秀麗伝 25話・26話・27話・28話 あらすじと感想

秀麗伝~美しき賢后と帝の紡ぐ愛~

秀麗伝~美しき賢后と帝の紡ぐ愛~ 2016年 全50話

dim-sumさん

第25話 あらすじと感想

第25話 大英雄から“逆賊”へ

呉漢達が去り麗華は劉秀がお人好しだと呆れます。そして決起より平国の方が難しく河北宣撫は大変な仕事だと皆で話します。麗華の兄陰識は、麗華からの手紙で邯鄲にいると知り、鄧禹に発破を掛け、鄧禹も河北へ向かうと言いました。

宮中では更始帝に朱鮪が長安への遷都を勧めます。李軼は劉秀が邯鄲で民を恭順させ、英傑も旗下に入り兵も募っていると報告します。朱鮪は赤眉軍と結託すれば洛陽が危ないと言い、皇帝も馮異を動かせと命じました。

李軼は、馮異の父の髪と丁柔に指を馮異に送り「謀反をけしかけろ」と命じます。馮異は劉秀に、劉家を代表し立ち上がれと言いますが、二度と口にするなと言われ失言だと謝ります。

景帝の曾孫・劉林が劉秀を訪ねてきて、赤眉軍を倒すため黄河の堤防を壊せと提案。下流域の人民の命を顧みない劉林を劉秀が罵倒します。馮異は、狭量な劉林はこのままでは終わらないと予測。堤防を壊そうとした劉林を、劉秀が止めました。劉秀は劉林の勢力圏を出て、北上し薊州へ向かいます。

かつて劉秀の軍に居た占い師の王郎が劉林を訪ね、自分は成帝の子劉子輿だ、河北の者は劉林が決起すればなびく、共に劉家の正統として天下を取ろうと結託することに。

劉林たちが劉秀に賞金を懸けたと知らせが入ります。そこへ附近の豪族の子息耿弇が劉秀に従いたいと来て、北上を勧めます。しかし馮異は一度洛陽に戻ろうと言い、耿弇は父に援軍を求めると帰って行きました。麗華は馮異の提案を不審がります。

プライドが高い劉林は、民の命より自分が皇位に付ければ良いという考えでした。そして王郎の読み通り、民は王郎たちが正統と言い、更始帝を逆賊と笑い、劉秀たちは大ピンチです。父と丁柔を人質に取られた馮異が、しきりに昆陽に帰ろうと話すのが気になります。志が高く劉秀を慕う好漢ですが、人質を取られては志も貫けないというところでしょうか。

第26話 あらすじと感想

第26話 厳寒の逃避行

劉秀は、薊州で劉接から更始帝ではなく王郎=劉子輿こそ正統、邯鄲からの兵も近くまで迫り袋の鼠、劉秀の首さえ寄こせば他の人間は助けると言われます。王覇と麗華が飛び込んで応戦。逃げていく劉秀たちに民は逆賊と言いながら物を投げつけました。

王郎は劉秀たちが薊州を出て西南に向かったと知り、洛陽に援軍を求めに行ったと案じます。劉林は、劉秀たちは心配無用、今は河北の豪族を懐柔するのが大切、河北平定後、次は劉玄を倒そうと話します。

劉秀は薊州を出たあと瀕死の状態になります。劉秀は馮異に、今まで何度も助けてくれた、死んだ後首を持ち洛陽へ戻れと言います。続けて家族を人質にとられ、自分を内偵していると知っていたと話し、最後に親友として麗華を新野へ送るよう頼みます。そこへ王覇たちが薬を持ち現れ、劉秀は命を取り留めました。

馮異は面目ない、洛陽へ戻り家族と死ぬと言います。麗華は、洛陽を出るとき丁柔が馮異の家族は自分が守る、心置きなく戦えと言った。丁は姉も同然、陰家が必ず守ると慰め、劉秀や王覇たちも引き留めます。馮異は共に進むことにしました。

劉秀たちは雪が舞う雪原を歩きます。食料も無く寒い中王郎の追手を避け廃村で休憩を取ることに。馮異は、鼠が穴を掘って蓄えた僅かな豆を粥にして劉秀に食べさせ、自分たちは馬を食べることにしました。

夜麗華は馮異と皇帝の話をします。馮異は劉玄は頭は切れるが腹黒い男だった、まさか皇帝になるとはと言い、麗華は自分が知る劉玄はもういないと嘆きます。そこへボロボロになった鄧禹が現れ倒れ込みます。

少数で王莽を倒した後大将軍と誉めそやされたのに、怪しげな王郎が現れた途端逆賊扱いの劉秀に対し、民は非情な手のひら返し。その劉秀は馮異がスパイだと気付いても側に置き大切にします。優秀で義に厚い馮異を信頼していた証でしょう。雪が舞う氷原は寒そうで、こちらまで凍えそうでした。

第27話 あらすじと感想

第27話 決死の渡河

翌朝鄧禹は、麗華に買った簪を髪に差そうとして落とし、2つに割れた一方を麗華が、もう片方を鄧禹が差して今後は麗華の願いを叶えると誓いました。鄧禹は劉秀の威厳を世に示し偉業を手伝いたいと話し、劉秀もこれに応えます。

洛陽では、伯姫が婚儀のあとも李通を拒絶し、別々に夜を明かします。翌朝朱佑は、河北で命を狙われる劉秀に皇帝が援軍を出さないと憤ります。李通は、それは皇帝が劉秀を死地に追いやり、劉秀も服従する気が無く命懸けで河北へ行ったから、と話します。

河北へ向かうという朱佑に、李通は劉玄に謀反を疑われ一族皆殺しになる、劉玄が遷都に集中する時を待とうと話ます。、更に劉秀の周りには昆陽以来の精鋭が居る、王郎等に負けない。今は共に劉一族を守ろうと伯姫を慰めます。

薄い氷の上を慎重に渡る一行の後に、追手が近づきます。麗華は一行が渡り終えた後、1人氷を割って退路を断ち敵と対峙し川に落ちました。その後進路に迷い途方に暮れる一行の前に、深々と頭を下げる老人が居ます。老人は信都はまだ落ちていない、路を進めと告げます。

信都を守る任光将軍は、一行を城に入れました。麗華は、川に落ちた時流産したと診断され、医師には劉秀には内密にして貰います。心配する劉秀に、直ぐに良くなると笑いました。任光将軍は近くの和戎も王郎に抗戦し、兵は合わせて6千ほど居ると話しました。一行は王郎に対抗するには河北で戦った方が良い、奔命兵を集めると決めました。劉秀たちは奔命兵を雇うことを不安視しますが他に策はなく、王覇は王郎を成敗すると息巻いています。

突然現れた老人を、一行は仙人と思ったようです。馮異と鄧禹は仙人が道を示した大業は成る、天が味方した信都は安全、諦めるなと励まし合い進みます、英雄ものあるあるです。それにしても麗華は身が軽いとはいえ、1人で一軍を相手にするとは見事な女傑ぶり。だからこそ流産し泣く様子が哀しく、辛くなりました。

第28話 あらすじと感想

第28話 結盟の条件

兵を募集すると数千が集まり、劉秀は北上を決めました。傷が治らない陰麗華は、信都に残り療養を続けます。そこに陰家の護衛・尉遅峻が姿を見せ、雪原でさまよう麗華たちに路を示した老人は自分が扮していたと明かし、陰識から麗華を守れと命じられていると話しました。

洛陽では更始帝たちが、劉秀に豪族が多く従い一大勢力になったと警戒しています。皇帝は劉秀が王郎に負ければ死罪、勝って戻れば兵力を奪うつもりでいます。麗華は尉に馮異の家族を救って欲しいと頼み、麗華の弟陰興と侍女琥珀が牢に侵入、丁柔のみ取り残され、朱鮪と長安へ移されました。

劉秀たちは、王郎との戦いを有利にするため、10万の兵力を持つ真定の劉揚と結盟を考えます。劉揚を味方にすれば王郎を挟み撃ちできると判断し、劉植を派遣します。他方の劉揚は劉秀の誘いを受け迷っている、と妹の過主に相談します。過主は劉秀は帝王の相があり大成する人物、娘過珊彤を嫁がせ血縁を結ぶよう提案。劉揚も劉秀を傀儡に天下を奪える名案と喜び、早速劉植に返事をします。

劉植の報告を受け、将たちは提案を受け入れるよう言いますが、麗華以外娶らないと決めている劉秀は断固拒否。しかし将たちも大局を見て判断しろと迫ります。信都で程医師の薬を飲み療養に専念している麗華を、尉が劉秀が居る昌城へ連れ出します。麗華は劉揚からの提案を聞き、将たちが劉秀を説得する場に駆け込みます。麗華と2人になった劉秀は、麗華に謝り、劉揚と結盟せずとも手はあると慰めます。

流産後、不自由な体を押して兵士の子供や妻たちに食料を与える麗華は、身体が不自由で戦えない分、劉秀の妻として役立とうと励んでいるように見えました。一方劉秀の部下たちも王郎を倒そうと策を考えたのでしょう。しかし見るからに一癖ありそうな劉揚は信頼に値するのでしょうか。

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