成化十四年~都に咲く秘密~ 41話・42話・43話・44話 あらすじと感想

成化十四年~都に咲く秘密~

成化十四年~都に咲く秘密~2020年 全48話 原題:成化十四年(英語:The Sleuth of Ming Dynasty)

nanaさん

第41話 あらすじと感想

事件解決の褒美として昇進した唐泛は、希望通り、順天府への復帰を果たす。その初日、高義(こうぎ)将軍の夫人が順天府に押しかけ、帰宅した夫は偽者だと訴える。手がかりに困った唐泛は隋州にも捜査協力を要請。高義に面会した隋州は、その身分に偽りがないと確信しつつも、元捕虜らしからぬ振る舞いにいささか違和感を覚える。そして高夫人から話を聞いた唐泛は、この謎の突破口を夫人から切り開こうと決意する。

引用元:bs11 成化十四年~都に咲く秘密~

唐泛はまた順天府に戻りましたが、今度の役職は府尹といって順天府のトップ、一番偉くなりました。お世話になっていた師兄の潘賓も順天府に戻ってきましたが、立場は逆転してしまいました。唐泛が着ている赤い衣装は以前は潘賓が着ていたもの・・・なんか師兄が可哀そうです。もし唐泛が皇帝から命じられた刑部尚書を受けていれば、今頃は潘賓も刑部侍郎になれたはず。40話では書き忘れたけど、刑部尚書は中央政府の六部の一つ刑部の長官の事、そして侍郎は次官、刑部の仕事は司法を担当するので、現代でいえば法務大臣クラスには偉くなれたのに。しかも皇帝が任命したの断るなんて、他のドラマじゃこんな場面めったに見ない、皇帝に逆らうなんて普通はしないでしょ、重罪になってしまう。こういうところ曲げずに自分の意見を通す唐泛は並の人間じゃない、ある意味凄いです。

この41話は大きな事件が片付いて少しだけ平和な時間がやってきています。無事仲直りした唐泛と隋州が可愛くて仕方ないです。汪植でさえ蚊帳の外って感じで、じゃれてる唐泛と隋州、以前の様にみんなで食卓を囲む姿が凄く幸せそうで良かった。

久しぶりの隋州の料理は見てるだけじゃつまらない一緒に食べたいです。それから隋州も錦衣衛の百戸に戻り、紺の衣装に戻りました、やっぱりカッコイイ、隋州に威厳が戻ってきた感じ、カワイイ唐泛と対照的に大人の男の魅力全開の隋州、汪植も含め三人とも大好きなんだけどなぜか隋州に目がいってしまう、私はホントに隋州が好きなようです。でも基本目のクリっとした人好きなので唐泛の方が顔はタイプなんだけど、とにかく細マッチョが大好きで、隋州の胸筋がメッチャお気に入りです。

第42話 あらすじと感想

高義にオイラトでの30年間について尋ねた唐泛は、彼がオイラトの将軍として武功を立て、第2王子オシュ・テムルの師として従事しながらも、明とオイラトの戦を避けるため長年ひそかに力を尽くしてきたことを知る。だが、オイラトでの権力闘争により明に送られた高義は、今や明でも重罪人として追われる身になっていた。高義と共に行動すると決めた唐泛が、歓意楼で開かれる密談の場へ向かうと、そこへ宿敵・李子龍が現れる。

引用元:bs11 成化十四年~都に咲く秘密~

オイラトから帰ってきた将軍・高義は30年前に捕虜になった後、オイラトの将軍になり両国の為一人頑張ってきたけど、理解してくれない人たちによって重罪人にされてしまいました。でも唐泛は高義の話を聞き味方をすることにしました。唐泛らしいです、他人が何と言おうと自分が感じたものを信じる唐泛らしい選択です。高義は30年間いろんな苦労をしても最後には明の為に動いてくれてるのだと思います、彼の人生を聞いたら切なくなってしまい唐泛には絶対に高義を助けて欲しいと願うだけです。

なのにオイラトから高義を追いかけてきた人々は家族と共にオイラトに連れ帰ろうとしています。仕方なくオイラトの為に歓意楼で行われた密談に参加した高義と唐泛は李子龍と出会ってしまい、唐泛は冷や汗ものでした、悪事のあるところに必ず現れる李子龍、まさか唐泛が紛れ込んでるとは思わないよね、ここで見つかったら殺されてしまうかも。

でも李子龍がいるってことは博浪も関係すること、いよいよ最終決戦が始まる時がくるかと思うと怖くて仕方ないです。しかし高義の30年は長かっただろう、都で待っていた奥様にとっても大変な30年だったでしょう。この2人の事、色々あったようだけど誰も責めることはできないと思う。二人の運命は自分達ではどうしようもない事だったのですから・・・でも汪植の歓意楼で密談をするとは李子龍は恐ろしい、大胆不敵な男です。

唐泛が鉄市のウユンプラガ を訪ねるシーンがありました、ドゥルラがいないこと私にとっても切なくて寂しい気持ちになりました、ドゥルラにもう会えないなんで信じられません。

第43話 あらすじと感想

唐泛は自らを敵に差し出すことで皇帝暗殺計画の情報を手に入れた。そして高義の協力で敵の計画が汪植へと伝えられる。広い城内で万全の警護をするべく奔走する汪植に対し、隋州はというと、敵の手に落ちた唐泛の救出のため、その糸口を探していた。すると、街で一風変わった轍(わだち)を発見する。一方、唐泛は窮地に陥りながらも、これまで密かに自分を救ってくれていた人物が誰なのか考え、予想は確信へと変わりつつあった。

引用元:bs11 成化十四年~都に咲く秘密~

皇帝の暗殺を防ぐため自ら李子龍に捕らわれた唐泛、今までの状況から考えても李子龍に捕まったら命はないかもしれないのになぜなのか、ここまでヒーローになっちゃうなんて、けちんぼで喧嘩の弱かった以前の唐泛とは別人の様です。そんな唐泛を必死で探す隋州、どんな小さな手掛かりでも逃さないように探す姿はさすが錦衣衛というか唐泛愛しかないかも。そして汪植も唐泛の事を心配していると思うけど、今は皇帝の暗殺を阻止することに集中している様子。三人がそれぞれXデーに向かって全力で頑張っています。

だけど李子龍は捜査の裏をかいて行動してる、本当に阻止なんてできるのか、カギは青歌でしょ。どうしても唐泛の事殺せないのは好きなのかな、唐泛は匂いで彼女の事気が付いた様です、彼女がどう動くかがカギなのです。 しかし唐泛の変装は女装から髭のオイラト人まで結構似合ってます。女装はとっても可愛かったけど、このワイルドな髭の唐泛も素敵、特に髪型が好きです。李子龍の唐泛を見つめる目がなんとも好きになれない、獲物を狙う動物みたいな目で、あんなふうに見つめられたら怖いです。

李子龍を演じるワン・マオレイのこういう演技は素晴らしいです、こういう芝居の上手な悪役の存在でドラマの世界にどんどん引き込まれていきます、彼の存在感が増すごとに面白いドラマになっていくようです。

第44話 あらすじと感想

汪植は皇帝暗殺に備え数々の対策を打っていたが、肝心の李子龍は捕縛できずにいた。隋州もまた唐泛の行方が掴めず、手がかりを求めて金三娘を尋ねる。だが、金三娘が不在とわかったその時、彼女から助けを求めるのろしが上がったとの知らせが入る。隋州は金三娘の捜索へ向かうが…。一方、李子龍に囚われた唐泛は、皇帝と万民のどちらかを選ぶよう迫られる。覚悟を決めて問いに答えた唐泛に李子龍はなぜか博浪の完成品を手渡す。

引用元:bs11 成化十四年~都に咲く秘密~

青歌のおかげで助かった唐泛、金三娘も青歌も唐泛にとって敵だったハズなのにいつの間にか味方になってる、唐泛には人を引き付ける力があるみたい、汪植も唐泛を探すまでいかないけど凄く心配してる様、冬児の事を訪ねて行って黙って一緒に水餃子作ってくれたのがとっても優しい、汪植と冬児の二人は子供の頃から苦労してるっていう共通点があるからか、他の人に見せない姿を冬児には見せてている気がします。

冬児の為にも唐泛を見つけて欲しかったけど、博浪と一緒に開放されてとりあえず助かってホッとしました。でも李子龍のところに博浪があったって新たな恐怖がやってきてしまった。最終的な選択は皇帝の命か100万の民の命か?汪植なら迷わず皇帝を選ぶでしょ。

唐泛は100万を選ぶって言ってたのはどういう意味だろう?唐泛にとっては姉や隋州そして家族たちも守りたいと思う。自分の家族を守れないなんて自分の命を懸けてまで頑張る意味がないと思うでしょ。

ドゥルラが死んで、大切なものを失った唐泛はもう大切な人を失いたくないはず、トレードマークの真っ赤な民族衣装のドゥルラが出てこないだけで、ドラマ見てて私も凄く寂しく感じてます。物語はあと4話を残すだけになって、予告では李子龍の手下たちと唐泛達が直接対決する場面が、唐泛も汪植も黒装束でいつもとは全く違う本気モードの戦いです。このまま最後まで唐泛と隋州と汪植の3人が全力で頑張ってるカッコいい姿見届けます!

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