大唐流流~宮廷を支えた若き女官~ 2021年 全55話 各45分 原題:骊歌行 英題:Court Lady
dim-sumさん |
第41話あらすじと感想
太子(たいし)たちの騒動に出くわした皇后は、太子妃に「これ以上、出過ぎたまねをしたら廃妃として東宮(とうぐう)から追い出す」と告げる。皇后は韓(かん)王と太子の仲がこれ以上悪化しないように、韓(かん)王をしばらく長安(ちょうあん)から離れさせる。一方、孫霊薇(そんれいび)は陸琪(りくき)との結婚を取りやめにしてもらうよう、太子妃の元を訪ねる。しかし、太子妃は妹のある持ち物を見て、妹が盛(せい)家の人間と通じていることを知ってしまう。誰も信じられなくなった太子妃は大胆な行動に出て…。
引用元:BS12 大唐流流~宮廷を支えた若き女官~
后の言葉を聞き、一度は反省した太子妃ですが、側近の双喜に梁王と歆楠公主が悪い言われ、自分は悪くないと開き直ります。その公主は皇后に呼び出され、罰を恐れて傅柔に助けを求めます。傅柔の作戦は成功して、皇后は公主と盛楚令との結婚を認めました。
韓王は、太子に誤解されている、弁解したいと皇后に訴えます。皇后は時間が経てば太子も落ち着くと言い、長安を離れ祈祷に向かうよう勧めます。韓王は王妃に、賢い妻を得たのは一生の幸福だと言い、旅立ちました。
太子妃は、妹の孫霊微が公主と同じお守りを持っていると気付き、自分の周囲は皆韓王府側だと感じて孤独を深めます。そこへ、発熱した太子妃の子を心配した皇后が、子供を引き取るため傅柔を派遣。子供を取り返そうとする太子妃に、覆水が皇后を怒らせると廃妃になる、傅柔はじめ盛家一派が太子妃を追い詰めていると囁きます。
太子妃は、実家の下女に韓王府から贈られたナツメ菓子を渡し、霊薇がこれを食べて死んでしまいました。
霊薇は毒入り菓子を食べて死に、それが韓王妃の手作りだと聞き驚く皇后。そこへ太子夫妻が現れ、韓王を罰して欲しいと詰め寄ります。韓王は関係ないと言う皇后に、太子妃が韓王妃の名を出し、皇后は韓王妃を罰せよと命じました。良く調べて法に基づいて罰を与えて欲しいと訴える傅柔から令牌を取り上げ、監禁します。
傅柔は周王に助けを求めようと逃げ、周王の母・顔妃に会います。顔妃は、筋は通っているが利益はなく、皇后には逆らえないと傅柔を捕まえました。韓王妃は死ぬ前に韓王に会いたいと訴えますが叶わず、毒杯を飲み亡くなります。
怒涛の展開でした…皇后に禁じられ楚令を罰せられず、投げやりな太子、そして全く反省しない太子妃。皇后が太子妃に厳しいのは、太子を罰すると皇家のメンツが傷つくから、替わりに妻を罰する。太子妃は理解できないのか?一方韓王妃、漢気ありつつ可愛く賢い女性で、私は好きでした、残念です。
第42話あらすじと感想
韓(かん)王妃が亡くなり悲しみに沈む王府に、韓(かん)王が戻ってくる。妻の死を認めたがらない韓(かん)王は返事をするはずもない韓(かん)王妃に優しく語りかけるが、周囲の涙を誘うばかりだった。そこへ盛楚慕(せいそぼ)も駆けつけ、悲痛な叫びをあげる。一方、投獄された傅柔(ふじゅう)は、面会に来た周(しゅう)王から韓(かん)王妃の死を知らされる。葬儀の日、盛楚俊(せいそしゅん)は姉の霊前で「必ず敵(かたき)を討つ」と誓い、次の瞬間、短剣を振りかざし韓(かん)王に襲いかかるのだった。
引用元:BS12 大唐流流~宮廷を支えた若き女官~
傅柔は周王に、皇后を説得できずに韓王妃を死なせたと嘆きます。周王は自分を責めるなと慰め2、3日で牢から出すと言いました。しかし傅柔は、牢に居るほうが、姉を亡くした盛楚慕の辛い気持ちに寄り添えると断ります。
韓王妃の葬儀では盛楚俊が、韓王が恋人の孫霊微を毒殺し、姉の韓王妃を殺したと言い、韓王を殺そうとします。これを止めた兄の楚慕も共謀していると言い、楚慕は楚俊を追い出しました。楚俊は楚慕の部屋から太子から趙王宛の手紙を持ち出し、行方不明に。
朝議では、皇帝が太子に官吏の不正調査を命じます。すると韓王が、不正をした官吏が陸雲戟に賄賂を贈り考課で高く評価された、と訴えました。雲戟は考課担当を外され、雲戟を担当に推した太子と韓王はにらみ合いに。覆水は太子に、雲戟を助けるには、皇帝に戦の手腕を見せつければ良いと言います。太子は今は平穏だと応えると、ならば戦を起せば良いと唆します。
皇帝は、体調不良が続く皇后を見舞います。皇后は歆楠公主と楚令の結婚を許して欲しい、そして太子と韓王がもし争っても命だけは助けてくださいと頼みます。翌朝皇帝が目を覚ますと、皇后は亡くなっていました。
太子は、自分が韓王と争い心労で皇后が亡くなったと自分を責めます。しかし太子妃は、太子を理解しない周囲が悪いと慰め、太子も韓王に対して憎しみを募らせます。
そのころ盤子方は親しくなった梁王宅に居ました。今後太子側に就くと言う梁王に楚俊を引き合わせ、梁王は楚俊から趙王の手紙を手に入れます。
太子と韓王の亀裂は深刻になり、魯国公府の盛家兄弟も争うことに。趙王と太子の手紙のことを楚俊に教えたのは怜燕児、スパイとして楚慕に接近したんですね。子方は怜を使って情報を得て、覆水と共謀して楚慕たちを争わせる。そして梁王のご機嫌取りするのは何故?雲戟への復讐はもう諦めたのか?傅柔は恩赦で釈放され下級の雑役担当に降格。今後は後ろ盾も無くなり、周囲から虐められそうです。
第43話あらすじと感想
掖庭(えきてい)局の雑用係に降格した傅柔(ふじゅう)は、宮中で盛楚慕(せいそぼ)に会うも相手にされない。しかし、盛楚慕(せいそぼ)は傅柔(ふじゅう)を気に掛け、秦(しん)王に傅柔(ふじゅう)の居場所を知らせて、会いに向かわせる。一方、盛楚俊(せいそしゅん)は太子(たいし)に趙(ちょう)王宛ての文(ふみ)を届け、一目置かれる存在となる。厳子方(げんしほう)も太子側につき、汚職事件の調査中で身動きの取れない陸(りく)父子に、ある提言をするのだった。
引用元:BS12 大唐流流~宮廷を支えた若き女官~
第九皇子の秦王は傅柔を師と呼び、行方を捜していました。楚慕から居場所を聞きて掖庭
に来て、一緒に食事を摂ります。しかし尚礼局の女官に叱られ、傅柔が説得し帰って行きました。
女官2人は傅柔をいじめて、傅柔を嫌う顔妃に取り入ろうと相談。そこに亡くなった皇后付きの韋松が現れ、人が少ない清酔閣への異動を提案します。
太子側に付いた盤子方が陸雲戟を訪ね、盛国の件を皇帝に奏上するようアドバイスします。陸琪は反発しますが、雲戟は陸家がピンチにある今、味方はありがたい。子方を敵視せず太子側同士、助け合おうとこの提案に乗ります。そして皇帝は雲戟に盛国討伐の主帥を命じ、杜寧を補佐役(実は雲戟の監視役)に付けました。
清酔閣で傅柔が太子の子をあやしていると、下人が子を殺そうとします。更に衛士もグルで当てにならず、立てこもる傅柔を韓王の命令だと説得しました。傅柔は韓王はそんな命令をしないと拒否し、子を命懸けで守ります。そこへ韋松が現れ、皇后の遺書を見せて傅柔を「尚宮(女官の最高位)」に命じます。
掖庭は罪人の家族も居て皆助け合う所だと思っていた、と傅柔。ここでも正論を吐いて「偽善者」と呼ばれ、虐められます。梁王にも「真面目過ぎて疲れないか?」と言われました。この梁王、傅柔を庇ったり奪った丸薬の残りを返し、キャラが変わったみたい。相変わらず皇帝に叱られて妾を殴りますが、虐めていた盈盈には歩み寄ります。
皇帝は、楚慕に宮殿近くで兵の訓練をするよう命令しました。太子や陸家などが不穏な動きをしていると気付き、楚慕に警備を任せるという意味かな、と思いました。
亡き皇后は傅柔なら私を捨て、法だけに従う人物だと見極めて尚宮にしたのですね。でも自分の孫の命を賭けて最終テストを行うとは、大胆で冷酷。常に側に居て修羅場を見てきただろう無表情な韋松。傅柔に「頼みましたよ」と言った時、珍しく感情が籠っていました。皇后の想いを伝えたかったんですね。
第44話あらすじと感想
尚宮(しょうきゅう)に昇格した傅柔(ふじゅう)は、六局二十四司の女官の選抜から掖庭(えきてい)局の在籍者を排除しようとしていた何司賛(かしさん)の誤りを正し、宮規に基づき選抜を行うよう方針転換をする。後日、選抜に受かった女官の中に小鹿(しょうろく)の姿があった。一方、盛国では反乱軍平定のための軍議が行われていた。陸雲戟(りくうんけき)は杜寧(とねい)の献策を受け入れるが、それはあくまでも表面上のことであり真の目的は別にあった。
引用元:BS12 大唐流流~宮廷を支えた若き女官~
皇帝は、皇后亡き後の後宮を、周王の母顔妃に任せたいと話します。しかし傅柔は、病弱な顔妃を心配して、皇后の指導係だった王太妃なら経験豊富で皆が安心すると提案、皇帝もこれを受け入れました。
盛国では、杜寧が反乱軍に投降を呼びかけようと言い、主帥の陸雲戟も同意します。しかし、雲戟は交渉を長引かせて敵を強大にしてから打ち取るつもりでした。雲戟の予想に反して、敵は交渉に応じましたが雲戟は使者を殺し、これを見て皇帝に密書を送ろうとした杜寧も殺害します。
傅柔は、百騎が訓練している禁宛で盛楚慕と再会。そこで楚慕の姉韓王妃の死を何故止めなかったと責められます。楚慕に腹を立てた傅柔は平手打ちし、居合わせた周王が楚慕に、自分の思い通りに動いてくれたと礼を言います。傅柔は親しい李宝林に、今でも楚慕を思っていると泣いて打ち明け、李は悪縁ねえと呟きました。
陸琪には、密告しようとした杜寧を雲戟が殺したと知らせが届きます。これを聞いた傅音は、自分が杜寧と婚約していたことや、母の仇を討つために陸琪を誘惑し陸漢星を殺したと打ち明けます。ショックを受けた陸琪は泣き叫びました。
東宮では、楚慕の弟楚俊が衛士として働いています。太子妃は楚俊が亡き妹・孫霊微のかんざしを持っているのを見て、2人が恋仲だったと知ります。そして無くなる前に妹が愛を知って良かったと呟きました。
楚慕は、皇后の近くに居た傅柔なら姉の死を防げたはずとか、怜燕児は傅柔と違い素直だから愛してるとか酷いことを言います。でもその顔は泣きそうな子供のようで、私には八つ当たりして甘えているように見えました…。甘えると言えば、梁王も盈盈に、もう治った傷の手当てをせよと、急に「懐く」ように。2人の様子を見た盤子方は、焦ってましたね、今更です。
仕事熱心な傅柔は、後宮の主に王太妃を推薦して顔妃の恨みを買い、「何時まで生きていられるかしら」と言われます、優しそうに見えて顔妃って怖い人なのね。
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