唐人街探偵 スピンオフドラマ版  10話・11話・12話・13話(最終回)  あらすじと感想

唐人街探偵-DETECTIVE-

唐人街探偵-DETECTIVE CHINATOWN- 読み方:とうじんがいたんてい 2020年 全13話 (※配信全12話)

dim-sumさん

③ 幽靈邀請賽(幽霊が招待したゲーム)10話~13話 (9話~12話)

唐人街探偵-DETECTIVE CHINATOWN- は3つのストーリーで構成されています。最後は ③ 幽靈邀請賽(幽霊が招待したゲーム)10話~13話 (9話~12話)

第10話 あらすじと感想

第10話 新たなゲーム

この回から、探偵役も設定もガラッと変わりました。

物語の冒頭、4話で林黙と容疑者が話している時、サーシャ刑事が上司に呼び出された場面から始まります。それは、公海上にある島で消息が途絶えた日本人たち5人の捜索のため結成された精鋭部隊に、サーシャが選ばれたという電話でした。対象は富豪や反社、由緒ある財閥の子弟で、日本政府から内々に捜査依頼があったと…ないでしょ、普通は。

実はこの5人「悪童」というチームで、e-Sportsの大会「ゴーストの招待試合」に出場していました。参加しているのは世界選抜を勝ち抜いた「H5」「クラシックカー」そして前回覇者の「暴君」「悪童」の4チームが戦闘ゲームを行います。

バトル開始早々、悪童チームは全員が船に乗り水路を移動する悪手で、野田昊二(陳哲遠)以外退場に。

その後突然会場の電源が喪失通信も途絶する中、モニターに「ゴースト」と名乗る黒づくめの男が現れ、ゲーム終了まで誰も外へ出られないと言います。それは「罪人を見つけるゲーム」。実は5年前、「H5」のメンバーで射撃の名手ゴーストと呼ばれた阿吉が、決勝戦で「暴君」チームに惜敗した後、行方不明になっているのですが、罪が何か、罪人は阿吉に危害を加えた人物なのか、説明は一切ありません。

その後「暴君」チームとの戦いで負けた「H5」メンバーがゲーム内同様、毒ガスで死ぬ様子が映し出されました。観衆の1人が外へ出ようと扉に手をかけ、感電します。

野田が生き残ったフィールドは水辺の廃業したリゾート施設、その後は大掛かりな廃工場が舞台でした。あれはセットじゃないよなあ(下世話ながら)お金がかかってるなあ…と感心しました。

第11話 あらすじと感想

第11話 ゴーストの指令~罪人を捜せ~

野田昊二の指示で「悪童」メンバーは会場を調べ、ゴーストが言う通り会場の至る所に仕掛けられている爆弾が本物だと確認し、会場内全員が袋のネズミだと話します。「暴君」メンバーはゴーストが行方不明の阿吉だと主張し、「H5」を責めますが「H5」は無関係だと主張。

e-Sportsインストラクターの集まりで、ベテランの「クラシックカー」のKは、一蓮托生だと団結を呼びかけます。結果手段を選ばない手口は阿吉そのもの、と「ゴースト=阿吉」説で全員の意見が一致します。

カウンターが動き始めてゲームは再開、全員が一丸となってゴーストと闘う中「H5」の1人が焼死。彼は罪人ではないと言い張り1人でトイレへ向かいますが、その後火事が起き燃えカスを残し本人が消えました。するとモニター上には「罪人消滅」と表示され、ボーナスポイントが加算されます。しかし遺体がないのは妙です、毒死遺体も確認されていないし。

「悪童」の野田は、「H5」のインストラクターだったKに阿吉について尋ねました。そして阿吉が、5年前の試合前日突然腹痛を起こし、入院したと聞きます。野田はKと阿吉の腹痛の原因を「阿吉が補欠の小飛に薬を飲まされた」と推理。結局阿吉は大会当日30分前に復活し、小飛は補欠のままでした。

小飛は自分が補欠で居るのが我慢できず薬を盛ったと言い、実力を見せてやると野田たちを相手にバトルを開始、善戦するも突然現れたゴーストに迫られ自殺し退場。するとモニターにはまた「罪人抹消」と表示されます。

小飛は「ゴーストは阿吉だけど阿吉じゃない」と呟き、モニター上にはゴーストから知りたければ掛かって来いとメッセージが届きました。

第12話 あらすじと感想

第12話 止まらないカウント

引き続きクラシックカーのKと組んだ野田昊二は、ゴーストを倒すまで共闘することに。Kは、ゴーストが5年前の暴君対H5の戦いと同じフィールドを創り出している、野田以外の参加者もPCも皆同じだと言います。ならば、あの日H5が負けるきっかけになった補給箱の中も同じはずと箱を開けると、ないはずの銃弾が存在しました。

銃弾がない、と言ったH5メンバーのウソが明らかになり、H5のダーオーとディアオ兄は言い争いを始めました。

そしてダーオーが告白を始めました。実は5年前、マフィアに借金があったディアオ兄は八百長を持ちかけられたこと、その額e-Sports賞金5年分。同じく金に困っている阿吉以外のメンバーにも八百長に乗るよう誘ったのでした。

決勝戦後ディアオ兄が、八百長を持ちかける内容を録音した、音声をばらまくと呼び出されて行くと、そこに阿吉が居て録音はしていないが、2人はe-Sports界から追放だと言われ、ディアオ兄が殴った。自分は怖くなりディアオ兄を車に乗せて一緒に帰っただけと。対してディアオ兄は、殴ったのはダーオーだと反論し2人は言い争いになります。

2人が告白した後もゲームのカウンターは止まらず、残ったプレイヤーがゴーストと戦います。結果ゴースト対K、野田の戦いに。ゴーストが野田に銃を突きつける背後をKが襲い、ゲームはプレイヤーの勝利で終了、同時に警官隊が突入し全員無事解放されました。

美食目当ての野田達が台湾での取り調べを主張し、H5の2人を除き釈放されます。

結局ゴーストは阿吉だったのか、罪とは八百長のことだったのか。明かされていません。そしてゲーム上で死んだあと実際に毒死や焼死した遺体はどうなったのかも解らないままです。

第13話(最終回)あらすじと感想

第13話 ゲームの終わり

「ゴーストの招待試合」事件の聴取を終え、「クラシックカー」のKは不気味な気配を感じつつ就寝。翌朝ネットで検索すると、拘留されていたダーオーとディアオ兄が死んだとニュースが流れていました。2人は幽霊に呪われた、これは遺体を燃やし成仏させないと消えないと話していました。Kは森で穴を掘り始め白骨遺体を燃やそうとします。そこへ野田昊二が現れ種明かしを始めます。

野田は、Kがゴーストを倒した場所を「最後の安全地区」と言ったこと、ゴーストを刺した時の様子で犯人と確信したと言います。動機は5年前、大会で優勝候補は「H5」だったが、敢えて「悪童」に掛けて2倍以上の金を手にした。その時掛けた額は120万米ドル、その半額以上は高利で借りたのだと告発しました。

KはH5の衰えを感じ八百長を持ちかけようとしたが、ディアオ兄が先に八百長の話をしていた。阿吉が殴られた時も見張っていて、2人が去った後阿吉を殺して埋めたと告白しました。

野田は、阿吉の母から依頼を受け、KとH5が怪しいと推理し「ゴースト」大会を計画したのです。ゲーム参加者全員に協力を得た後、会場を創るのも観客たち役者を用意するのも大仕事だった。途中死んだH5のメンバーも「阿吉への借りを返す」と協力した、と。Kは警察に連行されていきました。

野田たちは最後に余命僅かな阿吉の母に面会し、阿吉は5年間旅をしている、と阿吉の写真や音声を偽装して渡しました。初めは5人共ただの道楽者だと思いましたが、最後は立派でした。映画もゲームも真剣にやれば世界を変えられる…なるほど。

この大会自体が阿吉を探すためのトラップとは、規模が大きすぎて想像もできなかった…。

すっかり騙されました。

【放送情報】

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