探偵麗女 21話・22話・23話・24話 あらすじと感想

探偵麗女〜恋に落ちたシャーロック姫

探偵麗女〜恋に落ちたシャーロック姫〜 2020年 全32話 (※BS11は全28話で放送) 原題:少女大人

Arisaさん

第21話あらすじ

蘇瓷(そし)と裴昭(はいしょう)は、梁楓(りょうふう)の書斎に潜入し、部屋を調べていた。そこに息子の梁程(りょうてい)が入ってくる。梁楓の埋葬を急いでいた梁程は、何かを探している様子だった。それを見た2人は、梁程自ら棺を開けさせる方法を考える。

2人は、謝北溟(しゃほくめい)に鍵がないと絶対に開かない玄鉄製の箱を用意させ、彼と董如双(とうじょそう)に、作戦の重要事項を任せる。謝北溟と董如双は、梁家の家職に毒と見せかけた飴を飲ませ、解毒薬と引き換えに玄鉄製の箱を梁楓が残したお宝だと言うように頼む。

そんな中、張玉華(ちょうぎょくか)将軍の墓参りへ向かった裴昭たち5人。裴昭は、若き英雄だと讃えられている張玉華と共に戦った戦を思い出し、複雑な思いを抱く。そこに彼の妻である梁妏(りょうぶん)が。「国のために戦死した」と讃えられている張玉華だが、梁妏は「生きて欲しかった」と今もなお悲しみを抱いていた。

その夜、玄鉄製の箱を開けるため、棺を開けた梁程。そこに蘇瓷たちが突入する。蘇瓷は、棺に入っている梁楓の遺体を調べ、彼の身体からは3つの傷を発見する。そして犯人がつけた指輪の跡も見つかり、梁楓が身につけていた指輪を見た蘇瓷は、梁程を梁楓殺害容疑で連行しようとする。蘇瓷に逆らう梁程だが、決定的な証拠を突きつけ、梁程は役所へ連行される。その一方で、梁程が連行されたと聞いた梁妏は、「信じられない」と悲しみを抱いていた。

牢に入れられた梁程は、夜中に梁楓と口論になり、殴ってしまったと供述する。しかし梁程が殴ったのは1回だけだった。一方その頃、裴昭が「洪谷の戦い」について調べなおそうとしていることを知った雲王(うんおう)は、危機感を抱く。

梁楓の遺体から3回殴られた跡があったことで、2つの傷についての真相は明らかになったが、残された1回の真相は分からないままだった。そこで、蘇瓷は犯人が2人いるのではないかと考える。

そこで蘇瓷たちは梁妏の元へ向かう。董如双に梁妏の香袋を調べさせた蘇瓷は、彼女が犯人であることに気づく。梁妏は梁楓を殺したことを認めるのだが、彼女は意外な事実を明かす。

張玉華の血書を見つけた梁妏は、国のために散ったと思っていた夫が、内通者によって裏切られていたと知ったのだった。その内通者とは、兄の梁程だった。梁程と梁楓が結託して張玉華を殺していたと知った梁妏は、彼の無念を晴らすため、梁楓を殺害し、梁程に罪を着せたのだった。そう明かした梁妏は、自分の腹部を刀で刺し、そのまま亡くなってしまう。そして裴昭が牢へ行くと、梁程も亡くなっていた。

裴昭が梁妏を死なせてしまったことを後悔する一方で、蘇瓷も自分のせいで命を絶ったのではと落ち込む。しかし裴昭は、蘇瓷の職務は真実を明らかにすることだと励ます。

第21話感想

梁楓を殺害した犯人は梁程だと思い込んでいましたが、最終的に梁楓を殺害したのは梁妏だったと明かされました。夫である張玉華が、自分の父親と兄によって殺されたと知った梁妏は相当ショックだったと思います。とにかく張玉華の無念が晴らされてほしいです。

そして蘇瓷と裴昭には自分を責めないでほしいと強く思います。これから次々と闇が明らかになってくと思うので、どうなっていくのか楽しみです。

第22話あらすじ

蘇瓷(そし)は裴昭(はいしょう)に対し、「白良族の族長が外敵と共謀し、先帝を毒殺した事件を捜査している」と明かし、族長の内通文は偽造されていたと話す。この事件を捜査したのは雷争(らいそう)で、文の偽装は梁楓(りょうふう)の指示だったと思われた事から、2人は梁楓が集めた贋作を作った書生たちの名簿を手に入れる。

そんな中、白良族の事件には裏があると考えた裴昭は、「一族虐殺の命を下したものを突き止めろ」と蔣希文(しょうきぶん)に命じる。そして当時、族長の娘だけが見つからなかった事から、「生きているなら探し出せ」とも命じる。しかし、裴昭の部屋へ向かった蘇瓷は、途中からその話を聞き、「裴昭が虐殺の命令をした」と勘違いする。族長の娘である自分を殺そうとしていると思った蘇瓷は、裴昭に向かって刀を振り回す。しかし蘇瓷は裴昭のことを殺すことはできず、「私たちの縁もこれまでだ」と言い残し、屋敷を飛び出す。

蘇瓷の行動を疑問に思った裴昭は、蘇瓷が白良族族長の娘であることに気づく。そして居なくなった蘇瓷と再会した裴昭は、逃げようとする蘇瓷を引き止め、無理矢理話を聞いてもらおうとする。

蘇瓷は裴昭が「一族を滅ぼした憎い敵」だと話すが、裴昭は誤解だと釈明する。しかし一族が虐殺された時、蔣希文の声を確かに聞いた蘇瓷は、それを信じようとしなかったのだが、蔣希文は虐殺を止めようとしていただけだった。それを聞いても半信半疑の蘇瓷は、裴昭と一緒に事件の捜査をすることに同意する。一方その頃、雲王(うんおう)は裴昭と蘇瓷が書生の捜査を始めたと知り、必要なら「口封じ」をするように命じる。

蘇瓷たちは、名簿に書かれた書生たち一人一人に会いに行き、ついに残された一人、李木(りぼく)の元へと向かう。しかし、彼の家に着くとそこには誰の姿もなかった。実は7年ほど前、李木は火事に遭い、焼け死んでいた。

書生名簿の中で、李木だけが死んでいた事から、この件に何か裏があることは間違いなかった。そこで裴昭と蘇瓷は、役所へ記録の確認をしに行く。記録には、李木の死亡時期は白良事件の1ヶ月後で、彼は病で体が弱っていたと記載されていた。

その一方で、飛鳶(ひえん)、謝北溟(しゃほくめい)、董如双(とうじょそう)の3人は、小芝居を打って村人から李木の情報を聞き出そうとする。村人は李木が力仕事を手伝っていたと証言し、李家の血が途切れたのは墓の風水に関係があると話す。

役所の記録と村人の証言が食い違っている事に疑問が残る中、蘇瓷たちは李木の家があった場所へ向かう。そこで蘇瓷は隠し扉を見つけ、地下室を発見する。地下へ入った蘇瓷と裴昭は意識が朦朧とし始め、なんとか地下から脱出するが、裴昭には命の危険が迫っていた。蘇瓷は裴昭に人工呼吸をし、必死に救命処置をする。こうして裴昭の体調は回復する。

李木の遺体が黒焦げだったことから「李木が生きている可能性」や、「李木は死んでおり、地下にいた何者かが生き残った説」など様々な可能性が浮かび上がる中、裴昭は良い考えがあると話す。

翌日、裴昭は「水路を通す為、7日以内に墓を移せ」との通達を出す。そして李木の墓を見張っていた5人は…。

第22話感想

今回、蘇瓷は裴昭に「白良族の事件を捜査している」と明かしましたが、白良族の事件を調べようとした裴昭の話を聞いた蘇瓷は、裴昭が虐殺の命令をしたと勘違いしてしまい、裴昭に向かって刀を振り回しましたが、蘇瓷は裴昭のことを殺すことは出来ませんでした。ここでまさかの勘違いが発生し、蘇瓷と裴昭の関係が悪い方向へ進んでしまい、とても悲しいです。

しかしそんな中でも裴昭は蘇瓷のことを説得し、2人は共に事件の捜査をすることになりました。それでも裴昭に冷たく接する蘇瓷ですが、裴昭の命に危険が迫った時の行動から、裴昭に対する愛はまだ消えていないようです。一刻も早く、蘇瓷が裴昭のことを心の底から信じられるようになってほしいです。

第23話あらすじ

蘇瓷(そし)が裴昭(はいしょう)を信じるべきなのかと気持ちが揺らぐ中、裴昭は李木(りぼく)の墓を見張りに出かける。蘇瓷はそんな裴昭について行くことに。墓を見張っていた2人は、墓を移そうとした村人たちと、黒衣を着た何者かを目撃する。蘇瓷たちはその人物を捕らえようとするが、覆面姿の彭毅(ほうき)は逃げてしまう。

蘇瓷たちは、墓を移そうとした村人たちに話を聞くのだが、村人は銀子と引き換えに、とある男に指示され、墓を移そうとしていただけだった。蘇瓷は墓に松香粉が撒いてあることに気づき、村人は松香粉を墓に撒く行為は親族だけが行うものだと話す。一度は村人たちを帰すが、村人の中にいた男が怪しいと気づいた蘇瓷は、急いでその人物を追いかける。

蘇瓷がその人物に追いつき、話を聞くと、村人に紛れ込んでいた男の正体は李木本人だったと発覚する。生きていた李木に話を聞こうとした最中、刺客が李木を襲う。李木は、最期に「真相は、あの2つの墓の間に埋めてある」と蘇瓷に言い残し、そのまま亡くなってしまう。

そして蘇瓷を刺客から守ろうとした裴昭は負傷してしまい、蘇瓷は裴昭を連れて刺客から逃げる。逃げた2人は洞窟の中へ入り、蘇瓷は裴昭の傷の具合を見る。そこで蘇瓷は、裴昭の体にあった噛み痕を見つける。「昔、ある少女を助けた時に噛まれた痕」だと話す裴昭に、蘇瓷はその時の少女が自分だったと明かす。蘇瓷は助けてくれた裴昭を誤解していた事を謝る。蘇瓷は裴昭にキスをし、「何があろうと裴昭と一緒にいる」と誓う。

そんな中、裴昭たちのことを必死に探していた飛鳶(ひえん)たちの声が聞こえてくる。彼らに助けられ、屋敷に戻った裴昭は治療を受ける。裴昭たちが行方不明になっていた間、蔣希文(しょうきぶん)が追いかけていた彭毅は死んでいた。

謝北溟(しゃほくめい)と董如双(とうじょそう)は蘇瓷に頼まれ、李木の言葉通り墓の間を掘り起こす。そこからは李木の手記が発見される。その手記には、李木の弟、李林(りりん)の存在や、弟の病気を治すために白良族と梵延納の内通文を偽造したと書かれていた。ずっと地下室に隠れていた李林だったが、彼は李木を殺そうとする者の存在に気づき、李木を地下室に閉じ込め、兄の身代わりになって死んでいた。

その手記と共に、雷争(らいそう)の字で書かれた内通文が見つかる。そして蘇瓷は董如双たちにも「白良族唯一の生き残り」だと明かし…。

第23話感想

蘇瓷は裴昭を信じて良いのか分からず、思い悩んでいましたが、裴昭の腕にあった噛み痕を見て、幼き頃の自分を助けてくれたのは裴昭だったと気づきました。最初にこのシーンを見た時、「助けてくれた人物が裴昭なのでは?」と思っていたので、このシーンの真相が明らかになって嬉しかったです。これで蘇瓷は心の底から裴昭のことを信じてくれそうですね。

そして蘇瓷は董如双たちにも自分が白良族の生き残りである事を明かしました。この3人なら受け入れてくれると思いますが、次兄どうなって行くのか気になります。

第24話あらすじ

「白良族の生き残り」だと仲間に明かした蘇瓷(そし)は、自分が何者かに狙われている事から、董如双(とうじょそう)たちの事を自分から離れさせようとするが、仲間たちは蘇瓷の正体を受け入れ、そばにいると決める。

そこで蘇瓷たちは、彭毅(ほうき)の遺体を確認しに行く。彼の身体には見覚えのある焼き印が。しかし彭毅の遺体を見た謝北溟(しゃほくめい)は、どこか様子がおかしくなる。一連の事件は雲王(うんおう)の指示ではないかと話す裴昭(はいしょう)の言葉を聞いた謝北溟は、自分の義父が雲王なのではと疑い始める。その一方で、敵に情報が漏れている事を不思議に思った裴昭は、謝北溟が定期的に文を書いていた義父が怪しいと考え始める。

謝北溟は雲王府へと向かい、自分の義父が雲王であるとの確信を得る。雲王に対し、仲間を裏切らせたことに怒りをぶつける謝北溟だが、雲王は「文で行き先を知るとは予想外だった」と話す。雲王は董如双の名前を出し、「誰に従うべきかわかるはず」と謝北溟のことを脅す。謝北溟は浴びるように酒を飲み、「雲王に逆らえば董如双が危険な目にあってしまう」と葛藤していた。

そんな中、裴昭は先帝を「死なせた衣」である、毒が仕込まれていた衣を董如双に調べさせる。そして裴昭と蘇瓷は、浣衣局へと向い、衣に毒が仕込まれた原因を探す。2人は、劉(りゅう)太監に話を聞くことになり、彼は「真相を調べてくれる方を待ち望んでいた」と話す。

劉太監は先帝の崩御の前、浣衣局の女中頭が急に病死したことを疑問に思っていた。彼女はすぐに埋葬されたのだが、数日後何者かに掘り起こされ、焼き尽くされてしまったという。そしてこの女中頭は、針仕事に長けていたと証言する。さらに数人の宮女が病を患い、暇を出されたのだが、その後記録を探しても宮女のことは記載されていなかったという。

宮女は病を患ったのではなく、毒に当たったのではと考えた董如双は宮女に話を聞きたかったのだが、彼女たちの居場所を探すのは困難だった。そこにいつもと様子が違う謝北溟が。董如双たちは、人捜しが得意な謝北溟に「宮廷を追われた宮女」を探してほしいと頼む。

その一方で、裴昭と蘇瓷は宮廷にある「皇帝の暮らしにまつわる記録が収められている」という泓文館へ向かい…。

第24話感想

今回は、謝北溟の義父が雲王であるとの衝撃的な事実が明かされました。謝北溟自身もその事実を知らなかったわけですが、結果的に裴昭たちを裏切る行為をしていたと気づいてしまいました。まさかの事実に驚きましたが、仲間達の事と董如双の事、気持ちが揺らぐ中で、謝北溟には最善の選択をしてほしいです。

そして浣衣局に話を聞きに行った蘇瓷と裴昭は、劉太監から女中頭と宮女たちの話を聞き出しました。一歩ずつ真相に近づいている中で、宮廷から追われた宮女たちの行方が分かれば、さらにこの事件の手がかりを得られそうです。この事件がどうなっていくのか気になりますし、一刻も早く白良族の潔白を証明してほしいです。

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