目次
放送予定
●【日本初放送】BS11 (2022年11月15日~) 毎週月~木曜日 午後4時59分~5時55分
皇太子妃はシンデレラ〜花嫁は可愛い盗賊!?〜 |
2020年 全27話 |
原題:山寨小萌主 |
皇太子妃はシンデレラ~花嫁は可愛い盗賊!?~ DVD-BOX1 |
スタッフ:監督:チン・ジェン(秦榛)脚本:ジア・リーイー(賈立一) |
あらすじ
女盗賊の常楽は、隣国からの貢ぎ物である望遠鏡を盗んだことが原因でアジトを襲われ、仲間とともに劉宰相に捕まってしまう。劉宰相は、皇太子との結婚を嫌がって自殺した孫娘の劉玉揺に常楽がそっくりだと気づき、常楽を劉玉揺として皇太子と結婚させようとする。 一方、皇太子の李徹は、皇后一家(劉宰相は皇后の兄)が自分を排除し、皇后が産んだ皇子の李衡を皇帝の座につけようとしていることを知っていたため、この結婚を何としてでも阻止したいと考えていた。しかし、そうこうするうちに李徹は、正義感が強く、奔放な常楽にどんどん惹かれていく。また常楽も、民を心から愛し、民を守ろうとする李徹の皇太子としての資質を認め、惹かれ初めていく…。絢爛豪華な宮中を舞台に繰り広げられる、秘密がいっぱいのロイヤル・ロマンスの行方は?!
引用元:皇太子妃はシンデレラ〜花嫁は可愛い盗賊!?〜
相関図
皇太子妃はシンデレラ メインキャスト相関図
李家(皇室)系図
段家関係図
※画像はキャスト紹介リンクより
キャスト
引用元:baidu.com
沛国皇太子・李徹
母は沈皇后。現皇后と劉相国一派と対立している。はじめは劉家の娘・劉玉瑶がスパイだと結婚を嫌がる。結婚しなくて済むよう作戦を立てていたが、結婚後は次第に打ち解け愛するようになる。劉玉瑶が偽物とは全く知らない。
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皇太子妃・劉玉瑶 (実は盗賊の頭・常楽)
夜明国から沛国への献上品から舶来の望遠鏡を盗み、劉相国にアジト(山寨)に攻め込まれる。劉玉瑶と瓜二つだったので、仲間たちを人質に取られ3か月間限定で李徹と結婚するよう強要される。からくりや短刀が大好きな武闘派で「盗聖」を自称する腕利きの盗賊。
劉玉瑶
祖父は相国・劉升、おばは皇后。李徹に嫁ぐよう言われるが、愛する人が居て結婚を拒否して逃げる。父から恋人の死を聞いて絶望し、崖から飛び降りて生死不明。
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第五皇子・李衡(母は皇后)
自由に生きたいと願いながら、母に皇帝を目指すよう強制される。朱顔を愛し結婚を願う。祖父劉升にウソを吹き込まれて李徹を憎む。
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公孫黙 皇太子の側近
幼いころから李徹のため犠牲になる覚悟。李徹を救うため病気になり本の虫と言われる。常楽側近の弄影を愛するようになる。
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弄影 常楽の側仕え(※正体を知っている)
本名は柳双双。詩を学ぶ弟が悪徳官吏に殺され、その官吏を殺して江南一帯の手配犯になる。その後劉相国に母を人質にして脅され、劉玉瑶(=常楽)と共に太子府に入り護衛兼スパイとなる。公孫黙に弟の面影を見る。
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朱顔 朱尚書の娘
穏やかで気品があり、書に造詣が深く舞の名手で刺繍も上手なザ・令嬢。皇后の陰謀で皇帝び側室に望まれるも、李衡と平楽城へ逃げる。しかし劉相国たちに連れ戻されて皇帝の恵貴妃に。罰を受け光も差さず誰とも話せない部屋に幽閉される。
阿莉埃提(アリアティ) 夜明国第三皇女
夜明国王が最も愛する皇女。幼いころ夜明国を訪れた李徹と婚約。その後沛国へ来て約束を果たすよう迫る。李徹を奪おうと常楽と揉める。
第七皇子 李律 (母は王貴妃)
表面上は軽そうに見て周囲をよく観察している。李衡と親しいが李衡と李徹が争ったり傷つけあうのを見たくないと考えている。
劉升・相国 皇后の父親
野心家で孫の劉玉瑶をコマとして李徹に嫁がせようとしたが自殺された。その後山寨で常楽に会い山寨の仲間を人質にして玉瑶の替え玉にする。
王将軍
山寨で劉相国に殺される。
朱雅各(尚書)
皇太子側の側近、朱顔の父。式当日から劉玉瑶の輿入れを阻止するため手を尽くす。
沈皇后(沈玉君) 李徹の母
沈将軍の教育を受け、男性に引けを取らない豪傑。劉升にそそのかされ沈家の謀反を疑う皇帝に対し、沈家の汚名を晴らすため兵を率いて出陣。凱旋途中にケガが原因で死亡。
劉皇后
第五皇子李衡の母。息子を皇帝にしたいと強く願い、李衡が愛する朱顔を皇帝の側室にする。父の劉升のため多くの悪事を働くが全く評価されない。
秦飛羽
山賊仲間で常楽の友。若いころ段府に盗みに入り段念児を見染める。段府滅亡後、念児を探し続ける。常楽と念児の墓参りをし、念児が死を偽装したと知る。
段念児
常楽に段家のからくり技術、盗みの技と音楽を教えた師匠。常楽が成長後敵を探す旅に出るために死を偽装。
ネタバレ
以下は登場人物の最後の結末が記載されています。ネタバレになりますので、ご注意ください。
沛国皇太子・李徹(→のちに現皇帝から譲位され皇帝に)
皇太子妃・劉玉瑶 (実は盗賊の頭・常楽)(→段家の令嬢。玉瑶とは双子で火事の時段念児に助け出される)
劉玉瑶(→段家の令嬢。常楽とは双子、段念児の親友だった劉家の嫁に預けられた)
第五皇子・李衡(母は皇后)(→その後悔い改めて李徹に詫びを入れ身分を捨て平民として朱顔と暮らす)
公孫黙 皇太子の側近(→その後死を目前にした弄影と結婚する)
弄影 常楽の側仕え(※正体を知っている)(→劉三思に刺されて公孫黙の腕の中で死ぬ)
朱顔 朱尚書の娘(→のちに大理寺卿李徹から平民に落とされ、李衡と暮らす)
阿莉埃提(アリアティ) 夜明国第三皇女(→李徹が妻・常楽を愛していると知り、常楽と手を組み皇后を倒す。)
劉升・相国 皇后の父親(→沈皇后殺害と段家一族滅亡の黒幕)
朱雅各(尚書)(→朱顔のためとはいえ、間接的に李徹、李衡間の反目を生んだ人物)
秦飛羽(→その後念児と再会し求婚する。本物の「盗聖」)
段念児(→常楽たちと協力し敵の劉升を倒した。若いころ秦飛羽に窃盗技術を教わり、のちに求婚される。)
予告動画
動画配信
※配信は記事作成時のものです。(2022/10)配信期間が終了している可能性がありますので、該当サイトにてご確認ください。
U-NEXT話数ごとのあらすじと感想
dim-sumさん |
感想
●イケメン皇太子とからくり好きな盗賊とのハプニング婚!秘密だらけの恋は成就する?!
山寨(山賊のアジト)で盗賊仲間やその家族と暮らしていた常楽は、ある日近くを通りかかった沛国皇太子・李徹と夜明国の一行を襲い、献上品の望遠鏡を奪います。
からくりに詳しく望遠鏡の価値を知る常楽は大喜び。しかし大切な献上品を盗まれた皇帝は激怒し、李徹に望遠鏡を取り戻すよう命令します。
この時同行した劉相国は、李徹に嫁がせるはずだった孫娘に自殺され、このままでは一族皆殺しになる危機的状況。そんな時常楽が死んだ孫娘・玉瑶に瓜二つと気づき、替え玉にしようと計画。仲間たちの命と引き換えに3か月間皇太子妃になれと脅しました…。
ありえない出会いから突然結婚することになった2人。玉瑶(=常楽)の祖父・劉家と李徹は対立しており、玉瑶はスパイだと考え、結婚式当日から追い出そう考えていました。仲間の命が懸かっている常楽の方は、簡単に追い出されるわけにはいきません。2人のかみ合わない結婚が、ドタバタ喜劇的要素を生みます。
敵対していた2人が次第に惹かれあい距離を縮める、この過程がむずむずしながらも微笑ましく、楽しいです。
幼くして母を亡くし、継母にいじめられ父の皇帝からも引き離されて育った李徹は、賢いのでしょうか精神的には幼い印象を受けました。小作りな顔のせいかな?一方常楽は、若いながらも盗賊の長で武術も得意。お転婆で行動も雑ですが、素直な言動が少しずつ李徹の心を和ませたようでした。
登場人物も魅力的な人物が多く、特に相国から常楽のしつけ役兼お目付け役として派遣された弄影の位置づけが面白い。はじめは常楽に対して冷淡で厳しかったの弄影も、実は相国に実の母を人質にされ、お尋ね者であるという秘密を握られて行動を制限されていました。
のちに常楽の正義感の強さや義侠心を知り、親友のような関係になります。その後李徹側近の公孫黙を好きになり、李徹・常楽、弄影・公孫黙が共同で相国に敵対するのですが、この関係性の変化も面白かった。できれば弄影と公孫にも幸せになって欲しかったのですが、それは望みすぎだったのかも。
敵役でラスボスの劉相国も、悪い奴ではあるものの大切な茶器を常楽に壊された時は床に寝転んで悔しがったり、お茶目で憎めないシーンもあったり。最後はちゃんと裁きを受けるし、ワルでありながら後味の悪さはなかったです。
リズミカルな主題歌は、常楽を演じた李凱馨(エレノア・リー)が歌いドラマで彼女が演じる常楽のメージそのものです。宮廷ものに多い女性同士の足の引っ張り合いはほとんどなく、李徹の母・沈玉君の死も後宮内の対立というよりも政治的な理由でした。
山賊だった常楽にとって、皇太子妃になったことがシンデレラストーリーかどうかは別にして、身分が違う2人が愛しあい幸せになったことは確か。肩ひじ張らずに楽しく見られる娯楽時代劇でした。
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