萌医甜妻~ボクの可愛いお医者さん~ 25話・26話・27話・28話(最終回) あらすじと感想

萌医甜妻~ボクの可愛いお医者さん~

萌医甜妻~ボクの可愛いお医者さん~ 読み方:ほういてんさい~ぼくのかわいいおいしゃさん~ 2019年 全28話 原題:萌医甜妻 監督: 柯翰辰  脚本: 简奇峰、林欣慧 原作: 酒小七 「陛下請自重」   

ARISAさん

第25話 あらすじ

陳無庸(ちん・むよう)が言い残した言葉から紀衡(き・こう)が自分の両親を殺したと勘違いした田七(でん・しち)はそのことを紀衡に問い詰める。紀夫人の罪を被った紀衡は田七に釈明することはせずに、両親の死は私の責任だと告げる。その言葉を聞きショックを受けた田七は紀衡に刀を向け、彼のことを刺す。そのまま紀衡の意識は遠のいて行き、彼はその場で倒れる。しかし紀衡は刺されてもなお、田七の事を想い続けていた。

そして紀衡は大量に出血し、意識不明の状態に。紀衡が田七に刺されたことを知った紀夫人は田七のいる牢屋に出向く。田七のために尽くしてきた紀衡をどうして刺したのかと問い詰める紀夫人。口では紀衡を恨んでいると言う田七だが、彼女は完全に紀衡のことを恨むことはできなかった。そして紀夫人は田七を処罰しようとするのだが、阿征(あせい)の提案により田七は彼と共に紀邸を去ることに。

その一方で意識を取り戻した紀衡。田七が去ったことにひどくショックを受けた紀衡は自分と田七の絵をただただ眺めていた。そして紀衡を守るために犯した罪を被ったことにより田七を失った紀衡に紀夫人は負い目を感じていた。

そして紀邸を出た田七は万紅楼へと帰る。田七の安全を確保しろという紀衡の命令から万紅楼の周りには盛安懐(せい・あんかい)とその配下が。そして万紅楼を訪れた丁志から監視されていると聞かされた田七は監視をやめてくれと盛安懐に頼む。しかし紀邸に帰ろうと言う盛安懐に逆らう田七。そこに阿征が現れ…。

一方その頃、董子淳(とう・しじゅん)に田七が万紅楼にいると知られてしまう。

第25話 感想

今回は、陳無庸に両親殺しの犯人は紀衡だと告げられた田七は紀衡のことを恨み、敵討ちのために紀衡のことを刀で刺してしまいました。今まであんなに仲が良かった田七と紀衡の関係性がここまで変わってしまうとは想像もしていませんでした。しかし田七に刺されてもなお彼女のことを恨むことはない紀衡。そして田七も紀衡のことを恨めずにいます。そう簡単には行かないと思いますが、一刻も早く紀衡が両親殺しの犯人だという誤解が解け、過去のように仲睦まじい田七と紀衡の姿が見たいです。

そして田七と紀衡の関係には阿征も関わってくると思いますが、田七が自分のことを好きでないと意味が無いと言う阿征なので、無理に田七を引き止めることはしないと思います。心優しい阿征にも素敵な未来が訪れることを願っています。

このドラマも残り3話となる中で董子淳の正体が明らかになるなど、物語の核心に迫ってくると思うので、このドラマがどういった結末を迎えるのか気になりますし、何より田七と紀衡の幸せそうな姿が一刻も早く見られることに期待したいです。

第26話 あらすじ

田七(でん・しち)は幼き頃住んでいた場所へ阿征(あせい)と戻る。そして幼少期に仲の良かったお兄ちゃんとの思い出を語る田七。そのお兄ちゃんが紀衡(き・こう)だと知っている阿征は自分があの時のお兄ちゃんだと嘘をつく。一方その頃まだ体調のすぐれない紀衡は田七の様子を気にする。盛安懐(せい・あんかい)から田七の「もう会わない」という伝言を聞いた紀衡は自ら彼女に会いに行くと言う。田七に刺された傷が治っていない紀衡を止める盛安懐だが、彼の強い思いから田七に会いに行く事を許可する。

仲の良かったお兄ちゃんとの再会に舞い上がる田七は阿征に幼き頃の思い出を語る。その話を聞く阿征は罪悪感を抱きながらも本当のことは言えずにいた。そして田七と阿征は夜市に行くことに。そこで阿征は田七にプロポーズする。そこに紀衡が現れ、彼は田七の手を取り連れ去る。

そして二人きりになった田七と紀衡。紀衡は自分があの時のお兄ちゃんだと明かし、沈昭児(ちん・しょうじ)との思い出を語る。しかし両親を殺した犯人が紀衡だと思っている田七は辛い日々の中でお兄ちゃんとの思い出だけが頼りだったのにも関わらず、それすらも奪われたとショックを受ける。最後にもう一度だけ一緒に花火を見たいと頼む紀衡だが花火が打ち上がる中、田七は紀衡の元を去る。去っていく田七の背中を見ながら昭児の名を何度も叫ぶ紀衡はそのまま倒れてしまう。そして盛安懐によって紀邸へ運ばれた紀衡は傷が悪化してしまい、危篤状態に。そんな中でも紀衡は田七には危害を加えないでくれと紀夫人に頼み込む。

その一方で家に戻った田七は阿征が嘘をついていた事にショックを受ける。阿征を部屋から追い出そうとする中、紀衡が危篤だとの知らせが。それを聞いた田七は紀衡の元へと向かおうとするが、阿征が引き止める。そして阿征は見張りをつけ、田七は部屋から出られない状況に。しかし田七の紀衡に対する強い思いを知った阿征は彼女のことを紀衡の元へ向かわせる。そして紀邸に到着した田七は…。

第26話 感想

今回もとても切ないストーリーでした。幼き頃に過ごしたお兄ちゃんとの思い出を語る田七に阿征は自分がそのお兄ちゃんであると嘘をついてしまいました。どうしても田七の事を諦められない阿征がついてしまった嘘は、許されるわけではないですが阿征の気持ちを思うと切ないです。しかし結局の所とても優しい人物だったことには間違いないので、阿征も幸せになってくれると嬉しいです。

そして紀衡が田七の手を取り、二人きりで話をする中で自分があの時のお兄ちゃんだと明かした紀衡ですが、彼が両親を殺した犯人だと思っている田七は逆にショックを受けてしまいました。花火が打ち上がる中紀衡の元を去る田七。このシーンはとても切なかったです。

そして紀衡が危篤だと聞きつけた田七は葉千紫(よう・せんし)と共に紀邸へ戻りました。葉千紫が治療すれば紀衡の容態は良くなると思うので、彼が回復した後の田七との関係がどうなっていくのか楽しみにしています。

第27話 あらすじ

紀衡(き・こう)が危篤になったと聞いた田七(でん・しち)は医師の葉千紫(よう・せんし)を連れて紀邸へ戻る。紀衡に薬を飲ませようとする康寧児(こう・ねいじ)だったが、意識のない紀衡は口を開かず。しかし田七は薬を飲ませることに成功し、それを見た紀夫人は田七に紀衡の看病を任せる。一方その頃、紀夫人は田七の両親殺害事件について思い返す。自分のことを責める紀夫人は余生をかけて罪を償うと誓う。

看病を任せられた田七は来る日も来る日も必死で紀衡の看病をする。田七の看病の甲斐もあり紀衡の体調は回復していく。そして紀衡の意識が戻るのだが、目覚めた彼のそばにいたのは田七ではなく康寧児だった。しかし紀衡は田七が看病していたことに勘付いていた。そして紀衡は「もう来るな」と康寧児のことを追い出す。

紀衡の意識が戻ったと聞いた田七は紀夫人との約束通り自分が看病していたことは伝えず紀邸から帰ることに。そして昔の家に戻った田七はこの場所を去り、新しい人生を始めると決意する。そして阿征(あせい)が田七の家を訪ねると、もうすでに彼女の姿は無かった。

そして阿征に母親の墓が壊されたとの知らせが入る。紀衡が母親の墓を壊したと思った阿征は紀衡に突撃し、紀衡に剣を向ける。その一方で新しい人生を始めようと家を出た田七は阿征の親友である鄭少封(てい・しょうふう)によって連れ去られてしまう。

阿征の怪しい動きに紀衡は彼が謀反を企てるなら弟とはいえ許さないと宣言する。そして紀衡が自分のことを討伐しようとしていることを知った阿征はさらに冷静さを失い、鄭少封を味方につける、そして阿征は田七と結婚すると嘘をつき、紀衡を誘き寄せようとする。そして紀衡のもとに阿征から招待状が届く。一方その頃、鄭少封によって監禁されている田七は…。

第27話 感想

田七の看病の甲斐もあり危篤状態だった紀衡の容態は無事に回復しました。しかし田七は自分が看病していたことは知らせずにそのまま紀邸を去りました。そして新しい人生を歩もうと決意した田七ですが、彼女は鄭少封によって連れ去られてしまいました。以前から鄭少封のことは怪しいとは思っていましたが、まさかここまでこのドラマのストーリーに関与してくるとは思いませんでした。

そして鄭少封を親友だと思っている阿征も冷静さを失ってしまい、紀衡と対立状態になってしまいました。次回が最終回という中で紀衡と阿征の関係も悪くなってしまい、田七も監禁されてしまい残り1話でこのストーリーがどう展開していくのか気になります。

田七と紀衡、そして阿征も含めて幸せになってくれるハッピーエンドを望んでいます。次回どうなっていくのか気になりますし、とても楽しみにしています。

第28話(最終回)あらすじ

阿征(あせい)から田七(でん・しち)と結婚するという嘘の知らせを受けた紀衡(き・こう)は一人で彼らの結婚式へと向かうことにする。そして紀夫人も紀衡の選択を後押しする。その一方で田七は鄭少封(てい・しょうふう)によって監禁されたままだった。鎖で縛り付けられた田七は逃げることもできず、ただ紀衡の身を案じていた。

そして阿征の結婚式に紀衡が乱入する。しかし阿征の隣にいる花嫁は田七ではない別の女性だった。騙された紀衡は阿征のことをそのまま刺してしまう。そして阿征はその場で倒れ込む。そこに鄭少封の手によって連れて来られた田七は倒れ込んだ阿征の姿を見てショックを受ける。そして鄭少封の正体は田七の両親を殺した実行犯である陳無庸(ちん・むよう)の仲間である董子淳(とう・しじゅん)だと明かされる。

紀衡に恨みを抱く董子淳は田七を殺すか、紀衡が自害するかの選択を迫る。そして自分の首に剣を向けた紀衡は剣を上に高く投げ、董子淳は矢で刺される。さらに起き上がった阿征は董子淳のことを剣で刺す。実は董子淳を倒すために罠を仕掛けていた紀衡と阿征。しかし二人に騙された田七は怒ってその場を去ってしまう。

田七の元に紀夫人が訪ねてくる。紀夫人は自分のせいで田七の両親が殺されたと明かし、紀衡はその罪を被っただけだと釈明する。紀夫人は出家して尼になり、罪を償うことにしたと告げる。しかしその事実を簡単に受け入れることができない田七。そして元気がない田七を心配した紅姨(こうい)は丁志に対し紀衡に手紙を届けてほしいと頼む。

その後、紀衡は田七に会うために万紅楼へと訪れ、君が必要だと彼女に迫るが田七は紀衡のことを避ける。そして紀衡は田七に会うために万紅楼で働くことにする。働くことになった紀衡は慣れない作業に奮闘し、そんな彼の姿を見た田七は徐々に紀衡を気にし始める。そんな日々の中でついに紀衡と田七は結ばれる。こうして紀衡と田七の結婚式が執り行われ、二人は無事に結婚する。

第28話(最終回)感想

ついに迎えた最終回で紀衡と田七が無事に結ばれてくれて本当に良かったです。今回、ストーリーの前半部分では阿征と紀衡が対立してしまい、紀衡が阿征のことを刺してしまったので、紀衡がそんなことをするはず無いと思う反面、このままどうなってしまうのだろうと不安になりました。

しかしこれも董子淳を倒すための演技だったので心の底から良かったと思いました。鄭少封のことはずっと何となく怪しいとは思っていましたが、こんなにも近くに董子淳がいたとは驚きました。

そして紀衡が万紅楼に通い詰めた甲斐もあり、彼と田七はついに結ばれました。一時はどうなってしまうのかと不安になった二人の関係でしたが、無事に結婚してくれて本当に嬉しかったです。

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