夢織姫 17話・18話・19話・20話 あらすじと感想

夢織姫~秘密の貴公子に恋をして~

夢織姫~秘密の貴公子に恋をして~ 2020年 配信版・全45話 (※BS11・DVD版は全40話 )原題:我就是這般女子

dim-sumさん

第17話あらすじ

大長公主の支援金を流用したのは、謝重錦ではなく第二皇子の蒋洛でした。容瑕の動きを気にする蒋洛に、謝重錦はもう策は打ったと伝えます。

皇帝から大長公主宅を警備する命令を受けた容瑕は、書斎で自分の母の遺品を見つけて公主に理由を問い正しました。公主は怒りのあまり血を吐き、その場にいた班婳は激怒、容瑕は弁解もせず遺品を手に皇帝に報告に向かいました。

班婳は夫との思い出を語る大長公主のために、ザクロそっくりの菓子を作り公主は大喜び。その後疲れて眠る班婳を見つめながら、公主は宮中へ参内して皇帝に会うので支度をせよと侍女に命じます。

皇帝に会った公主は幼いころの思い出を語り合い、皇帝も両親を早くに失った自分は公主と、班家に返しきれない恩があると応じました。そのころ班婳は、公主が殺害される夢を見て飛び起き、馬に乗って宮中に向かいます。

公主が倒れたと報告を受けて喜ぶ蒋洛宅に容瑕が現れて、公主から虎符のありかを聞き出せば、蒋洛も皇位につけると訴えます。

第17話感想

皇帝から警備を命令されたとは言え、夜遅くに公主宅を尋ねて家探しするのはかなり無礼で、容瑕らしくなく意外でした。家職は謝重錦の指示で、容瑕の母の遺品を隠したんですねえ。見つけた容瑕は珍しく動揺していました。

公主は知らないの一点張りで、遂には吐血して倒れました。もともと弱っているし、容瑕に話しが通じなくて怒りが爆発したのでしょう。大事な祖母をひどい目にあわされて、班婳はかなり怒っていました。

今度の班婳の夢はかなりリアルで恐ろしい。本人も切羽詰まって警備の兵を蹴散らして宮中へ侵入しますが、石晋に落馬させられ突進は止められます。容瑕が背負って駆け付けますが、公主は刺されて虫の息。こんな状況なのに皇帝に容瑕が結婚を申し込み、了承されました。急展開で気持ちが追い付かないなあ…。

第18話あらすじ

大長公主が亡くなり、蒋洛は恩赦になった謝重錦に班家を潰す方法を相談します。しかし謝重錦は、皇位に就くには兵力が必要だと虎符の重要さを説明し、蒋洛も納得。

皇帝は大長公主の死を受けて落胆したままで、石晋が調べて実行犯は解っても背景は不明のまま。そこで容瑕が調べを担当することになります。

国公に任ぜられた班淮が皇帝に辞退を申し出ますが却下され、班婳は大長公主を弔うため結婚を辞退し認められます。

廟にこもり写経を続ける班婳は、班恒が勧めたかゆを口にします。しかしそれが容瑕の差し入れと知ると拒否し、陰から見ていた容瑕は落胆します。

自分も食が進まない容瑕は、容家職のアドバイスを受けて班婳に大長公主の死に関する真相を話す決意をしました。

第18話感想

蒋洛は、とにかく邪魔な班婳を排除したいばかりで、皇帝の器ではないですね。謝重錦は国一番の策士だけあって、策も周到で怖い。

大長公主が亡くなり、明るかった班家は火が消えたようになってしまいました。容瑕が信じられなった班婳は、結婚を白紙に戻し弔いに専念すると言い出すとは。石晋にも夢のことを話して、らしくないと励まされていたし。石晋は、自分なら班婳を守れるって、良い奴だなあ…。でも公主は石右相の心が読めないと言っていたから、石晋も何か思惑があるのかも。この人はまごころの人だと信じたい。

大長公主の死は、班家を守るための自殺で、容瑕も共犯だったんですね。こんな真相なら班婳は知らない方が幸せだったのじゃないでしょうか。気持ちが通じ合い公主も後押ししていたのに、2人が破談すると辛いなあ。班家の災難に巻き込みたくないのなら、例えば都から一家総出で別の場所に移るとか…。でも容瑕は皇帝に唯一の側近でそれは無理。八方ふさがりで辛いお話でした。

第19話あらすじ

成容瑕は、家に訪ねて来た謝重錦から班婳との結婚は策略かと聞かれ、皇帝から朝廷内の均衡を保つために命じられたと答えました。更に虎符は班家にあると匂わせます。

写経に疲れた班婳は、容瑕が殺される夢を見て驚き家まで駆け付けました。そこで容瑕に自分の見た夢が次々実現すること、班家が没落する夢を見て容瑕を巻き込まないよう距離を取ったことを話します。容瑕は自分は班婳と一緒なら死も恐れないと言い、安心した班婳は倒れてしまいました。

後日容瑕は班婳の両親に結婚を了承され、班婳にも正式に結婚を申し込んで婚約が成立。皇帝にも報告を済ませて、晴れて許嫁になりました。皇帝からは班家の一員になるからには、大長公主の黒幕を必ず突き止めよ、と改めて命じられます。

第19話感想

皇帝が探し求める「虎符」は、大長公主から容瑕の手に渡っていたのですね。班家の命運どころか宮中の勢力も一気に替えるこの虎符を託されては、責任重大です。ならば皇帝に渡せば良いのに、何か考えがある?謝重錦にも何か匂わせていたし。

班婳は遂に思っていることを容瑕に伝えられて、2人は晴れて許嫁になりました。2人を見守る杜九や軟綿綿、硬邦邦の様子が微笑ましい。父母も班婳の気持ちを知っていただけに、とても嬉しそうでした。この家族となら、幼いころから1人で寂しく生きて来た容瑕も変われそうです。

一方で、今まで容瑕を見守り的確なアドバイスを与え続けた容家職は、どうやら石右相に事故に見せかけて殺されたようです。杜九が調べているようですが気になります。

せっかく結婚を申し込まれたのにまだ独身を楽しみたいと言う班婳に、一緒ならいつまでも待つとか来世も一緒にいたいとか、ノロケ全開の容瑕は、まるで別人のようでした。

第20話あらすじ

容瑕と班婳が屋台で食事中、偶然石晋に会い婚約したと伝えます。石晋はショックを受け、帰宅して妹の石飛仙に容瑕のことは諦めろと話しました。飛仙は、成容瑕と釣り合うのは自分しかいないと嘆き、相手がだれか聞き出そうとしますが、石晋は答えません。

その後詩会を開いて容瑕に相手を聞こうと計画したのですが、容瑕は許嫁だと言い班婳を同伴。飛仙は会の途中で退席し、容瑕は自分のものと怒りを募らせます。

容瑕を尋ねた班婳は、杜九から容瑕の父母は書画が趣味で仲が良かったと聞き、苦手な琴や囲碁、書画を容瑕に教えて欲しいと頼みますが、上手くいきません。容瑕も琴も画も武術と同じで鍛錬が大切、と指導するのですが…。

第20話感想

大長公主の喪が明けて、班婳と容瑕の結婚について皇帝の前で話し合いが行われますが、班婳の主張は破天荒。それはもし他に女性を家に入れるときは財産を貰って離婚する、というものだったり、結婚の時期は班婳が決めると言ったり。それでも容瑕は全く気にせずにこにこしていました。皇帝の娘のようなものだから仕方ないと思っているのか、それくらい班婳に惚れこんでいるということなら、幸せで何より。

一方容瑕に執着している石飛仙は、自分に気がある第2皇子の蒋洛を唆して班婳を殺そうと密会していました。班婳は蒋洛が無礼を働いたと叱り、飛仙には不名誉な噂は流さないと約束します。日頃から仲が悪くてもこういう正義感が強いところはさすがです。この後蒋洛はどうするのか、飛仙はまだ容瑕を諦めないのか。なんか心配だなあ…。

その蒋洛と婚約中の謝婉瑜は、自分で作った料理をおいしそうに食べる班恒を運命の人と感じている様子。2人は今までも小競り合いは多かったけれど何かと縁があるし、結婚すれば幸せになそうです。婉瑜も班婳を嫌っているといいつつ、実は尊敬の念を持っているようだし、楽しい家族になりそうだけど。

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