秀麗伝 17話・18話・19話・20話 あらすじと感想

秀麗伝~美しき賢后と帝の紡ぐ愛~

秀麗伝~美しき賢后と帝の紡ぐ愛~ 2016年 全50話

dim-sumさん

第17話 あらすじと感想

第17話 仕組まれた祝宴

劉氏一族の劉稷が、岑彭を殺すと言い自分が殺すと劉秀が岑彭殺害に向かいます。岑彭は、自分は劉縯が大義のため私怨を捨てる名君、仕えられず無念だと話します。劉秀は、岑彭の「武」が一画多い理由が戦を止めたいと意思と聞き、岑彭の髪を首の代わりと切って帰って行きました。

朱鮪は更始帝に、漢軍の好漢が慕うのが皇帝ではなく劉縯、このままでは皇位が危ないと言います。朱鮪は宴を開き劉縯を討とう、皇帝に替わり自分が殺すと言います。宴では劉縯が皇帝から酒を振舞われて酔い、朱鮪の合図が出される直前、陰麗華=陰戟の機転で無事でした。更始帝は陰戟と2人で話し、自分は流賊に取り込まれない、劉兄弟に話してくれと頼みました。

劉秀は、劉縯に「鴻門の会」になる所だった、気を付けるよう頼みます。そして劉縯こそ真の皇帝と言う劉稷を叱ります。劉縯は自分が過ちを犯さなければ皇帝は手を出さないと言います。

伯姫は、麗華を貶め兄たちから頭を冷やせと叱られ街へ出て李通と会いました。並んで歩く2人を朱鮪と牛車に乗った李軼が目撃。朱鮪は、劉秀が李軼を避けるのは、捕虜になり裏切ったと疑われているのでは、と言います。李軼は、馮異こそ油断ならないと気色ばみ、朱は李軼こそ今後漢の柱になるとおだてました。

父城に立つ前医師に変装した劉秀が麗華を尋ねます。劉秀は自分が居ない間兄が心配だと言い、麗華は自分が守ると応じます。

劉秀は出陣を前に、兄劉縯と酒を飲みます。劉稷の暴走を心配し連れて行こうと申し出るる劉秀に、兄は自分が抑えると拒否。そして父城から戻ったら麗華と結婚をと言い、優柔不断と思っていた劉秀が、今では知雄備え自分の誇りと讃えました。

朱鮪たちは露骨に劉縯を警戒し始めました。劉秀が父城へ出陣すると、大らかな兄の周りに直情型の劉稷が残され、心配です。最後に兄弟で酒を酌み交わす場面など、まるで今生の別離のようで気になりました。

第18話 あらすじと感想

第18話 巨星、堕つ

陰戟こと陰麗華が劉稷が官位に拘る理由を劉縯に聞くと、部下が戦いで多く死にその遺族に報いたいのだろうと答えます。劉縯は、父城攻撃から劉秀が戻ったら、麗華に結婚を申し込むと言いますが、麗華はまだ決心がつかないと答えました。

朱鮪と李軼は更始帝に、劉稷が皇帝を軽んじた発言をするのは、常日頃劉縯たちが話しているからだ、更に劉秀が簡単に父城を落とせたのも密約があったに違いないと言います。そして洛陽と長安を落とせば劉兄弟は不要、臣下に甘んじない劉縯を排除すべきと唆します。

劉稷は授かった官位が気に入らないと騒ぎます。使者の張卯に更始帝は劉縯のお陰で皇帝になったと叫び、謀反だと捕まりました。劉縯は劉稷が死罪と聞き、剣を持ち駆け出します。

劉伯姫は更始帝を抑えられるのは麗華しか居ない、と呼びに行かせます。しかし麗華は皇帝夫人・韓姫に引き留められます。劉縯は朱鮪たちの罠に嵌り、皇帝に謀反を起こしたと取り囲まれます。韓姫を振り切った麗華が駆けつけると、劉縯は多くの傷を負い「劉秀を頼む」と言い息を引き取りました。

失意の麗華に兄陰識は「劉縯は戦いに勝つことに終始し、宮廷内の暗闘には関心なく自業自得だ」と慰め、冷静になれと諭します。劉秀は感情を押し殺し、皇帝に兄の謀反を詫びたうえ、一族の命を救ってくれた礼に粉骨砕身戦うと誓います。劉家では、劉縯の仇を取ろうと長老はじめ一族が騒いでいました。

朱鮪はかなり執念深く粘着質ですね。伯姫との結婚を匂わせたり捕虜になった屈辱感を利用して李軼を取り込む周到さ。遂に直情型の劉稷を囮に義に厚い劉縯をおびき出し、殺害しました。でも朱鮪がこんな奴と知り使っている皇帝の方が更にうわてなのかも。

稀代の英雄の死にしては、謀反の罪を負った残念な死でした。そこに立ち会った麗華もまた、心に大きな傷を負ってしまい気の毒です。

第19話 あらすじと感想

第19話 孤立無援の将軍

一族に対し劉秀は、兄の望みは新を倒し漢を再興すること、報復は舂陵軍の謀反を意味する、復讐を口にするなと命じます。更に兄を罪人だと断じ葬式も行わないと言い、一族は劉縯が哀れだと嘆きます。更始帝や朱鮪たちは劉秀を見守りますが、付け入る隙がない劉秀に手が出せません。昆陽で共に戦った人たちは遠くへ追いやられ、劉秀は孤立しました。

陰麗華は陰家に引き籠り、弟ちは劉秀が兄の仇を取らないため舂陵軍が分裂したと不満を漏らします。それに対し麗華は劉秀が皆のために耐えていると話しました。劉縯の葬儀に参列者はなく、長老は多くの人に慕われた劉縯の葬儀が寂しく気の毒だと嘆きました。

そのころ朱鮪は李軼と劉秀を追い詰めようと、敢えて野辺送り当日劉秀を労う宴を開きます。張卯が劉秀は一族から裏切者とか腰抜けと言われていると煽りますが、劉秀は受け流し、作戦は失敗します。

劉秀に帳簿掛として仕えた馮異は、劉秀宅の下僕たちを整理しスパイを排除し劉秀を扶けます。更に忍耐だけでなく味方を見つけろ、陰家には皇帝も手が出せない、麗華を嫁に貰えと勧めます。劉秀は喪中だと拒否しますが、だからこそ皇帝に対し忠誠心が示せると答えます。

一方の更始帝も、自分が周囲から尊重されていないと感じ、、陰家を味方につけようと陰識を偏将軍(副将軍)に任じます。返上を申し出た陰識に、皇帝は麗華は幼い頃から皇后の相があると言われていたと話し、皇帝が麗華を娶ろうとしていると察しました。 劉秀は、自分が更始帝にとって邪魔な存在だと理解しており、だからこそ挑発に乗らず兄を罪人と呼び続けました。強い信念で感情が抑制できる人です。麗華は劉縯の死後涙も出ないほど苦しみ、兄陰識の配慮で劉縯の棺に縋りつき泣けるようになりました。そこで伯姫に嫌味を言われてしまうのですが…さて劉秀と麗華の仲はどうなるのでしょうか。

第20話 あらすじと感想

第20話 妻を娶らば陰麗華

陰識が皇帝から遣わされた医師を伴い戻ると、侍女の琥珀がその場を取り繕い、麗華は医師の診察を回避できました。皇帝から麗華を守ろうと考えた陰識は、麗華を宛から出そうとしますが、麗華は拒否。

その夜馮異が、皇帝が陰家に婚姻の使者を送ったと聞き、劉秀は麗華は申し出を断るだろうと言います。馮異は皇帝の命令は拒否できない、麗華を横取りされて良いのかと言い募ります。兄の喪中だと尚も尻込みする劉秀に卑怯者とまで言い、発破をかけました。

劉秀は大雨の中求婚に向かいますが、陰識は求婚を拒否。麗華に冷静になれ、考え直せと何度も言います。劉秀は許可を貰うまで動かないと大雨の中庭に跪きます。兄は麗華は陰家の人間として考え直せと再三言いますが麗華も跪いて兄に許しを乞い、押切ります。

嫁入り当日、麗華は兄に拝礼したいと言いますが拒否されます。麗華は兄の反対を嘆きますが、兄嫁は麗華が幸せになれば良いと送り出しました。麗華が馬車に乗り劉家へ向かおうとすると、幼馴染みで諸国を遊学し音信不通だった鄧禹が居て、呆然と麗華を見送りました。

劉家でささやかな婚礼を行い劉秀と麗華が盃を交わそうとした時、更始帝が祝いだと乗り込んできます。劉秀は皇帝から酒を注がれ、酔って麗華に凭れ掛かります。

大雨の中膝をつき結婚を乞う姿に、劉秀の必至な思いが伝わりました。中国では膝をつく行為が屈辱的とされ、特に男性にとっては禁忌だったようです。劉秀にとって麗華はそれほど大切だったのですね。兄が劉秀の愛情を疑ったのは、麗華の陰家の人間としての立ち位置が重要だったのも原因なのでしょう。

家を捨ててまで劉秀に従った馮異が居なければ、この日は迎えられませんでした。馮異と丁柔(の愛)に感謝ですね。そして鄧禹の真の悪さと言ったら…彼は劉秀とも同級生で、麗華に結婚を申し込んだこともあります、これからが心配です。

秀麗伝 21話・22話・23話・24話 あらすじと感想

秀麗伝~美しき賢后と帝の紡ぐ愛~ 全話あらすじと感想 キャスト紹介

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