錦月如歌(きんげつじょか) 強く美しき誓い 2025年 全36話 原題:锦月如歌
第5話の見どころ
中元節の灯籠流しで描かれる禾晏と肖珏の穏やかな時間が印象的な第5話。亡き人を偲ぶひとときの中で、二人の距離は少しずつ縮まり、肖珏のさりげない優しさに禾晏の心も揺れ動きます。一方、争旗大会では禾晏が卓越した知略と統率力を発揮し、見事な勝利を収めるものの、九旗営への選抜では思いもよらぬ結果が待ち受けます。努力が報われない現実と新たな陰謀が交錯し、物語は次なる試練へと進んでいきます。
第5話のあらすじ
禾晏は幼い頃をふと思い返していた。男として生きることを強いられ、「何如非」として学堂へ通っていた当時、周囲からは絶えずいじめを受け、靴の中へ泥鰌を入れられることさえあった。そんな中、表面上は冷淡な態度を取りながらも、いつも陰で手を差し伸べてくれたのが肖珏だった。その頃から変わらない彼の不器用な優しさは、今も禾晏の胸に深く残っている。
一方、掖州では新たな問題が浮上する。県令・孫祥福が不作を理由に軍糧の納入を先延ばしにし始めたのだ。その背後には、丞相・徐敬甫の意向があることは明らかだった。残された軍糧でしばらくは持ちこたえられるものの、肖珏は争旗大会が終われば自ら掖州へ赴き、孫祥福の真意と徐敬甫が送り込んだ密偵の存在を確かめる決意を固める。
七夕が過ぎ、中元節を迎えると、人々は川辺で灯籠流しを行い、亡き人へ思いを捧げる。禾晏もまた一つの灯籠を静かに川へ流す。それは、何家の娘として生き、飛鴻将軍として名を奪われた「過去の何晏」と決別するための祈りだった。新たな人生を歩む覚悟を胸に、灯籠が夜の川面へ流れていく様子を見つめる。
程鯉素は大きな灯籠を用意し、それは肖家と自分の家族、二つの家のために流すものだと話す。その言葉から禾晏は、肖珏には兄・肖璟がいたことを初めて知る。勇猛果敢な肖珏とは対照的に、肖璟は穏やかで人望も厚く、家族思いの人物だったという。
やがて肖珏も川辺へ現れ、亡き家族を偲び始める。禾晏は思い切って声をかけ、一緒に灯籠を折ろうと誘う。最初は子どもの遊びだと相手にしなかった肖珏も、禾晏の挑発に乗せられる形で席につき、二人は肩を並べて灯籠を作り始める。ふと指先が触れ合うと、肖珏は驚いたように手を引く。禾晏は冗談めかして彼をからかうが、女性であることを知っている肖珏は、男女の距離を意識してしまう自分に戸惑いを覚える。
灯籠に火をともす際には、風で火が消えないよう肖珏がそっと手をかざす。その距離の近さに、禾晏は思わず胸を高鳴らせる。二人の間に流れる空気は、これまでとは少しずつ変わり始めていた。
そして迎えた争旗大会当日。肖珏は、この大会の成績をもとに九旗営へ入る新兵を一人選ぶと発表する。その言葉に兵士たちは一斉に闘志を燃やし、とりわけ実力者の雷侯は優勝を目指して意気込む。
禾晏は以前の巡察で白月山の地形を細かく調べ、自ら簡易な地図まで作っていた。目立つ場所に立つ旗を避け、誰も近づかない険しい断崖や深い森を狙う作戦を立てる。狙いは的中し、禾晏の隊は危険地帯で次々と旗を獲得。他の隊が競り合う間に着実に得点を重ねていく。
その頃、本営では肖珏と沈瀚が囲碁を打ちながら戦況を見守っていた。沈瀚は雷侯の実力を高く評価する一方、肖珏は知略と判断力に優れた禾晏こそ最も有望だと考えていた。
大会終盤、禾晏の隊と雷侯の隊はともに七本の旗を手にし、最後の一本をめぐる一騎打ちとなる。雷侯が先に旗を手にするものの、禾晏は堂々と勝負を申し込み、見事な武芸と機転で勝利を収める。しかし敗北を認められない雷侯の仲間が不意に矢を放ち、危うく禾晏は命を落としかける。仲間たちの機転で難を逃れた禾晏は、最後の旗も手に入れ、十五本すべてを持ち帰るという快挙を成し遂げる。
誰もが禾晏の九旗営入りを確信する中、肖珏は褒賞の発表を中秋の宴まで延期すると告げる。そして迎えた中秋の日、禾晏は期待を胸に肖珏の到着を待つが、姿を見せたのは沈瀚だけだった。
沈瀚は優勝した禾晏たちへ酒を振る舞う一方で、九旗営へ選ばれたのは雷侯であると告げる。思いがけない結果に禾晏は大きな衝撃を受けるが、軍の決定には従うしかない。悔しさを胸にしまい込みながらも、彼女は再び前を向く決意を固めるのだった。
その頃、都では楚昭が何如非に掖州での合流を持ちかけ、護衛の丁一も同行することになる。しかし何如非はその裏で丁一へ密命を与えており、新たな陰謀が静かに動き始めていた。
第6話の見どころ
九旗営入りを逃した禾晏の悔しさと、肖珏の真意が少しずつ明かされる第6話。酒に酔った禾晏が普段見せない素顔をさらけ出し、肖珏との距離を一気に縮める場面は思わず笑みがこぼれます。一方、命を狙った刺客・丁一との再会により、復讐の物語も新たな局面へ突入。掖州へ向かった肖珏たちは軍糧横領の真相を追い始め、朝廷の陰謀と何家の策略が少しずつ交わり始めます。
第6話のあらすじ
争旗大会で見事な優勝を果たした禾晏だったが、誰もが予想した九旗営入りはかなわず、選ばれたのは雷侯だった。軍営では不満の声が広がり、多くの兵士が禾晏こそ選ばれるべきだったと口々に訴える。しかし肖珏の側近は、「旗争いだけでなく、日頃の行動や資質を含めた総合評価で決められた」と説明し、その決定は覆らなかった。
納得できない禾晏は、一人で酒をあおり続ける。酔いが回るにつれ悔しさが込み上げる一方で、争旗大会での雷侯の動きを思い返し、そこに何か引っかかるものを感じ始める。やがて酔った勢いのまま肖珏の営舎へ押しかけ、遠慮なく彼の名を呼び捨てにして詰め寄る。
酒に酔っていても、自らの正体だけは決して明かさない禾晏は、「なぜ自分を九旗営へ選ばなかったのか」と不満をぶつける。その心の奥では、肖珏が軍中に内通者がいると疑い、自分をあえて選ばなかった理由も理解していた。幾度となく試されても正体を見抜かせなかったため、自分が疑惑の中心から外れたことにも気付いていたのである。
営舎の外では、九旗営へ選ばれた雷侯が二人の会話を盗み聞きし、禾晏が酒の勢いで余計なことを口走らないかと冷や汗を流していた。肖珏もまた、いつ秘密が漏れるか気が気ではない。
やがて禾晏は部屋に飾られた青琅剣を見つけ、「剣舞を披露する」と言い出す。ところが酔った勢いで振り回した剣は制御を失い、肖珏が大切にしていた琴を真っ二つに壊してしまう。それでも禾晏は悪びれる様子もなく、今度は肖珏の腰へ抱きつき、九旗営の定員をもう一人増やしてほしいと甘える。結局最後まで言葉にならないまま眠ってしまい、その姿に肖珏は呆れながらも静かに見守るしかなかった。
翌朝、程鯉素に起こされた禾晏は昨夜の記憶を思い返し、恥ずかしさのあまり頭を抱える。さらに程鯉素の口ぶりから、一瞬、自分が女性であることまで知られたのではないかと青ざめるが、それは杞憂に終わる。
その頃、掖州県令・孫祥福から宴への招待状が届けられる。使者として現れたのは丁一だった。肖珏は軽やかな足取りから、ただの使者ではないと見抜き警戒する。一方、禾晏は丁一の左手の欠けた小指を見て、崖から突き落とされたあの日の記憶を思い出す。自分を殺そうとした刺客がまさに目の前の男であると確信し、怒りを胸に押し込める。
丁一は孫祥福の家へ肖珏と程鯉素を招待するが、禾晏は彼が何家の手先であることを知っていた。さらに程鯉素は、孫夫人から以前縁談を勧められた過去があり、宴に行けば結婚を迫られるのではないかと本気で怯える。肖珏はその弱音を軽く受け流すものの、実際には彼を危険へ近づけるつもりはなかった。
一方、飛奴は楚昭について集めた情報を報告する。阙城で流れた悪評には楚昭が関与している可能性が高く、今回の掖州行きでも最大の警戒対象になるという。
肖珏は程鯉素を危険な場所へ連れて行かず、その代役として禾晏を同行させることを決める。程鯉素になりきるため、禾晏は立派な衣装をまとい、礼儀作法までしっかり覚えて現れる。褒めてもらえると期待していたものの、肖珏から返ってきたのは「本物の程鯉素より背が低い」という皮肉だけだった。それでも禾晏は気を取り直し、三人は掖州城へ向かう。
掖州では孫家へ直行せず、まず宿へ身を寄せる。禾晏は久しぶりの町に心を弾ませ、料理を次々と注文するが、肖珏は無駄遣いだけはするなと釘を刺す。食事を終えた禾晏は、部屋で休むふりをして密かに外出する計画を立てる。
「もう寝る」とわざと大きな声で告げると、隙を見て宿を抜け出し、町の雑踏へ姿を消す。しかし、本人は完璧に尾行をまいたつもりでも、その行動は向かいの楼閣から肖珏と飛奴にすべて見抜かれていた。
一方の飛奴は、孫家へ忍び込み帳簿を調べ、軍糧不足の真相を探る任務へ向かう。肖珏もまた、掖州に潜む陰謀の全貌を暴くため静かに動き始めており、禾晏の復讐と朝廷を巡る策略は、いよいよ一つの線で結ばれようとしていた。
第7話の見どころ
掖州での密命が本格化し、禾晏と肖珏、それぞれの思惑が複雑に交錯する第7話。花街・万花閣では、男装のまま剣舞を披露する禾晏の華麗な姿が見どころとなる一方、楚昭が彼女の秘密に気付き始めます。さらに、令嬢・宋陶陶との思いがけない出会いをきっかけに、女性失踪事件という新たな謎も浮上。恋模様と陰謀、そして事件捜査が絡み合い、物語は一段と緊張感を増していきます。
第7話のあらすじ
掖州へ到着した禾晏は、自分を崖から突き落とした刺客・丁一の動きを探るため、密かに尾行を開始する。しかし、本人は気付いていないものの、その後ろには肖珏も静かに付き従い、禾晏の行動を見守っていた。鋭い感覚を持つ禾晏は、やがて自分も誰かに追われていることに気付き、警戒を強める。
丁一が足を踏み入れたのは、掖州随一の花街にある万花閣だった。気位の高い肖珏なら遊郭には入らないだろうと考えた禾晏は、ここで尾行を振り切ろうと決意する。ところが、以前阙城で占い師に変装していた時に顔を合わせた楚昭と侍女・応香が偶然その場に居合わせ、禾晏を見かける。幸いにも正体までは見抜かれなかったものの、思わぬ再会に禾晏は内心驚きを隠せない。
丁一は数人の舞姫を伴って奥の部屋へ消えていく。後を追おうとした禾晏は、とっさに舞姫へ変装しようとするが、妓楼の女将に捕まり、そのまま舞台へ上がるよう命じられてしまう。断ることもできず、禾晏は面紗を付けたまま剣舞を披露することになる。
舞台に立った禾晏は、美しくも力強い剣さばきで客席を魅了する。その姿は武人らしい気迫に満ち、多くの観客から大きな喝采を浴びる。一方、楚昭はその舞を見ながら、この剣士が以前出会った占い師であり、しかも女性であることに気付き始める。
そこへ現れたのは肖珏だった。まさか彼が万花閣へ来るとは思っていなかった禾晏は一瞬動揺し、剣の動きが乱れる。しかし、その空気を察した楚昭が静かに笛を吹き始め、優雅な旋律に合わせて禾晏は再び落ち着きを取り戻し、見事に舞を締めくくる。
舞が終わると、肖珏は舞姫姿の禾晏へ一輪の花を贈る。禾晏は「正体には気付かれていない」と胸をなで下ろすが、実際には肖珏は最初から彼女だと見抜いていた。ただ、危険を承知で女の身で花街へ潜り込むその大胆さに、半ば呆れながらも何も口にはしなかった。
男装へ戻った禾晏は、店の外で一人の若い女性が無理やり連れ去られそうになっている場面を目撃する。助け出した女性は宋陶陶と名乗り、婚約を嫌って家を飛び出した末、掖州で孫家の御曹司・孫凌に目を付けられたと事情を語る。孫凌は彼女を力ずくで囲おうとし、抵抗した宋陶陶は相手に傷を負わせて逃げ出したものの、なお追われる身となっていた。
宋陶陶という名前を聞いた禾晏は、かつて父が自分に結ばせようとしていた縁談の相手が、太医院首座・宋家の娘だったことを思い出す。その相手こそが目の前の宋陶陶であり、不思議な巡り合わせに驚きを覚える。
しかし孫家は掖州で絶大な権力を握っており、逃げた宋陶陶を町中で捜索していた。禾晏は彼女を男装させて宿へかくまうものの、孫凌はすぐに宿へ押しかけ、正体を見破る。禾晏は咄嗟に「程鯉素」と名乗ってその場を切り抜けようとするが、横暴な孫凌は全く耳を貸さない。
そこへ肖珏と飛奴が現れ、あっという間に孫凌を制圧する。さらに父・孫祥福も駆け付けると、相手が封雲将軍・肖珏だと知って青ざめ、その場で息子ともども平伏して謝罪するしかなかった。
肖珏は宋陶陶を救ったのが禾晏であることから、その後の世話も彼女へ任せる。話を聞くうちに、宋陶陶は本物の程鯉素の婚約者であり、婚約から逃げた程鯉素を追って掖州までやって来たことが判明する。当然ながら、武術に長けた禾晏が程鯉素本人でないことも見抜いてしまう。
その頃、掖州では若い女性が相次いで姿を消す事件が発生していた。町では孫凌が関わっているという噂が広がっていたが、孫家の権勢を恐れ、誰も真相を追及できずにいた。
そんな中、兵部巡察使として楚昭が掖州へ到着する。孫祥福は早速盛大な宴席を設け、肖珏と「程鯉素」に扮する禾晏を招待する。宴の席で楚昭と再会した禾晏は、かつての青年が兵部巡察使という重要な立場にあることを知り、大きな衝撃を受ける。
それぞれが秘密を抱えたまま一堂に会する宴の始まりは、新たな陰謀と駆け引きの幕開けを予感させるのだった。
第8話の見どころ
宴席を舞台にした暗殺計画と、肖珏を守るため自ら危険へ飛び込む禾晏の献身が見どころの第8話です。毒酒や刺客による襲撃が次々と襲いかかる中、禾晏は失明という代償を負いながらも冷静な判断力を失いません。さらに、肖珏が見せる献身的な看病や、互いに秘密を抱えたまま繰り広げられる駆け引きは、二人の信頼関係の変化を感じさせます。孫家の隠し部屋や帳簿の存在も明らかとなり、陰謀の核心へ物語が大きく動き始めます。
第8話のあらすじ
孫祥福の屋敷では、兵部巡察使・楚昭を迎えた宴が開かれていた。孫祥福は酒席の会話を利用して、丞相・徐敬甫の近況を探ろうとする。楚昭は「相国にも悩みはある」と意味深な言葉を口にするが、それが肖珏に関することではなく、朝廷全体に関わる重大な問題だとだけ語り、それ以上は何も明かさない。真意を読ませない楚昭の態度に、孫祥福はますます不安を募らせる。
そこへ肖珏と、「程鯉素」に変装した禾晏が姿を現す。禾晏は楚昭と再会するが、互いに気付かぬふりを貫き、慎重に振る舞う。孫祥福は息子・孫凌を呼び寄せ、これまでの非礼を詫びさせる。かつての横暴な態度は影を潜め、孫凌は神妙な面持ちで頭を下げるしかなかった。
宴席では、孫祥福が掖州の財政難を理由に軍糧や軍資金を提供できないと弁明する。しかし肖珏はその言葉を信じず、楚昭へ税簿を調査して真実を明らかにするよう求める。話題を変えようとした孫祥福は舞姫たちを呼び、宴席は華やかな雰囲気へ変わる。
ところが、その裏では暗殺計画が進行していた。丁一は隙を見て肖珏の酒へ毒を仕込もうとする。異変を察知した禾晏は、とっさに酒杯を倒し、毒酒であることを暴いてしまう。計画が失敗した刺客たちは正体を現し、一斉に肖珏へ襲いかかる。
武芸を隠している禾晏は、正面から戦うことはできない。それでも巧みに立ち回り、あくまでも偶然を装いながら刺客の攻撃を防ぎ、陰で肖珏を助け続ける。さらに丁一が放った合図から次の一手を察知した禾晏は、肖珏を引き寄せ、自ら薬粉を浴びることで彼を守る。その代償として視力を失ってしまうが、刺客たちは任務失敗を悟ると、その場で次々に自害してしまう。
騒動の後、孫祥福親子は震えながら刺客とは無関係だと必死に弁明する。楚昭は厳しい口調で事件の真相究明を命じる一方、孫祥福と丁一には「決して徐敬甫の名を巻き込むな」と密かに警告を与える。二人はこれまでの計画を認めざるを得なくなるが、背後にいる黒幕だけは守ろうとする。
一方、禾晏が偶然酒杯を倒したことや、不自然な動きを見せたことから、孫祥福や丁一は「程鯉素」にどこか見覚えがあるような違和感を覚え始める。
視力を失った禾晏を前に、肖珏は深い責任を感じる。翌朝には自ら粥を食べさせ、傷の手当てにも付き添うなど、これまで見せたことのない優しさを見せる。その姿に禾晏も複雑な思いを抱く。
診察に訪れた医師の腕前を試すため、禾晏は薬草について質問を投げかける。医師は基本的な知識すら誤って答えたため、彼女は到底信用できないと判断する。実は柳不忘から授かった薬のおかげで視力はすでに回復しており、今も失明したふりを続けていたのである。
しかし肖珏もまた、彼女が本当に見えないのか疑い始める。わざと顔を近づけたり、反応を試したりするものの、かつて本当に視力を失っていた経験を持つ禾晏は、細かな仕草まで完璧に演じ切り、疑いを抱かせない。
その頃、楚昭は侍女・応香へ、孫祥福が徐敬甫とやり取りした帳簿を何としても探し出すよう命じる。一方、飛奴も密かに調査を進め、孫家に隠し部屋が存在することを突き止める。
肖珏は禾晏を囮にして守衛を引きつけ、その隙に孫凌の部屋へ忍び込む作戦を実行する。部屋には確かに秘密の地下室があり、帳簿を隠した仕掛けも見つかる。しかし暗号式の細工が施されており、一歩間違えれば証拠がすべて失われる危険があったため、肖珏は慎重に手を引く。
一方、囮役を務める禾晏は大声を上げて孫凌を引き寄せる。視力を失っていると思い込んだ孫凌は邪な考えを抱き近づくが、その場へ楚昭が現れ、孫凌を厳しく制止する。
それぞれが異なる目的で孫家の秘密を追う中、隠された帳簿をめぐる攻防は、いよいよ決定的な局面を迎えようとしていた。
















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