探偵麗女 13話・14話・15話・16話 あらすじと感想

探偵麗女〜恋に落ちたシャーロック姫

探偵麗女〜恋に落ちたシャーロック姫〜 2020年 全32話 (※BS11は全28話で放送) 原題:少女大人

Arisaさん

第13話あらすじ

裴昭(はいしょう)の部屋に入ろうとする蘇瓷(そし)のことを飛鳶(ひえん)は引き止め、裴昭が失明する可能性があると告げる。裴昭の眼病が悪化したのは蘇瓷を救うために治療を中断したせいだと、蘇瓷の事を責める飛鳶。その騒ぎを聞いた裴昭は蘇瓷のことを部屋に通し、「君は悪くない」と蘇瓷のことを慰めるのだが、蘇瓷はせめてもの償いとして裴昭の視力が戻るまで身の回りの世話をすることに。

そこに董如双(とうじょそう)と謝北溟(しゃほくめい)が入って来て、裴昭の眼病の原因が胡曼草の毒だと知った董如双は、裴昭の目を治すために治療法を模索する。そんな中、蘇瓷が女性だと知ってからの董如双は、蘇瓷に冷たく接していた。

蘇瓷のことを理由に元気がない董如双を心配した謝北溟は、彼女の相談に乗り、「友達に騙されていた」と話す董如双に対して謝北溟は、「嘘をつかなければいけないほどの事情があったのでは」と慰める。

眼帯をして目が見えない裴昭の世話をすることになった蘇瓷は、裴昭のためにスープを作るが、料理初心者の蘇瓷は上手く作れなかった。その後も不器用ながらに裴昭のことを手伝おうとする蘇瓷は、蘇瓷の事を飛鳶だと勘違いした裴昭から入浴の準備を手伝うように言われる。ためらいながらも手伝う蘇瓷は、裴昭から自分に対する想いを聞き、胸が高鳴る。その一方で、董如双と謝北溟は徹夜で裴昭の目を治す薬を作っていた。

翌朝、その薬が完成し、裴昭の侍医と董如双が治療のことで争う中、侍医は裴昭の正体が斉王(せいおう)だと明かしてしまう。それを耳にした蘇瓷は動揺を隠せず、部屋へ戻る。そんな蘇瓷の事を董如双は、「身分は偽りでも蘇瓷へ想いは本物」だと励ます。

そして目の治療のことで相談があると裴昭の部屋を訪れた董如双は、自分が考えている治療法を説明する。その治療法は劇薬で毒を制す治療で、一歩間違えれば命が危険な治療法だったのだが、裴昭はその治療を受けると決意する。

治療が始まり、苦しむ裴昭に蘇瓷は付き添う。そして裴昭の病状は…。

第13話感想

蘇瓷を助けるために目の治療を中断してしまった裴昭は、失明してしまう危険性が出てきました。その事を知った蘇瓷は裴昭のお世話をすることになったのですが、彼のためにやっていることが上手くいかず、蘇瓷の不器用な一面が垣間見られて嬉しかったですし、不器用ながらにも一生懸命な蘇瓷がとても可愛かったです。そして蘇瓷に対する裴昭の優しさも垣間見られました。

そんな中、ついに蘇瓷は裴昭の正体が憧れの斉王であると知ってしまいました。思っていたよりもあっさりと身分がバレてしまい、少し驚きました。その事を知って動揺を隠せない蘇瓷でしたが、裴昭が斉王であるという事実を受け入れようとしました。お互いの正体が分かり、これから2人の関係がどうなっていくのかますます楽しみです。

そして董如双は裴昭の目の治療をする事になったのですが、この治療には危険が伴うという事でした。裴昭の治療が上手くいくのか気になります。

第14話あらすじ

目の治療を受けていた裴昭(はいしょう)は、戦場での夢を見て、暴れ出してしまう。そして裴昭は口から血を流してしまうのだが、その事から董如双(とうじょそう)は、裴昭の毒は全て抜け、命の危険も無くなったと診断する。目の治療を終えた裴昭が眼帯を取り、彼の目には蘇瓷(そし)の顔がはっきりと映る。裴昭は蘇瓷のことを抱きしめ、2人は目が回復した喜びを分かち合う。

その後、一緒に食事をする事になった5人。蘇瓷はその食事会に女性の姿で現れ、蘇瓷が女性であると知らなかった謝北溟(しゃほくめい)にも自分の正体を明かす。そして裴昭と蘇瓷は2人きりになり、裴昭は蘇瓷に斉王(せいおう)が身につけていた夜明珠を加工したかんざしをプレゼントする。裴昭に甘い言葉を囁かれて戸惑う蘇瓷だったが、月明かりが照らす中、2人はキスを交わす。

そんな中、明鏡署では昇進試験が行われる事になったのだが、昇進できるのは1人のみで、明鏡署の人々からは蘇瓷と羅鑫(らきん)の一騎打ちだと言われていた。筆記試験には自信があった蘇瓷だが、この試験に合格するためには武術も必要だった。その事から1人で武術の練習に励んでいた蘇瓷だが、彼女は足を捻ってしまい、その事に気づいた裴昭は蘇瓷の足を手当てする。

蘇瓷が受ける昇進試験の事を知った裴昭たちは武術の稽古に付き合い、蘇瓷の事をサポートする。そして明鏡署の人々が見ている中、蘇瓷に弓矢を教えていた裴昭。その事から2人が恋愛関係にあると噂になってしまい、その事を気にする蘇瓷。その一方で、裴昭は女子の従軍物語を講談師に語らせろと蔣希文(しょうきぶん)に命じていた。これも全ては蘇瓷のためだった。

こうして迎えた昇進試験当日。裴昭たちは蘇瓷の事を心の底から応援していた。そして筆記試験が始まり、蘇瓷は誰よりも早く問題を解き終わり、好成績を残す。次の武術試験では、羅鑫は好成績を残す。現在の点数は羅鑫が30点、蘇瓷が25点。その事を知った裴昭は2人の試合を見に行き…。

第14話感想

今回は、無事に裴昭の眼病が治り、目がはっきり見えるようになりました。命の危険もあった治療でしたが、無事に治療が成功して本当に良かったですし、これからも裴昭の願い通りに、たくさん蘇瓷と一緒に星座を見てほしいですし、2人がずっと一緒にいてくれたら嬉しいです。

そして今回は月明かりが照らす中で裴昭と蘇瓷のキスシーンがありました。このシーンは本当にキュンキュンしましたし、蘇瓷は可愛いし、裴昭はかっこよくて、本当に最高のシーンでした。そして女性に戻った時の蘇瓷がとにかく可愛すぎました。

そんな中で、蘇瓷は明鏡署の昇進試験を受ける事になりました。両親が亡くなった事件を調べるためには、昇進しなくてはならないという状況です。筆記試験では上手くいっていた蘇瓷ですが、武術試験も上手くはいったものの、まだ羅鑫に負けている状態です。次回どうなっていくのか気になりますし、蘇瓷には絶対昇進してほしいです。

第15話あらすじ

昇進試験の成績、2割を占める武術の試合が始まり、順調に勝ち抜いていった蘇瓷(そし)と羅鑫(らきん)は最終対決で対決することに。裴昭(はいしょう)が見守る中、2人の試合はスタートし、白熱した戦いの結果、見事に蘇瓷が勝利する。無事に昇進試験を終えた蘇瓷は、裴昭たち5人と食事へ行くのだが、そこで裴昭が自分のため、講談師に女将軍の物語を語らせていると知る。

そんな中、裴昭は太学に女性が入学できるよう働きかけるが、太学の学士たちは伝統を重視しており、女子を入学させるなど論外だと反論されてしまう。しかし裴昭には他の策があった。

その一方で、都には北戒国の親王である朔木(さくぼく)と、その妹で公主の蕓川(うんせん)がやって来る。そして傅子佑(ふしゆう)は蕓川の護衛を任される。

そんな中、雲王(うんおう)の護衛である彭毅(ほうき)は、街中で売っていた曲臨江(きょくりんこう)が描いた蘇瓷の姿絵を見て、蘇瓷が女子なのではないかと雲王に報告する。その事を聞いた雲王は、過去に蘇瓷を襲った蕭君昊(しょうくんこう)に会って真実を確かめてこいと命じる。雲王は蘇瓷が女であるという確証を得られれば、蘇瓷だけではなく、斉王(せいおう)も追い詰めることができると企んでいた。

太学に女性が入学できるように策を練っていた裴昭は、学士である許祭酒(きょさいしゅ)の娘が極秘に太学で学んでいるとの情報を得て、許祭酒に手紙を送る。「学問に男女の差別は必要か」と書かれた手紙を受け取った許祭酒は、女子の入学を認めることに。

裴昭の部屋を訪れた蘇瓷は、愛の印を意味する「相思の小豆」が刺繍されたハンカチを贈り、裴昭は喜ぶ。そんな中、陛下に挨拶をしに来た朔木と蕓川。朔木は停戦条約についての協議をすることになるのだが、そこで蕓川を斉王に嫁がせて親和を結びたいと提案する。その提案に陛下は賛成するが、蘇瓷のことを想っている裴昭は、縁談を阻止するために奮闘する。

一方その頃、雲王は「蘇瓷が女だと蕭君昊が証言した」との文を受け取る。そして雲王は、陛下に昇進任命式で「陛下自ら昇進する者の名前を呼ぶのはどうか」と提案する。雲王の話を聞いた陛下は明朝、昇進する9人を集めよと命じる。

第15話感想

昇進試験での武術の試合では、蘇瓷が羅鑫に勝利し、彼女は無事に昇進することになりました。しかし、雲王は蘇瓷が女性であることに気づいてしまいました。雲王は任命式で陛下自ら昇進する人の名を読み上げるのはどうかと提案しましたが、この提案には何か裏がありそうです。雲王に弱みを握られてしまった蘇瓷と斉王がどうなってしまうのかドキドキしています。

そして都を訪れた北戎国の朔木は、親和のために蕓川を斉王に嫁がせようとしました。しかし蘇瓷のことが好きな裴昭は、この結婚をなんとしてでも阻止しなければならない訳ですが、断ってしまえば北戎国との停戦条約に関しても影響が出てしまうかも知れません。不穏な空気が漂っていますが、今後どうなっていくのか気になります。

第16話あらすじ

昇進することになった蘇瓷(そし)は任命式に招待されて陛下から直接、昇進を言い渡され、「これで白良一族の汚名をそそぐ事ができる」と喜びを露わにする。しかしそんな中、刑部尚書で雲王(うんおう)の腹心である雷争(らいそう)は、陛下の前で曲臨江(きょくりんこう)が描いた姿絵を出し、蘇瓷は女だと暴露し始める。姿絵は決定的な証拠にならないため、蘇瓷は女子であることを否定するものの、周囲はざわつき始める。さらに蘇瓷のことを庇った斉王(せいおう)のことも、「事実を知っていて隠蔽した」と追い詰めていく。

そして雷争は蘇瓷が女子だと密告した人物として永安侯の世子である蕭君昊(しょうくんこう)を連れてくるのだが、彼はデタラメばかり証言をする。なかなか事実がはっきりしない中、「この場で蘇瓷を調べれば良い」との声が聞こえてくると、劉玄(りゅうげん)は「濡れ衣を着せて侮辱するとは法への冒涜だ」と蘇瓷のことを庇う。しかし蘇瓷は自分が女であると認め、斉王は無関係だと庇う。

陛下のことを欺いたことで捕らえられた蘇瓷は、牢へ連れて行かれる。その一方で裴昭(はいしょう)は、蘇瓷を釈放させるために奮闘していた。そんな中、謝北溟(しゃほくめい)は居ても立ってもいられず、蘇瓷を救う出すために「牢襲撃計画」を立てていた。そのことを知った董如双(とうじょそう)は、自分も一緒に行きたいと謝北溟に告げる。

一方その頃、牢では蘇瓷が拷問を受けていた。拷問にも屈することなく必死に耐える蘇瓷だったが、「斉王に指示されて明鏡署に潜り込んだ」と供述させたい雷争の拷問はエスカレートしていく。雷争はそれでも供述しない蘇瓷の指紋を勝手に取り、偽の証言を作る。

そして雷争は、蘇瓷が男装をして仕官したのは斉王の命令だとの虚偽の供述を陛下に報告し、蘇瓷は即刻処刑すべきだと告げる。斉王や劉玄は蘇瓷のことを庇い、仕官の中でも意見が割れる中、陛下は「北戎の使節が去れば、蘇瓷を処刑しろ」と告げ、斉王については謹慎を命じる。

「牢襲撃計画」を企てていた謝北溟は、董如双と共に蘇瓷のいる牢へと向かう。そこには罠に気づき、変装して牢に侵入した裴昭の姿も。蘇瓷を脱獄させようとする謝北溟と董如双だが、蘇瓷が脱獄すれば一生日陰者になってしまうことを懸念した裴昭は、他の方法で蘇瓷を救うと誓い、3人は牢を離れる。

そして裴昭は陛下の元へ向かい、北戎との和親のために公主である蕓川(うんせん)を娶ると告げ、蘇瓷のために婚礼の日には大赦を行ってほしいと頼む。裴昭が好きなのは蘇瓷だと知った陛下は、家族として愛していない女子との結婚に反対するが、裴昭は全て蘇瓷を救うためだと説得する。裴昭の揺るがない願いを聞いた陛下は…。

第16話感想

昇進することになった蘇瓷は、「白良一族の汚名をそそぐ事ができる」と喜びをあらわにしていましたが、そんな喜びも束の間、雷争が蘇瓷は女だと暴露してしまいました。最初は否定していたものの、斉王を庇った蘇瓷は自分が女であると認めました。どんどん雲王の思い通りになってしまっていますが、今後どうなっていくのか気になります。

そんな中、蘇瓷を救い出したいと考えた裴昭は、蕓川を娶ると言い出しました。真っ当な理由で蘇瓷を救い出すためにはこの方法しかないということで、互いを愛し合っていた裴昭と蘇瓷の関係がどうなっていくのか、今後も注目したいです。

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