2023年 全24話 原題:云之羽
第1話 雲為衫、花嫁に扮して宮門へ潜入
冬の朝、旧塵山谷の万花楼で目を覚ました宮子羽は、侍女の紫衣に急かされ、花嫁を迎えるため宮門へ戻ることに。そんな中、谷の外にある梨渓鎮では、母娘のもとへ無鋒の刺客が突然現れ、二人を気絶させる。その後、刺客の雲為衫は花嫁衣装に身を包み、宮門の花嫁候補として潜入する。彼女の目的は、宮門の少主・宮喚羽の妻となり、内部の情報を探ることだった。
一方、宮子羽は護衛の金繁とともに宮門へ向かう途中、無鋒に襲撃された哨所の薬舗主人と遭遇する。彼から「今夜、宮門へ入る花嫁の中に無鋒の刺客が潜んでいる」と知らされた宮子羽は、急いで父・宮鴻羽と兄・宮喚羽に報告する。しかし、この情報そのものが無鋒の仕掛けだった。複数の刺客を送り込んだ無鋒は、一人を犠牲にして宮門の警戒をそちらへ向けようとしていたのだ。宮鴻羽は花嫁全員を殺す決断を下し、宮子羽は無実の女性まで巻き込むことに反発。父子の間に深い対立が生まれる。
第2話 宮子羽、新娘たちを連れて逃亡
無鋒の刺客が潜んでいる疑いをかけられた雲為衫や上官浅ら花嫁候補たちは、宮門の牢獄に閉じ込められる。宮子羽は兄・宮喚羽に助けを求め、父の処分を変えようとするが、宮鴻羽は花嫁たちを皆殺しにはしないものの、宮門の毒を使って尋問することを決めていた。
花嫁たちを救うため、宮子羽は金繁とともに地下道へ入り、彼女たちを宮門の外へ逃がそうとする。しかし雲為衫は宮子羽の真意を疑い、逃走中に問い詰めたことで巡回兵に見つかりかける。宮子羽の機転で難を逃れるものの、出口では宮遠徵が待ち構えていた。宮子羽は花嫁たちを守るため弟と争いながら、自分が逃亡を利用して無鋒の刺客をおびき出そうとしていたことを明かす。結果、宮遠徵の毒暗器によって鄭南衣の正体が露見し、宮喚羽が彼女を捕らえる。だが宮子羽は、父が自分の行動を予測したうえで利用していたと知り、褒められるどころか叱責される。父への不信を募らせる一方、花嫁選びが再開され、雲為衫は最高評価を得る。
第3話 雲為衫と上官浅、互いの正体を明かす
万花楼にいた宮子羽のもとへ突然、黄玉侍衛たちが現れる。宮門へ戻った彼は、父・宮鴻羽と兄・宮喚羽が鄭南衣によって殺害されたという衝撃の事実を知らされる。宮門に主がいない事態を受け、長老たちは「欠席継承」の制度を発動し、宮子羽を新たな執刃に指名する。権力に興味のなかった宮子羽だが、父と兄が簡単に殺されたとは信じられず、執刃の立場を利用して真相を追うことを決意する。
一方、宮尚角は混元鄭家を調査するが、すでに一家は姿を消していた。さらに宮子羽が新執刃となった知らせを目にし、急いで宮門へ戻る。その頃、雲為衫は前夜に上官浅から助けられたことで、彼女も無鋒の刺客だと察する。二人は互いの正体を明かし、上官浅が雲為衫より上位の「魅」であることが判明。死誓の解毒薬を得るため、雲為衫は標的を宮唤羽から宮子羽へ変更する。さらに姜姑娘の中毒事件による疑いを晴らすため、二人は「自ら疑われる」計画を立てる。宮子羽と金繁が医館を調べる中、宮遠徵の不審な動きが浮かび上がる。
第4話 雲為衫、宮子羽の花嫁となる
父を亡くしたばかりの宮子羽は、亡き父を思う雲為衫の言葉に共感し、宮門の規則を破った彼女を許す。そして自ら彼女を女客院へ送り届けると、姜姑娘の中毒事件を徹底的に調べるよう命じる。雲為衫と上官浅はすでに対策を講じており、互いに協力して宮門側へ一つの「答え」を示しながら、自分たちへの疑いを巧みにかわす。
雲為衫は、上官浅の本当の標的が執刃でも少主でもなく、宮尚角なのではないかと推測する。一方、金繁は医館の薬房を調べ、宮紫商も同行するが、彼女の騒動に振り回されることに。決定的な証拠は見つからないものの、怪しい薬材を発見する。執刃が代替わりしたことで花嫁選びもやり直され、雲為衫は望み通り宮子羽の花嫁に、上官浅は宮尚角のもとに残る。しかし宮尚角は、父と兄の死が花嫁に扮した無鋒の刺客によるものだと断定し、二人の身元を再調査すると宣言。さらに宮子羽の血筋や人格を理由に執刃としての資格まで疑い、二人は激しく対立する。
第5話 雲為衫の正体に疑いの目
翌日、花嫁たちの身元調査の結果が発表される。上官浅には問題がなかったものの、雲為衫の身元には不審な点が見つかる。宮尚角から追及された雲為衫は、自分は梨渓鎮で生まれ育ったと主張し続け、決定的な証拠を与えない。一方、宮子羽は賈管事を証人として長老院に乗り込み、宮遠徵の疑惑を追及する。しかし宮遠徵が弁明している最中、賈管事が突然、毒煙を放つ。宮尚角は長老たちを救い、宮遠徵は暗器で賈管事を仕留める。
賈管事の死後、宮尚角は弟をかばうことなく自ら牢へ入れ、賈管事の素性を調査。その結果、彼が無鋒の令牌を持っていたことが判明する。騒動は解決したかに見え、宮遠徵も釈放されるが、宮尚角は賈管事が真の黒幕だったとは信じていなかった。上官浅もまた、執刃殺害の裏には別の真相があると考える。そして彼女は雲為衫に、宮門には長年姿を隠している「無名」という存在がいると告げる。その人物こそ、今回の事件の鍵を握っている可能性が浮上する。
第6話 雲為衫と宮子羽、二人の距離が縮まる
宮遠徵は薬袋がなくなったことに気づき、上官浅の仕業だと考えて彼女の部屋を捜索させる。すると部屋から錦の袋が見つかるが、中に入っていたのは暗器ではなく白い玉佩だった。実は上官浅はすでに暗器袋を草地に捨て、無鋒の暗号で雲為衫に回収させていたのだ。雲為衫はそれを宮子羽に渡し、宮子羽の手から宮遠徵へ返させる。上官浅は白い玉佩を利用して宮尚角との過去を語り、彼の心を揺さぶる。
一方、雲為衫は羽宮で宮子羽の身の回りを細やかに世話する。家族を突然失った宮子羽は悪夢に苦しんでいたが、雲為衫の優しさに支えられ、二人の距離は急速に縮まっていく。やがて宮子羽が後山で三域試練に挑むことになると、雲為衫は金繁の様子から試練に命の危険が伴うことを察し、自ら後山へ向かおうとする。しかし金繁との手合わせで清風派の高度な剣術を披露してしまい、その武功から正体を疑われることになる。

















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