九州縹緲録 11話・12話・13話・14話・15話 あらすじと感想

九州縹緲録~宿命を継ぐ者~
NANAさん

第11話 あらすじ

#11 精鋭を率いて

下唐(かとう)国の先鋒隊を制した離(り)国は大戦に向けて士気が上がっていた。息衍(そく・えん)将軍は九王に青陽(せいよう)騎兵の精鋭、鉄浮屠(てつふと)の協力を要請する。九王は思案の末に鉄浮屠を阿蘇勒(アスラ)に託す。それを知った息衍将軍は阿蘇勒にみずから危険を冒すことのないようにと釘を刺す。大戦を明日に控えた夜半、息衍将軍は秘密裏にエイ無翳(えい・むえい)に会いに行くが…。

出典:チャンネル銀河 九州縹緲録~宿命を継ぐ者~

第11話 感想

離国は下唐国を倒し、帝都天啓まで攻め込むつもりで、戦いを始めました。戦は壮絶でやっぱり残虐で見るに堪えません。でもその中で姫野は弟を守り、一人で離国の嬴無翳 (えいむえい)を仕留めようと敵軍に馬で向かいます、姫野の為に青陽の精鋭騎兵・鉄浮屠 に守られてた阿蘇勒も彼らを振り払い一人姫野の元へ追いかけます。姫野が嬴無翳 だと思い捕まえたのは娘の 玉郡主でした。

女だてらに戦についてきて、ちょっと父親に褒められたからと戦いに加わるなんて命知らずな娘です。そのおかげで離国は最大のピンチに、そして嬴無翳と姫野が直接対決することになりました、結果が分かるのは次のお話です。

阿蘇勒にとって姫野は家族と同じ位大切な存在、自分の命を懸けてでも救いたいのでしょう。二人共無事に戻って欲しい、阿蘇勒も危険な事はするなと、あれだけみんなから言われてたのに怖いもの知らずです。そういう意味で玉郡主を含めこの3人は少し似たもの同士に見えます。

この11話では離国の玉郡主が登場しました。鎧姿でも凄く可愛い彼女は、どこかで見たことがあると思ったら「大唐流流」で歆楠公主を演じた ウー・ジアイー(呉佳怡)でした。彼女は他にも「天舞紀 ~トキメキ☆恋空書院~」 「烈火士官学校」等に出演しています。シュー・カイ(許凱)との共演が多くて羨ましいです。

第12話 あらすじ

#12 戦場の駆け引き

エイ無翳(えい・むえい)の首を取りに行った姫野(き・や)だったが、阿蘇勒(アスラ)ともども敵に囲まれてしまう。2人はエイ無翳に果敢に挑むものの、歯が立たない。その頃、離国では世子であるエイ真(えい・しん)が、国師の雷碧城(らい・へきじょう)に唆され、南淮(なんわい)を攻めようとしていた。この知らせを受けた百里景洪(ひゃくり・けいこう)は南淮に戻ってきていた拓跋(たくばつ)将軍に離国の九原(きゅうげん)城攻略を命じる。

出典:チャンネル銀河 九州縹緲録~宿命を継ぐ者~

第12話 感想

阿蘇勒と姫野の嬴無翳との一騎打ちは、2人とも全く歯が立たなかったけど、嬴無翳は姫野に「名将になったら再び天下を争おう」と言って去っていった。あの姫野でさえ何もできなかった嬴無翳は息将軍以上の武将に見えます。しかも殺さないんです。敵国の有望な若者なのに、私なら今すぐ英雄の芽を摘むけど、いずれ自分か殺されるかもしれないのに、嬴無翳は凄い人です。

そして娘の玉郡主を人質にしたのに、殺さなかった姫野も偉かった、敵に囲まれてパ二クってもおかしくない場面なのに・・・姫野は本当に名将になる素質を持っている人なのだろう、一方戦の膠着状態を何とかしようと百里景洪 は拓跋 将軍に、九原城を攻めさせた。でも城を守るはずだった離国の世子は死んでしまった。

原因は離国の国師が世子・嬴真を操り自死させてしまったからです。恐ろしい人間が離国にいるのです。彼はあの赤牙の主ですから、妙な妖術とか使えるのでしょう。これは九原城を守るためだったのか、何か狙いがあるのか?国師の雷碧城 はきっと阿蘇勒にとっても怖い存在です。

このドラマはゆったりとしたスケールで、まるで大河ドラマの様な重厚感のある仕上がりで見ごたえを感じます。

第13話 あらすじ

#13 激戦の傷痕

エイ真(えい・しん)の死は両陣営に影を落とす。戦は死と隣り合わせだと実感する阿蘇勒(アスラ)。そんな阿蘇勒に若き日の友の話をする息衍(そく・えん)。翌日、離(り)国軍は帝都へ向けて進軍する。阿蘇勒は阻もうとしない息衍が理解できない。そこに姫野(き・や)が戻って来る。遅くなったことを詫びる姫野だが阿蘇勒は再会を喜ぶ。天啓(てんけい)城に着いたエイ無翳(えい・むえい)は喪服姿で参内する。

出典:チャンネル銀河 九州縹緲録~宿命を継ぐ者~

第13話 感想

大勢の仲間が戦死したのに、その仇も撃てぬまま、息将軍は 嬴無翳達を帝都への道に通してしまった。戦はこんなふうに終わるのか、私自身も良くわからない終わり方でした。そのまま帝都に着いた 嬴無翳は天啓城で 皇帝に拝謁し、忠誠心を振りかざして、天啓守護使という地位を手に入れます。

口では忠誠を誓っていますが、実際は馬に乗ったまま宮殿に入ったり、太清閣という天啓城の中の楼閣にまで登りたいと言いたい放題、皇帝も仕方なく従っている様子。嬴無翳は「高みに立ちたかった」と言っていたけど、これが本心。嬴無翳は並みの武将とはスケールが違います。

多くの兵士を失った下唐国の百里景洪は嬴無翳だけを厚遇する皇帝に怒っていたけど、国師の宮羽衣は今の流れに従うことは、損ばかりではないと諭していました。阿蘇勒も中途半端な戦に不満の様で、他国の戦で自分の護衛についた鉄浮屠を死なせてしまったことを悔いて、残った兵士たちを祖国へ帰しました。身をもって戦の意義を考えさせられた様で、自分で体験し自分の命を危険にさらしてこそ気付けた事でしょう。

百里景洪は戦で忠誠をつくした阿蘇勒に褒美を授けるといったけど、阿蘇勒は断りました。一番頑張った姫野にちゃんと褒美をやって欲しいな、ずっと冷遇されてる様ですから・・・

第14話 あらすじ

#14 忍び寄る影

蘇瞬卿(そ・しゅんけい)を訪ねた息衍(そく・えん)は百里隠(ひゃくり・いん)の負傷を詫びる。百里隠が悪用されないか気がかりな息衍。その夜、阿蘇勒(アスラ)と姫野(き・や)は酒場で羽然(う・ぜん)と再会する。唱劇を演じた羽然はからかう雷雲公子(らいうんこうし)を懲らしめて観衆から拍手を浴びる。稷(しょく)宮では戦死した兵士が弔われていた。百里隠は功を立てた姫野に苛立ちを隠せない。そんな百里隠に近づく人物がいた。

出典:チャンネル銀河 九州縹緲録~宿命を継ぐ者~

第14話 感想

戦が終わり、普通の日々が戻った。でもたくさんの兵士が亡くなり、稷(しょく)宮では戦死した兵士の弔いの儀式が行われた。その中で儀式の最前列にいたのが姫野でした。よく見ると甲冑も他の兵士たちより豪華だし、国主から貰ったという剣も持っていました。

戦で頑張ったことへのご褒美がちゃんと貰えていてよかった。だけど儀式には呼ばれていなかった百里隠が怒りながらやって来ます。右腕の怪我が思ったより酷いようで、国主の命で休養させられてたのです。

腕が思うように動かず焦っている百里隠は、戦で活躍した姫野が気に食わない様子。そのせいでみんなに当たり散らしていたけど、周りの期待も重く感じているだろうし大変なのはよくわかるけどイライラしすぎ。そして怪しげな男が現れ、その怪我を治せるといった。鬼市の宿へ来いと。行くと何かに巻き込まれそうだけど、怪我が治るなら私だって行ってしまう。

危険な目に合わなければ良いけど、百里隠の事は国主も考えがあるようだし、大人たちの策略に嫌でも巻き込まれてしまいそうです。戦の時も稷宮の若者が多く亡くなった、戦が初経験の若者達。下唐国は若者の命をどう考えているのだろう。国主の百里景洪は好きになれない人です。

第15話 あらすじ

#15 蒼雲古歯剣の行方

翼天瞻(よく・てんせん)を呼び出した蘇瞬卿(そ・しゅんけい)は百里隠(ひゃくり・いん)の母だと名乗る。百里隠が幽長吉(ゆう・ちょうきつ)の息子だと明かした蘇瞬卿に蒼雲古歯(そううんこし)剣の行方を詰問する翼天瞻。だが息衍(そく・えん)に阻止される。その昔、刺客だった蘇瞬卿に命を救われ、天駆(てんく)武士の身分を隠して下唐(かとう)の将軍となったいきさつを語る息衍。翼天瞻は蒼雲古歯剣を渡せば蘇瞬卿を見逃すと約束する。

出典:チャンネル銀河 九州縹緲録~宿命を継ぐ者~

第15話 感想

鉄皇(翼天瞻 )から蘇瞬卿(尚宮)を守ろうと息将軍が現れます。息将軍は昔、天駆武士団で鉄皇とは顔見知りなので蘇瞬卿を助けるように頼みます。息将軍の彼女への切ない愛が伝わってきます。

二人は百里隠の事を話し合いますが、「あの剣は握れずとも どこかの娘の手は握れるやもしれぬ」と言う息将軍。凄いたとえで、男らしい言い方。剣の主になれる勝負をするより普通の幸せを選べって事です。蘇尚宮は義母としてどちらを選ばせたいのでしょうか?下唐国の刺客としては、剣を抜かせなければならない。

でも国主は彼のような平凡な青年に剣が抜けるのか不安な様子。国主も無理だと思い始め、姫野にやらせようと考えます。姫野と百里隠、どちらが剣の主になるのか、それは剣自身が選ぶことなのでしょう。

今話は息将軍と蘇瞬卿の2人の過去が明らかになりました。大人の二人が並ぶと素敵、特に息将軍がイケオジで男の色気出まくってて、とにかくカッコイイ。こんな息将軍にかくまってもらえるなら、私はどこまでもついていきます。でも蘇瞬卿が好きなのは幽長吉だと思っていました今までずっと。

最後にサヨナラの後、抱き合う二人を見てやっと二人の気持ちは繋がってたんだと認識。まぁそんな雰囲気の時も今まであったけど、隠していた気持ちが溢れ出た別れのシーンの抱擁が素敵でした。

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