話(最終回) あらすじと感想

皇帝のもとへ急ぐ万貴妃。そこに万安が立ちふさがり万貴妃の妨害をしていると、皇太后が先帝の剣を持って現れる。その頃、李子龍たちは皇帝が潜伏している寺の門前で攻め込む機会を狙っていた。そこへ物乞いの子供たちが現れ、奇妙にも一斉に詩を朗読する。それを聞いた青歌が彼らのあとを追うと、そこに待っていたのは唐泛だった。無念の死を遂げた父の仇を取ると言う青歌に、唐泛は詩に込められた真の意味を告げる。

引用元:bs11 成化十四年~都に咲く秘密~

青歌の本当の敵は万安でした、青歌の本当の父親は万安にハメられたのです、あの年寄りは相当な性悪の悪党、最後に青歌は父の思いをかなえる為、皇帝を助けるという選択をします、結果的にこのことが李子龍の命を奪うことになります。最終決戦では万貴妃も怪我をしながらも戦うことをやめません。

もうダメかと思った時、現れたのは高義でした。彼はオイラトの為、明の為、反逆者のオイラトの第2王子を倒しました。隋州も助っ人を連れ現れます、最後はウユンプラガの放った矢で李子龍は絶命しました。唐泛達3人も最後まで皇帝の為全力を尽くしました。

万安達、悪だくみ3人組もバツを受け万通は万貴妃の命令で馬飼になりました、当然です姉の命まで危険にさらしたんだもの、錦衣衛のトップはもっと優秀な人でないといけないでしょ、これで隋州はやっと報われそう、ホッとしました。

軍功をたてたかった汪植は皇帝の計らいで地方に行くことになります、汪植が戦い好きだとは知らなかった、地方へ行ってしまうとは寂しい終わり方、宦官でなければ将軍にもなれたのに・・・3人仲良く都で出世できるとばかり思ってたのに残念、でも離れていても3人の友情は変わらないんだろう、汪植は丁蓉の事も許しました、友情を知って人とのつながりも大事に思えてきた汪植、どこに行っても幸せになって欲しいです。

唐泛はむしろ皇帝が汪植の事忘れるくらいがいいと言っていました、宦官が権力を掌握することは許されない事、むしろ地方で思うように仕事できる方が汪植にはちょうど良いという事でしょうか。

ラストシーンは住み慣れた家に皆が戻って来ました、やっと元の暮らしに戻れると思ったけどまたまた事件が、事件は明日へと続いていくという形で終わったのは、また再び3人に会えるのかという期待を残しました、皆で食卓を囲む様子も見れそうで見れなかった。ここで終わるなんて信じられないです、この続きを絶対にみたいと思います。新しい事件の始まりの続きが見たい、とりあえず1話からもう一度見なおそうと早々と誓ってしまいました。

最後まで事件に追われ、テンポ良く次々と事件が起き、毎回見るものを飽きさせない展開のドラマでした、アクションも家族愛や友情の描かれ方も素晴らしいかったです。

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