河神2 13話・14話・15話・16話 あらすじと感想

河神 1&2

河神Ⅱ 2020年 全24話 (BS11では全22話で放送)

dim-sumさん

第13話 あらすじと感想

第13話 「爆発事件の謎」

丁卯は拘置所を捜査し、そこで起こった爆発事件のからくりを解明する。一方、肖蘭蘭は范君尭と共に実験を行い、別の爆発事件の原因を究明。3つの爆発事件の容疑者3人が見つかるが、その者たちも事件の被害者だった。郭得友は龍王廟への捜査を拒否してふさぎ込む。また、肖蘭蘭は父・肖硯の衣服のポケットから不可解な物を見つける。

出典:BS12 河神Ⅱ-Tianjin Mystic-

丁は拘置所の爆発を、電気工が回路に細工をして電気爆発を起したと断定。龍王廟の爆発は、オンドル工事の作業員が持ち込んだマグネシウムによる粉塵爆発だったと分析しました。更に肖蘭蘭と范君尭の分析で、肖元秘書長の場合は磁力による爆発が原因だったと聞きます。

その後3件の爆死を仕掛けた犯人が凍死体で発見されました。検死した丁は、通常の凍死体と違い着衣だったことと、皮膚の化膿した傷に注目します。そして化膿を起す何かを使い気絶させられた後、凍死したと結論付けました。

蘭蘭に会わせる顔が無いと言う丁に替わり、魚四が父の遺品を届けました。蘭蘭は中から封ロウに使う印を見つけます。蘭蘭を見舞った顧影は壁に張られた地図を見て、蘭蘭の父たち3人と、その加害者3人が死んだ6カ所を結ぶと「牛宿」を現す形になると話します。

丁は范を訪ね、今回の爆発は科学知識がない職人たちには出来ないと話します。そして何故今までの事件それぞれの毒物や死因の分析が范にはできたか尋ねました。范は化学者なら当然と答え、自分を疑うのかと怒りました。

鉄牛はオンドル作業員の靴から証拠を持ち出し、得友に見せますが得友は犯人探しに消極的です。鉄牛は独自に調べ始め、証拠から「1号冷凍倉庫」が怪しいと判断し自分で乗り込みます。

顧影が巫女の本領を発揮しました。肖元秘書長たち3人の殺害現場「爆死点」を結ぶと牛飼い(日本の彦星?)、対する凍死した加害者たちの発見場所は織女(=織姫)を表し、死因も「宿」に関係していると。これを聞いた蘭蘭は、天津に昔から伝わる「9牛2虎1鶏」が河の妖怪を退治した伝説に関係した儀式的で、組織による犯罪だと考えました。

女性陣が推理や調査に励む中、いくら老河神の遺言でも、いつまでも悩み続ける得友が情けない。丁は検死の結果范を疑いますが、決め手に欠け追い詰められません。

呪術的な「見立て殺人」要素も加わり、『横溝感』強めな回でした。

第14話 あらすじと感想

第14話「禍事」

水死処理隊・鉄牛(ティエニウ)の事件は、郭得友に追い打ちをかけ、仲間との確執を深める。一方、天津に起こった干ばつにより、漕運商会は存続の危機に立たされていた。郭得友は郭淳の霊前で鉄牛の事件を捜査する許しを請い、消滅したタバコの煙の技を使おうとする。丁卯は責任を取るために辞表を書き、肖蘭蘭を連れて天津を去ろうとする。

出典:BS12 河神Ⅱ-Tianjin Mystic-

処理隊の仲間たちは得友は仲間じゃないと言い、鉄牛の遺体に触ることも許しません。警察まで見かねて、得友は家で休めと言われるほど落ち込みます。

丁は漕運商会の重役たちに呼ばれ、干ばつで船の運航ができず請け負った荷が運べない、、多額の保障金支払いが発生し商会は存続の危機だと責められます。最早打つ手は無く、良い会計事務所を探して清算せよと命じられました。

蘭蘭は丁に、自分には何もできないと訴え、この上蘭蘭まで失ったら本当に生きていけないと縋り一緒にドイツへ行くよう懇願します。対して蘭蘭は、自分の誕生日に最悪のプレゼントを送り付けた犯人を捕まえるまでは天津を離れない、と別れを告げます。

龍王廟で丁が老河神に線香を上げていると、得友に声を掛けられます。得友は今頃来たと言い丁を殴りつけました。その後2人が今後の話をして酒を飲んでいると老河神の亡霊が現れ、強く生きろ心配をかけるなと話しかけました。

2人は調査を開始し、丁は魚四に渡航を伸ばすと話します。鉄牛は検死の結果溺死ではなく、体内を焼かれた焼死であると判明しました。そして胃から摘出した「1号」と書かれた判子を手掛かりに調査を始めます。

老河神が自分に捜査をさせないのは、自分を心配したからと解って縮こまっていた得友。胡一家が命懸けで守った商会を潰すことになり、自信を喪失して蘭蘭に縋った丁。どちらもかなり情けなかったですが、奮起して良かったです。

得友が蘭蘭と顧影を連れて1号倉庫へ乗り込んだ、ということは蘭蘭は完全に丁を見限った訳ではないのでしょう。商会は解散することになっても、2人は別れないで欲しいなあ。知的で格好いい蘭蘭が居ないと、丁がダメになりそう。4人が揃って敵を倒す所が見たいと思う次第です。

第15話 あらすじと感想

第15話「冷凍室の闇」

漕運商会の魚四(ユースー)は、鉄牛の事件に関与したと見られる1号冷蔵倉庫の作業員を見つけ出す。郭得友と丁卯は倉庫の主任・趙栓(ジャオ・シュワン)の元に乗り込み、事件について追及する。鉄牛の死の真相を知った郭得友が憤慨して趙栓に殴りかかると、趙栓は黒幕がいることを口走る。郭得友と丁卯は、冷凍室で暴れる趙栓からの攻撃を受け…。

出典:BS12 河神Ⅱ-Tianjin Mystic-

得友と丁は、趙から鉄牛と同じように窒素をかけられ、冷凍庫に閉じ込められました。凍えて動けなくなったころ、付隊長が2人を救出します。付は趙が警察署前で自殺したので調べに来たと言います。

丁は商会の存続を重役たちに提案し、了承を受けました。その時亡くなった胡が、外交官の顧唯良がアレルギーを起す原因となった染料を隠していたと聞かされました。同じ頃得友は顧の未亡人から書類を受取り、肖蘭蘭は顧が亡くなった会場で話を聞き、結婚式が行われた理由を知りました。

得友、丁、蘭蘭の3人は調べた結果を持ち寄り、胡、老河神、蘭蘭の父が顧唯良の死に関係していること、更に3人がドイツの「グーテンベルク協会」の関係を知ります。得友が老河神たちが伝書バトで通信していた内容から、協会を呼び寄せたため報復されると考えていたと判明、3人は真犯人により「9牛」事件の一部にされたと考えました。

倉庫の帳簿を調べていた丁は、荷揚げされた海鮮が引き取られないまま埠頭に残っていると知り、調べることにします。

今回は、老河神たち3人が共謀し顧を殺害した伏線がきっちり回収され、すっきりしました。蘭蘭の父が持っていた封朧の印章が協会のロゴで、顧の書類と同じ、小技も効いてる。20年前の魔古道退治のため協会を頼った結果、協会は医療や科学で中国を侵略しようとしたので、老河神たちは殺された。ということは魔古道はまだ存続しているのでしょうか?

魔古道は洪水被害が原因で発生し、今回は干ばつで民衆が苦しんでいます。原因は違っても皆が不満を感じる中、「9牛伝説」を持ち出してさらに不安を煽るとは、得友たちが言うように敵は大きな犯罪組織なのでしょう。死者は「9牛」に足りず伝説に不可欠な「金銀銅鉄」のうち「銀」要素が残っているので、まだ事件は続きそうです。

第16話 あらすじと感想

第16話「出生の事実」

赤ヒルの毒素で意識不明となった郭得友は、范君尭のおかげで目を覚ます。顧影は”福綱(ふくこう)”を見るために助産師を訪ねる。助産師は躊躇する顧影に、機を逃せば二度と福綱を見ることはできないと言う。郭得友は帰宅した顧影に恐る恐る結果を尋ねる。一方、鄭副隊長は重罰を覚悟で、ある女に騙されて殺害に加担したと敖旦に報告する。

出典:BS12 河神Ⅱ-Tianjin Mystic-

丁は、趙の荷物を見て欲しいと得友に頼みます。箱の一部に仕掛けがあると気付いた得友に赤ヒルが噛みつきました。丁は范に救命を頼み、范はこのヒルは南米原産で中国には居ない種だと説明します。丁と得友は、赤ヒルを輸入した人物こそ事件の首謀者だと考えました。

鄭副隊長の告白を聞いた敖都督は、この話を知れば丁にとって自分は胡を殺した仇だと鄭に言い、鄭はすでに趙主任が首謀者で事件は解決したと応じます。都督は受け入れたと見せかけ、部下に命じて鄭を殺害。

顧影からヒントを得た得友は、海鮮箱を作ったのは棺職人の黄と考え、工房を尋ねます。しかし黄は不在で、埋葬直前の棺が置かれていました。

天津では、銀行に金がないという噂を打ち消すために金庫を公開、しかし金は消えていました。この金は市長が司令から借りた兵士の給料だったため、社会不安が広がると2人が都督に訴えます。3人は丁に事件解決を命じます。

丁は付課長と金の運搬を担当した行員から話を聞きます。金庫を調べた丁は、中には金ではなく冷却材(=ドライアイス)が入っていたと指摘しました。

入院中の得友に注射をした女性と、顧影に注射したのは同じ人で、赤ヒル毒を解毒したのでしょう。この女性は戎医師だと思っていたのですが、鄭を操っていたのも戎医師で、しかも「魔古道」教祖の連化青の笛を持っていました。得友たちの味方か敵か、一体何者なんでしょう?

巫女の情報で、女学校が以前「牛蹄島」と呼ばれた土地に建ち、「9牛」事件の一つと判明。更に棺職人は、「9牛」伝説と関係する川祭りを始めた李大善人の弟子、繋がりましたねえ。

顧影はもし顧唯良が父親なら、その死に老河神が関係していて得友が苦しむと考えてウソを言ったのかも、それでも養母の巫女は嬉しそうでした。

女学校事件を加えると残り3つ事件が起きる計算です。今のところ黒幕に完全に翻弄されていますが、果たして捕らえることができるのでしょうか。

【放送情報】

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