芸汐<ユンシー>伝 ~乱世をかける永遠の愛 2018年 全48話(※中国では+2話の番外編あり) 原題:芸汐传。原作は芥沫の『天才小毒妃』
dim-sumさん |
第21話あらすじ
自分が菓子に混ぜた解毒剤のせいで秦王が倒れ意識不明だと言われ、閉じ込められた芸汐。秦王が倒れた理由を知るため宁静(ニンジン)に頼んで、秦王を診断し蟲毒の中毒症状だと診断し、薬を作るため薬鬼谷に向かいます。
谷で顧七少(グー・チーシャオ)に「美人血」について聞くと、同じような強烈な毒草があると分けて貰うことに。七少の方は、芸汐が毒を欲しがったことや毒宗を奪った時出現した蟲毒人が秦王に似ていたことなどから、ある疑いを持ち秦王の過去を調べることにしました。
薬を持ち戻った芸汐に、秦王の母宜(イー)太妃は罰を与えようとします。そこに現れた秦王は、芸汐は二重スパイで2人で相談の上動いていると訴えました。芸汐は秦王に蟲毒の発作を抑える薬を渡し、必ず解毒剤を作ると話します。そして芸汐がスパイと知っていたと言いました。
宜太妃は、療養中の姪・百里茗香(バイリー・ミンシャン)に今後も府内にとどまってほしい、いつかは秦王の側室にしたいと話します。
第21話感想
七少は芸汐が本当に好きなんですね。それでも自分の国のため芸汐を利用しようと考えます。芸汐は七少から毒草を貰うため、「道徳に反しない範囲で」何でもすると約束しましたが大丈夫でしょうか。
皇帝も側仕えから秦王の目が赤かったと聞いて秦王が蟲毒人ではと疑いました。更に庶民が蟲毒人の噂や増税の不満を言っていると知りかなり不機嫌そう。この時は茗香の「美人血」で誤魔化しましたが何時まで通用するか…。
それにしてもこの薬=毒は、少女が10年間毒を飲み作るそうで、その献身は美しいというより恐ろしい。茗香は秦王の役に立つためと言いますが、この熱量は怖いですね。
芸汐と秦王の間にかなり強い絆が生まれて良かった。芸汐に微笑む秦王は素敵だったし、愛おしそうに抱きしめるシーンも良かった。2人が蟲毒の解毒ができて、穏やかに暮らせるよう祈るばかりです。
第22話あらすじ
秦王は、芸汐を思いやり母・天心夫人が亡くなった事は言わないことにしました。「美人血」を作る百里茗香(バイリー・ミンシャン)は、皇太后のスパイ・芸汐を何故追い出さないのか秦王を問い詰めます。
薬鬼谷の主・顧七少(チーシャオ)は、秦王が蟲毒人かを確かめるため、秦王府に侵入し芸汐に生薬を届けます。2人が話しているのを見た秦王は、芸汐を禁足にしました。
宮中では、萧(シャオ)貴妃が菓子に混ぜたのが堕胎薬だと聞いた珍妃が、長氷(チャンビン)公主を巻き込んで皇太后の前で堕胎薬の事を匂わせ、調査するよう仕向けます。
秦王は、錯乱している毒宗の治療を芸汐に任せることにしました。生薬を取りに薬鬼谷へ来た芸汐から秦王の様子を聞いた七少は蟲毒人だと確信、確認する方法を皇太子に伝えます。
皇太子の報告を聞いた皇帝は、皇太后の誕生日に秦王の正体を暴露することにし、皇太后はその役目を芸汐に負わせることにしました。
第22話感想
秦王は、母が生きていると思わせるほうが芸汐のため、と考えたのに茗香から芸汐に情があるのかと聞かれてハッとします、自分の気持ちに気付いてなかった?その後は七少が府内で芸汐と話すのを見て、嫉妬して家を出るなと芸汐に命じます。意外と独占欲が強いです。
茗香にとって芸汐は、恋敵であり大切な秦王を騙している許せない相手。その人物を信じて毒宗の治療を任せる秦王が歯がゆいし腹立たしいのでしょう。にしても強烈な娘さんですね。。
七少がわざわざ王府に侵入して渡した生薬は、中毒状態の人が嗅ぐとかぜの症状が出るもので、秦王が蟲毒人かどうか確認するためのワナでした。芸汐は七少を善人だと信じ、利用されているとは思っていません。
この情報は皇太子から皇帝と皇太后に伝わり、秦王をピンチに陥れます。芸汐にハリを打たせて秦王が蟲毒人だと暴露して、皇族ではないと広めるなんて残酷だなあ…。秦王の勢力や人気が、そのくらい脅威なのでしょうね。
第23話あらすじ
芸汐が自分の母・宜(イー)太妃から王妃らしくなさい、と叱られたと聞いた秦王は、市へ一緒に出掛けて宝飾品などを大量買い。そして2人は皇太后の誕生会に向かいました。
皇太后に呼び出された芸汐は、母手作りの医療道具が入った巾着を渡され、御簾越しに母と面会します。その後秦王にハリを打つよう命じられ、背けば母、秦王、芸汐の命はないと脅されます。
宴席の余興でケガをした秦王に、芸汐が指示通りハリ治療をすると、秦王は蟲毒人に変わってしまいました。ところが別の「蟲毒人」が現れ皇帝を襲い、それを庇った珍妃が刺されます。秦王が現れ「蟲毒人」と戦い、当てが外れた皇帝は驚きました。
芸汐のせいで秦王が怪我をしたと聞いた宜太妃は、離縁せよと秦王に命じます。秦王は自分に考えがある、と芸汐と2人きりで話すことに。
芸汐は、秦王が蟲毒人だとは知らなかったこと、皇太后から母に会わされ脅されてハリを打ったことを告げ、秦王は自分が蟲毒人にされた経緯と、母の天心夫人が亡くなった状況を伝えました。
第23話感想
皇太后は、人の情を熟知していますね。賢い芸汐も生きている母に会えば動揺して、冷静な判断が出来なくなると読んで、このタイミングで芸汐を脅しました。母が生きていると信じ我を失う芸汐が気の毒でした。
針を打たれて蟲毒人になった秦王の代わりに「ニセ蟲毒人」が出てきたときは驚きましたが、秦王は子の展開を予測していた?ニセものは楚西風(チュー・シーフェン)で、追手を皇太子が蟲毒研究をしていた廟まで誘導する周到さ。やられっぱなしじゃないですね。
秦王は、芸汐と自分の間には情があると涙ながらに訴えました。普段表情を変えないだけに切なかったです。天寧国の皇族ではなく、今は滅亡した秦煕国の皇族。子供の頃蟲毒を飲まされて4年間監禁された末、天心夫人に助けられ一緒に逃げる途中、夫人が殺されたと伝えます。芸汐は受け入れられるでしょうか…。
第24話あらすじ
宮中では、珍妃が治療のため暫く皇帝の寝室に住むことになりました。そこで皇太子が密かに蟲毒人研究をしていると聞き、皇帝が激怒する様子目にします。
芸汐が目を覚ますと、茗香が秦王が王府から出ていけと言っている、と告げます。秦王に一目会いたいと言う芸汐の前に現れた秦王は、もうここには置いておけないと言い、芸汐は雨の中出て行きます。実家へも戻れず歩いていると、顧七少(チーシャオ)に声を掛けられました。
皇帝は、蟲毒人研究を続けていた皇太子を謹慎処分にします。皇太后は今皇太子を廃すると国が揺らぐと諭します。2人は勢力を強め民の人気がある秦王を牽制するため、秦王が蟲毒人だと噂を流しすことに。そして秦王府を穆清武(ムー・チンウー)少将に警護させ、事実上の軟禁状態にします。
秦王府では、百里茗香(バイリー・ミンシャン)が毒の為体が弱り、倒れてしまいます。茗香が不憫だと思う唐离(タン・リー)は、宁静(ニンジン)に美人血の事を話し、芸汐が居ればと呟きました。
第24話感想
珍妃は、皇帝を庇ってニセ蟲毒人の剣を受けたことで、皇帝の信頼を得ましたね。わが身を犠牲にする態度は、茗香と似ていますが珍妃はかなり打算的です。
一方芸汐に本当の身分を話して、心が通じ合ったはずの秦王は、芸汐を王府から出しました。とはいえ自分が蟲毒人だと噂になった後、芸汐が王府に居なくて良かったと呟いたので、これは何か考えがあって別れたような…。でも出て行くようにと告げる役目を茗香に振るのはどうだろう。身を削って美人血を作る茗香の気持ちが、恋愛感情だとは気付いていないのか、気付かないふりをしているのか?
唐离が芸汐に辛く当たっていたのは、茗香の献身を知っていたから。彼女を助けるために芸汐を呼び戻したい、でも秦王府の人間を恨んでるからムリかなあ…って虫が良すぎると思う。宁静が言うように、秦王周辺の男子たちは皆どうしようもないですね。
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