大明皇妃 25話・26話・27話・28話

大明皇妃 -Empress of the Ming-

大明皇妃 25話・26話・27話・28話 あらすじと感想

大明皇妃 -Empress of the Ming- 読み方:だいみんこうき エンプレス・オブ・ザ・ミン   2019年 全62話 原題:大明風華

dim-sumさん

第25話 あらすじ

第25話 旅立ち

永楽(えいらく)帝は朱高熾(しゅこうし)から、財政が逼迫していることを理由に戦を中止するよう懇願されるが、結局は自分の意思を通し、出征の命令を発する。朱瞻基(しゅせんき)は建築が進む新しい皇宮を視察してくるよう命じられ、孫若微(そんじゃくび)と姚広孝(ようこうこう)を伴い、順天(じゅんてん)へ向かう。途上の宿では、意外な人物が刺客として現れるが、一行は何とか無事に順天に到着する。若微は寺を選びたいという姚広孝のともをし、房(ぼう)山へと登る。山頂に到着した若微は、姚広孝のある決意を知る。

出典:kandera 大明皇妃 -Empress of the Ming- ストーリー

第25話 感想

永楽帝は、皇太子高熾が詩を通じて戦に反対していると意図を察します。でも異民族たちに長城を超えさせない、例え一人でも戦に行くと決意を曲げません。瞻基は兵部の揚士奇に、自分が皇帝に話すと言いますが、揚は瞻基が盤石で居てこそ皇太子の地位が安定する、自分が進言すると応えました。

皇太子が、財政の問題点や皇帝の年齢を指摘して戦の中止を進言しても皇帝は意思を曲げず、瞻基もそれとなく反対しますが、戦は行われることに。

皇帝は姚広孝に、瞻基も戦に反対すると愚痴を言い、姚は媚びないのは喜ばしいと笑います。そして自分は皇帝たちを救いに地獄へ行くと笑い、皇帝も直ぐに再会できると応じました。

宿に居た若微と瞻基を、聶興が襲います。途中警備が気付き聶興は逃げ、若微は庭で聶興に話しかけます。都に遺児たちが戻り始めた。瞻基が殺されたら大勢死人が出るが、自分が死ねば遺児たちに感謝され皇帝は遺児たちを守ってくれる。瞻基でなく自分を殺せと話します。聶興は耳を貸さず必ず瞻基を殺すと言って逃げました。

若微と山へ行った姚は、初代が涅槃に至り経典を置いているという洞穴へ、綱渡りで行くと話します。そして自分が途中で落ちるか洞穴に到着したら、綱を切るよう若微に頼みます。もし途中で自分が綱を切ったら?と若微が聞くと、靖難の犠牲者たちに罪を許されたと思うことにする、と話しました。

皇太子は、皇帝はすでに多くの偉業を成し遂げ、今戦場で死ねば国の基盤が揺らぐ、と説得しますが応じません。逆に瞻基の婚儀に金を出すと褒美をちらつかせます。根っからの戦好きか、それとも過去の汚名を雪ぎたいのか。皇太子が即位後邪魔をしそうな高煦、高燧を除くためかも…。戦の愚かさを知っているはずなのに厄介な人です。そんな中でも若微と瞻基は仲が良さそうで何よりでした。それにしても都の建設のために十数年で100万人以上動員できるとは。改めて明の国力の大きさを想いました。

第26話 あらすじ

第26話 草原の覇者

瞻基は正式に皇太孫に冊封(さくほう)された。胡善祥(こぜんしょう)は皇太孫妃に、若微は皇太孫嬪に冊封される。永楽帝は瞻基たちを従えて親征に旅立つ。ある日、北方へ進んだ明の軍営にオイラトの首領の孫・エセンが来訪する。永楽帝は自分の代わりに瞻基を皇帝役に立て、エセンに会わせる。エセンは恭しく謁見するが、実は真の皇帝が誰かを見抜いていた。エセンの慧眼(けいがん)に永楽帝は恐れを抱く。明とオイラトとの激しい戦いが始まった。

出典:kandera 大明皇妃 -Empress of the Ming- ストーリー

第26話 感想

出征を前に、永楽帝に視察を命じられた瞻基は、将たちを容赦なく叱咤しそこに居た于謙に鼻で笑われます。瞻基は于謙から、将たちは兵の不足を訴えるが、実際働いている兵は半分以下。将たちも靖難の役以降任官した者ばかり、戦直前で改革は間に合わない。皇帝はこの状況を知っている?と聞きます。瞻基は皇帝に現状を正直に伝える者はいないと応え、次自分を笑えば鞭で打つと脅します。

皇太子は皇帝からの戦況報告や各地からの奏上を元に、揚士奇たち兵部と協議します。皇帝は兵を分散して戦うと言いますが、分析の結果雨季までに凱旋しなければ、明軍は異民族に囲まれると分析し、皇帝に報告しました。皇太子は草原に覇者が出て、異民族が団結することを恐れています。

于謙はハシジェスと馬の世話を続けています。于は明兵の士気は高く、雨季で火器が使えなくても異民族に勝てるとハシジェスに言います。明には辺境の地でもオイラートにとってここは故郷と呟きました。

今回初めて見た冊封の儀式は、金色の本?を日本でいう三方に載せ、それを一度渡されまた返すという簡単な動作でした。皇太孫とその妃2名が冊封された式は、衣装が煌びやかで美しく、華やかでした。明は応天府(南京)から順天府(北京)へ遷都し、身体が弱い皇太子の身体には気候が合わないのか、咳が止まらず式典の最中も辛そうです。

前線から届く情報を元に、敵の布陣や気候、兵站などを考慮して作戦を立てるのが皇太子の仕事。皇太子妃たちは身体を心配し、皇太子府で仕事をするよう勧めますが、謀反を疑われると頑なに兵部で仕事を続けます。瞻基がエセンを追いかけ騎馬で弓を射る場面でも、その広さを感じましたが、広大な中国を治めるのは大変ですね。

瞻基は、私的な場では皇太子を義父と呼べと若微に言いますが、自分は不吉な身だと遠慮します。薬を煎じたり体調を案じたりと嫁らしく気配りをするのに、頑なな態度がもどかしいです。

第27話 あらすじ

第27話 友の正体

善祥は女官から、胡尚儀(こしょうぎ)が北京へ来てから様子がおかしいとの報告を受ける。だが胡尚儀をかばい、その報告を一蹴する。しかし心配になり胡尚儀のもとを訪ねると、そこにはかつてとは様子の違う胡尚儀がいた。その頃、于謙(うけん)がいる天幕の外では明の兵たちが何者かに襲われていた。その惨状の中、1人椅子に腰かけるハシジュスの姿を見つけた于謙は逃げるよう声をかける。するとハシジュスは明の兵たちに斬りつけ、あることを于謙に告げ…。

出典:kandera 大明皇妃 -Empress of the Ming- ストーリー

第27話 感想

善祥が夜胡尚儀を見に行くと、酒瓶を手に酔って眠っていました。尚儀は虚ろな様子で夢で逢えた、善祥が恋しいと呟き、聞いた善祥は涙を流します。

ハシジュスは于謙に、自分は20年間明に居た、愚鈍で尊大な永楽帝はいずれ自分が勝つ。一緒に草原に行こうと呼びかけます。于謙はこれを拒否し陣営の兵たちを皆殺しにして草原へ帰って行きました。

皇帝はタタールと面会して和睦の申し出に対し、タタールの領内に自分の城を建てよとか殺した明の民と同規模のタタール人を明に寄こせと無理難題を突き付けます。交渉は決裂し、戦を継続することに。

その後瞻基は、助けた于謙を皇帝に会わせます。于謙は、ハシジュスが明に潜伏中軍の各部署を廻り、大砲や銃、火薬など火器の製造方法や城壁造りを学び、最後は自分と兵法を論じていた、と皇帝に報告します。皇帝は于謙が生きていて良かった、傲慢な態度を改め朝臣として働き、于謙を守ろうとして死んだたちに報いよと諭します。そして自分の軍営で参謀になれと命じます。

皇帝はオノン川岸で、ここまで来た皇帝は5百年来居なかった、異民族を纏めて掃討すると決戦に挑みます。しかし砂嵐に襲われ事前の策が通用せず兵の損耗が激しく、更に雨季が例年より早まり苦境に立たされました。

北京では兵部が状況を判断し、皇太子に撤兵を進言します。直後皇太子は血を吐いて倒れ、医師の診察を受けます。

皇太子は、自分が夜中に医師を呼んだと噂になれば、戦意に影響すると若微を止めます。そして筆を扱う若微の仕草を見て、奏状を代筆するよう話し、力強いと文字を褒めました。一方草原では、砂嵐や風雨の中戦闘シーンが展開され、凄まじい迫力でした。皇太孫の瞻基も医師や薬が減り食料が乏しくなる中、けが人の世話をします。明の内情を知るハシジュスが敵を統率し、一日2万死傷者が出るこの戦い、明の負けは確実だと感じました。

第28話 あらすじ

第28話 隠された記録

楊士奇(ようしき)、楊溥(ようふ)、楊栄(ようえい)の3人は、高熾が重い病で寿命が長くないと知り、永楽帝に届けるべき診療録を侍医(じい)から奪い隠蔽する。さらに、高熾に黙って朱高煦(しゅこうく)と朱高燧(しゅこうすい)の息のかかった兵たちも都から排除してしまう。高煦と高燧が野心をあらわに兵を起こすことを恐れたのだった。一方、戦地にいる瞻基は、進軍が遅々として進まないことにいらだち、不満を言う。これが癇に障った永楽帝は、来たる三峡での戦いに瞻基を先鋒として立たせる。

出典:kandera 大明皇妃 -Empress of the Ming- ストーリー

第28話 感想

皇太子高熾は、持病に加えて前線から届く奏状の分析と兵站の手配などで激務が続き、どんな薬を使っても救えないほど弱っていると診断されます。楊士奇たちは、皇太子の病状が高煦たちに知られれば靖難の役の再来になると危惧し、同時に自分たちが皇太子派で、もし高煦が皇帝になれば一族皆殺しになると恐れます。

瞻基は軍議で、6月には終わると皆が言った戦が、8月の今も進捗状況は半分以下、と不満を述べます。更に三峡を通る作戦は道が狭く、両側から攻撃されれば逃げ場がないと撤退を進言。しかし皇帝は、今回は異民族が団結し更に明の作戦を知っており戦が難航している。問題は天候で戦略ではない、明軍は不敗だと瞻基を身の程知らずと怒ります。

于謙は陣幕から出てきた瞻基に、三峡は明に不利、皇帝を説得するし撤兵するよう勧めます。しかし瞻基は、自分が死んで初めて皇帝は後悔するだろうと吐き捨て三峡へ出陣しました。

一方異民族を率いるマフムードも、三峡の闘いでは自分達オイラートが先鋒を務める、ここを守り切れば勝てると他部族の長たちを鼓舞します。一方で孫のエセンを呼び、精鋭1万を残すので、もし負ければエセンは彼らとオノン川を渡って西に逃げ、子孫を残せと告げます。

草原を騎馬が駆け、大砲が鳴り響く戦場の描写は迫力満点です。日本ではあまり見ない流血シーンもあり、苦手な方は注意が必要かも。

宮中では、若微が皇太子の奏状を代筆し、届いた奏状に目を通して戦況が悪いと推測します。更に将兵の経歴や所属を分析し、戦況を知っているはずの高煦、高燧の妃たちが皇太子妃に頻繁に戦況を尋ねるのは、皇太子の病状が知りたいのでは?と進言しました。これを聞き、皇太子も皇太子妃に発現に注意するよう命じます。

若微も戦を通じて成長しているようです。不毛な戦を早く終結させ瞻基が生きて帰って来なければ、また内乱が起きそうな不穏な雰囲気になってきました。

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