大唐流流 45話・46話・47話・48話 あらすじと感想

大唐流流~宮廷を支えた若き女官~

大唐流流~宮廷を支えた若き女官~ 2021年 全55話 各45分 原題:骊歌行 英題:Court Lady

dim-sumさん

第45話あらすじと感想

皇帝は杜寧(とねい)の訃報を聞くと、自分を責めて床に伏してしまう。見舞いに来た韓(かん)王は自分が宮中に移り、看病をすると買って出る。皇帝は韓(かん)王に武徳(ぶとく)殿を与え、さらに左武侯(さぶこう)大将軍に命じ雍(よう)州を与える。それを聞いた太子(たいし)は韓(かん)王をよく思わず不満を募らせ、あることを企てる。一方、盛楚慕(せいそぼ)は詹軒智(せんけんち)を殺した男を捕らえるが、覆水(ふくすい)に邪魔をされてしまう。

引用元:BS12 大唐流流~宮廷を支えた若き女官~

杜寧は盛楚慕に、師の詹軒智を殺した人物の似顔絵を渡し、捜索をに頼んでいました。楚慕は東宮=太子が手配した家に似顔絵の男が潜伏していると知ります。そして韓王の命令を受けて確保したものの、殺害されてしまいました。

韓王が皇帝の看病のため宮中に住み、皇帝代理を務める太子を補佐する役職や領地を授かります。太子たちは焦り、梁王たちと韓王を懲らしめる作戦を立てます。

新しい後宮の主・王太妃の宴会に、梁王と参加する陸盈盈は、傅柔に梁王を助ける方法を尋ねます。傅柔は、盈盈は梁王に虐められているのに、何故助けたいのか聞きました。盈盈は、夫婦は苦楽も生死も共にするのが当然だと応えます。梁王は、盈盈が傅柔から聞いた作戦を使い、王太妃に取り入って長安に残ることになりました。

楚慕は東宮に居る弟・楚俊に会い、韓王を懲らしめようとする太子たちの作戦や参加者の情報を聞き出します。楚俊は、太子は韓王が毒を盛ったと信じていて犯人ではないと言います。楚慕は太子たちの作戦を利用して、犯人を捜そうと話し、楚俊には東宮を離れるよう命じます。

その東宮では、覆水が太子を裏切り、韓王を殺す計画でした。太子妃はそれをが立ち聞きし、覆水の裏切りを太子に伝えると言います。しかし覆水は、太子妃が孫霊微を殺したと詰め寄りました。

楚俊は、楚俊は恋人の孫霊微と姉韓王妃の無念を晴らそうと、兄たちと反目を装い東宮に潜入し犯人を探していたんですね。ただの遊び人だったのに成長したなあ。また盈盈が夫の梁王を助ける方法を、傅柔に聞いたのも意外でした。盈盈は例え恨めしく思った人でも、周りの人たちには幸せでいて欲しいと言います。傅柔曰く「お人好し、陸家の善意を集約したような人」だと。梁王も、盈盈に影響されて昔の男を忘れて自分を愛して欲しいと言い出したのかも。良い人は報われないことが多いですが、盈盈には幸せでいて欲しい。杜寧の死を知り静かに涙を流す楚慕の横顔が美しかったです。

第46話あらすじと感想

太子(たいし)妃は覆水(ふくすい)に「霊薇(れいび)を殺しましたね」と言われ、覆水(ふくすい)こそが妹を殺した真犯人であることを確信する。しかし互いの利害関係を盾に脅され、口をつぐむことに同意。そんなやり取りを物陰で聞いていた双喜(そうき)は己の身の危険を察して逃げ出す。侍衛に追われる中、忘れ物を取りに東宮(とうぐう)に戻った盛楚俊(せいそしゅん)に出くわし、真犯人は覆水(ふくすい)で韓(かん)王妃は濡衣(ぬれぎぬ)を着せられたことを必死に訴えるのだが…。

引用元:BS12 大唐流流~宮廷を支えた若き女官~

双喜は逃げる途中、孫霊微の簪を取りに戻った盛楚俊と鉢合わせして「韓王妃は濡れ衣で毒を盛ったのは覆水」と訴えます。太子妃は双喜の話は嘘だと言いますが、楚俊は覆水に斬りかかり逆に殺されました。

太子は、妃から双喜は盗みを働き、楚俊に韓王妃は濡れ衣を着せされたと言い、それを信じた楚俊が襲ってきたので殺したと聞いて、信じたふりをします。太子に真実かと聞かれた覆水は、妃がしたことは太子の為と応え、太子も納得します。

翌日傅柔は双喜が死んだこと、前夜東宮が騒がしかったと聞いて、東宮へ行き太子妃に会います。そこで太子妃の頬に傷があり、剣の柄に手をかけて歩く侍衛を見て、何かが起きそうだと感じました。

太子は仕事中、隣に座る梁王に韓王は毒を盛っていないと話します。梁王は韓王が図に乗っているのは事実、今日韓王を捕らえると応えます。太子は昼食を取りに韓王府に戻る韓王を笑顔で見送りました。

東宮では、話を終えた傅柔が宮女と早く出ようと歩いている所へ、東宮の宮女が楚俊の死体を見つけたと叫んで飛び出し、傅柔たちは捕まってしまいます。

梁王は王府へ帰る途中賊に襲われますが、計画を知った楚慕が罠を仕掛けており、賊を捕らえます。そのころ盤子方は、襲撃に加わろうとする陸琪に太子は負ける、命が惜しければ長安から逃げろと助言します。陸琪が陸家を恨んでいるのに何故助けると聞くと、妹の盈盈を頂くと答えました。子方はその後梁王府へ行き、陸琪がケガをしたと嘘をつき盈盈を連れ出します。

楚俊の遺体に妹の簪を握らせた太子妃は、妹思いなんですね。盈盈と梁王も仲睦まじく、陸琪は衝撃的な告白を聞いても傅音を愛していて殺せない。韓王も兄が自分を捕まえると知っても、兄弟愛が捨てられない。ならちゃんと気持ちを伝えれば良いのに!

そして覆水も、皇家が悲惨だと先祖が喜ぶと言ったり、玉合(顔妃付きの内侍)の使いから「若様」と呼ばれたり、一体何者なのでしょうか…。

第47話あらすじと感想

盛楚慕(せいそぼ)は傅柔(ふじゅう)を助けに東宮(とうぐう)に向かうが、そこで弟の盛楚俊(せいそしゅん)の変わり果てた姿を発見する。楚慕(そぼ)は敵(かたき)討ちのために外にいた太子(たいし)妃を殺害しようとするものの、傅柔(ふじゅう)に止められ、2人の仲は険悪になる。厳子方(げんしほう)は陸盈盈(りくえいえい)をだまして山小屋まで連れていき、監禁する。梁(りょう)王は陸盈盈(りくえいえい)を迎えに梁(りょう)王府に行くものの、厳子方(げんしほう)が梁(りょう)王に譲った鷹(たか)に追跡されて…。

引用元:BS12 大唐流流~宮廷を支えた若き女官~

温泉宮で療養中の皇帝は、厳子方から梁王に唆された太子が韓王を監禁する、と知らされて、直ぐに長安へ戻ります。そして韓王が太子の安全に保護していると知り、兄弟の情を大切にする韓王に褒美を与えます。

反乱の首謀者として追われる梁王は、王妃の盈盈を探しに王府へ戻ります。そこで盈盈が子方に「自ら進んで」ついていったと聞かされました。さらに子方から受け取った鷹のせいで居場所を知られ、捕らえられました。

その後皇帝は太子に面会しますが、妻子の無事を願うだけで全く反省しない太子の態度に傷つきます。落胆した皇帝を顔妃が労わっていると、韓王が自害を迫ったせいで、太子妃が亡くなったと報告が入りました。激怒した皇帝は、現場を管理する傅柔を呼び出し、自ら取り調べることに。

顔妃と側近の玉合が、傅柔は部下に口止めしており、韓王の肩を持つに違いないと訴えます。傅柔は現場に来た韓王には殺意があったと証言、更に太子妃を法に則って裁くべきだったと自説を述べました。それでも疑う玉合に対し、王太妃の証言を元に反論。皇帝は傅柔の話を信じ、傅柔を任命した亡き皇后の眼力を褒めます。

楚慕は傅柔を助けて、手を取って過去を忘れてやり直そうと言ったのに、弟楚俊の遺体を見て逆上。その後牢まで敵討ちに行くと、太子妃は傅柔に移動させられていました。そして太子妃を庇う傅柔に剣を突きつけて脅します。怒っていたとは言えこれは行き過ぎ、流石の傅柔も愛想が尽きた?かも。

それにしても顔妃と玉合は、よほど傅柔を陥れたいんですね。周王が振られて恨んでいるだけじゃなく、何か隠し事がありそうです。今回は、真面目で唐律に詳しい傅柔が本領発揮しました。

そして太子の無気力振りは落馬した時脳のどこかが損傷が原因かも。それとも覆水に薬を盛られて心身に変調があったのか?威厳もなく反論もせず、皇帝が落胆するのも頷けます。韓王も妃が死んでから大らかさが消えてしまい、残念です。

第48話あらすじと感想

韓(かん)王は太子(たいし)妃を死に追いやった罪により謹慎処分となり、王府に軟禁される。歆楠公主(きんなんこうしゅ)は、傅柔(ふじゅう)が皇帝に告げ口をしたせいで韓(かん)王が処分されたと言い、尚礼(しょうれい)局に乗り込む。しかし傅柔(ふじゅう)は法を守ることの意義を説き、反論する。宮廷の混乱が一段落し、皇帝は盛楚慕(せいそぼ)ら功労者に褒美を与える。中でも皇帝が最も称賛したのは周(しゅう)王だった。それにより、顔(がん)妃が宮廷内で権勢を振るい始めるのだが…。

引用元:BS12 大唐流流~宮廷を支えた若き女官~

傅柔は公主に、罪を隠せば過ちを繰り返す、自分たちは今後も法を順守しますと言い、公主は口では敵わないと帰って行きました。

処分を受けた韓王は酒を飲みながら盛楚慕に、傅柔は楚慕を愛している、太子妃を殺させなかったのは守るためと話します。そして太子妃が死んでも二度と韓王妃に会えないと嘆きます。

珍妃懐妊と聞き喜ぶ皇帝に、顔妃が倒れたと知らせが入りました。その原因が、司徒真の処方した茶だと知り、息子の周王と側近の玉合は、司徒を暗殺の疑いで取り調べたいと申し出ます。側に居た傅柔は、司徒に罪はないと反論し、皇帝も傅柔の考えを支持し、周王と傅柔に顔妃の看護を命じました。

周王から楚慕に剣を突きつけられた事を聞かれた傅柔は、傷ついて欲しくなくて楚慕を止めた、善行を積めば善果が得られると答えます。もし善行が報われなくても後悔しないと呟きました。

盤子方は監禁している陸盈盈に、一緒に居てくれれば陸家への恨みを捨て、善人になると訴えます。盈盈は、子方の恨みで始まった悪縁に善果は成らないと拒否。子方の留守中に小屋から逃げ出しました。

顔妃の昏睡が続き、周王は皇帝に民間の医師に治療させたいと申し出ます。その場に居た覆水が顔妃にハリ治療をし、結果顔妃は回復。皇帝は覆水を高い位の宮廷医に。宮廷が落ち着き、に傅柔は里帰りします。

宮女を処刑した皇后に反発した傅柔も、韓王妃の件で規則の重要性を知って原理原則を守る側になったのですね。

傅柔が仏を持ち出し「善行」を語るのは、楚慕を諦めたから?と思ったら、違いました。楚慕に議論を吹っ掛けて気持ちを伝えようとし、良い感じに…。そこへ周王が男にとって因果はなく恩讐があるだけと邪魔をします。楚慕も韓王の助言に従って素直になればいいのに。

周王は、顔妃の治療の時覆水を見て「!?」顔。玉合と一緒に韓王派の司徒を陥れようとしたり、今回の周王には裏の顔を感じました。東宮に居た覆水がなぜ医者?何者なんだろう…。

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