探偵麗女 25話・26話・27話・28話 あらすじと感想

探偵麗女〜恋に落ちたシャーロック姫

探偵麗女〜恋に落ちたシャーロック姫〜 2020年 全32話 (※BS11は全28話で放送) 原題:少女大人

Arisaさん

第25話あらすじ

宮廷を追われた宮女に話を聞いた董如双(とうじょそう)は、彼女たちの症状が病ではなく、毒が原因だと確信する。宮女が当たった毒は「遅効性の毒」だったが、それだけでは死に至らないため、毒性を強める薬を使った可能性があった。

その一方で、皇太后に話を聞きに行った裴昭(はいしょう)は、雲王妃が先帝に「滋養の薬」を薦めたと知る。そのことを聞いた蘇瓷(そし)は、黒幕が雲王に違いないと、陛下に訴えようとするが、裴昭は雲王が皇帝に次ぐ権力者だということから、簡単に倒せる相手ではないと説得する。裴昭は「確固たる証拠を掴んで雲王の陰謀を暴く」と誓う。

董如双は衣に織り込まれた毒の謎を解明するため、謝北溟(しゃほくめい)に大量の生地を用意してもらう。蘇瓷はその生地の中から、伝承が途絶えたはずの「白良錦の生地」を発見し、仕入れ先である「南潯の許家」へと向かう。

南潯鎮へ到着した5人は、また疫病が出たのは許家が町の守り神である「蚕花娘娘」を怒らせたせいだという町人の話を耳にし、詳しく話を聞くことに。町人は先日の祭りで蚕花娘娘の像が炎上し、その日に許家の職人である何達(かたつ)が蚕室で死亡したと話し、亡くなった何達の頭には白い布が巻かれ、まるで繭に見立てているようだったという。全ては「蚕花娘娘」の祟りだと話す町人は、7年前、許家の奥さんだった劉(りゅう)が極めて高度な絹織の技法を突如取得したとも証言する。しかし彼女も亡くなっており、技術を受け継ぐものは現れなかったという。

そんな中、裴昭たちは身投げしようとしている女性を見かけ、彼女を助ける。その女性は許家の長女、許清眉(きょせいび)だった。彼女は父親である許孟昌(きょもうしょう)に孫博(そんはく)との結婚を強要されたことで、身投げしようとしていたのだ。孫博は許孟昌が町民から非難されているのを見て、事を収める代わりに縁談を持ちかけていたのだが、劉が他界し、許孟昌は後妻の娘を溺愛していた為、許清眉を嫁がせようとしていた。

蘇瓷たちは、何達の検視をした人物に話を聞くのだが、彼はこの犯行が人の仕業だとは思えないと証言する。蘇瓷たちは何達の遺体を見て窒息死だと判断するが、それ以外骸に手がかりはなかった。

そんな中、董如双と謝北溟は疫病の原因と治療法を調べることになり、蘇瓷と裴昭は捜査のために夫婦のふりをして許府へ向かう。許孟昌に対し、商談をしたいと持ちかけた2人は、7年前、先妻である劉が作った生地を触り、この生地が白良錦の技法で作られていると確信する。許孟昌は劉が半月ほど家に籠る間に習得した技術だと話し…。

第25話感想

今回、皇太后の話から雲王が黒幕であると確信した蘇瓷は、そのことを陛下へ訴えに行こうとしましたが、裴昭はそんな蘇瓷を冷静に止めました。雲王は簡単に太刀打ちできるような相手ではないので、しっかりとした証拠を掴んで、雲王の陰謀を暴いてほしいです。

そして白良錦の生地を発見した蘇瓷たちは、南潯鎮へ向かうことになりました。許孟昌の前妻が習得した技術だということですが、この件に関して謎が深まるばかりです。蘇瓷たちがこの事件をどう解明していくのか楽しみですし、気になります。

第26話あらすじ

前妻が門外不出の技術をどうやって学んだのか、許孟昌(きょもうしょう)に問い詰めた蘇瓷(そし)だが、彼は前妻が白良錦を作っていたとは知らない様子だった。裴昭(はいしょう)は白良族が滅んだ後、白良錦の技法を熟知するものが現れたとすれば、浣衣局の女中頭しか居ないと考えていた。

そして裴昭と蘇瓷の2人は、孫家で話を聞くことに。孫博(そんはく)は染色の工場に行っていた為、不在だったのだが、許家の女中が許清眉(きょせいび)をどこにやったのかと店に乗り込んでくる。しかしその女中は追い出されてしまい、その女中を追いかけた裴昭と蘇瓷は、許清眉が元気にしていると伝え、彼女の元へ連れていく。

裴昭と蘇瓷は、染色工場にいる孫博の元へ向かうが、既に彼は殺されていた。孫博の頭には包帯が巻かれており、遺体のそばには8枚の銅銭が置いてあった。許前夫人が紡いだ糸は8枚の銅銭が吊るせた事から、何かを伝えようとしていると蘇瓷は気づく。そして孫博の死因も何達(かたつ)と同じく、窒息死だった。

蘇瓷たちは再び許家へ向かい、許夫妻に孫博が死んだことを伝えるのだが、亡骸のそばには8枚の銅銭があったと聞いた現妻の許暁榮(きょしょうえい)は幽霊の仕業だとひどく怯えていた。蘇瓷は、許暁榮が「蚕花娘娘」ではなく幽霊を恐れていたことが気になっていた。許家の女中は蘇瓷たちに、許孟昌の前妻が亡くなった原因は、妾だった現妻が妻の座を求め、許孟昌と結託して「毒殺」したからだという。

蘇瓷は許夫妻が恐れる前妻の幽霊を利用し、芝居を打つことに。蘇瓷は前妻の幽霊に扮し、夫妻の部屋に現れる。目覚めた許暁榮が怯える中で、隣で寝ていた許孟昌は8枚の銅銭を握りしめ、亡くなっていた。彼の頭には他の遺体と同じく包帯が巻かれていた。許暁榮は、何達の遺体にも8枚の銅銭が残されていたのだが、怖くなって持ち去ったと証言する。

許清眉は許家に女中がやって来たのは7年前だったと話し、その頃から前夫人は織物の絶技を習得したと証言する。そのことを聞いた蘇瓷たちは、許孟昌の遺言状を女中に渡す。そこには「財産は許清眉の妹である許氷潔(きょひょうけつ)に譲る」と書かれていた。その夜、許氷潔を殺そうとするものが屋敷に侵入するのだが、その人物は許家の女中で…。

第26話感想

今回は何達に続き、新たに孫博と許孟昌が殺されてしまいました。彼らの頭には共通して包帯が巻かれており、遺体のそばには8枚の銅銭が置いてありました。前夫人が関わっていることに間違いはなさそうですが、彼女はどうやって白良錦の技法を学んだのか気になりますし、この件には7年前から仕えだした女中が関わっていそうです。

そんな中、眠っていた許氷潔を殺そうとしたのは許家の女中でした。許清眉のためにやったことだとは思うのですが、彼女はまだ何か隠しているような気がします。一体この事件にはどんな真相が隠されているのか、蘇瓷たちが明らかにしてくれる事を、楽しみにしています。

第27話あらすじ

蘇瓷(そし)たちは偽の遺言状を作り、許家の女中を許氷潔(きょひょうけつ)の部屋へ誘き寄せていた。全ては許清眉(きょせいび)のためだと話す女中は、何達(かたつ)、孫博(そんはく)、許孟昌(きょもうしょう)の3人を殺めていた。女中にはアリバイがあったのだが、蘇瓷は見事な推理で彼女が犯人だと突き止めていた。

何達を殺した理由は、彼が孫家の職人になろうとしていたからだと話す女中だが、事実はそんなに単純なものではなかった。この女中の正体こそ7年前、先帝を殺した真犯人である「白良錦に毒を仕込んだ女中頭」だったのだ。宮中から逃げ出した女中は、追っ手から逃げている中で、前夫人と出会い、命を救われたという。しかし何達にその事実を知られてしまい、女中は彼を殺めたのだった。

裴昭(はいしょう)は女中に7年前、先帝の毒殺を指示した人物を問い詰め、彼女は指示した人物が雲王(うんおう)であるとはっきり証言する。その事を聞いた謝北溟(しゃほくめい)はショックを受け、蘇瓷は「あなたのせいで両親が死んだ」と女中への怒りを露わにする。そんな中、女中は罪を認める遺書を残し、毒を飲んで自害してしまう。

はっきりと白良族の潔白が証明された中で、都へ戻った謝北溟は、董如双(とうじょそう)を遠ざけるため、妓楼へと向かう。酔っ払って帰ってきた謝北溟の衣に口紅がついていると気づいた董如双は、怒りを露わにし、蘇瓷を連れて化粧品店へと向かう。

そこで化粧品店の店主である宋瑶(そうよう)が田勇(でんゆう)という男に執拗に迫られていた。そこに居合わせた蔣希文(しょうきぶん)は、亡くなった弟の妻である宋瑶を守る為、田勇の事を殴ってしまい、街は騒ぎになってしまう。

蘇瓷のおかげで事は収まり、董如双は謝北溟の衣に付いていた口紅はこの店のものではないかと宋瑶に尋ねる。すると宋瑶は、「謝北溟」だとわざわざ名乗った客が、好きな女子に贈ると言い、口紅を買ったと話す。怒りの頂点に達した董如双と蘇瓷が屋敷へ帰ると、謝北溟は妓楼で働く雯雯(ぶんぶん)と手を繋いでいた。そのことにショックを受ける董如双に向かって謝北溟は、ひどい言葉を投げかけて別れを告げる。

謝北溟に別れを告げられ、ひとり部屋で泣いていた董如双のことを蘇瓷は慰め、謝北溟が本心を言っているとは思えないと話す。謝北溟は嘘をついているということはあくまで推測で、「真実は自分で聞かないと」と蘇瓷は董如双の背中を押す。

その一方で、裴昭は酒を飲み続ける謝北溟の手を止め、何があったのか聞く。しかし、「大丈夫だ」と言い、全く話そうとしない謝北溟に裴昭は、義父が「雲王であると知っている」と告げる。裴昭はその事実を知っても謝北溟の事を信頼していた。優しくしてくれた義父を裏切れないと葛藤する謝北溟が下した決断は…。

第27話感想

今回、許家の女中は自分の正体が先帝を殺した女中頭だったと明かしました。女中が罪を認めたことで、無事に白良族の潔白が証明されて本当に良かったです。

しかしそんな中で、謝北溟は義父の雲王から董如双を守るため、わざと他の女子を好きになったふりをし、彼女に別れを告げました。葛藤の末の決断だと思いますが、別れを告げた時の謝北溟と、その言葉を受け取った董如双の表情がとても悲しくて、胸が締め付けられるような気持ちになりました。

そして謝北溟は雲王を選ぶか、仲間達を選ぶかの選択を迫られました。個人的には仲間を選ぶという選択をすると思いますが、どうなっていくのか気になります。

第28話あらすじ

優しく接してくれた雲王(うんおう)を裏切ることは出来ないと葛藤する謝北溟(しゃほくめい)は、裴昭(はいしょう)の言葉を聞き、彼らに協力することに。

その一方で、謝北溟に別れを告げられた董如双(とうじょそう)は、謝北溟が娶ると言い出した雯雯(ぶんぶん)のいる妓楼へ行き、彼女に対し謝北溟との本当の関係を問い詰める。そこで雯雯は、銀子を渡されて芝居をするように頼まれたと明かす。

そんな中、裴昭から頼まれた謝北溟は雲王の元へ向かい、彼に協力するかのように裴昭と蘇瓷(そし)の動きを伝え、雲王が黒幕だということにも気づいていると話す。しかし朝廷にはまだ雲王の手駒がいるようで…。

屋敷へ戻った謝北溟は、雲王について裴昭に報告するのだが、彼は「董如双を危険に晒せない」と彼女との関係を諦めていた。出かけようとする謝北溟を引き止めた董如双。謝北溟は苦しみながら「雯雯と結婚する」と話すが、彼女はそんな謝北溟に口づけをする。そして董如双は「あなたが愛するのは私だけ」と謝北溟に告げる。

一方その頃、裴昭は母親の誕辰を祝う宴の準備を陛下から任せられる。しかしこの件で雲王が何か企んでいると勘づいた裴昭は、雲王の裏をかこうとする。

そんな中、蔣希文(しょうきぶん)の義妹である宋瑶(そうよう)に対して執拗に迫っていた田勇(でんゆう)が、何者かによって殺されてしまう。蘇瓷は宋瑶の店へと向かい、彼女の首に引っ掻いたような痕があることに気づく。

その一方で、羅鑫(らきん)は田勇の骸に蔣希文の玉佩があったことから、田勇殺害の容疑で蔣希文を明鏡署に連行する。蘇瓷は裴昭に蔣希文が殺人に関与していたと報告し、彼は急いで明鏡署へと向かうのだが、事件解決までは被疑者と会えないと追い返されてしまう。

蔣希文が捕らえられたと知った雲王は、梨雨(りう)を彼がいる牢に向かわせる。彼女は宋瑶の名前を出し、味方になるように誘うが、蔣希文は斉王(せいおう)を裏切ることはできないと拒否するのだが、明朝、良い返事がもらえなかったら「蔣希文と宋瑶を殺す」と梨雨は脅す。しかしそれでも蔣希文の斉王に対する思いは変わらなかった。

一方その頃、蔣希文の無実を信じ続けていた裴昭は、自分の無力さに落ち込む。そんな彼のことを蘇瓷は慰め、彼女が蔣希文と接見することに。翌日、明鏡署へ出勤した蘇瓷だったが、蔣希文が自供したことから、田勇を殺害したのは彼だと確定していた。しかし不審な点が多いことから蘇瓷と羅鑫は言い争うが、そんな2人のことを劉玄(りゅうげん)が宥める。そして蘇瓷は牢で蔣希文に会おうとするが、彼は既に…。

第28話感想

今回、謝北溟は裴昭たちに協力すると覚悟を決め、裴昭に頼まれた通りに雲王へ情報を流しました。しかし朝廷には雲王の手駒がいるようで、この事が今後のストーリーにどう関わってくるのか気になります。

そんな中、蔣希文は田勇殺害容疑で捕らえられてしまいました。蔣希文がやったとは思えないのですが、明鏡署にも雲王の協力者がいるのでしょうか。そして捕らえられた蔣希文は、梨雨に脅されましたが、彼はそんなことにも屈することなく、斉王を裏切ろうとはしませんでした。しかしラストシーンでは蔣希文が血を流した状態で発見されました。

このような展開になってしまいとてもショックなのですが、最終回に向かっていく中で、今後どうなっていくのか注目したいです。

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