マイ・ラブ♡スーパースター 2022年 全24話 原題：我的愛与星辰
第21話 あらすじ
自立と新たな挑戦
方唯は辛辰（シン・チェン）のアパートを訪れ、長年見守ってきたこと、そして今後も支えたいという意志を伝える。しかし辛辰は拒否し、「もう助けは必要ない。今後勝手に来ないでほしい」と断固として拒絶する。方唯は辛辰の将来を案じ、安小嶼（アン・シァォユー）の成長と人気の高まりに伴い、もし今行動を起こさなければ、やがて安小屿のそばに立つ資格すら失う日が来ることを訴える。
同時に、路昕（ルー・シン）は辛辰と会い、辛辰が艾柯との芸能契約を解除され自由になったことを知らせ、広告契約書を手渡す。しかし辛辰は、安小屿との関係に誤解を与えたくないため、路昕の好意は受けられないと説明。安小屿も辛辰の決断を尊重しつつ、「彼は脅威ではない」と諭す。辛辰は契約書を返却する決意を固め、たとえ人気が落ちても自分の力で勝ち取ることを明確に示す。これに馮薇涼は怒り、契約を奪われたことを不満として立ち去った。
一方、安小屿のバンド「asone」は百合映画祭のオープニングゲストに招待され、辛辰はバンドの人気と成長を実感する。路昕はバーで泥酔し、馮微凉（ホン・ウェィリィャン）は辛辰に助けを求めるが、辛辰は一切関与せず毅然と対応する。安小屿は辛辰が演技の道を諦めていないことに気づき、彼女の夢を応援。辛辰は再び演技に挑戦する決意を固め、馮微涼と主演女優の座を争うべく、呉監督の合宿トレーニングに参加する。
合宿では、辛辰の急速な成長が称賛され、彼女は大きな喜びを感じる。離れている間も安小屿との絆は変わらず、ビデオ通話で寂しさを打ち明けるなど互いの存在を意識し続ける。こうして、辛辰は自立と挑戦を同時に手に入れ、安小屿との関係を大切にしながら、芸能界での新たな一歩を踏み出すのであった。
第22話 あらすじ
汚名の晴らしと絆の再確認
馮微凉（ホン・ウェィリィャン）はマネージャーを通じてプロデューサーや助監督との面会を設定し、自ら二番手役を無報酬で引き受ける代わりに、辛辰に主役を務めさせることを提案。新人としての経験不足を理由に、辛辰を支えたい一心での行動だった。合宿トレーニング中、馮薇涼は辛辰（シン・チェン）とのスパーリングで負傷するが、むしろ安堵の表情を見せる。ネットでは「辛辰が馮薇涼を殴った」と噂が広がるが、馮薇涼自身が故意ではなく偶発的なものだったと説明し、辛辰の潔白を擁護した。安小嶼も、辛辰が自身に話さなかったのは、情報が自分に悪影響を与えないと判断したからだと理解する。
一方、柯有容（ハー・ヨウロン）は辛辰の名誉を守るべく、安小嶼に重要な証拠を提示。安小嶼（アン・シァォユー）は酒に溺れる艾路威（アイ・ルーウェイ)を発見し、安小嶼の喉を傷つけた犯人が熱狂的ファンであることを明らかにする。艾路威（アイ・ルーウェイ)は全てを認め、警察に証拠を提出し、捜査に協力。自身の秘密を打ち明けたことで解放感を得る。安小嶼は、彼の無為が招いた誤解と過ちを厳しく非難するが、互いに励まし合い、かつて共に築いたステージでの絆を思い出す。
こうして、辛辰の汚名は完全に晴れ、呉監督は新作映画のヒロイン役に辛辰を抜擢。映画のクランクインを迎える前日、安小嶼はこっそり撮影現場を訪れ、辛辰と初めてのデートで映画館に出かける。人混みの中でも互いを気遣い、慎重に行動する二人。しかし安小嶼は、隠れたままの交際に限界を感じ、公表を提案するが辛辰は承諾せず、安小嶼は落胆する。
翌朝、辛辰が起きると安小嶼は出演のため出かけた後で、朝食を残して去っていた。柯有容は二人の帰宅写真が盗撮されていたことを知らせ、安小嶼は辛辰に再度交際公表を促す。しかし辛辰は、安小嶼をネガティブなニュースや中傷から守るため、あえて公表を控えていた。安小嶼は辛辰の思いやりを理解し、証明が整うまでは一方的に会いに来ないと約束。こうして二人は互いの信頼と絆を再確認しつつ、未来の挑戦へ向けた準備を整えるのであった。
第23話 あらすじ
愛と絆の再確認、甘く切ない再会
あっという間に一ヶ月が過ぎ、安小嶼（アン・シァォユー）とバンド「asone」はますます人気を博していたが、辛辰（シン・チェン）は落ち込んでいた。前回の盗撮事件以降、安小嶼が一度も彼女を訪ねてこなかったからだ。撮影現場の裏の公園で辛辰は一人、安小嶼に電話をかけるも電源は切れていた。その直後、クマのぬいぐるみがケーキを届けに駆けつけ、辛辰はぬいぐるみの中に安小嶼がいることを直感する。安小嶼は、公に交際を示せない辛辰の意向を尊重し、こうした工夫で二人の時間を作っていた。
しかし撮影現場に艾路威（アイ・ルーウェイ)の熱狂的なファンが現れ、辛辰に手を出そうとした際、安小嶼が身を挺して阻止し負傷する。馮微凉（ホン・ウェィリィャン）は病室で偶然、辛辰と安小嶼が甘く戯れる姿を目撃し、すぐに路昕（ルー・シン）に知らせる。路昕は駆けつけるも、負傷者が安小嶼だと知って驚く。事件はすぐにSNSでトレンド入りし、辛辰はメディアの前で安小嶼との恋人関係を正式に認めた。安小嶼は喜び、辛辰にキスしようとするが、タイミング悪く現れた方唯に邪魔される。方唯は辛辰に、母親としての立場から心配のあまり行動したと告げるが、辛辰は「自分の選択の責任は自分で取る」と返答。方唯は理解しつつも胸を痛め、ため息をついて去る。
同じ頃、安父が安小嶼を訪れ、アイコーの株式60％を彼の名義に移したと告げ、今後のバンドの運営方針を委ねる。方唯は辛辰にスープや十八歳の誕生日プレゼントの白いハイヒールを届けるが、辛辰はすぐに感謝を示さない。しかし、方唯が込めた青いリボンの意味―最も純粋な愛の象徴―を理解し、彼女の深い思いを受け止める。方唯も、長年待った甲斐あって辛辰の心を理解できたことに感動する。
一方、路昕は馮薇涼を取り戻そうとするも、彼女は完全に突き放す。馮薇涼は、愛情には勢いが必要だと説き、路昕に別れを告げる。路昕はヨークメディアを辞め、馮薇涼のアシスタントになることを決意する。
安小嶼は、辛辰との初めての出会いを記念して、当時辛辰が自分を引っ張って撮った写真を微博に投稿。辛辰は恥ずかしがるが、偶然、安小嶼のサブアカウント名が「私の愛と星辰」であることを知り、かつて自分を支えてくれた古参ファンだったことに気づく。二人はじゃれ合いながら、甘く切ない時間を過ごし、愛と信頼を再確認するのであった。
第24話(最終回) あらすじ
選択と証明、そして永遠の誓い
方唯は辛辰（シン・チェン）のアパートを訪れ、共に暮らすよう提案するが、辛辰（シン・チェン）は安小嶼（アン・シァォユー）の意見を尊重し、即答はできなかった。彼女の手元には二本の脚本があり、ヒロインとしての出演依頼を受けていたが、俳優としての道を歩むか、それとも安小嶼のマネージャーとして支えるか、人生の選択に揺れていた。方唯は冷静に分析する。安小嶼の音楽活動は辛辰にとって未知の領域であり、必ずしも適任ではない。しかし辛辰は俳優としての才能を開花させており、その道を諦めるべきではないと。安小嶼の代表曲『繁星』が金曲賞にノミネートされたことは大きな成果であり、ヨークメディアとの契約こそが次なる飛躍の道だと説得する。だが辛辰は、最終的な決断は安小嶼本人に委ねたいと語り、彼の帰りを待つことにする。
やがて安父と方唯がアパートを訪れ、狭い部屋に驚愕。食卓の席で方唯はバンドごとヨークメディアに加入するよう勧めるが、安父は強く反対し、自らが率いる艾柯娱乐を選ぶべきだと主張する。安小嶼は「どの会社にも属するつもりはない。自分たちの力で道を切り拓く」と宣言し、父の提案を拒絶。冷ややかに「ノミネートされただけ」と言い放つ父に対し、安小嶼は母への思いを胸に、音楽の道を選んだ理由を語り、自分の歩みが間違いではなかったと力強く告げる。父もようやくその意志を認め、ノミネートの価値を認めるのだった。
辛辰は安小嶼をショッピングモールへ連れ出し、授賞式の正装を選ぶ。幸せに満ちた時間を過ごす二人の姿は、互いの絆をさらに深めていった。映画プレミアでは、馮薇涼に従う路昕の姿があった。かつて傲慢だった彼が献身的に尽くす様子に驚いた辛辰は、馮薇涼に「路昕の想いに応えるべきだ」と背中を押す。恐れを抱く馮薇涼に、辛辰は「私たちは違う。二人なら補い合える」と励まし、路昕はついにプロポーズを決行。馮薇涼は涙ながらに応じ、二人の未来が動き出す。
その頃、柯有容はシンガポールで温良と再会し、アルバムに収められた青春の日々を手渡して別れを告げる。これは彼女自身の過去との決別だった。
迎えた金曲賞授賞式。安小嶼は辛辰と共にレッドカーペットに登場し、ついにバンド「asone」が栄誉を手にする。授賞者として壇上に立った安父が、自ら息子へトロフィーを手渡す瞬間は、会場を大きな感動に包んだ。さらにasoneが『繁星』を熱唱すると、観客の熱気は最高潮に。演奏後、安小嶼はステージ上で辛辰に改めて感謝を告白する。「暗黒の時代から救い出してくれた。これからの人生の一瞬一瞬を、君と共に歩みたい」と。輝く照明の下で放たれたその言葉は、音楽と愛の両方における不滅の誓いとなった。
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