長相思 シーズン1

長相思 シーズン1&2

長相思 シーズン2  1話・2話・3話・4話 あらすじ

2023年 シーズン1 全39話+3話 シーズン2 全23話 原題:長相思(ちょうそうし)

第1話の見どころ

西炎王となった玱玹は、天下を守るという大願を果たしながらも、小夭への思いを胸に秘めたまま、王としての重責を背負っていく。一方、玱玹の王后の座を狙う辰栄馨悦は、思いどおりに進まない状況に焦りを募らせる。涂山璟との再会に心を痛める小夭は、相柳との蛊を解く決意を固めるが、互いに秘めた思いを伝えられない二人の別れが近づいていた。

第1話のあらすじ

紫金宮の大明殿では、西炎玱玹の新王即位を祝う酒宴が開かれ、玱玹と皓翎玖瑶は酒を酌み交わしていた。小夭は、四叔母が玱玹に託した若木の花を返し、「大切な人に渡すためのものだから、自分が受け取るわけにはいかない」と告げる。玱玹は苦い思いを押し隠して花を受け取り、小夭への愛情を打ち明けようとするが、結局言葉にできなかった。長年追い続けてきた宿命を果たしたにもかかわらず、浮かない表情を見せる玱玹。彼は、王になっても背負うものは軽くならず、むしろ重くなったと語る。小夭は王としての責任を案じるが、玱玹が本当に守りたいのは家族だった。二人は互いの手を握り、兄妹として支え合う。

一方、辰栄馨悦は玱玹の王后になることを期待し、贈り物や手紙を送っていた。しかし、即位祝いの品にも手紙にも返事はない。侍女から、王后の座を狙う者は多く、特に玱玹のそばにいる皓翎憶には注意すべきだと忠告された馨悦は、思案を巡らせる。

玱玹が即位後も中原にとどまっていることから、朝廷では遷都を巡る議論が起きていた。西炎城を都とすべきだと主張する旧西炎氏族と、中原への遷都を支持する者たちが対立するなか、玱玹は結論を急がず、慎重に検討すると告げる。馨悦が滞在する瞫淑恵の宮で食事をするよう勧められても、彼女が来ていると知った玱玹は、祖父と政務を相談すると言って断った。

その後、祖父の宮殿を訪れた玱玹は、小夭と皓翎憶が祖父と楽しそうに過ごしている姿を見て、自分が天下を守る意味を改めて感じる。そして、旧西炎氏族をなだめるため、商羊氏の女性を妃に迎えることを告げた。玱玹に思いを寄せる皓翎憶は深く落胆するが、小夭は兄の決断を理解していた。

酒に酔った皓翎憶は、祖父に玱玹が好きで結婚したいと打ち明け、助力を求める。祖父は彼女の願いを聞き入れる一方、小夭にももっと自分の気持ちに素直になってほしいと語る。しかし小夭は、自分の血筋と立場がある以上、自由に振る舞うことはできないと答えた。

やがて玱玹は、遷都に反対する旧西炎氏族を懐柔するため、商羊氏の女性を妃に迎える。王后の座を期待していた馨悦は、知らせを聞いて傷つき、怒りを募らせる。そこで彼女は小夭と皓翎憶を自邸に招き、三人で街へ出かけることにした。街中で小夭が甘松香を落とすと、偶然居合わせた涂山璟が拾うのを手伝い、店員に新しいものを用意させようとする。しかし、小夭はよそよそしく礼を述べて断った。久しぶりの再会にもかかわらず、二人の間にはかつての親密さはなかった。

心を乱された小夭は、一人で賭場へ向かう。涂山璟は彼女の前に姿を現す勇気がなく、遠くから見守っていた。そこへ相柳が現れ、小夭に勝負を持ちかける。負けた者は勝者の質問に答えるという条件で賭けが始まり、最初に負けた小夭は、好きな人が誰なのかと尋ねられる。彼女は巧みに質問をかわした。次の勝負では相柳が負け、小夭は「もう一度選び直せるとしても、同じ道を選ぶのか」と尋ねる。相柳は、そこで大切な人に出会えたから、同じ道を選ぶと答えた。しかし、小夭は相柳が義父のことを言っていると思い、興味を失って立ち去る。

相柳は彼女を追い、婚約を祝福する言葉を口にする。小夭は、赤水豊隆と結婚すれば、もう相柳のために丸薬を作れなくなると告げ、二人を結びつけている蛊も解きたいと申し出た。相柳は苦しみを押し殺し、その願いを受け入れるのだった。

第2話の見どころ

遷都を巡る対立が激化するなか、玱玹は自ら料理を振る舞い、旧西炎氏族の大臣たちの心を動かそうとする。一方、相柳は小夭との蛊を解くことを受け入れながらも、彼女と最後の食事を共にしたいと願う。小夭は涂山璟への未練と失恋の痛みに苦しみ、玱玹はそんな妹を慰めながら、彼女を傷つけた涂山璟への憎しみと、自分自身への後悔を深めていく。

第2話のあらすじ

西炎玱玹は、遷都に反対する大臣たちを説得するため、自ら台所に立って西炎の郷土料理を作り、遷都を目指す理由を率直に語る。その誠意に心を動かされた大臣たちは、次々と態度を変え、玱玹を支持するようになった。追い詰められた五王らは、ほかの旧西炎氏族と手を組み、西炎城に戻って独自に王を立てるという最後の賭けに出る。

その頃、相柳は小夭の申し出を受け入れ、蛊を解くことに同意する。しかし、去ろうとする小夭を引き止め、一緒に食事をしてほしいと頼んだ。小夭が承諾すると、二人が座った店に涂山璟と離戎昶がやって来る。離戎昶は小夭に、防風邶への思いを断ち切り、親友である涂山璟を選ぶよう勧める。相柳を悪く言われた小夭は不快感を示し、自分はすでに赤水豊隆と婚約していると告げた。そこで初めて、離戎昶は彼女が皓翎の王姫であることを知り、言葉を失う。

店にいた老人が赤宸にまつわる民謡を歌い始めると、離戎昶は慌てて制止する。小夭は店を出れば忘れると答え、相柳とともに立ち去った。相柳によれば、その老人は離戎昶の伯父で、かつて赤宸の配下として戦った将軍だった。冀州の戦いで片腕を失ったという。小夭は相柳の身を案じるが、相柳は自分よりも彼女自身のことを心配するよう告げる。

小夭は、相柳が自分の赤水豊隆との結婚に反対なのかと尋ね、もし結婚しないなら誰に嫁ぐべきだと思うかと探りを入れる。相柳は答えを避け、小夭は相手に家族がなく、兄の玱玹と敵対しない人物でなければならないと語る。そのとき、遠くから皓翎憶が小夭を呼ぶ声が聞こえた。相柳は苦笑し、寂しげにその場を去っていく。

一方、五王らが開いた宴会には、玱玹の説得を受けた大臣が一人も出席しなかった。朝議では遷都が順調に進み、五王らもついに従うしかなくなる。彼らは老西炎王に引退と帰郷を願い出るが、王は体調を理由に関与を避けた。

玱玹は馨悦が訪ねてきても、今後も辰栄氏の力が必要であることから、彼女の面目を潰さないよう応対する。老西炎王は、相柳を味方に引き入れるよう玱玹に勧め、玱玹は相柳の知人を使者として派遣するが、相柳は誘いを拒絶した。

その後、相柳は片腕の老将軍を訪ねる。老人は、相柳の体内にある蛊を小夭が植えたのかと尋ね、相柳が認めると、百黎族の巫王のもとへ行って解いてもらうよう勧めた。百黎族が外部の者に協力するとは思えない相柳に対し、老人は、巫王は小夭を見れば必ず応じると語る。相柳は小夭と赤宸の関係を問いただすが、老人は明確に答えず、二人は立場が違うため結ばれる望みはないと告げた。そして、かつて赤宸が愛した人と戦場で敵同士になったような悲劇を繰り返すなと忠告する。相柳は衝撃を受けながらも、小夭の心にいるのは自分ではないと否定し、酒に逃げるのだった。

その頃、小夭は部屋に閉じこもり、何をするにも気力が湧かずにいた。様子を心配した玱玹が訪ねると、小夭は清水鎮や朝雲殿で過ごした日々を懐かしみ、かつての幸せな時間に戻りたいと打ち明ける。過去にとらわれたくないのに、涂山璟を思い出してしまう自分が嫌なのだという。

玱玹は、彼女の傷を癒やし、自分が大切にされ、愛される存在だと信じさせてくれる人が、いつか必ず現れると励ます。しかし小夭は、幼い頃から不運続きだった自分には、そんな幸せを望むことすらできないと涙を流した。妹を慰めながら、玱玹は深い後悔にさいなまれる。小夭が涂山璟のために泣く未来を知っていたなら、決して彼を近づけなかったのに。玱玹は涂山璟を憎むと同時に、妹を守りきれなかった自分自身をも憎んでいた。

第3話の見どころ

涂山璟は、かつて側仕えをしていた静夜の話から、藍玫の死には隠された事情があると疑い始める。一方、玱玹は政治的な思惑から辰栄馨悦を王后に迎えるが、心は小夭への思いに縛られたままだった。小夭は皓翎へ戻り、玱玹と離れて過ごす道を選ぶ。王后となった馨悦が喜びに浸る新婚の夜、玱玹は一人で鳳凰林をさまよい、叶わぬ思いを抱き続ける。

第3話のあらすじ

夜、静夜が涂山璟を訪ねてくる。泣いたような顔をしている彼女を気遣うと、静夜は大夫人の命日だったと語り始めた。静夜と蘭香は涂山璟に、藍玫と緑苁は長男の涂山瑱に仕えていたが、藍玫が亡くなった後、緑苁も自責の念から病を患い、実家に戻って間もなく亡くなったという。静夜は、忍耐強かった藍玫が、長男から数回叩かれただけで自害するとは考えにくいと話す。しかも、藍玫は亡くなる前日、涂山璟に会いに行く用事があると静夜に告げていた。結局、彼女が訪ねてくることはなく、自害したという知らせだけが届いたのだった。

話を聞いた涂山璟は、藍玫の死には別の事情があると確信する。当時、涂山家では祖母の死と、涂山瑱の誕生という大きな出来事が続いていた。璟は、子どもの出生に何か秘密があるのではないかと考え、翌日、青丘へ戻ることを決意する。

青丘に戻った涂山璟は、涂山瑱の血液を調べさせる。結果、瑱が九尾神狐の血筋を受け継いでいることは確認できたが、璟との血縁関係があるかどうかまでは判明しなかった。

その頃、玱玹は祖父に遷都の進捗を報告していた。老西炎王は皓翎憶を席から外し、玱玹に王后を早く立てるよう促す。王后には辰栄馨悦が適任だと考えており、彼女を迎えれば西炎氏族と中原の融和を進められるというのだ。小夭は皓翎憶の気持ちを案じて反対し、玱玹自身が誰を王后にしたいのか尋ねる。しかし玱玹は、誰を選ぶかは自分にとって重要ではなく、周囲が望む相手を立てればよいと答え、その場を去ってしまう。

皓翎憶は、祖父が自分の願いをかなえてくれると信じ、小夭に心配しないよう告げる。翌日には皓翎へ帰るつもりであり、小夭も一緒に帰ろうと誘った。馨悦が王后になれば、小夭が肩身の狭い思いをするのではないかと心配したのだ。小夭は考えた末、帰郷に同意する。

その後、玱玹は偶然、小夭が侍女と話しているところを耳にする。小夭は、今では兄に妃嬪がいるため、以前のように気軽に会いに行くことはできないと話していた。さらに、成長して権力を手に入れるほど、自由に選べることが少なくなるのはなぜなのかと嘆く。小夭が去った後、玱玹は彼女が座っていたブランコを押しながら、同じ思いをかみしめる。幼い頃のように、ただ小夭のためにブランコを押し、鳳凰の花を摘んでやりたかったのだ。

辰栄家では、馨悦が王后に選ばれるという知らせに一族が沸き立っていた。馨悦も喜びながら、皓翎憶の存在が気にかかる。侍女は、王后になれば皓翎憶は皓翎へ帰るしかないと彼女を安心させた。

皓翎憶と小夭が祖父に別れを告げる際、玱玹は小夭を呼び止め、いつ戻ってくるのかと尋ねる。小夭は五神山でしばらく過ごしたいと答えたが、玱玹は長期間離れることを受け入れられず、十三か月後には必ず迎えに行くと約束する。小夭は明確な返事をせず、静かにその場を離れた。

やがて王后冊立の日が訪れる。玱玹は冷淡な態度のまま儀式を終え、馨悦だけが喜びに満ちていた。新婚の夜、馨悦は寝室で夫を待ち続けるが、玱玹は姿を現さない。使者は、陛下は酒に酔い、別の場所で休んでいると告げ、翌日は妃たちと過ごすだろうと伝える。馨悦が居場所を尋ねると、玱玹は一人で鳳凰林を歩いているという。華やかな婚礼の夜、玱玹の心は悲しみに沈んでいた。

一方、皓翎へ戻った小夭は、再び男装して町で人々の診察を始める。それは、かつて清水鎮で「小六」として暮らしていた頃の姿そのものだった。

第4話の見どころ

小夭は涂山璟への思いを断ち切れずに苦しむが、玱玹の支えを受けて少しずつ前を向き始める。一方、相柳は彼女のそばに現れ、音楽を通じて心を通わせるものの、互いの本心を明かすことはできない。小夭が赤水豊隆との結婚を受け入れるなか、涂山璟は失われた記憶を取り戻すため、命を懸けた術に挑む。彼が思い出そうとするあの夜には、どんな真実が隠されているのか。

第4話のあらすじ

小夭は一人で琴を弾いていた。そこへ相柳が現れ、いつもの丸薬を求める。しかし小夭は、最近は気分が沈んでいて薬を作る気になれないと告げる。理由を尋ねる相柳に、小夭はただ気分が悪いだけだと答え、再び琴に向かった。相柳は彼女の手を止め、「弾けないなら弾くな」と言い、自ら琴を奏で始める。小夭はその曲を血なまぐさいと評するが、二人はいつものようにふざけ合い、束の間の時間を過ごす。

一方、玱玹は小夭に何通も手紙を送り、帰る時期を知らせるが、小夭から返事は一度もなかった。しびれを切らした玱玹は、ついに自ら皓翎へ迎えに行く。小夭は彼の身の安全を心配するが、玱玹は小夭が帰らないなら自分もここにとどまると言い張る。小夭は仕方なく、彼とともに辰栄山へ戻ることにした。

玱玹は、小夭のために小月頂を整え、鳳凰の木まで植えていた。彼女がここを自分の家だと思い、いつまでも自由に暮らせるようにと願ったのだ。心のこもった贈り物に小夭は心を動かされ、玱玹を許す。玱玹は、もう二度と自分から離れないよう告げ、どこへ逃げても必ず見つけ出すと約束する。小夭が本当に逃げるなら、玱玹には見つけられない場所へ行くと冗談めかして返すと、玱玹は天下すべてを自分のものにすれば、どこにいても彼女を見つけられると語った。そして、いつか本当の幸せを与えられるようになりたいと願う。

そこへ祖父が戻り、玱玹に宮殿へ帰るよう促す。彼が迎えた妃たちは皆、政治的な思惑を持つ者たちであり、放置しておくわけにはいかないというのだ。玱玹は後ろ髪を引かれながらも、宮殿へ戻ることになる。後日、馨悦が小夭を訪ねると、老西炎王が小夭を大切に扱い、玱玹も彼女を特別に気にかけている様子を目の当たりにする。王后となった自分よりも小夭が優遇されていることに、馨悦は嫉妬を募らせた。

その頃、涂山璟は防風意映と過ごしたあの夜の記憶を取り戻そうとしていた。離戎昶は、過去にこだわる必要はないと考えるが、璟は真実から逃げても問題は解決しないと訴える。自分が何をしたのか、あの夜に何が起きたのかを知りたいのだ。二人は離戎家の伯父を訪ねるが、伯父は記憶をたどる術には危険が伴い、霊力を消耗するだけでなく、心脈を傷つけて命を落とす恐れもあると警告する。

それでも璟は、小夭は過去の存在ではなく、自分のすべてなのだと訴えた。生きている限り、小夭は自分の人生から消えることはない。命を懸けてでも真実を知りたいという璟の決意に、伯父はついに協力を承諾する。

一方、小夭は小月頂で、かつて辰栄王がまとめていた医学の手稿を発見する。さまざまな難病の治療法が記されているものの、完成前に辰栄王が亡くなったため、未完のまま残されていた。誰にも解読できなかったその手稿に、小夭は母が残した薬草の研究書との共通点を見つけ、自分なら完成させられると考える。小夭が再び目標を見つけたことを、玱玹も喜んだ。

それから三年が過ぎ、小夭は手稿の完成まであと一歩のところまでたどり着いていた。食事の席で赤水豊隆が吉日を選んで結婚したいと申し出ると、小夭は静かにうなずく。豊隆は喜びを隠せないが、玱玹は酒を何杯もあおる。小夭を手放したくない玱玹だったが、結婚を止める理由もなく、受け入れるしかなかった。

同じ頃、離戎家の伯父は鬼方氏の神器「光陰盞」を取り出す。それは、術を使う者の命を灯火として過去をたどる危険な神器だった。命を懸ける覚悟があるかと問われた璟は、迷うことなく承諾する。術が始まると、璟は激しく吐血して倒れ、しばらくして意識を取り戻した。伯父は心脈が損傷し、命が半分になったも同然だと告げ、帰宅後は十分に休養するよう命じる。しかし、璟は肝心の記憶を取り戻せなかった。ただ、あの夜、防風意映が小夭の姿に変わっていたことだけを思い出す。離戎昶が慰めようとしても、璟は答えず、ただ涙を流すのだった。

 

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