太陽と月の秘密 33話・34話・35話・36話(最終回) あらすじと感想

太陽と月の秘密~離人心上~

太陽と月の秘密~離人心上~ 2020年 全36話 原題:离人心上(離人心上)(英題:Sleepless Princess)

NANAさん

第33話あらすじと感想

第33話 頬を伝う涙

那溪(ナーシー)が寧王を人質にして逃亡。蘇漠(そばく)から寧王を救いだせたら娘との結婚を認めると言われた羅戟(らげき)はすぐに彼らを追いかける。また、東識(とうしき)が雲(うん)妃こと飛雪(ひせつ)を復活させるために生辰石を狙っていると感づいた薛曜(せつよう)は彼の行方を追うことに。そして、旅立つ前に密かに目の見えない徐初月(じょしょげつ)の世話をする。それが薛曜だと気づいた徐初月は…。

引用元:GYAO! 太陽と月の秘密~離人心上~

初月と星辰は子供ができたって嘘をついてしまい、つじつまが合わなくって大変。それでも嘘と認めない星辰は初月の為と頑張っています。でも那溪と薛曜の離縁状を見た星辰は、薛曜の誠実な態度に打たれ、初月に薛曜が離縁されたことを話します。

目が見えない初月を献身的に世話をしていた薛曜、自分だと分からない様に細心の注意を払う様子に愛の深さを感じます。でもそれがバレてしまった時の薛曜の「私はそなたなしでは 幸せになれない」って、このセリフ言っちゃう薛曜の男心に泣けました。「どうか私を傷つける言葉は言わないでくれないか?」はもっと切ない。そしてこの後、誕生日に上げるはずだった花火を二人っきりで見ていると初月の目が見え始めます。

このドラマの中で最も美しいシーン。でも全然花火見てない初月が見てるのは薛曜の顔ばかり。儚げな花火の音、私もこの音が大好き。このシーン何度も何度も観なおして泣きました。妊娠していないことを告げ仲直りのキス。花火の光がとても美しく二人を照らします。薛曜は悲しくても涙・嬉しくても涙・私も勿論号泣しました。

今まで登場シーンの少なかった寧王、異母弟の星辰(順王)に比べたら弱虫にしか見えない。でも誘拐されて人質だったのに那渓を助けて羅戟が放った矢で大けが。羅戟はどうなっちゃうんだろう寧王は死なないよね、死んだら大変なことになっちゃう、二人共助けてあげたい。

寧王を演じている汪汐潮は1990年生まれ安徽省出身のベテラン俳優さん出演作は「君、花海棠の紅にあらず」や「玉楼春」とか主演ではないのであまりよくわかりませんが、どちらも観てないので、これからチェックしてみたいです。以前推しだった俳優さんに似ているのでちょっと気になっています。でも薛曜の方が素敵ですが・・・

第34話あらすじと感想

第34話 最後の予知夢

羅戟(らげき)が放った矢が那溪(ナーシー)をかばった寧王に当たった結果、羅戟は追われる身となり、そんな彼を蘇ジュウジュウ(そじゅうじゅう)は助けようとする。また、桃幺(とうよう)は宮中で東識(とうしき)の陰謀計画を聞きつけて徐初月(じょしょげつ)に知らせに走るが、傷を負って息を引き取る。そこで徐初月は香を焚いて眠ると夢の中で父親に会い、自分の命と引き換えにする覚悟で来るべき未来を覗き…。

引用元:GYAO! 太陽と月の秘密~離人心上~

桃幺が死んでしまった。なんでこんなことに?しかも生辰石の力でも生き返らせないとは残念で仕方ありません。 東識どういう事?生き返らないなら今まで初月を追い回してたのは、事実確認していないのに生き返るって思ってたわけ?東識もあんなに頑張ってたのに無駄だったという事なの?信じられません。

そもそも桃幺も上手く対処すれば死ぬことはなかったはず、一刻も早くと焦る気持ちが最悪の方向に向かってしまいました。彼女の初月を思う気持ちがそうさせたのかと思うと残念で仕方ありません。

一方父の香を焚き夢を見てしまった初月は薛曜を死なせまいと薛曜のそばを離れません。気付いた薛曜も初月を死なせまいと、夢をそのまま実行しようとします。お互いを思う気持ちが強く伝わってきて、二人の世界にのめり込んで観ています。

知れば知るほど薛曜が男らしくカッコイイ旦那様、妻を守ろうという気遣いが心にしみます。薛曜を演じているジェン・イェチョン( 鄭業成)こんなに素敵な俳優さんがいたのかと、新しい沼にはまり込んでいます。33話の感想で書きそびれたけど、オープニングの歌が流れている時のシーンで、外套をカッコよくはおり出かけていくだけのシーンが33話で登場。ここだったのかと思い何度も観直しました。物語はあと2話を残すのみ、2人の運命がどうなるのか。薛暮の死の真相も明らかになったけど悲しすぎます。このドラマ観終わってしまったら薛曜ロスに陥りそう、それぐらい薛曜が好きになっています。

第35話あらすじと感想

第35話 命懸けの呪文

薛暮(せつぼ)の死の真実を語った東識(とうしき)は徐初月(じょしょげつ)を人質に取るが、薛曜(せつよう)は氷の中で眠る飛雪(ひせつ)に近づき、白里起(はくりき)が彼女の胸に剣を突き立てる。すると、生気を失った飛雪を見て絶望した東識はあらかじめ仕掛けていた毒煙をまく。それを吸って全員が倒れていくのを見た徐初月は、意識を失う中で再び父に会い、過去を変えられる呪文を教わると…。

引用元:GYAO! 太陽と月の秘密~離人心上~

東識との最終決戦、煉丹炉で毒煙がまかれ全員がその場に倒れました。初月は夢の中で父親の大国師に助けを求め、自分の運命と引き換えに皆を助けました。夢の結末を変えた初月は虎に変身し、薛曜は初月を守るため共に夜を過ごします。野獣になるはずだと思ったけど初月が変身したのは可愛いヤマネコって感じ。

薛暮なんて馬に変身した初月に蹴り飛ばされ怪我までしていたのに、やはり薛曜には初月を抑える力があるのかも、それが夫婦になる運命の相手なんだと思う。結局じゃれあう初月と薛曜はこの夜、ついに本物の夫婦になりました。なんか書いてるだけで照れてしまう。特に初月が可愛らしい。イチャイチャする二人が凄く似合いの新婚夫婦って感じで、ほんわかムード・・・

でもこの夜眠ってしまうと初月は永遠に目覚めないらしい。もう眠りたくない初月の気持ちに応え1日を大切に過ごす二人。でも薛府に戻ってきた頃には眠っていました。まるで婚姻の日と同じように・・・あの時と違い今回は目覚めないんだから薛曜の切なさが痛いほど伝わってきて悲しくなります。

東識も悪い奴だったけど雲妃への愛から悪事を働いてたし、このドラマは男女の愛の切なさがこれでもかってくらい描かれていて愛のカタチを考えさせられます。

今話のラストシーンは初月を抱いて崖のふちに向かって歩く薛曜。もう目覚めない妻と心中する気なのか次回が最終話。薛曜の溺愛ぶりももう見れなくなるのかと思うと切なくなります

第36話(最終回)あらすじと感想

第36話 幸せな未来

4年後、蘇ジュウジュウ(そじゅうじゅう)は侍女・小刀(しょうとう)の結婚相手に会うため羅戟(らげき)と雲華旅館にやってくる。そこで羅戟と結婚の約束をして甘い気分でいると、那溪(ナーシー)とその部下・多爾図(ドルト)、寧王が現れる。一方その頃、薛曜(せつよう)と徐初月(じょしょげつ)は二人で遊歴の旅を続けていた。また、宮中では今や南桑国の皇帝となった徐星辰(じょせいしん)がいたずら好きな少年の世話に追われていて…。

引用元:GYAO! 太陽と月の秘密~離人心上~

蘇囡囡と羅戟、 那渓と寧王もハッピーエンド。そして蘇囡囡の待女の小刀と多爾図(ドルト)が結婚したのは、お茶目すぎて笑えました。寧王は国も捨てて、那渓と一緒にいるなんて愛の力は不思議だわ。色々あったけど最終話ではあっさりみんな幸せになりました。

肝心の初月も眠りから目覚めたし二人の愛の力は何よりも強いって最強の終わり方です。最終話の真ん中あたり2人が馬車で移動している時、バックで流れていた主題歌の「眠眠」は、薛曜と初月を演じている、ジェン・イエチョンとフー・イーシュエンが歌っています。二人デュエットしているのはこの時かかっている曲だけみたい、嬉しいサプライズです。

崖に立った薛曜がこのまま死のうと涙を流した時に目覚めた初月。あとちょっとでも目覚めるのが遅れたらと思うと、ヒヤヒヤしましたが、最後は可愛い子供も生まれて幸せいっぱいの薛曜と初月。

二人だけの結婚式のシーンがあり、とっても幸せそうでした。どんなに豪華な婚礼よりも、二人の愛が本物なら後は何にもいらないんだよね。そしてお姫様抱っこして部屋の中へ…初月の夢だった宮廷を出て隠遁生活。二人だけで旅する毎日で鬼将軍だった薛曜はとっても可愛い旦那様になっています。

最初は政略結婚であんなに反発しあっていたのに、どんどんお互いを意識しあっていく様子が最高でした。可愛い妻を溺愛するパーフェクトな王子様のような旦那様、やっぱりラブ史劇は最高です。最近ちょっと乾き気味な私にはビタミン剤の様なドラマでした。最終話のノリは軽かったけど、最初から最後までずっと元気で可愛かった初月とクールでパーフェクトな薛曜が繰り広げる胸キュンなシーン満載の楽しいドラマ。溺愛系っていうまた新たな沼を見つけてしまいました。

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