臨江仙 ~宿敵となった愛しき人~ 2024年 全32話 原題:临江仙
第6話 あらすじ
李青月が狱法墟に姿を現すと、白九思は彼女が妖獣・白蛇を逃がそうとしていると誤解し、ためらうことなく一撃を放つ。瀕死の重傷を負った李青月は、自分が白蛇を助けに来たのではなく、一族を滅ぼした仇である白蛇へ復讐するためにここへ来たこと、そして白九思を心から愛していることを涙ながらに打ち明ける。その言葉でようやく誤解に気づいた白九思は動揺する。
一方、浄雲宗では張酸らが傷を癒やす霊果・熾陽果を求めて出発していた。離陌から、李青月を救うには人間界に実る熾陽果しか方法がないと聞かされた白九思は、自ら争奪戦へ赴く。浄雲宗と陰蓮宗が激しく争う中、白九思は圧倒的な力で熾陽果を手に入れ、阻止しようとした張酸を退けて立ち去る。熾陽果によって命を取り留めた李青月は、仇討ちを認めてくれたことと命を救ってくれたことに深く感謝し、「これからは私の命はあなたのもの」と真っすぐな想いを伝える。その言葉に白九思の心は揺れるが、法力を使い果たした反動で突然倒れ込んでしまう。駆け寄ろうとする李青月を制した白九思のもとへ蒼塗が現れ、彼の閉関修行の時期が迫っていることを告げるのだった。
第7話 あらすじ
樊凌児は李青月に、白九思と亡き恋人・花如月の過去をわざと語り、自分が花如月の身代わりに過ぎなかったことを思い知らせる。衝撃を受けながらも気丈に振る舞う李青月だったが、樊凌児こそ以前自分を襲った刺客だと気づく。正体を見破られた樊凌児は本性を現し、李青月を殺そうと襲いかかる。逃げ惑ううちに李青月は妖獣を封じる狱法墟へ迷い込み、少女の姿をした紅蓮の正体を見抜く。しかし紅蓮は李青月を利用して封印の法陣を破壊し、脱出を図る。そこへ樊交交が駆けつけて法陣を立て直し、李青月も協力して紅蓮を追い詰めるが、怒った紅蓮は李青月へ襲いかかる。白九思は閉関修行を中断して救出に向かい、李青月を守ることには成功するものの、その隙に紅蓮を逃がしてしまう。
一方、浄雲宗では張酸が蒙楚に李青月への想いを打ち明け、彼女を助けるため九重天へ行きたいと願い出る。やがて樊凌児は李青月暗殺未遂の罪で帰墟へ永久追放となるが、白九思は李青月に紅蓮を逃がした責任を問い詰める。対する李青月は、自分を花如月の身代わりとして扱っている理由を問い返し、二人の間には新たな溝が生まれる。
第8話 あらすじ
松鶴県で妖怪退治を依頼された白九思と李青月は、徐応の妻から夫が生前よく通っていた攬月楼を訪ねるよう頼まれる。そこで二人が目にしたのは、妖魔・紅蓮が人気花魁として人々を魅了している姿だった。すぐに捕らえようとする李青月を白九思は制止し、目の前にいるのは分身にすぎず、本体は別に潜んでいると説明する。紅蓮は男装した李青月を楼上へ招き、酒を酌み交わしながら、自分は愛してくれない人を待ち続けているのだと語る。その後、白九思はかつて花如月とともに紅蓮を封印した過去を明かし、紅蓮が待ち続けている相手は弟子の離陌であることを李青月へ打ち明ける。嫉妬を覚えながらも事情を理解した李青月は、白九思とともに紅蓮を待つことを決意する。夜になると、李青月は夢の中で妖しい声に誘われ、目覚めた直後に意識を失う。気づくと幻境へ閉じ込められており、それが離陌を呼び寄せるための紅蓮の罠だと知る。紅蓮は白九思の愛を試す機会だと笑うが、李青月は白九思が必ず助けに来ると信じ続ける。
一方で紅蓮は、自らを蝕む邪気を消すには真に愛する者の心の血が必要だと悲しい宿命を語るのだった。
第9話 あらすじ
幻境の中で李青月は、紅蓮と離陌の過去を目の当たりにする。邪気に苦しむ紅蓮を救うため、離陌は自らの血を差し出してまで彼女を支え続けていたのだった。やがて李青月は、幻境に舞う花びらが紅蓮の大切な記憶そのものであり、この幻境こそ紅蓮の本体だと見抜く。白九思は離火の術で幻境を焼き払い、二人は脱出に成功するが、傷ついた紅蓮は姿を現すと再び逃走する。
白九思が追跡する一方、李青月は助けを求める孫夫人のもとへ向かい、蘇った夫の騒動を収める。しかしそれは罠であり、孫夫人は毒を盛ったうえで李青月の胸を刃で刺す。同心符で結ばれていた白九思も同じ傷を負い、紅蓮との戦いで窮地に陥るが、駆けつけた離陌が二人を救い出し、紅蓮を退ける。その頃、張酸は通天梯を命がけで登り九重天へ到達し、渡し守の導きで丹霞境へ向かっていた。離陌は白九思を治療する中で、彼の離火の術が消えつつあることに気づき、不審を抱く。そこへ李青月が現れ、二人は会話を打ち切る。松鶴県の結界は紅蓮によって変えられ、外へ出られなくなったため、一行は救援が来るまで山洞で身を潜めることになる。
第10話 あらすじ
離陌の言葉によって、紅蓮は自分が求めていたのは他人から愛されることではなく、自ら誰かを愛する心だったと悟る。長年の執着から解放された紅蓮は静かに最期を迎え、離陌もまた心のわだかまりを手放す。しかしその直後、龍淵が現れ、離火の術を使った李青月こそ四霊仙尊・花如月であり、白九思を傷つけた張本人だと決めつけ、彼女を九重天へ連れ去ってしまう。牢へ閉じ込められた李青月に対し、回復した白九思は再び花如月であることを認めるよう迫るが、李青月は疑われ続けることに深く傷つき、自ら命を絶とうとして潔白を証明しようとする。傷だらけになってもなお想いを曲げない彼女を前に、白九思は激しく心を揺さぶられながらも真実を受け入れられず、その場を去る。
一方、九重天へたどり着いた張酸は道に迷い、瀕死の蕭靖山と遭遇する。蕭靖山は張酸を強引に弟子とし、自らの功法をすべて授けたため、張酸は力に耐えきれず倒れてしまう。その後、白九思は李青月を月蕪苑へ戻すよう命じるが、龍淵は従わず、さらに白蛇は討たれたのではなく天劫を乗り越えて昇天したこと、李青月が使った離火の術こそ四霊仙尊の証だと主張する。白九思の疑念は再び深まり、李青月への態度は一層厳しいものとなる。
















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