狼殿下-Fate of Love- 2020年 原題:狼殿下 The Wolf 配信版 全54話 ※オリジナル版は全49話
NANAさん |
第21話 あらすじ
第四皇子・楚有禎(そゆうてい)は大兄上の墓に行き。あの日の出来事を詫びて渤王と仲直りをする。二人の間のわだかまりは消えた。第四皇子は馬摘星から預かった手紙を渤王に渡す。そこには「崖で命を懸ける」とだけ書かれていた。渤王は馬摘星の鳴らす鈴の音を頼りにその場所を見つける。
崖の上に立つ馬摘星は渤王を狼仔だと気づいていた。その事を確かめる為に馬摘星は崖を飛び降りた。そして追いかけるように崖に飛び込む渤王。無事助かった二人は見つめ合いお互いの額を重ね合う。あの時の星(せい)と狼仔の様に。
でも現実に戻った渤王が言った言葉は、皇帝の命令で狼仔だったことは秘密にしなければならないという事で、もう昔には戻れないのだ。でも馬摘星はただ泣きながら抱きしめるだけで離れようとはしなかった。
せっかく仲直りできた馬摘星だったけど、疾沖にさらわれ今までの借りを返せと迫られる。馬摘星の持つ鈴の中の石玉を奪い。渤王を呼び出し目の前で馬摘星に無理やりキスをして消えてしまう。狼仔と渤王が同一人物だと聞いた疾沖は渤王の事を狼殿下と呼んだ。疾沖が去った後二人はお互いを見つめ長いキスをし抱き合うのだった。もう疾沖にキスされたのも関係なかったように・・・
二人は狼狩山で一夜をあかし夜通し離れ離れだった8年間の話をした。皇帝は異端児たちを集め戦の為に戦う人間兵器に仕立てていた。
その中で優秀だった狼仔だけを養子に迎えた。生まれ変わって渤王となった狼仔は自分のゆく道を見つけた。良き王となって民の為に平和な世を築くという目標を果たすことにしたのだと。でもそれでは皇帝の望む操り人形の渤王とは違っているのかも。でも今はただ永遠に星(せい)のそばにいたいと思っているだけなのだった。
第21話感想
崖から目をつむり飛び降りた馬摘星と「星」と叫びながら追いかける狼仔。もう絶対に恋人同志じゃん。この崖飛び降りたら普通は助かりません。狼仔も人間なのにね。命がけで相手の愛情を試す馬摘星は豪快な性格は惚れ惚れします。
でもやっと渤王も狼仔だと認めて真実を話してくれたから良かったのかな。でも8年前皇帝は狼仔の事気に入って連れ帰って養子にしたのかと思ったら、戦争の為に異端児を集めてたって事だった、その中の一人として連れ帰ったのかと思うと、渤王が可哀そうになりました。
渤王は自分の努力で王の座を掴んだって事なのか、性格悪いと思ってた皇帝が余計に嫌いになります。それに馬家惨殺事件の真実が馬摘星に知られたら、二人の関係がどうなるかと思うと切ない気持ちになります。
でも自分からキスしちゃう馬摘星が可愛い。洞窟の中での二人の時間は8年間の離れていた時間を埋めるように濃厚だったけど。都に戻ったら馬摘星に狼仔とバレたことが問題になりそう。二人はもう離れたくないと思うので心配です。
第22話 あらすじ
皇帝は渤王を探しに渤王府にやって来て、渤王と馬摘星が以前から知り合いで実は皇帝を騙していたと気付き怒りをあらわにする。
一方の渤王と馬摘星は洞窟で一夜を過ごした後、奎州城に山査子飴を食べに行くことにしたが、渤王は知り合いにバレないように外套で顔を隠して歩く事にする。しかしそこで酒楼の方(ほう)店主と娘の紅児(こうじ)に再会する。彼女は以前にも増して孤独でかたくなな態度をとっていた。彼女がこうなったのもあの時渤王が厳しい言葉を浴びせたせいだった。
馬摘星は彼女と一緒に遊びを通して、周りの子供達と交流させ紅児の心を開かせた。自分も孤独だったから彼女の気持ちがわかってしまうのだという。
しかし遊んでいる時に紅児は渤王が以前酒楼を貸切った男だと気づく、そして父の方店主にその事を話す。方店主は急ぎ奎州城に向かい、偶然出会った馬家軍の将軍・馬峰程(ばほうてい)に馬家惨殺事件の夜の話をしてしまう。そして馬摘星と一緒にいた男が犯人ではと伝える。
その頃都に戻った渤王は皇宮に向かい皇帝に今までの事を話し詫びる。しかし皇帝は渤王の忠誠心が揺らいでいるのではと考える。また奎州城での方店主親子の話が皇帝の耳にも入り、皇帝は渤王を試す為に方店主と紅児の殺害を命じる。でも方店主は馬摘星とも顔なじみ、渤王に殺すことができるのか?そして皇帝は渤王の本心を見抜ける者に合う為、皇宮の地下牢に入れられた遥姫(ようき)を訪ねる。
第22話感想
城の地下には凄い場所ありがちだけど、この皇宮の地下も鳥かごのような見たこともない様な牢に入れられた女がいてビックリ!何者か気になります。凄い美人に見えるけど、実は夜煞隊(夜殺隊)の隊長争いで渤王に負けた人らしく、腹いせに渤王を暗殺しようとして失敗したって話で怖すぎました。彼女も皇帝が集めた異端児の一人なら凄い能力ありそうで強敵です。ずっと牢に入れられてたのを解き放ったら今度は馬摘星も危険だと思います。
それから皇帝は馬摘星が可愛がっている酒楼の親子を殺せって言ってたけど、これは渤王たちのミスだったのに親子が殺されちゃうのは可哀そうです。その事を知った渤王の配下の莫霄(ばくしょう)達は親子を殺せるのかな?
今までは冷酷に行動していた渤王たちも馬摘星がやって来て、今までとは違う人としての情を感じているはず。今の彼らに親子殺すって私ならできないなって思いました。この残忍な皇帝の臣下なんてやってられないです。次回が見逃せません。
酒楼の娘・紅児を演じている子役・黃楊鈿甜 の演技が凄く自然で上手です。以前ドラマ「成化十四年」で冬児という役を演じてた時も演技が上手だと思ってたけど。この作品の方が先だったのかまだ小さいけど目力が強い、凛とした美少女で彼女の成長が楽しみです。
第23話 あらすじ
任務で出かけるという渤王の為に朝げを部屋にもっていった馬摘星。そこには異様な殺気で刀を手入れする渤王がいた。その様子に不安を感じる馬摘星は無辜の民を殺さないように伝えたが、渤王は馬摘星を振り払うように出かけて行った。
その頃遥姫(ようき)は牢を出されていた。5年前渤王と遥姫は一緒の牢に入れられ食べ物を取り合ったりしていた。だが次第に互いに助け合うようになって生き延びてきた仲だ。二人は同類で好敵手だと皇帝は言う。彼女のところに向かった皇帝にはどんな企みがあるのだろうか?
馬摘星は渤王の様子が不安だったが、その気持ちを払拭するように庭に狼仔との思い出の女羅草を植えていた。そこに皇宮から使者が来て皇帝の元に向かう事になる。皇帝は足を治せる名医を紹介するという、そこにいたのは遥姫だった。
彼女は皇宮にとどまれば5日間で足を治すと言った。医者とは違った彼女の風貌に不安を抱く馬摘星だが皇帝の命には逆らえず治療を受けるのだった。
その頃、奎州城では方店主の酒楼が火事になり燃え落ちる。結果を報告に皇宮に行った渤王はそこで椿の花の一輪挿しを見つけ遥姫が牢から出たことに気づく。彼女は毒を操る練薬師なのだ。治療と言っていたが馬摘星にも毒が盛られたのだろうか?不安に駆られる渤王は馬摘星が心配でならなかった。
皇宮では治療をしながら馬摘星と遥姫が渤王の話をしていた。でも二人の知る渤王は全く別人のように印象が違っている。遥姫は馬摘星の話を信じられなかった。翌朝遥姫は渤王府に忍び込んでいた。そして渤王に馬摘星の体に毒を仕込んだことを話した。そして夜煞隊の隊長を譲る様に脅した。
第23話感想
馬摘星は女羅草を庭に植えてたけど、それは王府の中では狼仔に戻って欲しいっていう事なのだろう。今日の渤王の殺気だった様子を見て不安になってしまったのかも。もう昔の狼仔には戻れない渤王と一緒にいるって大変だなと思いました。渤王と狼仔は全くの別人にしか見えないです。馬摘星の気持ちもついていけなくなりそう。
遥姫ははやっぱり毒を飲ませてたみたい、好きな女をそんな風に扱われる渤王も馬摘星も可哀想です。でもたとえ話で毒の話をしていた馬摘星は自分が飲まされてるのが毒だと気づいているのか。その話をした時遥姫の顔が曇ったように見えたのは気のせいなのか。あの皇帝が後ろについているんだから毒を飲ませるてるのだけは間違いないでしょう。
しかし皇帝は遥姫と渤王を同じ牢に入れていたって男女の区別もないのは人間扱いしてないって事だよね。話聞くだけで怖すぎます。皇宮の地下での過酷な暮らしが可哀そうすぎます。
でも皇宮の中でも馬摘星が治療をしていた部屋は内装がとっても綺麗だった。赤いレースのような布が女性の部屋らしく暖かな印象になってます。こういう色使いがとても素敵で憧れます。
第24話 あらすじ
皇帝は渤王の本心を探るため、馬摘星に治療と称し毒を飲ませたと信じ込ませた。渤王が馬摘星を助けだすと踏んでいたのだが、実際には助けたりしなかった。でもそれこそが渤王の頭のいいところ、全て計算ずくで馬摘星の部屋に顔を隠して海蝶を連れ込んだ。
これで本当に馬摘星を連れ去っていたら皇帝の逆鱗に触れていただろう。遥姫も冷酷な渤王の本質は変わっていなかったと喜ぶ。この事で渤王は皇帝の信頼を取り戻した。何も知らない馬摘星は皇帝の厚意に感謝しながら渤府に戻った。
渤府では馬摘星が無事戻ったことを祝い宴が開かれた。莫霄(ばくしょう)は重大な危機を乗り越えられたと喜ぶが馬摘星達にはその真意が分からなかった。
遥姫は無事牢から出されて太卜(たいぼく)に任命され太卜府に移る。渤府では配下の文衍達が渤王に疑問をぶつけた。それは馬摘星のために皇帝を裏切れるかという事、渤王はもし決断すれば夜煞隊の長を辞め、お前たちとの関係を断つ、お前たちに累が及ばないようにと言ったのだった。
馬摘星は花を植えることを許され女羅草を植え、狼仔と馬摘星として幸せな時間を過ごす。寂しげだった渤王府の庭には、様々な花が咲き温かい時は流れる。
そんな時渤府に遥姫が太卜に任命された挨拶にやって来る。彼女が部屋に入ると部屋の雰囲気は一変。馬摘星も何かを感じたのだった。皇宮で恒例の誅鎮宴(ちゅうちんえん)が開かれるのだが、遥姫が主催し、馬摘星も手伝う様に勅命が下される。
第24話感想
きっとつかの間の幸せな時間、渤王府の庭にはいろいろな花が咲き乱れ、渤王や文衍達がゲームして遊んだりしている姿は今までの渤王府では見られなかった光景。ゲームに勝って調子に乗った 莫霄は渤王のおでこをパチンとはじいちゃったりして、いつものクールな様子はどこへ行ったのかと思うほどの光景にすっかり笑ってしまいました。
皆の笑顔なんてもうこの先は観れないかもしれないです。そんな楽しいところに遥姫が訪ねてきたらムードが一変。それだけでこの人たちの過去にどんな大変なことがあったのか想像がつきます。
全くそんなことは知らない馬摘星の様子が可愛らしいのですが、皇宮で開かれる宴の主催が遥姫で馬摘星がお手伝いに行く事になって、渤王は不安でたまらない様子。あの皇帝の宴ですから何があるのやら、宴で牢の中の囚人から何人かが殺されるのですが、それを馬摘星が選ばせたり、皇宮には安らぐ場はないのでしょう。
馬摘星がも少しずつ置かれた立場が分かり、狼仔と星には戻れないことが辛くなってきます。そんなこと皇帝は許しません。皇帝から見たら臣下は道具か兵器でしかないのですから・・・
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