花小厨~しあわせの料理帖~ 2020年 配信版全38話 (※オリジナル・DVDは全36話、BS11版は全31話です。)
原題:人間煙火花小厨
dim-sumさん |
第17話あらすじと感想
突然店に押しかけてきた郁槐の母に小麦は頭を悩ませるが、郁槐を信じることにする。一方、郁槐を諦めきれない関蓉はなんとか自分を娶らせようと、関蓉の母親も巻き込み郁槐を罠にかけようとしたが失敗。郁槐の信頼を失う結果となってしまう。そんな中、小麦の母代わりとしてふるまってきた二蕎は、感慨深く結婚の準備期間を過ごし…。
引用元:GYAO! 花小厨~しあわせの料理帖~
郁槐の母が話す様子を見ていた春喜は、姉の二蕎に相談するよう勧めます。しかし小麦は、妊娠中の姉に心配を掛けたくない、春喜にも黙っていて欲しと頼みました。その後郁槐と関蓉の間にトラブルがあったと聞き小麦は心配して押しかけますが、郁槐に自分の気持ちは変わらない、と慰められます。
翌日仲人が正式に小麦宅に来て、結納の返礼品として刺繍をした靴を用意するよう言われました。刺繍が苦手な小麦は悪戦苦闘。手を傷だらけにし、春喜には恨みを込めているみたいと笑われました。
式当日、郁槐が家まで迎えに来て、小麦は輿に乗って嫁ぎ、姉は庭に立って見送ります。夜遅くまで宴会が続く中、春喜が郁槐に言われたと食事を運んで来て、小麦を思っている優しい人だと褒めます。
強烈な郁槐の母に対抗できるのは、二蕎くらいだと春喜も言っていましたね。口うるさくて血の気が多い?姉で慣れている小麦も、流石にぐったりでした。
そして春喜が心配したとおり、関蓉は母親と一緒にとんでもない作戦を立てます。娘の裸を見た、責任を取って嫁に貰えって恐ろしい作戦だなあ。そこまで追い詰められたというか、自分が追い込んだのでしょうね。でも小麦の嫁入り当日隣で宴会の騒ぎを聞いている関蓉は、自業自得とはいえ気の毒でした。この先も小麦夫婦の幸せな様子を見続ける人生は辛そうです。
宴会が終わり郁槐を待つ小麦が、料理人が作る料理のことを心配するのがおかしかった、根っからの料理人なんですね。
第18話あらすじと感想
婚礼の翌朝、小麦は式の残りもので美味しい朝食を作り、郁槐の母も喜んだ。そんな中、春喜のすすめで弟子をとることにした小麦。周ウン児(しゅううんじ)に料理の才能を感じるが、手首に父親から殴られた跡があるのを発見。小麦はウン児の父に傷が治るまで弟子にしないと伝える。そんな中、旅人からの急ぎの注文に頭を悩ませていた小麦に、郁槐が助言をし…。
引用元:GYAO! 花小厨~しあわせの料理帖~
蕓児は、小麦が出した調味料の原料当てとカボチャの千切りの実技をクリアします。その後現れた父親に、蕓児や他の子供たちに手を上げないように約束させ、怪我を治療させるように父親に命じました。
その後怪我が治り正式に弟子になった蕓児に、自信を持つことで美味しい料理が生み出せると話し、大きい声を出しなさいと諭します。すると春喜が旅人が持ち帰りの料理を出して欲しいと言っている、と厨房に入って来ます。
郁槐の助言で持ち帰り専用の屋台を出すと、大盛況。様子を見に来た郁槐に報告します。郁槐からは、知県主催の「名仕宴」の料理人を選ぶ会に出ないかと勧められます。選ばれれば推薦人の鏢局の頭・柯の顔も立ち、店の宣伝になると言われた小麦は参加することにしました。
「名仕宴」に参加する客が文化人だと考えた小麦は、献立作りに悩みます。そして郁槐と一緒に食材を探すため、県城まで買い物に出かけます。
父親からの暴力を受けている蕓児が、母親や妹たちを養うために料理人になりたいと聞いた小麦は、父親と直に話して暴力を止めなければ蕓児を雇わないと言いました。才能ある蕓児やその家族を守るための、小麦の正義感だったのでしょうね。店に居た村の人達も口々に父親を非難し、皆を味方付けたのは良い作戦でした。
郁槐と一緒に一場へ買い出しに行ったときに、希望の食材が無くて不満そうな小麦の様子を察して「無いなら釣りに行こう!」と言う郁槐。以心伝心の仲良し夫婦と言う感じで微笑ましかったです。
第19話あらすじと感想
小麦たちが名仕宴の選考受付場に行くと、以前八珍会で出会った韓風至と再会。初戦の審査員である韓風至は小麦の実力を考慮し、初戦を免除して最終選考へ通過させる。それと引き換えに、小麦に料理の再戦を申し込んだ。八珍会で食材をすり替えられて敗退した韓風至は食材を全て自分で用意し、小麦と互いの腕前だけで競うことにするが…。
引用元:GYAO! 花小厨~しあわせの料理帖~
小麦は蕓児に、韓が人気店の店主で若いのに腕が良い料理人だと話します。蕓児は韓のことを口ばかりで信用できない、苦手なタイプだと話しました。
韓が料理対決のため小麦の店に現れると、若い女性たちが大騒ぎします。韓は小麦に包丁さばき、火加減、味付けで勝負をしようと提案。多くの観衆が見守る中、イカとキュウリの切り方から勝負を開始。韓はスピードで小麦に勝ちましたが、食材を無駄にしない小麦に敗北感を抱きます。
その後火加減対決の食材ではヒラメを用意していました。小麦は海から遠い土地でヒラメを料理する機会が少ないと抗議しますが、韓は試合を続行。蒸し料理を仕上げた韓に対し、小麦はすり身で団子を作り、残った尾かしら付きの骨を素揚げしてその上に団子を盛り付けます。韓は小麦が作った料理に感心し、自分の負けを認めました。
そこへ大成から小麦の対戦相手・韓が大変な美男子だと聞いて心配した?郁槐が現れ、韓に挨拶。意気投合した2人は酒を飲み始めます。
名仕宴の食材を買いに出て帰りが遅くなった小麦と郁槐。義母はそれが面白くなくて、文句を言い始めました。小麦は不満を察して郁槐から母親に料理を勧めさせ、義母の期限を取ろうとします。料理では頑固な小麦も、義母を立てて扱いが上手い。義母と夫の間を取り持つなんてデキた嫁だなあ。
韓の料理は、ヒラメの薄造りを中国風のサラミと交互に並べ、野菜のあんをと香味油を掛け素材の味を殺している感じ。対して小麦はカレイの団子と素揚げしたホネと頭、どちらも素材の味が楽しめそうです。小麦はヒラメの5枚おろしをどこで覚えたのでしょう?
第20話あらすじと感想
名仕宴の最終選考の内容を聞いた小麦。郁槐にも協力してもらい食材を集め選考会に臨む。しかし会場に着くと、聞いていた内容と少し変わり、その場にある食材でさらに1品料理を作るように言われる。残り物しか手にできなかった小麦だったが、見事な料理を作り審査員たちを満足させる。小麦は陶(とう)知県から名仕宴の料理人を任されるが…。
引用元:GYAO! 花小厨~しあわせの料理帖~
小麦は、指定された牛乳の予約を郁槐に頼みました。しかし選考会前日受け取りに行くと、街の牛乳は全て買い取られ在庫切れ。郁槐は小麦に黙って夜遅くまで探して入手します。
当日会場では、他の参加者が牛乳が手に入らなかったと春風楼の趙一歩に文句を言いました。韓風至がこんな所にも不正があると呆れ、小麦が使う調理場は確認済みだから安心するよう言います。
その場で追加して出されたお題では、食材を選ぼうにも出遅れてしまい、残されたのは野菜や山菜ばかり。その中からタラの芽を選んだ小麦は「山海兜」を作りました。
無事「名仕宴」を任されることになった小麦は、幻のキノコ「岩茸」を使いたいと考えます。春喜に村の食材屋にも無かったと言われ、キクラゲを替わりにすればと言われますが、妥協したくない小麦は悩みます。
それを聞いた郁槐が自分で崖を登り岩茸を採取、腕に怪我をしました。小麦は泣きながら怪我の手当てをし、郁槐は小麦を泣かせたと反省しました。
韓は小麦の料理の才能を買って、味方になってくれました。郁槐と打ち解けたのも大きいでしょうか。決め手になった山海兜は、山菜と海鮮の取り合わせがポイントの宮廷料理。元々文化人向けに山菜料理を出したいと考えていた小麦にとって、山菜のタラの芽が残っていたのは「残り物に福」。味は勿論、由緒ある料理だったこともあって、審査員の薛老人や教養がある県知(=県知事)にも響いたのでしょう。
岩茸採取で郁槐は怪我をしましたが、夫婦の絆が深まったうえ義母も裁縫が苦手な小麦に替わり服を繕ってくれました。悪いことばかりではなかったようです。
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