次の被害者 (シーズン1)  7話・8話(最終回) あらすじと感想

次の被害者 (シーズン1 )
ARISAさん

第7話 あらすじ

7.ミズガンピ

ファン・イーレンとシュー・ハイインは振信病院でジャン・シャオモンの母親ジャン・ルオインを看病したジャン・シンという看護師に過去の話を聞く。ジャン・ルオインは末期の腎臓がんで誰もが彼女の回復を諦める中、回復を信じていたジャン・シャオモンは1人で母親の治療費を稼いでいたのだが、ある日母親が治療を辞めて死ぬ前に行きたい場所があると…。叶ってしまったら生きる希望を失ってしまうとジャン・シャオモンは拒否をしていたという。

その頃、証拠隠滅の容疑で指名手配されたファン・イーレン。その後警察によって振信病院が封鎖される。逃げきれないと思ったファン・イーレンはシュー・ハイインに娘の自殺を食い止めてほしいとの願いを託し刑事たちの前に。

指名手配をされているリー・ヤージュンとジャン・シャオモンだったが、リー・ヤージュンがファン・イーレンに会わせろと警察に出頭してくる。そして彼女はジャン・シャオモンの壮絶すぎる過去についてファン・イーレンに語り始める。リー・ヤージュンに言われた言葉がきっかけでジャン・シャオモン自らが母親の人工呼吸器を外し母親の命を奪ったということ、そして今までの事件は仕事人間の父親ファン・イーレンの気を引くためにやったことだとも…。娘に母親を殺させたとリー・ヤージュンを責めるファン・イーレン。そんな中ジャン・シャオモンが崖から飛び降りそうだとの連絡が。ファン・イーレンはなんとかシャオモンを説得し連れ戻そうとするが彼女はそのまま…。

第7話 感想

今回の終わり方も内容も衝撃でした。リー・ヤージュンとジャン・シャオモンの関係、彼女の母親ジャン・ルオインの死の真相、そして最後の崖から飛び降りるシーンなど全てにおいて衝撃的な内容でした。

リー・ヤージュンの『残酷なのは死ぬことではなく希望もなく生きること』という言葉で母親の回復を切に願っていたジャン・シャオモンが自らの手で母親の命を奪ってしまったことは人それぞれ色々な意見があると思いますが、もちろん自らの手で母親の命を奪ったことは決して許されないとは言え、苦しくても父親の助けさえ借りられなかったジャン・シャオモンのことを責めることはできないなと思いながら見ていました。

そして今までの事件はファン・イーレンが担当したことがある事件を模倣してやったということが発覚した時は鳥肌が立ちました。ジャン・シャオモンの幼少期や家庭環境など今までの出来事が彼女の現在に影響していて、どこかで彼女を助ける事はできなかったのだろうかとも思いました。ついに次回が最終回なのでどんな結末になるのか楽しみです。

ARISAさん

第8話(最終回) あらすじ

8.傘

飛び降りようとした娘のジャン・シャオモンを助けようとしたファン・イーレンが目を覚ますとそこは病院だった。そしてジャン・シャオモンも父親のおかげで無傷だったが彼女は警察に口を割らず黙秘状態に。

そしてリー・ヤージュンは警察に集団自殺事件の詳細を話し始める。カウンセリングで出会った被害者たちを助けるためにフェンタニルをプレゼントとして渡したと。リウ・グアンヨンは抵抗したのにも関わらず殺した彼女だったが自分は悪くないと言い張る。

その頃ずっと黙秘をしていたジャン・シャオモンだったが父親ファン・イーレンに徐々に自分の思いを話し始める。今までファン・イーレンは自分に関心がないと思っていたジャン・シャオモンだったがファン・イーレンはジャン・シャオモンを守ってやれなかったことを後悔していた。泣きながら謝る彼に彼女は少しずつ心を開いていく…。

そしてシュー・ハイインはリー・ヤージュンに過去の話を聞きに面会に行く。ジョウ・ヤンの苦しむ姿を見ていられずビタミン剤だと言って複数の薬を飲ませ死なせ、今までの被害者にフェンタニルをプレゼントし死ぬ勇気を与えたと言い張る彼女にシュー・ハイインは被害者には死ぬ勇気より生きる希望が必要だった、被害者たちがもし今生きていたらもっと違う幸せがあったかもしれないと…。

そして2年後、少年鑑別所から釈放されたジャン・シャオモンを待っていたのは…。

第8話(最終回) 感想

今回の話は最終回ということで今まで以上に考えさせられる内容でした。生きること、死ぬことそれぞれ人間の身近にあって生きる意味とはなんだろう。もし生きる希望を失ったとして自殺という極端な方法ではなくても救われる道は必ずあると提示してくれているような複雑で暗いドラマではありましたが少し未来に希望が持てるような作品でした。

釈放されたジャン・シャオモンが唯一の家族ファン・イーレンとともにまた新しい人生を希望が持てるものにしてほしいと思いますし、リー・ヤージュンにも自分がやった事は人助けなどではなく、生きていれば何かしらの希望を持てたかもしれない人たちの命を奪ったのだとしっかり自覚して反省して欲しいです。そして過去に辛い経験をしたシュー・ハイインのどんなことがあっても生き続けるという強い意思には勇気と希望をもらえました。

最初は暗くて残酷なだけのドラマだと思っていましたが、このドラマの中には生きる苦しさ、苦しくても生きてさえいればどこかに生きる希望があるかもしれないそんなことを教えてくれる素敵なドラマでした。

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