皇太子妃はシンデレラ〜花嫁は可愛い盗賊!?〜 2020年 全27話 原題:山寨小萌主
dim-sumさん |
第1話あらすじ
沛国皇太子・李徹と夜明国特使の行列が、貢物を持って白毅山を通りかかると山賊に取り囲まれます。山賊たちと皇太子・李徹が話す中、一人の娘が荷物の中から貢物の望遠鏡を盗み出しました。
宮廷に戻ってから貢物を盗まれたと気づいた李徹は、相国の劉升と望遠鏡を取り戻しに行きます。
相国は山塞(山賊のアジト)で、自殺した孫娘・玉瑶そっくりの盗賊の頭・常楽に会い、仲間たちの命と引き換えに取引を持ち掛けました。玉瑶の代わりに常楽を皇太子に嫁がせようと考えた劉相国は、常楽を仲間を会わせ約束を守れば3か月後には仲間と常楽を開放すると言いました。
婚儀当日。常楽は側仕えの弄影から、自分が皇太子から相国のスパイだと思われていること、皇太子は頭が空っぽで癇癪持ちのゲスだと聞きます。皇太子側も玉瑶(本物)の秘密をつかみ、結婚式当日これを暴露して相国を陥れる作戦を立てています。
第1話感想
常楽は、山賊の頭を務める少女。仲間からも賢いと認められ、自室には色々な設計図があってただの山賊とは思えません。加えて皇太子相手でもひるまず一対一で戦い、互角以上の腕前を持ち、なのに笑顔がとても愛らしく魅力的です。
一方の皇太子の李徹は、皇后と血のつながりはなく、皇后の父で相国の劉升との関係が悪い。その劉家の娘・玉瑶と結婚するはずが、他に慕う男性がいた玉瑶は式を前に自殺。もちろん常楽が替え玉とは知りません。
式当日、迎えに来た李徹は常楽の手にスイカの種が付いているのを見て「不潔」と思い、常楽は李徹を「イケメン」と思いつつ手を握られて「いやらしい」と軽蔑します。名家の令嬢に化けて皇太子妃となった常楽と李徹の、うまくいくはずがないラブロマンス?今後の展開が楽しみです。
第2話あらすじ
大臣は、劉玉瑶(本物)が別の男性と交際しており、皇太子妃にふさわしくないと皇帝に訴えました。皇帝はその場で常楽の身体を調べるよう女官に命じます。結果大臣の主張が間違っているとわかり、常楽は無事嫁入りすることに。
その後も李徹側の人間たちは、劉玉瑶(本物)を皇太子妃にすまいと行動し、一方の常楽は床入りを避けるため対策を立てていました。それは、寝室に李徹の弟で相国の孫でもある李衡と名乗る人物が訪ねて来たこと。しかし常楽の仕掛けにかかって睡眠薬で眠り込んでしまいます。
常楽を見張るため一緒に皇太子府に入った側近の弄影は、寝室を抜け出そうとする常楽に目を光らせ、李徹側近の公孫黙から刺客ではないかと疑われます。
果たして李徹と常楽の新婚初夜はどうなるのでしょう?
第2話感想
劉玉瑶(本物)が男性と交際していることを調べ上げた李徹側は、あえて結婚式でそれを暴露します。しかし玉瑶と常楽が入れ替わったためこの作戦は失敗。その後も李徹側は寝室に李衡のニセ者を忍び込ませたり、寝室から常楽を誘拐しようとしたり。結婚を無効にさせたいのにうまくいきません。
常楽、式の最中「ゲスな男」と思っていた李徹のことを、好きになった様子。きっかけは、李徹が玉瑶は拉致されて寝室に居ないと思い込み、それを友人たちに証言してもらう手はずだったのに、花嫁衣裳が無い常楽がセクシーな姿で待っていたこと。恥ずかしがる李徹を見て「かわいらしい」と思ってしまったのです。2人の縁の何と奇妙なことか…。
李徹の側近たちが立てた作戦でピンチに陥りながらも、常楽がそれをチャンスに変えて?のりきるテンポの良さが楽しい回でした。
【豆情報】※この作品 邦題:「皇太子妃はシンデレラ〜花嫁は可愛い盗賊!?〜」は水笙の《冒牌太子妃》という小説が原作。原題は「山寨小萌主」、英語表記は:Fake Princess。
第3話あらすじ
式の翌日。李徹と公孫黙はじめ側近は、皇太子妃となった常楽を何としても追い出そうと決意を新たにします。そこへ大理寺卿の李徹に担当してほしい案件があると知らせが入り、公孫黙の提案で常楽を取り調べに同行させることに。
それは、皇后と玉瑶(本物)の親戚でもある王東傑が、若い女性に乱暴を働いた事件。王は完全否定し、被害者は訴えを取り下げると申し出て自殺を図ります。しかし公孫黙が弟妹を救い出すと改めて王を非難しました。
それでも皇后の後ろ盾をかさに着て犯行を否認し続ける王から自白を引き出すため、常楽はある作戦を立てました。その後家宅捜索をしても証拠が見つからず焦る李徹に、常楽がヒントを与えます。
第3話感想
李徹は、自分の親戚で皇后の資金源?でもある王を玉瑶がかばったら、それを理由に皇太子府から追い出せると考えていました。でも替え玉の常楽はそもそも親戚ではなく、若い女性を乱暴するような人間を「ゲス」と決めつけ怒る正義感が強いタイプ。李徹たちの作戦は失敗しました。
さらに常楽は被害者から漂う香りに着目して、王が犯行時に来ていた衣服に香りが移っていれば証拠になると気づき、事件解決の手助けもします。そして王が絶対の自信を持っていた二重底のからくりに気づき、証拠の衣服を発見しました。山賊時代から機械に興味を持っていた常楽ならでは、です。
李徹は常楽を見直したようですが、朱尚書はこれを作戦に違いないと決めつけました。李徹と劉相国には何か深い因縁がありそうです。
常楽の監視役・弄影が、普段はクールなのに被害女性や弟妹を見つめる目線が優しかったり、公孫黙の傷の手当てをしたり意外と優しいのに驚きました。常楽にもいつも厳しいけれど、今回の事件を通して少し優しくなった?気がしました。
第4話あらすじ
賭場に来た李徹はルールをまるで知らず、それを悟られないように必死で賭けて負け続けます。一方の別の卓へ追いやられた常楽は、そこで大勝していました。李徹が持ち金全て賭けて負けたと知ると、相手に勝負を挑み負けた分すべてを取り返しました。
相国の劉升は、王東傑が罰を受けた件に常楽が関わったと聞き、常楽が皇太子側に寝返ったのではと考えくぎを刺すことにします。
李徹と常楽は李徹の母沈皇后が始めた「霊犀大会(障害物競走)」に参加します。目隠しした李徹を常楽が誘導して障害を突破。その後李徹が的を射て、李衡ペアと共に一着になりました。
その後皇帝が主催する宴会では、精神的に不安定な劉玉瑶(本物)の母が現れて常楽に縋りつき、劉相国たちを動揺させます。その後朱顔が舞を披露することになり、玉瑶(本物)は琴の名手なので伴奏をさせてはどうか、と母が言い出します。
第4話感想
賭け方自体全く知らず、ルールブックを見ながら賭ける李徹がおかしかった。一方の常楽はまさに水を得た魚で、別の卓で強すぎると言われ追い出されるほど、さすが山賊の頭ですね。そのうえ李徹が奪われた賭け金を全て取り返し、詐欺師を諭して追い出すなんて、賢い上に人情味もあります。
李徹の母も将軍から「豪傑」と言われるだけあり、女性も障害物大会に参加させるような先進的な人だったのですね。その父で李徹の祖父・沈将軍は15年間も軟禁されているらしい。沈皇后たちにどんな過去があるのか気になります。
李衡が見染めたのは、李徹側の朱尚書の娘・朱顔でした。ロミオとジュリエット的な展開です。その朱顔の舞いに合わせて常楽が琴を弾くことになってしまいます。劉相国は不安定な嫁の登場と常楽の身バレを心配し、動揺しています、どうなるでしょうか…。
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