秀麗伝~美しき賢后と帝の紡ぐ愛~

秀麗伝 1話・2話・3話・4話 あらすじと感想

秀麗伝~美しき賢后と帝の紡ぐ愛~ 2016年 全50話

dim-sumさん

第1話 あらすじと感想

第1話 忘れえぬ後ろ姿

陰麗華(林心如)は、裕福な豪族陰家の一人娘でしたが、奇妙な行動から「奇女子」と呼ばれ兄陰識に叱られては謹慎を命じられています。縁談は多く寄せられるのに「心に秘めた人が居る」と言い嫁ごうとしません。

美貌で評判だった麗華に憧れる若者は多く、幼馴染みで親戚の鄧禹(关智斌)と、後に後漢の光武帝となる劉秀(袁弘)もそうでした。

劉秀は麗華に結婚を申し込もうとしますが、兄陰識は劉秀を麗華に合わせようとしません。その理由は「辛い記憶を思い出し悲しい顔をする妹を見たくない」というものです。それに劉秀が高祖の子孫で、兄の劉縯は漢の再興を果たそうと、人を集めていると聞く。陰家と家格が合わないとやんわり断りました。

兄は鄧禹が麗華に好意を抱いいると知っていて、家格も合う鄧禹に嫁がせたいようです。劉秀は、麗華が実の両親を亡くしたことに関わっているのでしょうか?

麗華の方は、幼い頃劉秀、鄧禹と共に3人で学んだ仲だというのにその記憶はなく、心の秘めた人の記憶も後姿だけで顔も名前も解らないといいます。

一方劉秀は、勉学もできるようですが道中賊に襲われている母娘を、策を講じて騙し守ろうと考える、機転が利いて胆力がある青年です。そして幼馴染みの麗華のことを一途に思い続け、読書が好きな麗華のために、食や時間をを削って写本をする誠実さもあります。

麗華は後に 『仕官当作執金吾 娶妻当得陰麗華』=出世を望むなら金吾(都を警護長官)に、妻をめとらば陰麗華、と言う言葉のもとになったほど、美しく聡明な妻だったとか。中国歴史上最も優れた皇后とも言われています。 今の麗華はと言えば、自分で本を読んで設計したという翼を身に着けて屋上から飛び降りて実験しようと考える、やんちゃなお嬢さんと言った感じです。この後麗華がどんな人生を経て優れた皇后になっていくのか、楽しみです

第2話あらすじと感想

第2話 狙われた娘たち

家に帰った劉秀は、麗華を諦めると兄嫁に告げます。麗華が幸せなら良いという劉秀に、義姉は「自分の幸せを考えなさい」と言われます。劉秀は麗華を忘れられるのでしょうか?

その麗華は宴席で、自分の兄陰識と、従姉で仲が良い鄧嬋を結びつけようとしますが失敗。一目だけでも麗華を見たいと待っていた劉秀も、結局麗華に会えず帰ってしまいます。

その後鄧禹は成人式を挙げ、招待された麗華に結婚を申し込みますが、麗華は拒否。理由は「親友だけど愛していない、自分が何をしたいのかも分からない人には嫁ぎたくない。家を守るだけの人生は嫌」でした。嫁ぎ先は親が決め、従うのが当然だった当時の女性としては、珍しいのではないでしょうか。「奇女子」と言われるだけあります。

一方拒否された鄧禹は、甥から「平凡な暮らしを望むだけでは、麗華に愛されない。神童と言われた鄧禹なら歴史に名を残せる」と励まされ、旅に出ます。

麗華は鄧嬋と陰家に戻る途中誘拐され、金を要求された陰家と鄧家では、賊が向かった地域に詳しい劉家に救出を依頼します。

そのころ麗華は、賊に鄧嬋には持病があるから解放しろ、自分ひとりが残ると賊を説得します。麗華は幼い頃母に武術を習った、一人なら逃げられると鄧嬋に話しました。

鄧家の使いから鄧嬋は体が弱く、麗華の性格では1人で賊に立ち向かうかも、心配だと聞いた劉秀は1人で麗華を探しに出ます。

麗華が賊2人と隠れている家に、大勢の女性奴婢を連れた軍隊が入ってきます。1人が奴婢を襲うのを見て、麗華は賊に「漢なら助けなさい」と言い、隙を見て奴婢の丁柔と逃げ出します。 麗華が、奇妙なだけではなく賢く正義感にあふれ、奴婢も隔てなく大切に考える女性だ、と解るエピソードでした。国が乱れ軍人よりも賊の方が寧ろ正義漢であるところは、三国志や水滸伝にも通じる中国歴史ドラマあるあるだなあと思いました。

第3話 あらすじと感想

第3話 思い出の兄さん

誘拐された陰麗華は、官婢の丁柔と別れて逃げる途中で、崖から足を滑らせ落ちそうになりました。そこを賊の一味である馬武に助けられ、連れ戻されます。そして麗華に文句を言いますが、麗華は「善行なのに何が悪い」と開き直ります。一方の丁柔は官兵に追われて川に落ち、川岸で笛を吹いていた馮異に助けられました。

捕まった麗華は道端で殺された官婢たちが投げ捨てられている様を見て驚き、馬武たちに官婢が逃げた責任を追及されたくない、と考えた責任を逃れようと口封じをしたのだと話し「何が善行だ」と麗華に言います。「奇女子」と言われ賢い麗華でも、世の中の事は知らなかったのですね。

賊と麗華が隠れていると、陰家と鄧家から麗華奪還を頼まれた劉縯たちが現れ救出に成功します。3人のうち馬武から、以前長安で劉秀に命を助けて貰ったと言われ、その後世の乱れを嘆き、富豪の陰家から金を引き出そうとした、と聞きました。陰家に賊を引き渡すという兄劉縯を制し、馬武たちをそのまま返しました。劉秀は、馬武たちが真の悪人ではなく、乱世の犠牲者だと考えたのでしょうね。

麗華と共に攫われた鄧嬋は、賊に攫われ悪評が立たないうちに嫁がせようという兄の策略で、宛の富豪公孫家に嫁に行きました。麗華は兄と想い合っているのに公孫家に嫁ぐ鄧嬋が寂しくないようにと、自分と姉妹同様に育った許臙脂を侍女に付け送り出しました。 この許臙脂役を演じているのは「瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃」で主人公を演じた呉謹言さんですね、びっくりしました!声も若いし幼くて可愛い。別人のようです。

第4話 あらすじと感想

第4話 舞姫の悲哀

嬉々として畑の世話をする劉秀を見て、兄の劉縯は酒を飲みながら、役人ではなく土いじりをする弟に高祖の子孫なのに苦労が多い農民を選ぶとは、と皮肉を言いますが劉秀は一介の平民も良いものだと笑います。劉秀も努力すれば荒地も立派な畑になった、いつかチャンスが来て兄も高祖のようになるだろうと話し、兄も弟に志があったとはと喜びました。

高祖劉邦も元々農民だったそうですが、学を修め後も畑仕事を厭わない劉秀は、やはり素晴らしい人物だったのでしょう。自分ではなく兄が漢を再興する、自分は補佐するというところも控えめで良いと思いました。

陰家には尉という若者が幼い子供たちを連れ穀物を奪いに侵入します。しかし陰家は麗華が墨家の書に学び、至る所に仕掛けがあって盗賊はすぐに確保されました。尉は体術に優れており、気に入った麗華は警備人として使うことにしました。

麗華と共に逃げた丁柔は、馮異と恋仲になっていました。ある日宴席で舞う様子を将軍に見染められ、馮異から引き離されます。馮異は丁柔を取り戻そうとしますが父に止められ、丁柔も生きてさえいればいつか会えると、将軍に仕えることにします。

偶然宴席に居た麗華の兄陰識は、丁柔と麗華が知人だったと思い出します。そして乱世に乗じて劉縯が挙兵するかもしれない、面倒を避けるため麗華を劉家から遠ざけよ、と弟興に命じます。興は劉家の様子を探らせますが、劉秀が商売や農業に関心があると聞き、姉と釣り合わない、志の低い男だと見下していました。

兄陰謝の命令で家を出られない麗華は、母から鄧嬋が妊娠し、同時に妾が2人来たことを知らされます。一方の麗華も、墨家の書で兵法も学び、兵術家としても優秀なのに家に閉じ込められたまま。女性がまるでモノのように扱われ納得できない場面も多いです。

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