安寧録~海棠に降る光~ 29話・30話・31話・32話 あらすじ

安寧録~海棠に降る光~

29話 あらすじ

羅宜寧(ルオ・イーニン)が目を覚ますと、祖母と林海如(リン・ハイルゥ)が心配そうにそばにいて、守れなかったことを悔いていた。羅老夫人は、羅宜寧(ルオ・イーニン)の実父が英国公であり、外で待っていると告げる。英国公は緊張しつつ部屋に入り、初めて娘と対面。怪我の具合を気遣い、母・顧明瀾(グー・ミンラン)との出会いを語った。重傷を負った彼を顧明瀾(グー・ミンラン)が看病し、互いに惹かれ合ったが身分を隠していたため、その後は消息を絶ち、探し続けても会えなかったことを悔やんでいた。羅宜寧(ルオ・イーニン)という名前は二人で決めたもので、残りの人生をかけて償いたいと語る。羅宜寧(ルオ・イーニン)は突然の変化に戸惑うが、英国公は時間を与えると言い、羅慎遠(ルオ・シェンユエン)も血は繋がらずとも傍で守ると誓った。

羅宜寧(ルオ・イーニン)は祖母や林海如(リン・ハイルゥ)に別れを告げ、羅成章(ルオ・チォンジャン)を「育ての父」として感謝し、林海如(リン・ハイルゥ)を「母」として慕い続けると約束。英国公に連れ帰られることを拒み、自らの店を守り「女性が自立できることを証明したい」と語る。英国公は驚きつつも支援を約束した。

一方、陳蘭(チェン・ラン)は牢で娘・羅宜秀(ルオ・イーシゥ)に公主府への縁談を迫るが拒絶され、羅宜玉が代わりに頼みに行くも失敗。嘉柔の冷たい態度に劉静が怒り、羅宜玉を慰めた。羅宜怜(ルオ・イーリィェン)は祖母に寺へ追放しないよう懇願し、試験後に迎え入れると約束を得る。羅宜秀(ルオ・イーシゥ)陳蘭(チェン・ラン)の代わりに羅宜寧(ルオ・イーニン)へ謝罪。羅成文(ルオ・チォンウェン)は自分が真の罪人だと認め、田舎へ左遷を願い出て二度と戻らない決意を告げた。

羅宜寧(ルオ・イーニン)英国公とともに去るが、羅成章(ルオ・チォンジャン)は陰から見送り、羅慎遠(ルオ・シェンユエン)からかつての贈り物を受け取り彼女の心は揺れ動く。林海如(リン・ハイルゥ)はその後も羅成章(ルオ・チォンジャン)を気遣う。魏老夫人は英国公が乱入したことを非難し、羅宜寧(ルオ・イーニン)の身世を疑うが、顧明瀾(グー・ミンラン)への深い情を知って認めざるを得なかった。趙明珠羅宜寧(ルオ・イーニン)を姉として受け入れるよう諭されるが、心中では不安を募らせる。

やがて羅宜寧(ルオ・イーニン)の新しい店が開店するが客は来ず落胆。しかし突然多くの女性客が現れ、陸嘉学(ルー・ジアシュエ)が人々を連れてきたのだと気づく。羅宜寧(ルオ・イーニン)は再び「自分は眉眉ではない」と告げ、陸嘉学(ルー・ジアシュエ)との距離を置いた。

30話 あらすじ

程琅は、叔父の陸嘉学(ルー・ジアシュエ)羅宜寧(ルオ・イーニン)の身分問題で苦しんでいることに気づき、宋子芸と直接対面させれば真相が明らかになると提案する。陸嘉学(ルー・ジアシュエ)はこの策を受け入れ、宋子芸を解放して彼女の動きを監視させ、さらに「眉眉は死なず英国公府の嫡女となった」とわざと漏らし、宋子芸の憎しみを一層深めた。

羅慎遠(ルオ・シェンユエン)陸嘉学(ルー・ジアシュエ)の動きを察知し、少安らに羅宜寧(ルオ・イーニン)を守るよう命じた。羅宜寧(ルオ・イーニン)羅慎遠(ルオ・シェンユエン)を自ら用意した部屋に案内し、二人は変わらず手を取り合って過ごす。

一方、劉静羅宜玉を娶る決意を固め、母と共に羅府を訪れて求婚する。羅老夫人羅宜玉の気持ちを問うと、彼女は迷いを見せたが、劉静の誠意に心を動かされ、結婚を決意した。ちょうどその日、陳蘭(チェン・ラン)は流刑となり、羅成文(ルオ・チォンウェン)は家族と共に見送り、劉静羅宜玉を託した。山哥は文の才に限界を感じ、武に転じて辺境へ赴く決意を固める。

羅宜寧(ルオ・イーニン)が母の墓参りを終えると、英国公が多数の侍女や贈り物を携えて現れた。彼は武芸や才覚に優れた侍女を店の管理役に、さらに二人の近衛を護衛にと用意するが、羅宜寧(ルオ・イーニン)青渠雪枝で十分だと断る。林海如(リン・ハイルゥ)も現れて「娘の意に沿わない」と助け舟を出し、英国公は仕方なく従ったが、林海如(リン・ハイルゥ)の好みを聞き出すために髪飾りを贈る。

その頃、羅慎遠(ルオ・シェンユエン)は科挙で三冠を果たし状元に輝き、大理寺寺正に任命される。凱旋の場では多くの令嬢が彼に熱い視線を送るが、羅慎遠(ルオ・シェンユエン)羅宜寧(ルオ・イーニン)だけを見つめて群衆を抜け出し、彼女の前に進み出た。官職に就いた彼は、恩師陳九衡の旧案を担当することとなり、恩返しの機会を得る。羅宜寧(ルオ・イーニン)とは「もう兄妹ではない」と距離を置こうとするが、羅慎遠(ルオ・シェンユエン)は変わらぬ親しみを示し続けた。

就任初日から羅慎遠(ルオ・シェンユエン)は過去の案件の書類を精査させ、主簿の羅成章(ルオ・チォンジャン)は疲労困憊となる。一方、林海如(リン・ハイルゥ)羅慎遠(ルオ・シェンユエン)ばかりを気にかけ、羅成章(ルオ・チォンジャン)は孤独感を募らせた。

そんな折、羅宜寧(ルオ・イーニン)が街で泥棒に気を取られた隙に誘拐される。犯人は宋子芸で、彼女は「眉眉が死ねば陸嘉学(ルー・ジアシュエ)を得られる」と思い込み、羅宜寧(ルオ・イーニン)に恨みをぶつけた。だが羅宜寧(ルオ・イーニン)は「陸嘉学(ルー・ジアシュエ)は権力のために宋府を利用しただけ」と真実を突きつける。陸嘉学(ルー・ジアシュエ)は尾行の末に羅宜寧(ルオ・イーニン)こそ眉眉だと気づき、彼女を連れ去ろうとするが、羅慎遠(ルオ・シェンユエン)英国公の権限で阻止し、彼女を救い出した。

少安宋子芸の隠れ家から重要な帳簿を発見し、羅慎遠(ルオ・シェンユエン)の捜査に繋がる証拠を得る。年の瀬、英国公羅宜寧(ルオ・イーニン)に正月を府で過ごすよう願い出、彼女も承諾。父娘は新たな絆を深め始めるのだった。

31話 あらすじ

英国公羅宜寧(ルオ・イーニン)を迎えるため、屋敷で最も広い部屋を与え、破格の待遇を示した。侍女たちはその厚遇に驚き、これまで寵愛されてきた趙明珠との違いが浮き彫りとなった。趙明珠は花瓶を贈ったが、英国公は受け取らず、彼女は失望して立ち去る。

羅府では羅慎遠(ルオ・シェンユエン)が軍務に就くことになり、一族が集まって見送った。羅宜玉は劉家に嫁ぎ、残された羅宜秀(ルオ・イーシゥ)は孤独を感じていたが、林茂(リン・マオ)からの求婚を受け入れ、多くの人々に祝福された。

一方、羅宜寧(ルオ・イーニン)は英国公邸で初めて年越しを迎える。席上で皇帝から「青城県君」に封じられる勅命が下り、英国公は喜んだが、魏老夫人は「商売を続ければ国公府の面目を失う」として店を閉めるよう迫る。羅宜寧(ルオ・イーニン)は心血を注いできた店を守るため「英国公の嫡女であるのは誤解」とやんわり断った。これに趙明珠や庶子の魏庭が便乗して非難したため、英国公は逆に羅宜寧(ルオ・イーニン)を庇い、厳しく叱責する。魏老夫人は場の空気を壊したと怒り、楽しいはずの食事は険悪な雰囲気となった。

落ち込む羅宜寧(ルオ・イーニン)英国公は慰め、「好きな道を進め。父がお前を守る」と励ました。その言葉に感動した羅宜寧(ルオ・イーニン)は初めて彼を「父」と呼び、祖母を訪ねたいと願い出る。英国公は快く承諾し、魏老夫人にも「孫娘を支えてほしい」と頼んだ。魏老夫人は最終的に店を閉じることを強要せず、英国公明珠の花瓶を受け取らなかった理由を尋ねた。実はそれが彼女の部屋で一番安価な品であり、かつてなら壊させていたが、母の顔を立てて返したのだった。

やがて羅宜寧(ルオ・イーニン)は羅家の正月を乱したくないと静かに店に戻り、そこで羅慎遠(ルオ・シェンユエン)と再会する。二人は抱き合い、花火を打ち上げながら楽しく年を越した。その頃、陸嘉学(ルー・ジアシュエ)もまた、英国公邸で傷ついた羅宜寧(ルオ・イーニン)が一人店へ戻ってきたことに気づき、彼女の心境を察するのだった。

32話 あらすじ

羅宜寧(ルオ・イーニン)は店を出たところで、一晩中待っていた陸嘉学(ルー・ジアシュエ)と再会する。彼は、ただ彼女のためだけでなく、かつて一緒に過ごした年越しを懐かしんで待っていたのだと語った。

新年、羅宜寧(ルオ・イーニン)は国公府に挨拶に向かう。国公と祖母は彼女のために压岁钱(※中国の旧正月(春節)の際に、子供たちに長寿と幸福を願って贈られるお金)を用意しており、魏老夫人もまた羅宜寧(ルオ・イーニン)の店を気にかけていた。羅宜寧(ルオ・イーニン)は「女性も自立して生きるべきだ」と語り、その考えは国公の尊敬を得、祖母もかつての自分に似ていると感じた。趙明珠もそれに同意し、祖母のように戦場に立つ覚悟があると口にした。羅宜寧(ルオ・イーニン)が数日後にまた戻ると約束すると、祖母はようやく嫡女らしい姿を見せたと安堵する。

一方、林海如(リン・ハイルゥ)は弟・林茂(リン・マオ)羅宜秀(ルオ・イーシゥ)の交際を心配し、羅老夫人に相談する。老夫人は「羅宜秀(ルオ・イーシゥ)のことは私が直接関わる」と言い切り、林海如(リン・ハイルゥ)も弟に現実を見据えるよう諭した。

その頃、戦況は厳しく、英国公は軍糧や戦馬の不備を訴えた。羅慎遠(ルオ・シェンユエン)は戦馬の問題が深刻な結果を招くと警告し、戸部侍郎の楊凌は「予算上は良馬を買えたはずで、銀を横領した者がいる」と主張。徹底調査が必要だとした。羅慎遠(ルオ・シェンユエン)は八王の遺骨を宮中に運び、皇帝に謁見する。だが八王を殺した令高は、不安を募らせていた。

国公府では、羅宜寧(ルオ・イーニン)を歓迎するため最上の品々が贈られ、魏老夫人も彼女に茶器を贈る。羅宜寧(ルオ・イーニン)は贈り物を趙明珠と分け合い、祖母への薬やマッサージも欠かさず行ったため、老夫人の信頼をますます得ていく。

英国公は娘にふさわしい師を探そうと条件を掲げるが、孫先生は「これは婿探しのようだ」と苦笑。羅慎遠(ルオ・シェンユエン)羅宜寧(ルオ・イーニン)に直接書を教え、彼女に兄妹以上の感情を抱いていることを告白する。羅宜寧(ルオ・イーニン)は答えに迷い、時間を求めた。
一方、陸嘉学(ルー・ジアシュエ)英国公に「彼女を娶れば妾は取らない」と直訴するが、国公は同意せず。

その後、陸嘉学(ルー・ジアシュエ)趙明珠に手を回し、花見を口実に羅宜寧(ルオ・イーニン)を侯府へ連れてくる。侍女に服を汚され着替えに入った部屋は、なんと婚礼の部屋。そこで陸嘉学(ルー・ジアシュエ)が待っており、「数年前に用意していた婚室だ。死から蘇った今こそ、二人の婚礼を完成させよう」と告げるのだった。

安寧録~海棠に降る光~ 33話・34話・35話・36話 あらすじ

安寧録~海棠に降る光~ 全話あらすじとキャスト・相関図

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