曹操 (テレビドラマ) 2013 感想

三國志

放送予定

●KBS京都テレビ 放送年 不明 (過去放送あり)

曹操
2013年 全41話
原題:盖世英雄曹操

Amazon 曹操

あらすじ

曹嵩の子として生まれた曹操は、少年時代、宮廷にて、漢王朝が没落していく様を知る。やがて、漢王朝は董卓の専横にあい、時の皇帝・献帝は、家臣であるはずの董卓にあやつられることになる。董卓の専横に疑問を持った袁紹・袁術兄弟は、反董卓軍を募って、董卓に対抗する。曹操は、袁紹に共感をし、反董卓軍に参加。危機を感じた董卓は献帝とともに都・洛陽を捨て長安に逃れる。反董卓軍の孫堅は、洛陽を攻めたが、洛陽は焼失していたのだった。反董卓軍はこれを機に解散。やがて、董卓は長安で養子の呂布に殺され、長安は混乱に陥る。しばらくして、曹操は献帝を自らの領土であった許昌に招き入れた。皇帝を救い出し、漢王室の復興の大義名分を持った曹操に立ちはだかったのは、軍力の勝る袁紹であった。曹操は、袁紹との戦いに挑み…。

引用元:Amazonプライム 曹操

キャスト

曹操役 チャオ・リーシン 赵立新

画像出典:cinemart 曹操

字は孟徳。優れた政治家、軍事戦略家、作家、書道家。

漢王朝の終わりには、世界は混乱していました。曹操は、袁紹に共感をし、反董卓軍に参加。やがて、董卓は長安で養子の呂布に殺され、長安は混乱に陥る。しばらくして、皇帝を救い出し、漢王室の復興の大義名分を持った曹操に立ちはだかったのは、軍力の勝る袁紹であった。曹操は、袁紹との戦いに挑む。

卞夫人役:龔潔

元の妻である丁夫人が廃止され、曹操夫人が曹操の妻になる。彼には4人の息子、子は曹丕・曹彰・曹植・曹熊。諡号としては武宣皇后。

貂蝉役:ハン・シュエ

古代中国の4大美人の1人である 貂蝉 。義父の王允の育てた恩に報いるために、董卓と呂布を仲違いさせる計画することに専念する。「連環の計」

予告動画

https://youtu.be/KljLvS4veuI

動画配信

※配信は記事作成時のものです。(配信期間が終了している可能性がありますので、該当サイトにてご確認ください。

Amazonプライム曹操(吹替版) (※2022年時点、配信されていません。)

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感想

バブ君

本作品は幼少期から官渡の戦いで、袁氏を滅ぼすまでの曹操の前半生に焦点が当てられています。洛陽北部の都尉をつとめ終え、曹操主導による反董卓連合の結成。董卓の死後、当時の皇帝(献帝)を自身が在留する首都許昌に向かえ入れる事に成功し、皇帝を利用しながら権限を拡大。徐州で勢力を確立していた呂布を掃討。更に北方の名門で大勢力を有していた袁紹を官渡の戦いで倒して中国北部を平定するまでのあらましが描かれています。

私個人的に曹操の一生を考察すると、人生の中で最も大きな敗北を喫した赤壁の戦いあたりが、一つのターニングポイントになると思います。「治世の能臣、乱世の奸雄」と言われた通り、曹操の権力基盤や領土は前半生において破竹の勢いで伸びあがり、赤壁の戦いに敗れた事で、軍備再編が必要となったため南方への進行は一旦ここでストップ。三国が鼎立する時代へと突入していきます。後半生でも曹操の勢力は緩やかに拡大していくものの、本作品ではまさに彼が時流に乗り権勢の基盤を作りあげるまでの前半生にスポットが当てられているあたりに作者のこだわりが感じられます。

本作品では他の三国志シリーズと比べ、見た目で引き付けられる派手な戦闘シーンなどは比較的少なくどちらかというと人物の人間模様や心理的な部分がクローズアップされているのが特徴的です。そのため、三国志の知識がない状態でいきなり見るよりも、どちらかというと有る程度、三国志に対しての予備知識を持ってから見た方がより一層人物の苦悩や心理に同調ができて楽しめる部分が増えるのではないかと思います。

また、三国志演義等に登場する一般的な曹操像(いわゆる万能で聡明だが、自信過剰で自分に逆らうものに対しては容赦しない。誰しもが尊敬と畏怖を抱くイメージ)と本作品で登場する曹操には大きなギャップが感じられます。他作品でみられるような何事にも不動で決断力と自身に満ち溢れている曹操の姿はこの作品中では見受けられません。元来英雄と言われている歴史上の人物は案外こうした人間模様が有るのかも知ませんね。他作品ではそれをより一層美化、英雄化し作品に反映されているケースが多いのではないかと思います。

この作品では、彼が権勢を拡大していくにあたり、苦悩や葛藤で苦しみながら様々な決断を下していく様子がみてとれ、等身大で生身の人間としての曹操が描かれています。曹操の半生の中で発生した歴史的事実を客観的に見て「あの時の曹操は実際には、この作品中のような苦心をしていたのかな」と新たな目線で見ることができるのではないかと思います。こういった部分も三国志のコアなファンが楽しめる所なのではないかと思います。是非、三国志ファンに新たな視点でこの作品を見て楽しんで頂きたいと思います。

【放送情報】

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