夢織姫 29話・30話・31話・32話 あらすじと感想

夢織姫~秘密の貴公子に恋をして~

夢織姫~秘密の貴公子に恋をして~ 2020年 配信版・全45話 (※BS11・DVD版は全40話 )原題:我就是這般女子

dim-sumさん

第29話あらすじ

皇帝が皇族ではない容瑕の結婚式を宮中で行うと決めたことを、蒋洛は不愉快に思います。しかし皇太子は特に不満を持っておらず、1人で策略を巡らせます。

石晋は、妹の皇太子妃と石飛仙を心配しており、皇太子妃は石家が没落してきょうだい3人とも悲惨な状況になったと嘆きました。

街では、容瑕が皇帝の隠し子だと噂が広まり、賭場では容瑕の人形が幸運のお守りだと言う男まで現れます。これに怒った班婳は、男を賭けで負かして噂を流さないように命令しました。蒋洛は皇帝に噂を伝え、容瑕がいい気になっていると不満を訴えますが皇帝は激怒。蒋洛は叱られた理由がわからず、皇太子は容瑕のような人物が皇位を継ぐべきだと言い出します。

容瑕を家に送った班婳は、雨が降りそうなので泊まることに。同じころ雷が嫌いな石飛仙を心配した蒋洛の妃・謝婉瑜は、飛仙の部屋へ行き驚きの光景を目にします。

第29話感想

敢えて前例を破って容瑕の結婚式を挙げる、と決めた皇帝が弱々しく痛ましい。皇太子と蒋洛の出来が残念なので、心労で弱ったのでしょう。でも皇太子が自分の地位にこだわっていないのは、容瑕と一緒に育って幼いころから優秀さを知っているので、諦めがあるのでしょうか。

賢くない上に諦めが悪くプライドだけが高い蒋洛は、噂を流した上実力行使に出て容瑕宅を襲撃させました。江湖の暗殺集団を前にひるまず戦う班婳はカッコ良かったですが、大けがをしました。容瑕も意外に頑張って戦っていましたが、班婳に守られてましたね。

飛仙はついに動き出し、蒋洛と関係を持ってしまいます。謝婉瑜への復讐もあるのでしょうが、どうしようもない男に頼らなくても…と思うのは私だけ?国一番の才女だったのに、つらい経験を経て、プライドよりも復讐を優先したのでしょうか…。

第30話あらすじ

石飛仙と蒋洛を見て雨の中飛び出した謝婉瑜は、雨宿りに入った洞窟で班恒と鉢合わせしました。弱った謝婉瑜を見た班恒は、蒋洛がイヤなら離婚すれば良いと勧めます。

暗殺集団・浮徳楼に襲われ重傷を負った班婳は、医師の治療を終えても意識が戻らず、家族皆が心配します。母は目覚めたくないのだと嘆き、容瑕はこの先班婳が目覚めなくても一生見守り続ける、と父母に誓います。

その容瑕、襲われたことを皇太子に訴え、黒幕は蒋洛だと匂わせても皇太子の態度ははっきりせず、その場は引き下がることに。そして蒋洛と謝重錦をけん制するため、石晋に飛仙が蒋洛に匿われていると伝えました。

石晋が飛仙に会うと、飛仙は自分が祖父に切り捨てられたと恨み事を言います。さらに姉の皇太子妃・石素月にも憎まれ口をたたき、兄と姉はその変わりようを嘆きます。

長い昏睡状態から目覚めた班婳は、休養のため班家の別宅へ入りました。

第30話感想

謝婉瑜は、本心から慕って心配していた飛仙に裏切られて全てに絶望したでしょう。それでも洞窟で再会した班恒の言葉にもやもやが晴れたのか、翌朝はすっきりした顔をしていました。自分の腕輪を班恒に渡して蒋洛と別れたら返して、と言ったのは逆プロポーズ?班婳のように運命を開き、力強く頑張って欲しいです。

飛仙の方は、皇太子は能力がないから姉はかわいそうとか、自分が皇后になったら頭を下げに来て、と兄姉相手に宣戦布告のようでした。元々班婳からは表裏があると言われていましたが、ここまで変わるとは。不信感と恨みのせいで仕方がない?それにしてもこの女優さんは淑やかそうに見えて実は悪女、が似合うタイプかも。ドラマの冒頭よりも生き生きして見えました。

容瑕と班婳のいちゃいちゃぶりもドラマの冒頭からすると考えられないし、班恒に人間力があって人を説得できたのが意外でした。

第31話あらすじ

弟の行動を怪しんだ班婳は、洞窟へ行き成容瑕の発案で式の準備をしていると知って喜びます。

謝重錦は蒋洛に離婚を申し出た妹・婉瑜に会い、謝家のために考え直すよう諭しました。しかし婉瑜は自分は位など要らないと説得に応じません。

容瑕は班婳を連れて洞窟に入り、結婚を申し込みました。でも班婳は自分が見た夢のことが気になり、断ってしまいます。容瑕は作戦が失敗し、呆然とします。その後班婳は母・陰氏の話を聞いて考えを変え、結婚を承諾しました。

班婳と容瑕は、互いに内緒で暗殺集団・浮徳楼とその黒幕を倒そうと考えています。班婳は自分を襲った刺客を探しに班恒と謝家を探りに行き、そこで石晋と鉢合わせし、その後班婳、班恒と石晋が話し合いをしていると、容瑕が現れました。石晋を隠そうと慌てる2人でしたが、父と容瑕に見つかってしまい…。

第31話感想

生真面目で堅物な容瑕が、ロマンティックな雰囲気を盛り上げようとする様子が珍しく、面白かったです。蛍で壁画?を作り思い出の場面を振り返るなんて、かなり頑張ったのでしょうね。母・陰氏は夢を気にする班婳に、運命は自分で切り開くもの、臆病になって愛を逃してはいけないと話しました。

班家ではこの母と侍女の硬邦邦が知性派で、他は感情的なタイプ。母は周囲から結婚を反対されたそうですが、きっと姑の大長公主もお気に入りで仲良しだったでしょう、この人が班家に居てよかった。

色々あっても班婳を心配して見守る石晋は頼りになりますね。しかしたとえ弟が一緒でも嫁入り前の娘の寝室に、石晋が居たのはまずかった。容瑕は冷静でしたが、怒った父が班恒にお仕置きをして、大騒ぎになりました。

班婳が結婚を承諾した祝いに挙げた花火を、謝婉瑜、石飛仙はそれぞれ複雑な思いで眺め、波乱を予感させるシーンだと感じます。

第32話あらすじ

石飛仙は蒋洛に対し、自分と正妻の謝婉瑜は親しいので辛く当たらないで欲しいと頼む野に対し、蒋洛は時期が来れば婉瑜を追い出すと応じます。

班恒たちは浮徳楼に暗殺を指示した人物を探すため、茶楼へ潜入。班恒の失敗もあり、茶楼が浮徳楼の本拠地だと突き止め、一味の全員を捕まえる作戦を実行しました。

一方の飛仙は、医師の診察を受けて飲んでいる薬に不妊薬が含まれていること、それは謝重錦が持ち込んだものだと知り、復讐を誓います。

蒋洛は飛仙を離れから屋敷へ移しました。そこに浮徳楼が容瑕と石晋により全滅させられたと知らせが入り、動揺します。飛仙は2人を操れるのは皇太子だけだと言い、蒋洛もこれに同意しました。

皇帝に宮中へ呼ばれて屋敷を賜った班婳と容瑕は、皇太子夫妻と食事をします。その席で班婳は皇太子に、蒋洛を警戒するように釘を刺します。

第32話感想

浮徳楼相手に奮闘した婉瑜たちは、黒幕を白状すれば命を助けると言いますが全員が毒を飲んで自殺し、結局証拠は得られません。江湖の掟は厳しいなあ…。

飛仙は誰を雇ったのか、謝重錦に子孫が残せないような大けがを負わせました。不妊薬を飲まされた仕返しとは言え、ずいぶん残酷な方法を考えますね、これが彼女の本質なんでしょうか。蒋洛には上品で優しいのに、謝婉瑜たち「敵」には徹底してイジワルで嫌味、悪意がにじみ出ています。国一番の策士・謝重錦を襲い謝婉瑜を排除し、蒋洛を操る飛仙の最終目標は何なのか、気になりました。

その飛仙と蒋洛に苦しめられている謝婉瑜は、看病していた兄に謝家のため屋敷へ戻れと言われてしまいます、居場所がないのに気の毒な。落ち込む彼女に班恒が声をかけ、ストレス解消のために菓子作りの場を提供しました。この2人の縁はかなり深いと思うのですが、どうでしょう。気の毒な婉瑜には幸せになってほしいです。

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