大明皇妃 21話・22話・23話・24話 あらすじと感想

大明皇妃 -Empress of the Ming-

大明皇妃 -Empress of the Ming- 読み方:だいみんこうき エンプレス・オブ・ザ・ミン   2019年 全62話 原題:大明風華

dim-sumさん

第21話 あらすじ

第21話 才人の登場

高煦は、高燧に対して裏切りを追及しつつ巧みに脅し、これからも自分の味方でいるように念を押す。宮廷では、科挙(かきょ)の合格者が呼ばれ祝賀会が開かれていた。しかし合格者の1人である于謙(うけん)は泥酔状態で出席。国の政策を批判するような詩を詠み不興を買う。永楽帝はその場では断罪せず、後日、論文を書かせることで于謙の真価を見極めようとする。その頃、若微は、永楽帝から屋敷を授けられ、そこで新たな生活を始める。

出典:kandera 大明皇妃 -Empress of the Ming- ストーリー

第21話 感想

高煦は、永楽帝が皇太子派の揚士奇を牢に入れたのは彼を守るため。皇帝の真意は皇太子にも伝わっている。瞻基が皇太孫に冊封されたら自分は終わりと話します。高燧は、一度は自分はそこまでの野心はないと拒否するものの、最終的には高煦の味方だと言わされました。

科挙で状元(首席合格者)候補となった于謙は、母の死を哀しんで酒を飲み、詩を詠めという皇帝に対して干ばつとイナゴの害、そして戦費を賄うための重税で民が苦しんでいると詩を作ります。さらに戦争を止めてくれと叫び、皇帝の不興を買います。

宮中に入った若微は、挨拶のため皇帝と面会。皇帝は本来は公主(皇族の姫)が住む豪華な屋敷を与えました。皇帝は若微に、屋敷では好きに暮らし傷を癒せと話します。

于謙を科挙で選んだ皇太子は、皇帝に謝罪させるため酔った于謙を抱えて一晩眠りました。翌朝于謙に辺境の問題について論文を書かせ、それを読んだ皇帝は逸材と判断。瞻基と共に于謙に面会し、論文の意図を確認しました。瞻基は于謙を親征に同行させる許可が欲しい、自分が責任をもって朝廷の規則を教えます、と話します。

徐浜は、皇后になるであろう若微の邪魔になりたくないと、自ら遠方への赴任を希望し、若微に別れを告げに来ました。若微も思わず行かないでと声を掛けますが徐は去ります。もう2人が会うことはないのでしょうか。一方胡善祥は副尚儀として仕事を続けながら、若微と再会を喜びます。そして皇帝から皇后になると言われたのか否か確認します。まだ秀女になり瞻基に嫁ぐ希望を捨てていないようです。

皇太子たち3皇子や永楽帝は、互いに真意を隠して騙し合い、まるで芝居を演じているかゲームをしているかのようです。でもその度に側近の解縉や于謙、揚士奇はニセの罪を着せられたり牢に入れられ、散々な目にあいます。これから宮中で暮らす若微も、そこに巻き込まれるのでしょうか。

第22話 あらすじ

第22話 如意の行方

瞻基は孫愚との約束を守り、若微を妻として大切にしようと心に決めていた。一方、善祥も秀女になることを諦めてはいなかった。ある夜、善祥は高煦のもとを訪れ、秀女への推薦を取り付けることに成功する。若微と善祥、どちらを正室である皇孫妃に選ぶか瞻基は重大な選択を迫られる。永楽帝からは瞻基自身の考えに従えと言われ、高熾と張妍は善祥を選ぶことを勧める。選択の日、瞻基の心は決まっていたが…。

出典:kandera 大明皇妃 -Empress of the Ming- ストーリー

第22話 感想

永楽帝は科挙で状元候補となった于謙が書いた建白書に感銘を受け、瞻基に預けることにします。そして兵の命ではなく民の心を長城にせよという建白書には、王道と覇道が書かれている、良く学ぶよう命じます。于謙は国の宝、将来瞻基の護身符になると話しました。

瞻基は若微に会い、自分と若微の間に陰謀など無い、理解し合いたい。若微がその気になるのを待っていると言い、孫愚に若微を幸せにすると約束したとその場を去ります。

高煦、高燧は皇帝と会い、今回の親征が終われば2人は任地へ行き都へ戻らないと話し、皇帝に挨拶します。皇太子妃が高煦が秀女推薦の礼を言うと、皇帝は高煦が正気に戻ったと喜び、瞻基の結婚式が終わったら、出征すると話しました。

皇帝は瞻基に、どちらを皇孫妃にするのか尋ねます。瞻基が皇帝に従うと応えると皇帝は結果は自分が引き受ける、好きな方を選べと言います。

瞻基が皇太子府に戻ると、皇太子がどちらを選ぶのか、皇帝は何と言ったか尋ねます。若微を選ぶと応える瞻基。皇太子は出征に同行する高煦、高燧は兵権を持っている。自分はここで躓きたくないと言いました。

式当日、瞻基は善祥に正妃の印「如意」を与えます。結果を受けて皇帝は何も言わずその場を去りました。

善祥は高煦から貰った装身具を返しに行き「秀女になりたいとは分不相応」と言われ乱暴されたようです。それを心配する心眉を黙っているよう脅します、善祥の覚悟と恐ろしさを感じました。一方若微は、皇太子妃と打ち解けた様子で話をし気が合いそう。皇太子と瞻基がそれを見守る様子は微笑ましかったです。

皇帝は若微が遺児の一人と知り、例え高煦から苦情が出ても正妃にと考えていたと思うのですが、瞻基は戦場で皇帝が危険な目に遭うことを恐れたのか善祥を選びました。本当は若微が好きな瞻基が善祥と上手くいくとは思えず、善祥と若微の仲も拗れて修羅場の予感…。

第23話 あらすじ

第23話 暴かれた出自

瞻基が善祥に如意(にょい)を渡したことにより善祥の屋敷はお祝いの雰囲気で満ちあふれていた。そこへ訪れた女官から祝宴の席で聞いた噂話を耳打ちされた善祥は、引っ越しを前に親友である心眉(しんび)と2人だけで食事をとる。一方、瞻基がいつものように永楽帝と雑談をしていると話題は皇孫妃選びのことになり、若微の様子を瞻基から聞いた永楽帝は、突然瞻基を叱責する。その内容に衝撃を受けた瞻基は高熱を出し、よろめきながら屋敷に戻るのだった。

出典:kandera 大明皇妃 -Empress of the Ming- ストーリー

第23話 感想

善祥とは親友だった心眉は、つい口を滑らせ高煦と善祥の間に何かがあったと女官たちに話したようです。更に心眉は善祥に、女官たちは善祥と一緒に瞻基の屋敷へ移りたがっている、それは瞻基の目に留まり側室になりたいからだと言います。そして自分の従妹も一緒に連れて行き将来は側室に、と話します。善祥は自分の弱みを知る心眉を毒殺しました。

永楽帝は瞻基を、若微が靖難の遺児だと何故明かさなかったと叱責。自分と若微どちらが大切か、愛情と権力どちらを選ぶのかと叱ります。瞻基は若微が皇帝の命を助け、建文帝との面会を手配した、自分の命と引き換えに助けて懇願しますが、皇帝はよく考えよと突き放します。弱りはてた瞻基は皇太子に相談すると、瞻基は自分が賢いと思い上がっている、当然の報いだと応じました。

瞻基は徐浜と若微を呼び、対応策を話し合います。徐浜は情報を漏らした者は、将軍たちが遺児たちの扱いに不満を募らせ、出征が重なるタイミングを狙ったのだと言いました。恐らく漏らしたのは高煦。自分が皇帝に状況を説明すると話します。瞻基はそれでは徐浜の命が危ないと言い、若微が皇帝に会うと言い出しました。

高煦と係わった善祥が親友を殺しました。胡尚儀の下で働いている時も復讐を考えていたのでしょうが、それを隠さなくなり顔つきも怖くなったような…。今後は高煦に身辺の侍女たちを買収され、一蓮托生とまで言われて、皇位を奪取するための操り人形にされるのでしょう。姉若微と話す時はまだあどけない表情で「男性を好きになるってどういうこと?」と尋ねていた善祥、落差が大きいです。

そして若微を告発したのは、徐浜の考え通り高煦の謀でした。今後若微と瞻基が高煦が遺児と黒幕だったと暴露すれば、皇帝は若微への不信感は払拭できても高煦がピンチになり、そのせいで善祥が辛い目に遭わされそうです。漸く再開した姉妹には幸せで居て欲しいなあ…

第24話 あらすじ

第24話  苦しい決断

瞻基から永楽帝とのやり取りを聞いた若微は、永楽帝と直接話がしたいと瞻基に頼む。瞻基は若微を永楽帝と会わせる前に、自らの決断を永楽帝に伝えに行く。その頃、冤罪で捕らわれ牢に入れられている解縉(かいしん)は近々特赦が行われるとの噂をどこからか聞きつけ、刑部が提出する名簿に自分の名も記してもらう。その名簿を見た永楽帝は激怒し、高燧を呼びつけて牢にいる解縉の様子を見に行くよう命じる。そして牢を訪ねた高燧は…。

出典:kandera 大明皇妃 -Empress of the Ming- ストーリー

第24話 感想

若微は永楽帝が3日以内に自分と面会しなければ自害し、皇帝や瞻基、徐浜たちの後顧の憂いを除くと瞻基に伝えます。瞻基は高熱を押して皇帝に会い、今まで黙っていた自分の本心を打ち明けます。それは、靖難の役での虐殺は間違いで、殺害された建文帝の忠臣もまた忠臣、自分たちはこの借りを返すべき、ということでした。

泣きながら絞り出すように話す瞻基に、皇帝は自分が大罪人だというのか、と問います。瞻基はそうではなく、自分と若微は過去に向き合い和解を望んでいると話しました。話を聞いた皇帝は若微に会うことを了承しました。

そして若微に会い、瞻基が若微を深く愛していると言います。若微も過去の確執を捨てると皇帝に約束し、何故自分が遺児だと知って殺さないのかと尋ねます。皇帝はお互い重荷を下ろして家族になれると思ったからと応えます。

軍で馬の世話をしている状元候補だった于謙は、酒を通じて知り合った師匠のハシジェスと明の兵法について議論し、実際に目にする調練は全く違うと目を輝かせます。無人の軍幕に侵入したハシジェスと于が酒を盗み飲みしていると、皇帝や瞻基たちが戻ってきました。咄嗟に隠れた于たちの前で軍議が始まり、そこで皇太子から送られた杜甫の「兵車行」を瞻基が詠みあげます。

高燧は高煦と共謀して皇太子と皇帝を離反させるため、解縉に罪を着せて牢に入れました。解縉が恩赦を受け牢から出ると都合が悪いと、牢内で殺すことに。保身の為とはいえ皇太子が目を掛け、永楽大典編纂を担当する程の「才子」の殺害も厭わないとは残酷です。

一方ただの馬飼いとは思えないハシジェスは、于が明の騎兵を倒す方法を聞き嬉しそう。モンゴルの酒を愛飲し、兵法にも詳しい彼は異民族のスパイかも。

「兵車行」は漢の武帝が行った徴兵制に反対する詩なので、皇太子の戦争に反対だという意思表明とみました。戦に前のめりな皇帝との間でまたひと波乱起きそうです。

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