秀麗伝~美しき賢后と帝の紡ぐ愛~ 2016年 全50話
dim-sumさん |
目次
第37話 あらすじと感想
第37話 二人の貴人
張卯から逃れた陰麗華たちは陰興と合流、趙夫人は更始帝の故郷へ向かい、麗華は3年ぶりに故郷へ戻りました。母や義姉は再会を喜び、麗華は陰家に落ち着きました。
劉秀は朱を投降させようと決意。兄劉縯の敵討ちを諦めるのかと聞く馮異に、天下の為と応じました。馮異が劉秀こそ天に選ばれた帝だと解き、劉秀は仁徳の心がある、劉縯の件は不問にし兵と民は殺さないと聞いて朱は帰順。遂に劉秀は洛陽を奪還し都にしました。
洛陽に戻った今、劉秀は麗華を迎えたいと言います。馮異は劉揚や過珊彤は麗華が疎ましいだろうから万全を期すよう忠告します。過珊彤は、敢えて麗華を呼び戻すよう劉秀に言うものの、既に準備をしていると知って憤ります。
劉秀の義理の兄鄧晨は、朱佑や劉伯姫と麗華を迎えに行きます。夜伯姫が訪れ跪き、今までの意地悪を赦して欲しいと言い、夫李通と自分を長安から逃がしてくれたと感謝を伝えます。麗華が今の義姉は別に居ると言うと、伯姫は自分と劉家にとって劉秀の嫁は麗華一人、自分を犠牲にできた麗華だけが兄を愛していると知ったと話します。
麗華は兄に皆に説得され断れない、劉秀に会うと言います。兄は劉秀が皇帝になった今、2人の関係は鄧家、陰家、舂陵の劉家にも影響する。劉秀が戦い続けるには、河北意外に南陽の親戚の支持も必要と諭します。劉秀とは冷静に向き合えないかもと言う麗華に、兄は慎重に考えて最善の選択できるはず、洛陽では自分の思う通りにせよ、後始末は自分がする。そして麗華は1人ではなく陰家全員が助けると背中を押しました。
洛陽で劉秀に再会した麗華は、頭では理解しても貴人扱いに我慢できなかったのでしょう、陰家に戻ろうとします。あれだけ熱烈に求婚したのに、他に女性が居て子も居れば頭に来ますよね。それにしても伯姫の変わりように驚きました、李通と出会い人の情を知ったのでしょうか。
第38話 あらすじと感想
第38話 “良妻”の決意
過珊彤は母過主に、麗華に付きっきり、劉秀の心が欲しいと訴えます。対して過主は男の心は移り変わり易く、地位が無ければ心も得られないと言い、劉揚に圧力を掛させることにします。朝議では劉揚が立后の件を持ち出しますが、劉秀はまだ戦が続いており後からと応じ、劉揚は面白くありません。
馮異は麗華が戦友として、劉秀に私情を捨て国家天下を第一に考えろと忠告をした。麗華なりの幕引き、生死を共にした仲間との決別でけじめと諭します。続けて権力闘争を何より嫌う麗華を宮中の争いに巻き込むのは気の毒と続けたのに対し、劉秀は麗華が去るのは許せないと応じます。
劉秀は将に地位や領地を与え陰戟(麗華)に位を与えましたが、劉揚には爵位授与はありませんでした。兄陰識が麗華に面会し、その場に同席した劉秀に対して、陰識は平身低頭し功なくして賞無しと恩賞の撤回を申し出、劉秀は受け入れて出て行きます。
陰識は劉秀切れ者、禍根を残さぬために必ず外戚を外すと言います。更に劉秀は温厚だが一度決めたら曲げない、いずれ麗華を皇后にする、なれば後戻りできないと言います。続けて劉秀に嫁いだから陰謀に巻き込まれる、今後は劉秀に頼レと言いました。
麗華は劉揚が謀反を計画していると知り、河北へ向かう耿純に尉遅峻を護衛に付け、劉揚の事を調べよ、河北の安定を第一に考えるようにと命じます。真定では劉揚の元へ耿 弇が現れ、劉秀に会いに洛陽へ来るよう伝えます。劉揚が断ると耿 弇と尉は切りつけ弟ともども殺害。鄧晨は劉秀に、耿純は劉揚が上洛を断ったので不遜だと殺したと報告します。
丁柔と馮異は仲睦まじく、2人とも劉秀と麗華が大切なのでしょう、忠告にも愛を感じます。麗華は天下泰平が大切でも妻として劉秀を独占したいのでしょうね。自尊心他人と夫を分け合うなら別れたいと。麗華が自尊心と独占欲の折り合いをつけるのは難しそうです。
第39話 あらすじと感想
第39話 侍女の企み
劉揚殺害を知った妹の過主は、娘の過珊彤に劉秀が麗華を皇后にするため劉揚を殺したと憤り、珊彤の兄過康は焦って行動するなと過主を諫めます。しかし過主は過康に、劉秀が忠臣の劉揚を殺したと噂を流させ、河北の有力者と連携し劉秀に圧力をかけよと命じます。
麗華の馬車の前に過主に指示された臙脂が倒れ込みました。麗華は以前臙脂を置き去りにしたと謝り宮中へ連れ帰り、劉秀の許可を得て侍女にします。麗華の留守中部屋を訪ねた劉秀は、臙脂に勧められ酒を飲むうち眠り込みました。麗華が戻ると自ら、劉秀に乱暴されたと臙脂が訴え、劉秀は追いかけますが、麗華は近づけば死ぬと逃走。
過主は過珊彤に、麗華はもう戻らないと話します。過主は麗華が不在の今、劉秀と距離を詰めよと指示。珊彤は劉秀に会いますが無関心で、臙脂の処遇も麗華が戻ってから決めると言うのみ。
劉秀は、彭籠の蜂起が伝わり兵が動揺する前に処置すると自ら出陣を決断。劉植や呉漢は、親征前に皇太子を決めるのが先祖の遺訓、劉秀に何かあれば民が動揺すると進言。赤眉に苦戦する中、続く反乱を早急に鎮圧しないと洛陽が危ないと続けます。過珊彤なら子供が2人居て国母としてふさわしいと言い、更に鄧晨も天下泰平は麗華の望みでもある、明君として決断せよとダメ押しし、過珊彤を皇后にしました。
陰興は劉秀と面会し、職を辞し新野に戻ると言いますが劉秀は辞職を認めず、陰家に麗華捜索を命じます。陰興は麗華を宮中に残すのは酷と訴えますが、絶対にあきらめないと言い残し濮陽へ出征しました。
馮異の出陣に丁柔が付いて行くと聞き会いに来た麗華に、丁は劉秀のために自尊心と意地を捨てるよう言い、馮異は劉秀には麗華が必要で天下統一と民の幸せは兄弟共通の夢、と麗華に踏みとどまるよう言いますが、麗華は臙脂の登場で心が折れたようですね。それにしても兄の敵討ちと娘の将来のためとはいえ、過主も酷い手を使うものです。
第40話 あらすじと感想
第40話 功臣 謀反を起こす
鄧奉は権力争いが続く宮中から距離を置きたいと言う麗華に、育陽にで兵の調練を頼みました。陰家で麗華を心配していた陰興と母も、鄧奉からの知らせに安堵ししばらく麗華を放って置くことにします。
南陽で董訢が謀反を起こし、劉秀は呉漢に南陽平定を任せ自分は西へ向かうことに。麗華と鄧奉が許嫁李念が住む村へ行くと、村は漢軍の残党に略奪を受け李念は殺されていました。陰興に派遣された琥珀から、鄧奉が呉漢の陣へ向かったと聞き謀反を疑われると慌てる麗華に、琥珀は間に会わないと告げます。
劉秀には鄧奉が謀反し、呉漢を破って民の支持を集め、流賊の張岑、董訢たちと結び勢力を拡大中と報告が来ます。そこで南陽平へ出陣し出来る限り慰撫せよと命じました。
話を聞いた過主は、陰家と鄧家は絆が深いと言い、過康に陰家が鄧家に加担したと上奏させれば、麗華は二度と洛陽に戻れず、劉秀は過家を重視すると嬉しそう。そこへ臙脂妊娠の報告が。過珊彤は堕胎を命じ、一方の過主は妊娠を秘密にせよと助言。牢では臙脂が過康にお腹の子は過康の子供と言います。侍女から聞いた珊彤は、劉秀に臙脂を側室にするよう連絡し、麗華が戻ったら手を組もうと考えます。
朱佑たちが宛に向かっていると聞き、麗華は琥珀と漢軍の陣で朱佑に会い、鄧奉を逃がすよう頼みます。麗華は呉漢が悪いと訴えますが、岑彭、耿弇は董訢と結託し宛を攻めたことや赦せば大勢の死者が報われない、貴人である麗華が逆賊と結託するとは何事かと責められます。
麗華を姉と慕う鄧奉が、嘗ての戦友と争うのを止めようと麗華は必死ですが、仲裁どころか自分の立場も危うくなりそう。鄧奉は許嫁を殺され故郷を蹂躙されて、先祖に顔向けできないと賊と手を結ぶ羽目に…真面目な彼らしいです。また夫に冷遇された過珊彤は、遂に兄の子を夫の子と偽る悪女になってしまい、予想通りとはいえ気の毒です。
秀麗伝~美しき賢后と帝の紡ぐ愛~ 全話あらすじと感想 キャスト紹介
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